スパシーバ  プーチン

魅力あるプーチン
偽ユダヤによって捏造されたプーチン像と歴史をくずす

「闇の正体は偽ユダヤ」海外記事の移行。 

ドストエフスキーの吸引力/ウィスキー/空気

2015-08-18 17:29:37 | プーチン ・ ロシア


6.11 記事  ストエフスキーの吸引力  (カラマーゾフの兄弟)

「なんのためか? だれの裁きか? だれにそのような判断が下せたのか?..... 世慣れていないかれのうぶなうぶな心をただちに苦しめたのが、まさにこれらの問いだった。 心義しい聖人のなかでもとりわけ心義しい長老が、自分よりはるかに卑しく浅はかな群集の、ああしたむき出しの嘲りや憎しみにさらされたことを、かれはもう屈辱と内心の苛立ちなしに耐えることはできなかった」


☆ すさまじいドストエフスキーの吸引力。 この箇所を読んで、すらすらと次に進むことができずにいる。 覚悟を強いられる。 内心の魂をさらりとではなく搾り出すように込めた文章は、大きな岩がかぶさってくるような共鳴がある。 そして、疲れる。

イエスの十字架とは、まさにこの文章そのままの、自分で消化できず、さりとて、神が沈黙する、救いのない、絶望。 

自分よりはるかに卑しく浅はかな群集に、なぜ、たった一人の聖人が、揶揄され殺されるのか。 

今この時、それは、プーチンとウクライナでの姿に重なる。 証拠もなく世界中が一世に犯人がプーチンロシアだと叫ぶ。 周りの群集が多勢についていく。 人間はイエスの十字架の周りの群集といつも同じ姿だ。

この文章には、ドストエフスキーならでわのセッティングが用意されている。長老が死んだ。 当時は聖人なら、死んでも腐敗せず、芳香さえ漂ってくるかもしれないと信じられていた。 そして人々には恵みの奇跡がもたらされる。 期待を込めて人々がいる。 そして、長老の遺体からは、隠しようもなく腐臭が流れてきた。

今までの長老への評価はその時、一気に地に堕ちた。


「いっそのこと、奇跡などまるで起こらなくていいし、奇跡的なことも何一つ現われなくていい、期待しているなにかがすぐに実現しなくたっていい。 しかし、なぜ、こうした不名誉が現われ、恥辱がまかり通ったのか」

アリョーシャが苦しんだのは、長老が奇跡を死によって起こさなかったということではなく、奇跡がなかったために、その人生そのものの評価が、卑しい、無知で傲慢なものから下されたということだった。 無知で品がなく卑しいものが、なぜ、これほどの勢力をもつのだろう。

ドストエフスキーの青い、誤魔化しのない魂は文字という媒体を用いて、自分のなかに眠っていたような本心を呼び起こす。 そして、本心と向き合うという疲れを引き受けるロシアの文化に強烈に惹かれる。

プーチンは、ウクライナ事件によって、それまでのしたたかなプーチンという像をおしげもなく捨てた。 群集に揶揄されるプーチン。 請われるままにミンスク合意に邁進するプーチン。 キエフに裏切られ、また揶揄される。 プーチンは一度泣いた。 恐ろしくもなく人間のプーチン。 

次元の違う場にいるということはこういうことだった。 そして、卑しいはずの群集が、少しづつその群れから離れてきた。 

マスコミに強要された評価ではなく、本心からの評価がプーチンに向けられてきた。 これが本当の奇跡だ。


6.9 ロシアに国産ウイスキー登場

カウフマン氏によると、「Stoli」は、「ロシアの原料のみを使用したシングルウイスキー」になる見込みで、近いうちにも市場に登場し、外国製品よりも手に入れやすくなるという。

☆ プーチンにはウイスキーがよく似合う? 



6.12 記事  和らぐ空気

悪魔サイドは変わらず戦争をしようと躍起だ。 そしてプーチンはあいも変わらず、話しても通じない相手を捨てずに対話をしようとしている。 本当に不可解。 けれど、また続いてカラマーゾフの兄弟を読んでいくうちに回答があるだろうと思った。 

①  6.11 米国とイスラエル、諜報機関のすれ違い

ロシアのカスペルスキー・ラボラトリーは、イラン核開発をめぐる交渉に対しサイバー諜報を行うのに用いられていた新種のコンピューターウィルスを発見した。イスラエルが関与しているものと見られる。
このスキャンダルは、米国とイスラエル、双方の諜報機関の間に、深刻な不一致があることを示すものである。

☆ これは大きい情報。 いまや、アメリカではなく本丸はイスラエル。 オバマがネタニアフを嫌っているとは言われていた。 そしてそのイスラエルと親しいのは、アベと天皇。 戦争をしたい面々は、米全体ではなく、ネオナチ、イスラエル、サウジ、そして田布施天皇と一味という構図がはっきりするのではないか。 果たして成功? とは、もうだれも思わない。


② 6.12 パトリック·ブキャナン氏:米国は超大国としての地位を失った

米国の権威ある雑誌The American Conservativeは論文を掲載した。
「米国衰退の原因は何か?傲慢、世界観の見込み違い、好戦、愚かさなど」。 ソ連との「冷戦」の勝利に酔って、「ロシアをひどく軽視し (NATO)をロシアの国境に近づかせ、『カラー革命』を扇動した」。 そしエネルギッシュなプーチン大統領から「一撃」を受けた。プーチン大統領は、米国の傲慢さに対抗することを約束した。

中国に対する米国のあからさまな愚かさは、米国にとって高くつくだろう。「ロシアと中国は互いにさらに近づき、米国に敵対している」。

中近東も、深刻な失策の一つとなったこと。イラクに侵攻して、無秩序状態にした。 テロとの戦いを装ってアフガニスタンを占領し、リビアでは、カダフィ政権を倒した。実際には、「イスラムの狂信と過激主義の悪魔たちを自由にした」のだ。

米国はウクライナへの武器供給を始めるだろう。これは、ウクライナ紛争をエスカレートさせ、予測不可能な結果を引き起こすだけだ。


③ 6.11 欧州では環大西洋貿易投資パートナーシップの反対者が増えている


☆ プーチンのオーラが和らいでいると、まことにかってに感じている。 とは言っても、EUや田布施やウクライナの魂が変わるわけではない。 でもプーチンは、その邪悪が、すでに実態のない仮想のものでもあるようにみているようにさえ感じてしまう。 

それならなぜ、きつい言葉や分かれがないのだろう。 けれど私は心のどこかでその答えを感じていた。 


「ついさっきまでは恐ろしい不名誉なことにみえたこの腐臭についての思いも、あの時のような悲しみや憤りをよびおこさなかった。 かわりに彼の心を、完全な、確固とした、悲しみを癒してくれる何かが支配していた」 - カラマーゾフの兄弟 -

この数時間前のアリョーシャの行動が、ヒントになる。 かれは、とても俗っぽい者達との接触をした。 サラミを食べ酒も口にした。 崇高でない魂は、アリョーシャとの接触を、本当は欲していた。 アリョーシャは、玉ねぎの皮をむくように、その者達の奥深く眠る、かすかに残っている崇高な神の部分をつついてくれるだろう。 

アリョーシャの数時間での心の変化を、筆者は具体的には書いていない。 けれど、崇高でない者と接触してという前提がなければ、このような魂の変容はなかったということは理解できるし、共鳴できる。

邪悪が降りかかるのは、自分が進化していくための神のわざ。 


プーチンは、あるステージに昇華した、だからマスゴミの嘘も、貧しい魂からの揶揄も、プーチンを刺す力はなくなった。 かれらはただ、仮想にいる実態のないもののように力がない。 これは私の夢想である。

そしてやはり、そこにはロシア正教を感じてならない。 いずれ地球からは宗教が消えるかもしれない。 けれどソ連が悪魔からの徹底的な迫害を受けたとき、かれらが、目には目をという復讐に燃えるのではなく、敵を憎まないという不条理な信仰に生きようとしたのなら、結局そのことが、悪魔から分かれる要素になったと感じてならない。


プーチンの母親が、野蛮な兵士達を憎んでいないと言った。 あの人達だってしかたなくやっているんだよ。 

プーチンの原点が、今、彼を大いなる救いに導こうとしていると、不遜にかってに感じる。 プーチンはきっと、邪悪な者達とも、愚鈍に向き合おうとしていくのかもしれない。