太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

分断(デカップリング)リスク

2022-09-25 07:43:45 | 日記
 今日は市民講座の日。テーマは「変貌する世界経済と日本の役割」と重厚である。地球温暖化を声高に叫ぶ前に家庭の寒冷化を何とかすべきでは、とアドバイスを受けた者としてはテーマが実生活とは分断されているようにも思うが。『米中対立に加えロシアのウクライナ侵攻と日米欧による経済制裁を契機に、中露が接近し、「民主主義対権威主義」という対立の構図が先鋭化している。分断リスクによって変貌する世界経済の現状を踏まえ、通商秩序の再構築に向けて果たすべき日本の役割について考える』とレジュメにはある。
 確かにコンビニをライフラインの主要インフラとしている身としては世界経済もクソもないのだが。しかし、市民講座は実生活と乖離しているほど面白い。宇宙や人類進化の歴史を面白いと感じることに何処か似ている。何かの役に立つという事も必要だがそれで一体何になるということを学ぶことは学校の勉強と似ている。人類にのみ許された贅沢である。かけ離れた世界だが両方頭の中に捉えておくことも必要だ。何かの拍子に咄嗟に結びつきを見つけることがある。これを私的統一場理論と呼んでいる。コンビニのコーヒーが最近薄くなったような気がする。円安による輸入物価の上昇か、ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー危機が巡り巡ってなどと考える。実体は加齢による味覚劣化がオチだが。
 市民講座は事前配布される講義資料で講師の力の入れ方は推し測れる。今回はパワポで40枚を超え、どのページも見易く簡潔に纏められている。相当推敲を重ねた資料であることが分る。何事でもそうであるが準備段階でその成果は決まってしまう。野球で言えばブルペンでの投球練習か。大谷のエンジェルスの試合でリリーフ陣が打たれて負ける試合は多い。中には本番で全くストライクが入らない投手もいる。一体この選手はブルペンでどうしていたのだろうかと思ってしまう。
 家庭菜園で見るまでもなく多分農家の方は土づくりでその年の収穫量は決まってしまうのではないだろうか。漁業だって毎年の漁獲をデータ化し、この辺りと目ぼしをつけるからプロになれるのだろう。では何故クロダイは釣れないのか。大物を上げた時の思い出だけが頭の片隅に残り、潮目や天候、餌や仕掛け、など一切データ化されていない。あわよくばという期待だけで出掛けている。モットーは、釣りは腕ではない振り出した竿の数で決まる、である。分断されて脳に格納されている素晴らしい思い出は沢山あるが残念なことは現実問題と脳神経細胞(ニューロン)で繋がっていない。アマチュアには飽くなき試行錯誤しかない。その内コンビニから見える世界経済に気付くこともあるだろう。