相撲史に関心・興味のある方どうぞ

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万年十両 沢風、対幕内4─4

2020-08-31 21:02:14 | 日記
 昭和三十四年の新十両、沢 風 富治は
「万年十両」のイメージをもち、その名は
由緒ある醜名だと、思っていた。某書で
調べたら、江戸期に「澤風」はたった2人、
「錦木」の方が多い。
 
 昭和三十五年九州場所
三日目 前十五●鳴門海(吊出し)沢 風〇十両2

 同 三十六年春場所
六日目 前十三●金ノ花(寄切り)沢 風〇十両2
十三日目前十五〇羽子錦(押倒し)沢 風● 〃
十四日目前十三〇信夫竜(外掛け)沢 風● 〃
千穐楽 前十四●清ノ森(上手出投)沢 風〇 〃

 同 三十六年夏場所
十日目 前十四●荒岐山(寄切り)沢 風〇十両3
十二日目前十五〇羽子錦(突落し)沢 風● 〃
千穐楽 前 十〇若杉山(寄切り)沢 風● 〃

 果して、非幕内力士のなかに対幕内5勝以上
を得ているものは江戸寶暦以降何人??
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万年「平年寄」

2020-08-31 13:38:59 | 日記
※昨日の閲覧…705・訪問…349
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 “貧乏神”を最高位とする常陽山の後日談。
彦山光三著『相撲道綜鑑』の「年寄名簿」に
も━(元常 陽 山) 稻 川 七兵衞━と、載って
いるが、昭和十三年引退後65歳の停年まで
「平年寄」で終ったのではなかったか…。
 新潟県出身、本姓が「楡井」と珍しい。小兵
・軽量力士だったみたい。
 幕内力士を破りながら十両(←幕下)止りなのは
江戸時代以来何人を数えるであろうか━把握し
ていない。機会があれば調査してみたいと思う。

 因みに、大出羽海部屋は一時期、年寄衆を
15人も抱えていたが、或る親方曰く「うちの連中
はまるで意慾がない。早朝から稽古場座敷に
顔をみせるが、みんな寝床からみてるのと
同じ表情だ。云々」━だから「斜陽」なんて
揶揄される始末だった。
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新入幕玉ノ海の無気力相撲?!

2020-08-30 20:28:25 | 日記
 日本相撲協会機関誌と銘打つ『相撲』
でも数年前に採りあげられた故 三宅氏
執筆「八百長はなくせるか」の一節━。

〔昭和〕十年春、西十両二枚目の常陽山
(出羽海)西十両四枚目の伊達ノ花(出羽海)
西十両五枚目の射水川(高砂)は、三人そろ
って七勝四敗だったが、伊達ノ花と射水川
が入幕したのに対して、もっとも地位が上
だった常陽山だけが十両に止められた。〔略〕
八百長があったために入幕を抑えられた
のだという。

 この“疑惑”の星は、千穐楽(十一日目)の
東前頭十六●玉ノ海(捲落し)常陽山〇十両二

 新入幕の幕尻、玉ノ海は前日まで6勝して
勝越していた。上記事で話が終りではない。
玉ノ海は「7勝4敗」とみなされて4枚も
昇進した。勝手に想像すれば、常陽山が相手
に「八百長」を申込み、玉ノ海が「無気力」
相撲を取ったことになる。あくまでも、八百長
を持掛けた方を“悪事”と認定するのが、諫早出身
の出羽海もと取締(元小結両國)で、自分の弟子
だって容赦しなかった。
 尚、玉ノ海氏の著書『これが大相撲だ』に触れ
られてない。御本人が忘却の彼方だったかも…。
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勝敗<内容

2020-08-30 13:28:44 | 日記
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 江戸時代の玉野海なんかは入幕力士に
列していないので…。但し、“同名”だから
と云って無暗に“代数”をつけるのは賛同し
かねる。
①関脇・長崎・玉ノ海 梅吉〔改名歴なし〕

②関脇・大分・玉ノ海→玉乃海太三郎
 入幕時は玉ノ海朝弘、幕内最終は代太郎
だが、関脇で連続11勝のとき太三郎である。

③横綱・大阪・玉の海正洋←玉乃嶋正夫
 玉乃嶌のときもあったが、「嶋」と「嶌」
を区別するのは眼が痛くなりそう…。

 今日づけS紙「論説…」でも玉の海梅吉と
書いているが、番附表記はすべて「玉ノ海」で
あった。〔但し、協会刊「勝負星取表」では
平仮名が多かった。〕

 「勝利至上主義」は駄目。彦山論文劈頭に
勿論相撲はあくまで内容本位でなければ…
と━。
 勝利を求めないなら「敗退行為」で「八百長」
を意味する云々は、あまりにも論理が飛躍し、
短絡的思考だと感ずる。
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『大相撲カレンダー』 3部作

2020-08-29 21:29:09 | 日記
 5日間に1度のお知らせ=PRです。

 日本相撲協会制作・発行の『大相撲
カレンダー』が平成22年、翌23年、更に
同28年━3部があります。
 何れも大きさは、横39.5㎝×縦60㎝で
“筒”の状態であります。保存程度は、並
以上乃至美品以下と思っております。
 尚、平成28年のもの、最下部余白右側
に小さな広告物が6枚貼りつけられていま
すが、“骨董価値”を下げるものではない
と確信します。
 御希望の方、先着1名さまに無代進呈 
いたします。運賃のみ御負担ください━
宅急便の“着払い”にて…お願いします。

〒852-8113 長崎市上野町14-11
       田   中       健
 お問合せは jhisa104@ybb.ne.jp
 
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