じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

大学生の学力

2009-03-08 16:31:17 | Weblog
★ 大学で授業を担当している知人から聞いた話。とにかく大学生の学力レベルの低さに呆れるそうだ。

★ それも、誰でも入れるような底辺大学の話ではない。関西の私立大学では関関同立に準ずる大学である。

★ 話は寄り道するが、関関同立も今や関西の雄ではない。立命館は付属校や推薦枠、指定枠をやたら増やすものだから、レベルが下がってきていると内部からの声が上がっている。

★ 今年の入試を見ていても、関西大学よりも龍谷大学の方が入り難くなっているような気がする。

★ 企業同様、大学も盛衰していくようだ。

★ 話は戻って、大学生の低学力問題。私立大学生の学力レベルには3層あるようだ。第1層は一般入試を経て入ってきた学生。第2層は推薦入試で入ってきた学生、第3層は推薦入試の中でもスポーツ推薦やAO入試で入ってきた学生という。概して言えばのことなので、すべてはこの層に分かれるとは限らないが、一般的な傾向としてみられるという。

★ あまりのひどさに、早朝に補習をやっている大学もあるとか。大学なのか中学校なのかわからないありさまだ。

★ 昨今の大麻汚染もこうした背景があるのだろうか。かつて学園紛争の時代、大学当局は反抗する大学生に頭を痛めたが、今や従順だが勉強をしない大学生に頭を痛めているようだ。

★ 人生80年時代。50年時代と比べて6掛けで考えれば、大学に通っている学生は見かけは20歳だが発達段階は12歳前後のいうことか。そう考えればうなづけなくもない。もちろん個人差の広がりも現代の傾向だが。

★ 大学の大衆化は社会の豊かさと比例するようだ。それは結構なことだが、社会人の受け入れなど、大学はその社会的使命を再考する必要があろう。縮んでいくパイを取り合っていても先は見えている。

★ そして、推薦入試も考え直す必要があろう。安定した経営のため学生を早く確保したい大学と大学進学者を確実に出して実績をアピールしたい高校側の思惑が一致したところに現在の推薦制度があるようだ。

★ 背景には、少しでもブランド力のある大学に、できるだけ楽に入りたいという学生や父母の意向もある。

★ 売り手と買い手が納得し、誰も損をしていないのだからいいではないか、といわれればそれまでだが、何かひっかかるのはなぜだろう。

★ 小中学生のように、大学生の学力テストが行われる時代が来るかも知れないね。
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