卍の城物語

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ギャルボーカルバンドフェス「ビッグアップル」

2008-06-23 16:57:58 | ロックライブ
オレンジカウンティー版「オンナゴエ」こと「ビッグアップル」に行きました。
弘前あたりを中心に活動している、女ボーカルだらけのロック大会。いわゆる売れてないローカルバンドなのですが、万が一、将来デビューするかも知れないので、念のために観に行く。

18時スタートだけど、どうせ時間通りに始まらないので、遅れて出かけた。
ちょっと車を走らしたら車内で「ニャ-ン」の声。何故かうちの猫が一緒にドライブ出かけてた。窓開けてたので勝手に入って寝てたらしい。戻って家に連れ帰してからオレカンへ向かう。ま、どうでもいい話。

アメリカのメロコアのメッカ「オレンジカウンティー」から取ったであろうその小さなライブハウスに遅れて到着。着いたらもう始まっていた。
中は手前にテーブルとイス、カウンター、奥にライブブース。

意外や意外、結構客がいた。関係者も混ざってたと思うが、30人以上はいた。そして演奏中のバンドが張り切っていた。

1組目「Fiction teller」
弘前大学の学生のバンド。ベーシックの4ピースバンド。
かなりのハードロック。ボーカルがかなり良かった。スクリーム&シャウトで且つメロディアスなサウンドに合ったパワフルなボーカル。椎名林檎っぽい佇まい。そこそこメゴイ。
4曲やってたけどいきなりのレベルの高さ。これがデビューライブなんだと。なかなかやる。
MCでも「今日はこんなにたくさん来てくれてありがとう」と何回も笑顔で言ってたが、複数のバンドが出るのに、さも自分達の為に客が来たと思わせる発言は大胆不敵。でも実際このバンドが一番良かった。知らないオリジナルの曲だけど、客もノッテたし、自分もノッた。

2組目「GALLO」
ベース&ボーカル、ギター、ドラムの3ピース。
どう見てもGO!GO!7188編成で、しかも曲もそれっぽい。女ギターが頑張っていたが、ボーカルのギャル女(略してギャロ?)があんまり上手くないので残念。

3組目「ヤヨイズム」
4ピースのカバーバンド。しかも全部外タレのコピー。しかもディープ・パープル大好きなんだか2曲もやりやがった。これぞ自己満足といったバンドだった。

4組目「essenstar」
マグネットのオンナゴエで初めて知ったバンド。友人がファンなのでCD買って、MDにわざわざ録音したのだが、意外と気に入って結構聴いている。
前回のライブもギターがいなくて(恐らくその頃から確執があったのでしょう)、でも別に彼女のボーカルだったらアコースティックの方がいいから別にいらないんじゃないかと思ったら本当にギターが抜けた。バンド形態も聴いてみたかったのだが。
今回もアコースティック3ピース。曲は結構知っている。
自己制作のCDのメイントラック「Keep」が結構いい曲なんだけど、ギターの奴が作曲した為か、演奏しなかった。そこらへんはライン引いているのか。そして「ライン」も披露。シューマンの3番「ライン」並みにいい曲(多分)。
マミは目茶目茶小さい。顔も小さい。遠藤章造の元妻と、劇団ひとりの女を足して2で割った顔。化粧したらかなり可愛いだろうがほぼスッピンに近かった。
「ギターとキーボード募集してます」との事でした。

5組目「The Cokes Period」
こちらも弘大内バンド(確か)。そしてこちらもデビュー戦。ハードロックな4ピース。特に好みではなかったかな。

6組目「灰色少女」
青森市を中心に活動しているアコースティックギターとドラムの変則2ピースバンド。
どちらも元・少女です。面白い形態なので、2曲くらいは聴けたが、あとは正直ダルかった。
絶叫ボーカル&アコギと、爆裂ドラムな曲しかないので、音が単調に成らざるを得なかった。
もともとこの編成なのか、脱退劇を繰り返しての止むを得ずの形態なのかは知る由もせず。

そんなこんなで3時間半もライブ観てた。メジャーデビューしているバンドと聴き比べても、そんなに遜色ないバンドもあったのだが、そのホンの少しの差が意外と大きいんでしょうね。
「Fiction teller」はかなり良かったので、今後の活動に期待したい。そして「essenstar」も応援していきたい!