桜の木で雅印を作りました。
この木 朝倉遺跡の唐門の所の桜の木です。
台風の時に折れてしまったその部分を 保管しています。
何しろ 朝倉遺跡の桜の木ですから 樹齢は400年近いはずです。
幹の中央がすっかり腐ってしまっていて 空洞になっています。
その一部を切り取り 印材としました。
雑菌が入り込んでいますから 黒くなっている部分 腐りかけている部分
その様な変化が 返って味わいが出ています。
鉋できれいに削らないで ノミで跡を残す様に削ってあります。
ワックスを塗り ウズクリで磨きましたから 独特の肌合いになっています。
15mmX15mmの大きさです。
印面はこのように彫ってあります。
石と違い 普通の印刀では彫れませんから 木彫用のノミで刻します。