語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
読書
大岡昇平+社会問題・社会保障

【南雲つぐみ】ハリーアップ症候群 ~時間に追われると~

2017年02月23日 | 医療・保健・福祉・介護
 急いでいる時ほど、行く先々で信号が赤になり、イライラすることはないだろうか。しかし、「ハリーアップ!(急げ)」と焦ると、失敗や事故が起きやすくなってしまう。
 元日本航空パイロットで危機管理専門家の小林宏之氏によれば、パイロットたちは離陸までの出発準備時間を「ハリーアップ症候群」になりやすい時間帯として注意を促すそうだ。乗客の搭乗が遅れると、滑走路に出る時間や到着時刻にも影響する。そのような時、もし、次の乗り継ぎ便に間に合わない客がいたらクレームがくるかも・・・・と思うと焦ってしまう。その焦りが大事故のリスクにつながるのだという。
 そこでパイロットは、綿密な飛行スケジュールを立てるのと同時に、それに固執しないことを求められるそうだ。むしろ、遅れたらタイムスケジュールをどんどん書き換えていくフレキシブルな能力が必要なのだという。
 時間に追われることはどんな立場でも大きなストレスだ。それでも目の前の仕事に集中し、「今できること」を丁寧にこなすことで、いい結果が出ると考えたい。

□南雲つぐみ(医学ライター)「ハリーアップ症候群 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年2月7日)を引用
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 【参考】
【南雲つぐみ】ハリーアップ症候群 ~時間に追われると~
【南雲つぐみ】おでんの日 ~車麩~
【南雲つぐみ】フローズンショルダー ~肩関節周囲炎~
【南雲つぐみ】更年期女性と心疾患 ~微小血管狭心症~
【南雲つぐみ】梅の季節
【南雲つぐみ】皮膚の乾燥やかゆみ ~傾向と対策~
【南雲つぐみ】お菓子の日とビタミンB1
【南雲つぐみ】午の時刻、方位、初午の名物料理
【南雲つぐみ】添加物が気になる時 ~ワカメのみそ汁の効果~
【南雲つぐみ】揺さぶりに注意 ~赤ちゃんの脳震盪や硬膜下出血~
【南雲つぐみ】喉あめの効果 ~唾液分泌~
【南雲つぐみ】静電気を防ぐには ~綿や麻は電子を帯びにくい~
【南雲つぐみ】目の温浴 ~蒸しタオル~
【南雲つぐみ】海苔の日 ~「海の緑黄色野菜」~
【南雲つぐみ】大豆とエクオールは女性にとって健康の秘訣 ~今日は節分~
【南雲つぐみ】体の痛みが示すもの ~臓器の健康~
【南雲つぐみ】飲む乳酸菌の役割 ~明日2月3日は「乳酸菌の日」~
【南雲つぐみ】マスクで花粉症の予防 ~ダイエットにもなる~
【南雲つぐみ】寒灸の習慣 ~関節の痛みやこりを和らげる~
【南雲つぐみ】タイの天ぷら ~徳川家康の死因考~
【南雲つぐみ】アボカドの栄養とその調理法
【南雲つぐみ】フェリチンに注目 ~貧血対策~
【南雲つぐみ】ショウガを飲む ~その薬効~
【南雲つぐみ】ナマコとコノワタ ~三河湾では今が旬~
【南雲つぐみ】寒たまご ~1日2個以上も可~
【南雲つぐみ】安納芋の栄養価と味わい ~焼くか蒸す~
【南雲つぐみ】小正月には小豆がゆ ~むくみによる体重増の対策~
【南雲つぐみ】「おなかの風邪」の予防と事後処理 ~ノロウイルス、「ロタウイルス」~
【南雲つぐみ】食事制限だけのダイエットは危険 ~運動が大事~
【南雲つぐみ】温泉の安全な入り方
【南雲つぐみ】七草がゆ
ミカンのうんちく ~延命長寿の果実~
【南雲つぐみ】鍋で養生 ~今年1月5日は小寒~
【南雲つぐみ】お雑煮の食べ方 ~事故の防止法~
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【佐藤優】盤石な北朝鮮の権力基盤を弱める ~金正男暗殺~

2017年02月23日 | ●佐藤優
 (1)2017年2月13日、マレーシアで金正恩・朝鮮労働党委員長(北朝鮮)の異母兄、金正男が殺害された模様だ。
 <マレーシア警察は14日、北朝鮮国籍の男性が13日朝、同空港の格安航空会社用ターミナル内で体調の悪化をサービスカウンターの係員に訴えた後、病院に搬送中に死亡したと声明を発表した。パスポートの名前は「キム・チョル」で、1970年6月10日に平壌で生まれた46歳の人物だという。
 マレーシア国営ベルナマ通信は、警察幹部が、この男性を金正男氏と認めたと伝えた。
 朝日新聞の電話取材に応じた警察幹部によると、男性は13日午前8時(日本時間午前9時)ごろ、空港の出国審査前のエリアで「顔に液体をかけられた」と係員に体調の不良を訴えた。男性は同日午前のマカオ行きの飛行機に搭乗予定だったという。
 マレーシアの中国語メディア「星洲日報」によると、男性は空港で女にぬれた布を頭部に押しつけられ、「両目が痛い」などと空港係員に声をかけたという。空港の監視カメラには、朝鮮系とみられる女1人がこの男性に近づく様子が映っているほか、この女が別の女と合流して空港から去る様子が目撃されているという。>【注1】

 (2)国家が関与している暗殺事件の場合、その全容が明らかになることはない。また、各国の思惑が錯綜するので、さまざまな情報操作が行われる。よって、この事件に関する分析は、どうしても主観的要素が入ってしまう。
 だからといって、「よく分からない」と分析を放棄するのはプロの情報専門家とは言えない。
 敢えて大胆に所見を以下のとおり記してみる。

 (3)金日成(キムイルソン)、金正日(キムジョンイル)の血筋を引く金正男の存在が危険である、と考えた金正恩の指令に基づいて今回の暗殺作戦が実施されたのだ。
 金正恩は、北朝鮮国内では労働党、軍、秘密警察を完全に掌握し、権力基盤は盤石だ。しかし、父親の金正日時代に北朝鮮の事実上の後見国であった中国との関係が緊張している。
 金正恩にとって最大の関心事は、米国から北朝鮮の体制を転覆させないという保証を取りつけることだ。そのために、国際社会の反発を無視して、核実験、弾道ミサイル発射実験を続けている。
 しかし、米国は金正恩の思惑通りに動かず、むしろ北朝鮮に対する姿勢を硬化させている。このような状況で、中国が金日成、金正日の血筋を引く金正男を北朝鮮の指導者にして、金正恩体制を転覆させる危険があるという情報が、金正恩の耳に入ったのだろう。
 金正恩は、猜疑心が極端に強い政治家だ。それゆえ、「自分が殺される前に、金正男を抹殺しなければならない」と思い、今回の暗殺作戦実行に至ったのだろう。【注2】

 (4)今回の事件に関して、北朝鮮のマスコミは沈黙するだろうが、情報は口コミで伝わる。
 その結果、金日成、金正日の血筋を引く金正男でも平気で殺害する金正恩の猜疑心に対する国民の驚きが広がるだろう。今回の殺害は、ボディーブローのように、金正恩の権力基盤を弱めることになるだろう。 

 【注1】記事「金正男氏、マレーシアで殺害か 「女2人が毒針で」報道」(朝日新聞デジタル 2017年2月15日)
 【注2】例えば「【後藤謙次】北朝鮮、金正男氏殺害の深層 ~日本政府内に異なる二つの見方~


□佐藤優「金正男暗殺は盤石な北朝鮮の権力基盤弱める ~7DAYS/実践ニュース塾91~」(「AERA」2017年2月27日号)
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 【参考】


【佐藤優】沖縄報道の植民地主義的な認識 ~朝日新聞~
【佐藤優】マティス国防長官来日/尖閣は安保適用の範囲/北方領土との整合性は
【佐藤優】露外交官の追放問題に見るトランプ氏の能力
【佐藤優】北方領土交渉に必要な反日ロビー活動の封印
【佐藤優】沖縄に対する構造的差別 ~「土人」発言~
【佐藤優】尖閣諸島から米国が手を引く可能性 ~北方領土交渉と日米安保~
【佐藤優】ウズベキスタンにIS流入の危険 ~カリモフ大統領死去~
【佐藤優】国後島で日本人通訳拘束/首脳会談への影響は ~実践ニュース塾~
【佐藤優】モサド長官から学んだインテリジェンスの技術
【佐藤優】ロシア大統領府長官にワイノ氏就任の意味 ~北方領土交渉~
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【佐藤優】反省より不快示すロシア ~五輪ドーピング問題~
【佐藤優】 改憲を語るリスクと語らないリスク ~改憲問題~
【佐藤優】+池上彰 エリートには貧困が見えない ~貧困対策は教育~
【佐藤優】スコットランドの動静と沖縄の日本離れの加速
【佐藤優】沖縄の全基地閉鎖要求・・・・を待ち望む中央官僚の策謀
【佐藤優】ナチスドイツ・ロシア・中国・北朝鮮 ~世界の独裁者~
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【佐藤優】情報のプロならどうするか ~「私用メール」問題~
【佐藤優】テロリズムに対する統一戦線構築 ~カトリックとロシア正教~
【佐藤優】北方領土「出口論」を安倍首相は訪露で訴えよ
【佐藤優】ラブロフ露外相の真意 ~日本政府が怒った「強硬発言」~
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【佐藤優】北朝鮮による核実験と辺野古基地問題
【佐藤優】サウジとイランと「国交断絶」の引き金になった男 ~ニムル師~

【佐藤優】矛盾したことを平気で言う「植民地担当相」 ~島尻安伊子~
【佐藤優】陰険で根暗な前任、人柄が悪くて能力のある新任 ~駐露大使~
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【佐藤優】国内で育ったテロリストは潰せない ~米国の排外主義的気運~
【佐藤優】沖縄が敗訴したら起きること ~辺野古代執行訴訟~
【佐藤優】知を身につける ~行為から思考へ~
【佐藤優】プーチンの「外交ゲーム」に呑まれて
【佐藤優】世界イスラム革命の無差別攻撃 ~日本でテロ(3)~
【佐藤優】日本でもテロが起きる可能性 ~日本でテロ(2)~
【佐藤優】『日本でテロが起きる日』まえがきと目次 ~日本でテロ(1)~
【佐藤優】小泉劇場と「戦後保守」・北方領土、反知性主義を脱構築
【佐藤優】【中東】「スリーパー」はテロの指令を待っている
【佐藤優】東京オリンピックに係るインテリジェンス ~知の武装・抄~
【佐藤優】分析力の鍛錬、事例、実践例 ~知の教室・抄(3)~
【佐藤優】武器としての教養、闘い方、対話の技術 ~知の教室・抄(2)~
【佐藤優】知的技術、情報を拾う・使う、知をビジネスに ~知の教室・抄(1)~
【佐藤優】多忙なビジネスマンに明かす心得 ~情報収集術(2)~
【佐藤優】多忙なビジネスマンに明かす心得 ~情報収集術(1)~
【佐藤優】日本のインテリジェンス機能、必要な貯金額、副業の是非 ~知の教室~
【佐藤優】世の中でどう生き抜くかを考えるのが教養 ~知の教室~
【佐藤優】『知の教室 ~教養は最強の武器である~』目次
【佐藤優】『佐藤優の実践ゼミ』目次
『佐藤優の実践ゼミ 「地アタマ」を鍛える!』
 ★『佐藤優の実践ゼミ 「地アタマ」を鍛える!』目次はこちら
【佐藤優】サハリン・樺太史、酸素魚雷と潜水艦・伊400型、飼い猫の数
【佐藤優】第2次世界大戦、日ソ戦の悲惨 ~知を磨く読書~
【佐藤優】すべては国益のため--冷徹な「計算」 ~プーチン~
【佐藤優】安倍政権、沖縄へ警視庁機動隊投入 ~ソ連の手口と酷似~
【佐藤優】世の中でどう生き抜くかを考えるのが教養 ~知の教室~
【佐藤優】冷静な分析と憂国の情、ドストエフスキーの闇、最良のネコ入門書
【佐藤優】「クルド人」がトルコに怒る理由 ~日本でも衝突~
【佐藤優】異なるパラダイムが同時進行 ~激変する国際秩序~
【佐藤優】被虐待児の自立、ほんとうの法華経、外務官僚の反知性主義
【佐藤優】日本人が苦手な類比的思考 ~昭和史(10)~
【佐藤優】地政学の目で中国を読む ~昭和史(9)~
【佐藤優】これから重要なのは地政学と未来学 ~昭和史(8)~
【佐藤優】近代戦は個人の能力よりチーム力 ~昭和史(7)~
【佐藤優】戦略なき組織は敗北も自覚できない ~昭和史(6)~
【佐藤優】人材の枠を狭めると組織は滅ぶ ~昭和史(5)~
【佐藤優】企画、実行、評価を分けろ ~昭和史(4)~
【佐藤優】いざという時ほど基礎的学習が役に立つ ~昭和史(3)~
【佐藤優】現場にツケを回す上司のキーワードは「工夫しろ」 ~昭和史(2)~
【佐藤優】実戦なき組織は官僚化する ~昭和史(1)~
【佐藤優】バチカン教理省神父の告白 ~同性愛~
【佐藤優】進むEUの政治統合、七三一部隊、政治家のお遍路
【佐藤優】【米国】がこれから進むべき道 ~公約撤回~
【佐藤優】同志社大学神学部 私はいかに学び、考え、議論したか」「【佐藤優】プーチンのメッセージ
【佐藤優】ロシア人の受け止め方 ~ノーベル文学賞~
【佐藤優】×池上彰「新・教育論」
【佐藤優】沖縄・日本から分離か、安倍「改憲」を撃つ、親日派のいた英国となぜ開戦
【佐藤優】シリアで始まったグレート・ゲーム ~「疑わしきは殺す」~
【佐藤優】沖縄の自己決定権確立に大貢献 ~翁長国連演説~
【佐藤優】現実の問題を解決する能力 ~知を磨く読書~
【佐藤優】琉球独立宣言、よみがえる民族主義に備えよ、ウクライナ日記
【佐藤優】『知の教室 ~教養は最強の武器である~』目次
【佐藤優】ネット右翼の終わり、解釈改憲のからくり、ナチスの戦争
【佐藤優】「学力」の経済学、統計と予言、数学と戦略思考
【佐藤優】聖地で起きた「大事故」 ~イランが怒る理由~
【佐藤優】テロ対策、特高の現実 ~知を磨く読書~
【佐藤優】フランスにイスラム教の政権が生まれたら恐怖 ~『服従』~
【佐藤優】ロシアを怒らせた安倍政権の「外交スタンス」
【佐藤優】コネ社会ロシアに関する備忘録 ~知を磨く読書~
【佐藤優】ロシア、日本との約束を反故 ~対日関係悪化~
【佐藤優】ロシアと提携して中国を索制するカードを失った
【佐藤優】中国政府の「神話」に敗れた日本
【佐藤優】日本外交の無力さが露呈 ~ロシア首相の北方領土訪問~
【佐藤優】「アンテナ」が壊れた官邸と外務省 ~北方領土問題~
【佐藤優】基地への見解違いすぎる ~沖縄と政府の集中協議~
【佐藤優】慌てる政府の稚拙な手法には動じない ~翁長雄志~
【佐藤優】安倍外交に立ちはだかる壁 ~ロシア~
【佐藤優】正しいのはオバマか、ネタニヤフか ~イランの核問題~
【佐藤優】日中を衝突させたい米国の思惑 ~安倍“暴走”内閣(10)~
【佐藤優】国際法を無視する安倍政権 ~安倍“暴走”内閣(9)~
【佐藤優】日本に安保法制改正をやらせる米国 ~安倍“暴走”内閣(8)~
【佐藤優】民主主義と相性のよくない安倍政権 ~安倍“暴走”内閣(7)~
【佐藤優】官僚の首根っこを押さえる内閣人事局 ~安倍“暴走”内閣(6)~
【佐藤優】円安を喜び、ルーブル安を危惧する日本人の愚劣 ~安倍“暴走”内閣(5)~
【佐藤優】中小企業100万社を潰す竹中平蔵 ~安倍“暴走”内閣(4)~
【佐藤優】自民党を操る米国の策謀 ~安倍“暴走”内閣(3)~
【佐藤優】自民党の全体主義的スローガン ~安倍“暴走”内閣(2)~
【佐藤優】安倍“暴走”内閣で窮地に立つ日本 ~安倍“暴走”内閣(1)~
【佐藤優】ある外務官僚の「嘘」 ~藤崎一郎・元駐米大使~
【佐藤優】自民党の沖縄差別 ~安倍政権の言論弾圧~
【書評】佐藤優『超したたか勉強術』
【佐藤優】脳の記憶容量を大きく変える技術 ~超したたか勉強術(2)~
【佐藤優】表現力と読解力を向上させる技術 ~超したたか勉強術~
【佐藤優】恐ろしい本 ~元少年Aの手記『絶歌』~
【佐藤優】集団的自衛権にオーストラリアが出てくる理由 ~日本経済の軍事化~
【佐藤優】ロシアが警戒する日本とウクライナの「接近」 ~あれかこれか~
【佐藤優】【沖縄】知事訪米を機に変わった米国の「安保マフィア」
【佐藤優】ハワイ州知事の「消極的対応」は本当か? ~沖縄~
【佐藤優】米国をとるかロシアをとるか ~日本の「曖昧戦術」~
【佐藤優】エジプトで「死刑の嵐」が吹き荒れている
【佐藤優】エリートには貧困が見えない ~貧困対策は教育~
【佐藤優】バチカンの果たす「役割」 ~米国・キューバ関係~
【佐藤優】日米安保(2) ~改訂のない適用範囲拡大は無理筋~
【佐藤優】日米安保(1) ~安倍首相の米国議会演説~
【佐藤優】日米安保(1) ~安倍首相の米国議会演説~
【佐藤優】外相の認識を問う ~プーチンからの「シグナル」~
【佐藤優】ヒラリーとオバマの「大きな違い」
【佐藤優】「自殺願望」で片付けるには重すぎる ~ドイツ機墜落~
【佐藤優】【沖縄】キャラウェイ高等弁務官と菅官房長官 ~「自治は神話」~
【佐藤優】戦勝70周年で甦ったソ連の「独裁者」 ~帝国主義の復活~
【佐藤優】明らかになったロシアの新たな「核戦略」 ~ミハイル・ワニン~
【佐藤優】北方領土返還の布石となるか ~鳩山元首相のクリミア訪問~
【佐藤優】米軍による日本への深刻な主権侵害 ~山城議長への私人逮捕~
【佐藤優】米大使襲撃の背景 ~韓国の空気~
【佐藤優】暗殺された「反プーチン」政治家の過去 ~ボリス・ネムツォフ~
【佐藤優】ウクライナ問題に新たな枠組み ~独・仏・露と怒れる米国~
【佐藤優】守られなかった「停戦合意」 ~ウクライナ~
【佐藤優】【ピケティ】『21世紀の資本』が避けている論点
【ピケティ】本では手薄な問題(旧植民地ほか) ~佐藤優によるインタビュー~
【佐藤優】優先順序は「イスラム国」かウクライナか ~ドイツの判断~
【佐藤優】ヨルダン政府に仕掛けた情報戦 ~「イスラム国」~
【佐藤優】ウクライナによる「歴史の見直し」をロシアが警戒 ~戦後70年~
【佐藤優】国際情勢の見方や分析 ~モサドとロシア対外諜報庁(SVR)~
【佐藤優】「イスラム国」が世界革命に本気で着手した
【佐藤優】「イスラム国」の正体 ~国家の新しいあり方~
【佐藤優】スンニー派とシーア派 ~「イスラム国」で中東が大混乱(4)~
【佐藤優】サウジアラビア ~「イスラム国」で中東が大混乱(3)~
【佐藤優】米国とイランの接近  ~「イスラム国」で中東が大混乱(2)~
【佐藤優】シリア問題 ~「イスラム国」で中東が大混乱(1)~
【佐藤優】イスラム過激派による自爆テロをどう理解するか ~『邪宗門』~
【佐藤優】の実践ゼミ(抄)
【佐藤優】の略歴
【佐藤優】表面的情報に惑わされるな ~英諜報機関トップによる警告~
【佐藤優】世界各地のテロリストが「大規模テロ」に走る理由
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【佐藤優】戦争の時代としての21世紀
【佐藤優】「拷問」を行わない諜報機関はない ~CIA尋問官のリンチ~
【佐藤優】米国の「人種差別」は終わっていない ~白人至上主義~
【佐藤優】【原発】推進を図るロシア ~セルゲイ・キリエンコ~
【佐藤優】【沖縄】辺野古への新基地建設は絶対に不可能だ
【佐藤優】沖縄の人の間で急速に広がる「変化」の本質 ~民族問題~
【佐藤優】「イスラム国」という組織の本質 ~アブバクル・バグダディ~
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【佐藤優】ロシアの隣国フィンランドの「処世術」 ~冷戦時代も今も~
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【佐藤優】外交オンチの福田元首相 ~中国政府が示した「条件」~
【佐藤優】この機会に「国名表記」を変えるべき理由 ~ギオルギ・マルグベラシビリ~
【佐藤優】安倍政権の孤立主義的外交 ~米国は中東の泥沼へ再び~
【佐藤優】安倍政権の消極的外交 ~プーチンの勝利~
【佐藤優】ロシアはウクライナで「勝った」のか ~セルゲイ・ラブロフ~
【佐藤優】貪欲な資本主義へ抵抗の芽 ~揺らぐ国民国家~
【佐藤優】スコットランド「独立運動」は終わらず
「森訪露」で浮かび上がった路線対立
【佐藤優】イスラエルとパレスチナ、戦いの「発端」 ~サレフ・アル=アールーリ~
【佐藤優】水面下で進むアメリカvs.ドイツの「スパイ戦」
【佐藤優】ロシアの「報復」 ~日本が対象から外された理由~
【佐藤優】ウクライナ政権の「ネオナチ」と「任侠団体」 ~ビタリー・クリチコ~
【佐藤優】東西冷戦を終わらせた現実主義者の死 ~シェワルナゼ~
【佐藤優】日本は「戦争ができる」国になったのか ~閣議決定の限界~
【ウクライナ】内戦に米国の傭兵が関与 ~CIA~
【佐藤優】日本が「軍事貢献」を要求される日 ~イラクの過激派~
【佐藤優】イランがイラク情勢を懸念する理由 ~ハサン・ロウハニ~
【佐藤優】新・帝国時代の到来を端的に示すG7コミュニケ
【佐藤優】集団的自衛権、憲法改正 ~ウクライナから沖縄へ(4)~ 
【佐藤優】スコットランド、ベルギー、沖縄 ~ウクライナから沖縄へ(3)~ 
【佐藤優】遠隔地ナショナリズム ~ウクライナから沖縄へ(2)~
【佐藤優】ユニエイト教会 ~ウクライナから沖縄へ(1)~ 
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【派遣】中高年、手に資格を ~中高年派遣社員物語5~

2017年02月22日 | ノンフィクション
 (1)派遣会社で登録する際、書類には資格取得欄があるものの、ほとんど書くことがなくて困ることが多い。
 タッチタイピング(ブラインドタッチ)ができるかどうかも訊かれるが、筆者=森川海守氏は身に着けることができなかった。野口悠紀雄・一橋大学名誉教授は訓練すればやさしいとおっしゃるが、できない人はできない。
 筆者=森川海守氏の細君はタッチタイピングが難なくできる。派遣社員として働いていた頃、入力の速さを評価され、正社員に取り立てられたほどだ。

 (2)資格がないと、ありきたりの募集に応じるしかない。
 多いのが梱包・仕分け・検品等の軽作業や、組立・加工等の製造業で、時給は安い。コールセンターでの電話受付の仕事も多い。受信対応(カスタマーサポート)と発信対応(テレフォンアポインター)があり、敬語やセールストークが求められ、高度な技術が必要だ。経験があれば高給だ。

 (3)筆者が持っていたのは普通自動車免許だが、以前自損事故を起こしたことがあり、運転から遠ざかっている。仕事をする上で必要な場合があり、日常車に乗り慣れている人、都内の地図に詳しい人なら、配車・配達等のドライバー等の時給が高い仕事が望める。フォークリフト等の免許があれば、仕事も広がる。
  (a)小型船舶操縦士免許:船に関する業務にはオファーがあったが、船に関わる仕事に興味があるとか、業務経験がないと役立たない。
  (b)環境カウンセラー:役立たない。筆者の業務では、技術士の資格が必要だったが、最初に勤めたコンサルタント会社から取るように勧められたことはなかったし、取る時間的余裕もなかった。
  (c)TOEIC700点以上:JICA等の海外での高給な仕事に就ける。
  (d)プログラミングの資格:これは資格だけでなく、仕事として業務に就いた経験があるかどうかを問われる。資格と経験があれば、高給取りである。中高年であっても、年齢的に若ければ、資格を持っているだけでも就職できる可能性が広がる。筆者はある写真作成の専門会社で、設計図を作成できる無料ソフトの「JW-CAD」を学ぶ機会があり、1ヵ月で自在に設計図を作れるようになったものの、仕事探しをしてみると、有料ソフトの「AutoCAD」の募集が多い上に、設計等の基礎知識や経験が求められ、就職には至らなかった。

 (4)簿記の資格があり、経理ができれば、仕事の選択も広がる。編集の経験や、デザインに強みがあって、ホームページ作成もできれば、自宅勤務も可能になってくるし、起業もできる。
 筆者は、「ホームページビルダー」というソフトを購入し、テキストも読んでみたものの、思うように作れない。研修を受けないと操作が難しい。
 ハローワークでも、もっと中高年向けの訓練の機会を増やしてもらいたい。

□森川海守「中高年、手に資格を ~中高年派遣社員物語5~」(「週刊金曜日」2017年2月10日号)
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 【参考】
【派遣】ハローワークは使えるか? ~中高年派遣社員物語4~
【派遣】転職・就職サイトに登録しまくる ~中高年派遣社員物語3~
【派遣】FXでの損が運の尽き ~中高年派遣社員物語2~
【派遣】余はいかにして派遣社員となりしか ~中高年派遣社員物語1~

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【南雲つぐみ】おでんの日 ~車麩~

2017年02月22日 | 医療・保健・福祉・介護
 息を吹き掛けながら熱いおでんを「フーフーフー」と食べることから、2月22日はおでんの日。新潟県のラジオ番組の企画で誕生した。現在、毎月22日に同県内で「おでんの日会」というイベントが行われている。
 おでんを含め、新潟の煮物には車麩が入ることが多い。小麦粉を練った生地を、専用の棒に巻いて焼いていき、輪切りにして乾燥させる。新潟の特産品で、煮崩れしにくいのが特徴だ。
 調理するときは、2時間ほど水に浸してよく戻し、水気をしっかり絞っておく。すき焼きなどの濃いしょうゆ味にも合うし、照り焼きや揚げ物にすると、肉のような食感が味わえる。実は、車麩のおでんはまだ食べたことがないのだが、もちもちした車麩がだし汁を十分に吸って、さぞおいしいことだろう。
 コシがあり、もちもちろした麩の食感を生み出すグルテンは、小麦粉を水でこねるとできる小麦タンパクで、米粉のパンなどにも一部使われている。低カロリーで消化も良いが、小麦アレルギーの人はグルテンにも過敏に反応するとされるので注意が必要だ。

□南雲つぐみ(医学ライター)「おでんの日 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年2月22日)を引用
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【南雲つぐみ】飲む乳酸菌の役割 ~明日2月3日は「乳酸菌の日」~
【南雲つぐみ】マスクで花粉症の予防 ~ダイエットにもなる~
【南雲つぐみ】寒灸の習慣 ~関節の痛みやこりを和らげる~
【南雲つぐみ】タイの天ぷら ~徳川家康の死因考~
【南雲つぐみ】アボカドの栄養とその調理法
【南雲つぐみ】フェリチンに注目 ~貧血対策~
【南雲つぐみ】ショウガを飲む ~その薬効~
【南雲つぐみ】ナマコとコノワタ ~三河湾では今が旬~
【南雲つぐみ】寒たまご ~1日2個以上も可~
【南雲つぐみ】安納芋の栄養価と味わい ~焼くか蒸す~
【南雲つぐみ】小正月には小豆がゆ ~むくみによる体重増の対策~
【南雲つぐみ】「おなかの風邪」の予防と事後処理 ~ノロウイルス、「ロタウイルス」~
【南雲つぐみ】食事制限だけのダイエットは危険 ~運動が大事~
【南雲つぐみ】温泉の安全な入り方
【南雲つぐみ】七草がゆ
ミカンのうんちく ~延命長寿の果実~
【南雲つぐみ】鍋で養生 ~今年1月5日は小寒~
【南雲つぐみ】お雑煮の食べ方 ~事故の防止法~
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【後藤謙次】北朝鮮、金正男氏殺害の深層 ~日本政府内に異なる二つの見方~

2017年02月22日 | 社会
 (1)2017年2月、北朝鮮がらみの二つの国際的事件が起きた。
  (a)13日午前9時ごろ、クアラルンプール国際空港(マレーシア)で金正恩・朝鮮労働党委員長(北朝鮮)の異母兄、金正男(45)が殺害された。
  (b)その前日の12日、北朝鮮は、2017年になって初めて新型の中距離弾道ミサイル「北極星2号」を発射した。この発射は、安倍晋三・首相とドナルド・トランプ米大統領との“蜜月会談”の最中だった。

 (2)(1)-(a)について、北朝鮮が国外で想像を絶する犯罪行為に手を染めるのは、今回が初めてではない。
  (a)多くの日本人が拉致された事件。
  (b)1983年10月、ビルマ(現・ミャンマー)のラングーン爆破テロ事件。全斗煥・大統領(当時)は乗った車の到着が遅れ難を逃れたが、副首相、外相ら21人が爆死した。
  (c)1987年11月、アラブ首長国連邦のアブダビ発ソウル行きの大韓航空機が爆破され、乗客乗員115人が死亡した爆破事件。親子を装った男女の北朝鮮工作員が時限爆弾を仕掛けた。男は服毒自殺、女は一命を取り留めて身柄を拘束された。その彼女(金賢姫)が後に、日本人拉致被害者の田口八重子から日本語などを教わっていたことを語った。

 (3)(2)の標的は韓国だったが、今回の金正男殺害は全く次元を異にする。金正恩の独裁体制確立という個人的な思いに動機があるように見えるからだ。 金正恩は既に義理の叔父で、政権ナンバー2だった張成沢(チャンソンテク)を処刑しており、「血の粛清」は行き着くところまで行った。
 金正恩の正当性の根拠は血統しかない。同じ血統を有する金正男は潜在的な脅威だったのだろう。

 (4)(1)-(b)について、金正恩のしたたかな計算が働いていると見る専門家が多い。それはなぜこのタイミングかという点だ。国際社会に生じた“空白の一日”の隙を突いたタイミングで国内外に核開発に向けた強い意志をアピールした。
   ①韓国は、政治空白。 
   ②米国は、トランプ新政権が陣容が固まらず北朝鮮には手が回らない。
   ③日韓は、元慰安婦問題をめぐる少女像問題で日本政府が駐韓大使を帰国させたまま。
   ④中国は、秋の共産党大会での人事をめぐる国内政治に目が向く。

 (5)(4)は外交戦略として理解できるが、分からないのは(1)-(a)と(1)-(b)との関係だ。これについて、日本政府内には二つの見方がある。
  (a)ミサイル発射をきっかけに中韓関係に何らかの動きがあり、それを契機に金正男殺害を実行した。中国が北朝鮮に対して何か強く言ってきて、身の危険を感じた金正恩が中国の手にあった「金正男カード」をなきものにした。国連制裁による北朝鮮のダメージは限定的だ。中国の北朝鮮への石炭輸出はほとんど減っていない。北朝鮮が核・ミサイルの開発に邁進できる裏には中国の“甘い対応”があった。中国からすれば北朝鮮は在韓米軍との緩衝地帯で、気に入らなくてもつぶせない。石炭に限らず抜け道はいくらでもある。しかし、さすがの中国も高性能な新型ミサイルの発射に堪忍袋の緒が切れて北朝鮮に圧力を強めてきたのが、今回の金正男殺害につながったというわけだ。
  (b)ミサイルと殺害は無関係という見方も根強く存在する。ミサイル発射は日米首脳会談を牽制するのが狙い。そのためには会談中の12日にやらざるを得なかった。その一方で金正恩政権としては、金正日生誕75周年の記念日(2月16日)までには後継者問題で最終的な決着を図っておく必要があり、たまたま金正男が中国の監視が届きにくいマレーシアに入国した機会が狙われた。中国は間違いなく金正恩を持て余している印象だが、だからといって北朝鮮の混乱、朝鮮半島情勢の流動化を望むはずはない。中国にとって金正男は外交カードの一枚であったことは間違いないが、それほど大きな意味を持っていない。中国が動かなければ、この殺害事件はこのまま何もなかったように歴史のふちに消えていくのではないか。

□後藤謙次「日本政府内に異なる二つの見方 北朝鮮、金正男氏殺害の深層 ~永田町ライブ!No.328」(「週刊ダイヤモンド」2017年2月25日号)
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【後藤謙次】政府与党内の二つの見方 ~北方領土交渉は頓挫?~
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【南雲つぐみ】フローズンショルダー ~肩関節周囲炎~

2017年02月21日 | 医療・保健・福祉・介護
 痛みで肩が動かせない、腕が後ろに回せないなど、「四十肩」「五十肩」といわれる痛みは、正式には「肩関節周囲炎」という。「凍結肩(フローズンショルダー)」とも呼ばれているそうだ。
 民間療法では、「無理をしても動かしたほうが楽になる」といわれることもあるようだが、肩関節学会などでは、痛みがひどくまさに「ガチガチに凍った」ようなときには無理に動かさないでほしいとしている。痛みが激しいのは半年ほどで、しだいに凍結が溶けてくるように和らいでくるのだそうだ。痛みで眠れないときは、たたんだバスタオルを2枚用意して、痛むほうの肩の下に入れ、脇の下にも抱えるように置くといいという。
 肩には肩甲骨、鎖骨、上腕骨の三つの骨があり、神経、筋肉と組み合わさって複雑なしくみとなっている。どこが痛むのか、自分でも分からないこともあるが、エックス線やMRI撮影で、「石灰沈着性腱板(けんばん)炎」、「腱板損傷」などが判明することもある。何度も痛みを繰り返すときは、整形外科を受診することも重要だ。

□南雲つぐみ(医学ライター)「フローズンショルダー ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年2月18日)を引用
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 【参考】
【南雲つぐみ】更年期女性と心疾患 ~微小血管狭心症~
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【南雲つぐみ】大豆とエクオールは女性にとって健康の秘訣 ~今日は節分~
【南雲つぐみ】体の痛みが示すもの ~臓器の健康~
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【食】が大事か、車が大事か ~トランプ外交に巻き込まれるな~

2017年02月21日 | 社会
 (1)米国のトランプ新大統領に世界中が振り回されている。日本も例外ではない。
 トランプ大統領は、1月、TPPを離脱する大統領令に署名し、今後は2国間交渉にシフトすることを明言した。米国の離脱が決まったことで、今後日本側がいくらTPPの重要性を強調しても、空中分解する可能性が高くなった。

 (2)1月25日、財務省が2016年分の貿易統計を発表した。
 総額では輸出70兆392億円、輸入65兆9,651億円、黒字が4兆741億円。、対米国だけに絞れば輸出14兆1,431億円、輸入7兆3,084億円、黒字が6兆8,347億円。日本は、1年間で、米国に輸入するよりも6兆円以上も輸出しているということだ。米国が「貿易不均衡だ」と追求するゆえんだ。
 米国への輸出のトップが自動車で、約4兆4,000億円。第2位が自動車の部品で約8,630億円。自動車関連だけで約5兆2,630億円輸出している。米国が「貿易不均衡の元凶が車だ」と主張するゆえんだ。

 (3)「米国第一主義」を掲げるトランプ大統領は、「米国が赤字になる貿易は許せない」のだ。6兆円も日本が黒字になっていることこそ、貿易不均衡を証明している。米国側は、「日本の貿易黒字をどこまで減らすことができるか」を要求しているはずだ。
 TPPのように5年10年かけて輸入を増やす、というような生ぬるいことは、米国は許さぬであろう。トランプ政権には、「今年中にどれだけ米国の貿易赤字を減らせるか」が最重要課題の一つである。日本側にも強硬姿勢で臨むはずだ。そこで日本側が無回答であれば、「自動車の輸入に関税を20%プラスする」といったことにもなりかねない。

 (4)安倍政権は、自動車の関税が引き上げられ、米国への輸出が減る事態は極力避けたいだろう。
 そうなると、貿易黒字を減らすには、米国からの輸入を増やさねばならない。数兆円の貿易黒字を一気に減らすことはないにしても、米国から日本への輸出量を拡大する具体的な品目と数量を明示せよと米国側は要求してくるだろう。
 そこに浮上するのは「食」だ。食料品全部合わせても、輸入額は1兆3,250億円しかない。そのうち肉類は約3,500億円。穀物類は約3,600億円だ。米国側が要求してくるのは、「米」と「牛肉」だろう。

 (5)穀物の小麦、トウモロコシ、大豆と、肉類の豚肉はすでに輸入量が多いので、米国産の輸入拡大はあまり見込めない。ところが、米と牛肉は国産の消費量が多いので、安い米国産が輸入されれば相当な需要が見込められる。
 この2品目は、米国での大量生産が可能で、関税をゼロにすえば、日本への輸出額が数千億円増加するだろう。逆に言えば、日本の米農家と畜産農家に大打撃を与えることになる。

 (6)TPPが実施されても国産農家への影響が大きいと言われているのに、2国間協定で米国の言いなりになって、自動車を守るために食を犠牲にすれば、まさに「トランプの思うつぼ」になる。
 2月10日の日米首脳会談について、安倍首相は衆議院予算委員会で「TPPと同じで、守るべきものは守る。攻めるところはしっかり攻めていく」と発言しているが、何を守ってどこを攻めたのか。
 日本の第一次産業を犠牲にしてまで自動車を守る必要はない。米国依存の経済から抜け出すいい機会だ。輸出ばかりに頼らず、国内需要を高める政策に方向転換すべきだ。

□垣田達也(消費者問題研究所代表)「車が大事か、食が大事か トランプ外交に巻き込まれるな」(「週刊金曜日」2017年2月10日号)
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【佐藤優】トランプ政権の安保政策、「生きた言葉」という虚妄、キリスト教の開祖パウロ

2017年02月20日 | ●佐藤優
   
 ①NHK取材班『総力取材! トランプ政権と日本』(NHK出版新書 780円)
 ②仲正昌樹『ポスト・モダンの左旋回』(作品社 2,200円)
 ③青野太潮『パウロ 十字架の使徒』(岩波新書 760円)

 (1)①では、トランプ米大統領に係る各分野の専門家による現時点での評価を知ることができる。
 〈例〉日米関係と安全保障に詳しい森本敏氏(元防衛相)は、こんな見方を示している。
 <森本氏の個人事務所を訪れたのは、トランプ氏当選の2日後。森本氏も「驚きの結果」だと振り返る一方で、今後の日米同盟への影響については、「トランプ氏は今までに政治経験がないため、政府が持っている本当のインテリジェンスをまだ知らされていないのであろう。(新政権のスタッフが)実態をきちんと説明することによって、彼が理解し、路線の現実的かつ柔軟な修正をしてくるという要素は多分にあるでしょう」と冷静な見方を示した>
 この方向でトランプ大統領が進んでくれればいいのだが、イスラム諸国7ヵ国の国籍所持者の米国入国を禁じるなど、エキセントリックな政策をトランプ大統領が取っていることに鑑みると、米国のアジア外交についても楽観は禁物だ。

 (2)②は、現下日本の思想状況に対する優れた批判的紹介の書だ。
 <あらゆる人間が自分の生活をしているのであって、それを「言語」という抽象的なもので一般化して表現することにはそもそも無理がある。仕方がないので自分にとって印象的な経験だけ抜き出して「言語化」したものが、たまたま他の人にも共感するような表現であった場合に、“生きた言葉”として響くことはあるだろう。それを一般化して「生きた言葉」と言ってみたところで何の意味もない>
 この作品全体が、「生きた言葉」なるものの虚妄性を鋭く衝いている。

 (3)③は、現代キリスト教神学の標準的な見解を知るために最適な本だ。イエスは自らをユダヤ教徒と考えていた。ユダヤ教と訣別しイエスを救世主とするキリスト教という新しい宗教を創ったのは、生前のイエスと会ったことがないパウロだ。
 <パウロ自身もまた、たしかにイエスを「神の子」と信じていたが、神とイエスとの間に厳として存在する不可逆な順序、つまり神がいるからこそイエスはいるのであって、決してその逆ではない、という順序を重視していた。イエスの直弟子たちとは違って、イエスの十字架による「贖罪」と、それゆえに起こされたイエスの「復活」という理解に偏った、贖罪論一辺倒の信仰をパウロが回避できたのは、そのためである>
 パウロのような波乱の人生を歩み、権謀術数に長けた人間でないと、パレスチナで生まれた小さな宗教を世界宗教にできなかったことがよくわかる。

□佐藤優「「生きた言葉」という虚妄 ~知を磨く読書 第1回~」(「週刊ダイヤモンド」2017年2月25日号)
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 【参考】
【佐藤優】物まね芸人とスパイの共通点、新版太平記の完成、対戦型AIの原理
【佐藤優】トランプ側近が考える「恐怖のシナリオ」 ~日本も敵になる?~
【佐藤優】弱まる日本社会の知力、実践的ディベート術、受けるより与えるほうが幸い
【佐藤優】トランプの「会話力」を知る ~ワシントンポスト取材班『トランプ』~
【佐藤優】「不可能の可能性」に挑む、言語の果たす役割の大きさ、NYタイムズ紙コラムニストの人生論
【佐藤優】人生は実家の収入ですべて決まる? ~「下流」を脱する方法~
【佐藤優】ソ連崩壊後の労働者福祉軽視、現代も強い力を持つ観念論、孤独死予備軍と宗教
【佐藤優】米国のキリスト教的価値観、サイバー戦争論、日本会議
【佐藤優】『失敗の本質』/日本型組織の長所と短所
【佐藤優】世界を知る「最重要書物」 ~クラウゼヴィッツ『戦争論』~
【佐藤優】現代ロシアに関する教科書、ネコ問題はヒト問題、トランプ氏の顧問が見る中国
【佐藤優】日本には「物語の復権」が必要である ~反知性主義批判~
【佐藤優】サイコパス、新訳で甦る千年前の魂、長寿化に伴うライフスタイルの変化
【佐藤優】イラクの地政学、誠実なヒューマニスト、全ての人が受益者となる社会の構築
【佐藤優】外交に決定的に重要なタイミング、他人の気持ちになって考える力、科学と職人芸が融合した食品
【佐藤優】『ゼロからわかるキリスト教』の著者インタビュー ~「神」を論じる不可能に挑む~
【佐藤優】組織の非情さが骨身に沁みる ~新田次郎『八甲田山死の彷徨』~
【佐藤優】プーチン政権の本質、2017年の論点、ロシアと欧州
【佐藤優】国際人になるための教科書、ストレスが人間を強くする、日本に易姓革命はない
【佐藤優】ロシアでも愛された知識人の必読書 ~安部公房『砂の女』~
【佐藤優】トランプ当選予言の根拠、猫の絵本の哲学、人間関係で認知症を予防
【佐藤優】モンロー主義とトランプ次期大統領、官僚は二流の社会学者、プロのスパイの手口
【佐藤優】トランプを包括的に扱う好著、現代日本外交史、独自の民間外交
【佐藤優】デモや抗議活動のサブカルチャー化、グローバル化に対する反発を日露が共有、グローバル化に対する反発が国家機能を強化
【佐藤優】国際社会で日本が生き抜く条件、ルネサンスを準備したもの、理系情報の伝え方
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【佐藤優】社会の価値観、退行する社会
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【佐藤優】「暴君」のような上司のホンネとは? ~メロスのビジネス心理学~

2017年02月19日 | ●佐藤優
 ★太宰治「走れメロス」(『女の決闘』、河出書房、1940、所収/『走れメロス』、新潮文庫、2005、ほか)

 (1)小説家は誰も「小中学校の教科書に長い間載るような作品を残したい」という欲望を秘かに抱いているのではないか。
 太宰治が現在もっともよく知られた作家であるのは、教科書で「走れメロス」に触れた人が多いからではないか。
 「走れメロス」は、古代ギリシャ神話とシラー(19世紀ドイツの詩人)の詩を元にしている。翻案で評価される小説を書くことは、まったくの創作よりも難しい。もっとも、人生に対して後ろ向きの作風を売りにする太宰としては、人間の善意を表面から評価する小説は、翻案の形でしか書けなかったのかもしれない。

 (2)書き出しから、読者を作品の中に引き込んでいく技法は見事だ。
 <メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かねばならぬと決意した。メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。笛を吹き、羊と遊んで暮らして来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。きょう未明メロスは村を出発し、野を越え山越え、十里離れた此のシラクスの市にやってきた>
 しかし、街の様子がひどく暗い。
 <路で逢った若い衆をつかまえて、何かあったのか、二年まえに此の市に来たときは、夜でも皆が歌をうたって、まちは賑やかであった筈だが、と質問した。若い衆は、首を振って答えなかった。しばらく歩いて老爺に逢い、こんどはもっと、語勢を強くして質問した。老爺は答えなかった。メロスは両手で老爺のからだをゆすぶって質問を重ねた。老爺は、あたりをはばかる低声で、わずか答えた。
「王様は、人を殺します。」
「なぜ殺すのだ。」
「悪心を抱いている、というのですが、誰もそんな、悪心を持っては居ませぬ。」
「たくさんの人を殺したのか。」
「はい、はじめは王様の妹婿さまを。それから、御自身のお世継ぎを。それから、妹さまを。それから、妹さまの御子さまを。それから、皇后さまを。それから、賢臣のアレキスさまを。」
「おどろいた。国王は乱心か。」
「いいえ、乱心ではございませぬ。人を、信ずる事が出来ぬ、というのです。このごろは、臣下の心をも、お疑いになり、少しく派手な暮らしをしている者は、人質ひとりずつ差し出すことを命じて居ります。御命令を拒めば十字架にかけられて、殺されます。きょうは、六人殺されました。」
 聞いて、メロスは激怒した。 
「呆れた王だ。生かして置けぬ。」

 (3)この小説は、「新潮」の1940年5月号に発表された。太平洋戦争の1年半前だ。日中戦争の泥沼から抜け出せず、暗くなっている日本と作品の中のシラクスの街が二重写しになる。

 (4)メロスは、ディオニス王の前に引き出される。王は、人間は信用できないと言う。メロスは、人を疑うのは恥ずべきことだと反論する。メロスは処刑されることになったが、シラクスで石工をしている親友のセリヌンティウスを人質として王のもとにとどめおくことを条件にして、妹の結婚式を行うために3日間の猶予を乞う。王は、メロスが死ぬために戻って来るはずはないと考えるが、セリヌンティウスを処刑して人を信じる事の馬鹿らしさを証明してやると考え、メロスの願いを受け入れた。

 (5)クライマックスは最後の箇所だ。
 <最後の死力を尽くして、メロスは走った。メロスの頭はからっぽだ。何一つ考えていない。ただ、わけもわからぬ大きな力にひきずられて走った。陽は、ゆらゆら地平線に没し、まさに最後の一片の残光も、消えようとした時、メロスは疾風の如く刑場に突入した。間に合った。(中略)「私だ、刑吏! 殺されるのは、私だ。メロスだ。彼を人質にした私は、ここにいる!」と、かすれた声で精一ぱいに叫びながら、ついに磔台に昇り、釣り上げられてゆく友の両足に、囓りついた。群衆は、どよめいた。あっぱれ。ゆるせ、と口々にわめいた。セリヌンティウスの縄はほどかれたのである。「セリヌンティウス。」メロスは眼に涙を浮かべて言った。「私を殴れ。ちから一ぱいに頬を殴れ。私は、途中で一度、悪い夢を見た。君が若(も)し私を殴ってくれなかったら、私は君と抱擁する資格さえ無いのだ。殴れ。」
 セリヌンティウスは、すべてを察した要するで首肯(うなず)き、刑場一ぱいに鳴り響くほど音高くメロスの右頬を殴った。殴ってから優しく微笑み、
「メロス、私を殴れ。同じくらい音高く私の頬を殴れ。私はこの三日の間、たった一度だけ、ちらと君を疑った。生れて、はじめて君を疑った。君が私を殴ってくれなければ、私は君と抱擁できない。」
 メロスは腕に唸りをつけてセリヌンティウスの頬を殴った。「ありがとう、友よ。」二人同時に言い、ひしと抱き合い、それから嬉し泣きにおいおい声を放って泣いた。
 群衆の中からも、歔欷(きょき)の声が聞こえた。暴君ディオニスは、群衆の背後から二人の様を、まじまじと見つめていたが、やがて静かに二人に近づき、顔をあからめて、こう言った。
「おまえらの望みは叶ったぞ。おまえらは、わしの心に勝ったのだ。信実とは、決して空虚な妄想ではなかった。どうか、わしも仲間に入れてくれまいか。どうか、わしの願いを聞き入れて、おまえらの仲間の一人にしてほしい。」>
 
 (6)ディオニス王が、本当に悪人だったならば、この程度の出来事で心を動かされたりしない。潜在意識において、王は人間的信頼関係を確かめたかったのだ。その実例を知りたかったのだ。
 一見、暴君のような上司が、潜在的には信頼に飢えていることがある。そういうときには、「走れメロス」型の演出が意外と効果をあげることがある。

□佐藤優「「暴君」のような上司のホンネとは? メロスのビジネス心理学 ~名著、再び ビジネスパーソンの教養講座 第26回~」(「週刊現代」2017年2月25日号)
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 【参考】
【佐藤優】物まね芸人とスパイの共通点、新版太平記の完成、対戦型AIの原理

【佐藤優】トランプ側近が考える「恐怖のシナリオ」 ~日本も敵になる?~
【佐藤優】弱まる日本社会の知力、実践的ディベート術、受けるより与えるほうが幸い
【佐藤優】トランプの「会話力」を知る ~ワシントンポスト取材班『トランプ』~
【佐藤優】「不可能の可能性」に挑む、言語の果たす役割の大きさ、NYタイムズ紙コラムニストの人生論
【佐藤優】人生は実家の収入ですべて決まる? ~「下流」を脱する方法~
【佐藤優】ソ連崩壊後の労働者福祉軽視、現代も強い力を持つ観念論、孤独死予備軍と宗教
【佐藤優】米国のキリスト教的価値観、サイバー戦争論、日本会議
【佐藤優】『失敗の本質』/日本型組織の長所と短所
【佐藤優】世界を知る「最重要書物」 ~クラウゼヴィッツ『戦争論』~
【佐藤優】現代ロシアに関する教科書、ネコ問題はヒト問題、トランプ氏の顧問が見る中国
【佐藤優】日本には「物語の復権」が必要である ~反知性主義批判~
【佐藤優】サイコパス、新訳で甦る千年前の魂、長寿化に伴うライフスタイルの変化
【佐藤優】イラクの地政学、誠実なヒューマニスト、全ての人が受益者となる社会の構築
【佐藤優】外交に決定的に重要なタイミング、他人の気持ちになって考える力、科学と職人芸が融合した食品
【佐藤優】『ゼロからわかるキリスト教』の著者インタビュー ~「神」を論じる不可能に挑む~
【佐藤優】組織の非情さが骨身に沁みる ~新田次郎『八甲田山死の彷徨』~
【佐藤優】プーチン政権の本質、2017年の論点、ロシアと欧州
【佐藤優】国際人になるための教科書、ストレスが人間を強くする、日本に易姓革命はない
【佐藤優】ロシアでも愛された知識人の必読書 ~安部公房『砂の女』~
【佐藤優】トランプ当選予言の根拠、猫の絵本の哲学、人間関係で認知症を予防
【佐藤優】モンロー主義とトランプ次期大統領、官僚は二流の社会学者、プロのスパイの手口
【佐藤優】トランプを包括的に扱う好著、現代日本外交史、独自の民間外交
【佐藤優】デモや抗議活動のサブカルチャー化、グローバル化に対する反発を日露が共有、グローバル化に対する反発が国家機能を強化
【佐藤優】国際社会で日本が生き抜く条件、ルネサンスを準備したもの、理系情報の伝え方
【佐藤優】人生を豊かにする本、猫も人もカロリー過剰、度外れなロシア的天性
【佐藤優】テロリズム思想の変遷を学ぶ ~沢木耕太郎『テロルの決算』~
【佐藤優】住所格差と人生格差、人材育成で企業復活、教科書レベルの知識が必要
【佐藤優】数学嫌いのための数学入門、西欧的思考にわかりやすい浄土思想解釈、非共産主義的なロシア帝国
【佐藤優】ウラジオストク日本人居留民、辺野古移設反対を掲げる公明党沖縄県本部、偶然歴史に登場した労働力の商品化
【佐藤優】「21世紀の優生学」の危険、闇金ウシジマくんvs.ホリエモン、仔猫の救い方
【佐藤優】大学にも外務省にもいる「サンカク人間」 ~『文学部唯野教授』~
【佐藤優】訳・解説『貧乏物語 現代語訳』の目次
【佐藤優】「イスラム国」をつくった米大統領、強制収容所文学、「空気」による支配を脱構築
【佐藤優】トランプの対外観、米国のインターネット戦略、中国流の華夷秩序
【佐藤優】元モサド長官回想録、舌禍の原因、灘高生との対話
【佐藤優】孤立主義の米国外交、少子化対策における産まない自由、健康食品のウソ・ホント
【佐藤優】アフリカを収奪する中国、二種類の組織者、日本的ナルシシズムの成熟
【佐藤優】キリスト教徒として読む資本論 ~宇野弘蔵『経済原論』~
【佐藤優】未来の選択肢二つ、優れた文章作法の指南書、人間が変化させた生態系
【佐藤優】+宮家邦彦 世界史の大転換/常識が通じない時代の読み方
【佐藤優】人びとの認識を操作する法 ~ゴルバチョフに会いに行く~
【佐藤優】ハイブリッド外交官の仕事術、トランプ現象は大衆の反逆、戦争を選んだ日本人
【佐藤優】ペリー来航で草の根レベルの交流、沖縄差別の横行、美味なソースの秘密
【佐藤優】原油暴落の謎解き、沖縄を代表する詩人、安倍晋三のリアリズム
【佐藤優】18歳からの格差論、大川周明の洞察、米国の影響力低下
【佐藤優】天皇制を作った後醍醐、天皇制と無縁な沖縄 ~網野善彦『異形の王権』~
【佐藤優】新しい帝国主義時代、地図の「四色問題」、ベストセラー候補の研究書
【佐藤優】ねこはすごい、アゼルバイジャン、クンデラの官僚を描く小説
【佐藤優】外交官の論理力、安倍政権と共産党、研究不正が起きるシステム
【佐藤優】遅読家のための読書術、電気の構造、本屋大賞
【佐藤優】外山滋比古/思考の整理学
【佐藤優】何が個性で、何が障害か
【佐藤優】大宅壮一ノンフィクション賞選評 ~『原爆供養塔』ほか~
【佐藤優】英才教育という神話
【佐藤優】資本主義の内在的論理
【佐藤優】米国の戦略策定、『資本論』をめぐる知的格闘、格差・貧困問題の起源
【佐藤優】偉くない「私」が一番自由、備中高梁の新島襄、コーヒーの科学
【佐藤優】フードバンク活動、内外情勢分析、正真正銘の「地方創生」
佐藤優】日本の政治エリートと「天佑」、宇宙の生命体、10代が読むべき本
【佐藤優】組織成功の鍵となる人事、ユダヤ人の歴史、リーダーシップ論
【佐藤優】第三次世界大戦の可能性、現代東欧文学、世界連鎖暴落
【佐藤優】司馬遼太郎の語られざる本音、深層対話、米政府による暗殺
【佐藤優】著名神学者のもう一つの顔 ~パウル・ティリヒ~
【佐藤優】総理が靖国参拝する理由、NPO活動の哲学やノウハウ、テロ対策の必読書
【佐藤優】今後、起こりうる財政破綻 ~対応策を学ぶ~
【佐藤優】社会の価値観、退行する社会
【佐藤優】夫婦の微妙な関係、安倍政権の内在的論理、警察捜査の正体
【佐藤優】情緒ではなく合理と実証で ~社会の再構築~
【佐藤優】中曽根康弘、21世紀の資本主義分析、北樺太の石油開発
【佐藤優】日本人の思考の鋳型、死刑問題、キリスト教と政治
【佐藤優】中国株式市場の怪しさ、イノベーションの障害、ホラー映画の心理学
【佐藤優】普天間基地移設問題の本質、外務省犯罪黒書、老後に快走!
【佐藤優】シリア難民が日本へ ~ハナ・アーレント『全体主義の起源』~
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【南雲つぐみ】更年期女性と心疾患 ~微小血管狭心症~

2017年02月18日 | 医療・保健・福祉・介護
 「動くと心臓がチクチク痛い」「食事と関係なく胃痛や吐き気がする」「喉からあごにかけて上ってくるような痛み」「就寝前に動悸がする」「背中の痛み」など、胸部のさまざまな不調に悩むAさん(46)。しかし、心臓カテーテル検査などを行っても異常は見つからず、「更年期の症状では」と漢方薬などを処方されていたそうだ。
 つい最近、循環器専門の病院でやっと「微小血管狭心症」ではないかと診断された。米国立衛生研究所(NIH)のグループによって、近年になって提唱された疾患で、更年期に起こる女性ホルモンの減少が関与しているのではないかといわれている。一般的な狭心症は、心臓の表面にある太い血管の動脈硬化で起こるもので、男性に多い。微小血管狭心症は心臓の細い血管がけいれんすることによって起こり、7割以上は女性ではないかといわれている。太い血管が詰まるわけではないので、すぐに死の危険はないが、自覚症状がある人の5~6%が、2年以内に虚血性心疾患で入院しているという報告もあるそうだ。

□南雲つぐみ(医学ライター)「更年期女性と心疾患 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年2月17日)を引用
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 【参考】
【南雲つぐみ】更年期女性と心疾患 ~微小血管狭心症~
【南雲つぐみ】梅の季節
【南雲つぐみ】皮膚の乾燥やかゆみ ~傾向と対策~
【南雲つぐみ】お菓子の日とビタミンB1
【南雲つぐみ】午の時刻、方位、初午の名物料理
【南雲つぐみ】添加物が気になる時 ~ワカメのみそ汁の効果~
【南雲つぐみ】揺さぶりに注意 ~赤ちゃんの脳震盪や硬膜下出血~
【南雲つぐみ】喉あめの効果 ~唾液分泌~
【南雲つぐみ】静電気を防ぐには ~綿や麻は電子を帯びにくい~
【南雲つぐみ】目の温浴 ~蒸しタオル~
【南雲つぐみ】海苔の日 ~「海の緑黄色野菜」~
【南雲つぐみ】大豆とエクオールは女性にとって健康の秘訣 ~今日は節分~
【南雲つぐみ】体の痛みが示すもの ~臓器の健康~
【南雲つぐみ】飲む乳酸菌の役割 ~明日2月3日は「乳酸菌の日」~
【南雲つぐみ】マスクで花粉症の予防 ~ダイエットにもなる~
【南雲つぐみ】寒灸の習慣 ~関節の痛みやこりを和らげる~
【南雲つぐみ】タイの天ぷら ~徳川家康の死因考~
【南雲つぐみ】アボカドの栄養とその調理法
【南雲つぐみ】フェリチンに注目 ~貧血対策~
【南雲つぐみ】ショウガを飲む ~その薬効~
【南雲つぐみ】ナマコとコノワタ ~三河湾では今が旬~
【南雲つぐみ】寒たまご ~1日2個以上も可~
【南雲つぐみ】安納芋の栄養価と味わい ~焼くか蒸す~
【南雲つぐみ】小正月には小豆がゆ ~むくみによる体重増の対策~
【南雲つぐみ】「おなかの風邪」の予防と事後処理 ~ノロウイルス、「ロタウイルス」~
【南雲つぐみ】食事制限だけのダイエットは危険 ~運動が大事~
【南雲つぐみ】温泉の安全な入り方
【南雲つぐみ】七草がゆ
ミカンのうんちく ~延命長寿の果実~
【南雲つぐみ】鍋で養生 ~今年1月5日は小寒~
【南雲つぐみ】お雑煮の食べ方 ~事故の防止法~

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【佐藤優】書誌

2017年02月18日 | ●佐藤優
 ※2017年2月18日現在。なお、「●」は所持するもの。

 《追加分》
●『キリスト教神学で読み解く共産主義』(光文社新書、2017.2.20)
●『性と国家』(河出新書、2016.11.26)/共著:北原みのり
●『世界観 』(小学館新書、2016.12.1)
●『大国の掟 「歴史×地理」で解きほぐす大国の掟 「歴史×地理」で解きほぐす 』(NHK出版、2016.11.10)
●『秩序なき時代の知性』(ポプラ新書、2016.12.8)
●『知の操縦法』(平凡社、2016.11.28)
●『僕らが毎日やっている最強の読み方―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける77の極意』(東洋経済新聞社、2016.12.16)/共著:池上 彰
『悪いヤツほど愛される 』(講談社+α新書、2017)
『ゼロからわかるキリスト教』(新潮社、2016.10.31)
『トランプは世界をどう変えるか?』(朝日新書、2016.12.26)/共著:エマニュエル・トッド

(1)著書
●『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮社、2005 →増補版:新潮文庫、2007《解説:川上弘美》)
  ※第59回毎日出版文化賞特別賞
●『自壊する帝国』(新潮社、2006 →新潮文庫、2008《解説:恩田陸》)
  ※第5回新潮ドキュメント賞および第38回大宅壮一ノンフィクション賞
●『日米開戦の真実 大川周明著「米英東亜侵略史」を読み解く』(小学館、2006 →小学館文庫、2011)
●『獄中記』(岩波書店、2006年 →改訂版:岩波現代文庫、2009)
●『国家と神とマルクス 「自由主義的保守主義者」かく語りき』(太陽企画出版、2007 →角川文庫 2008)
●『地球を斬る』(角川学芸出版、2007 →角川文庫 2009)
●『国家の謀略』(小学館、2007)
●『野蛮人のテーブルマナー ビジネスを勝ち抜く情報戦術』(講談社、2007 →講談社+α文庫、2009)
●『野蛮人のテーブルマナー 「諜報的生活」の技術』(講談社、2009)
●『私のマルクス』(文藝春秋、2007 →文春文庫 2010)
●『インテリジェンス人間論』(新潮社、2007 →新潮文庫 2010)
●『国家論 日本社会をどう強化するか』(NHKブックス、2007)
●『世界認識のための情報術』(週刊金曜日、2008)
●『交渉術』(文藝春秋、2009 →文春文庫、2011)
●『テロリズムの罠 右巻 忍び寄るファシズムの魅力』(角川ワンテーマ21、2009)
●『テロリズムの罠 左巻 新自由主義社会の行方』(角川ワンテーマ21、2009)
●『外務省ハレンチ物語』(徳間書店、2009 →徳間文庫、2011)
●『神学部とは何か 非キリスト教徒にとっての神学入門』(新教出版社、2009)
●『「諜報的(インテリジェンス)生活」の技術 野蛮人のテーブルマナー』(講談社、2009)
●『甦る怪物 私のマルクス ロシア篇』(文藝春秋、2009)
●『功利主義者の読書術』(新潮社、2009 →新潮文庫、2012)
●『沖縄・久米島から日本国家を読み解く』(小学館、2009)
●『はじめての宗教論 右巻 見えない世界の逆襲』(NHK出版新書、2009)
●『はじめての宗教論 左巻 ナショナリズムと神学』(NHK出版新書、2011)
●『日本国家の神髄 禁書「国体の本義」を読み解く』(扶桑社、2009)
●『この国を動かす者へ』(徳間書店、2010)
『3・11クライシス!』(マガジンハウス、2011)
『予兆とインテリジェンス』(産経新聞出版、2011)
●『人たらしの流儀』(PHP研究所、2011)
●『佐藤優のウチナー評論』(琉球新報社、2011)
●『この国を壊す者へ』(徳間書店、2011)
『世界インテリジェンス事件史 祖国日本よ、新・帝国主義時代を生き残れ!』(双葉社、2011)
●『インテリジェンス人生相談 復興編』(扶桑社、2011)
『共産主義を読みとく いまこそ廣松渉を読み直す『エンゲルス論』ノート 廣松渉エンゲルス論との対座』(世界書院 2011)
●『外務省に告ぐ』(新潮社 2011 →新潮文庫、2014)
●『野蛮人の図書室』(講談社、2011)
●『国家の「罪と罰」』(小学館 2011)
●『新・帝国主義の時代 左巻 情勢分析論篇』(中央公論者、2013)
●『新・帝国主義の時代 右巻 日本の進路篇』(中央公論者、2013)
●『神学の履歴書 ~初学者のための神学書ガイド~』(新教出版社、2014)
●『紳士協定 私のイギリス物語』(新潮社、2012/新潮文庫、2014)
●『帝国の時代をどう生きるか 知識を教養へ、教養を叡智へ』(角川oneテーマ21、2012)
●『読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門』(東洋経済新報社、2012)
●『人間の叡智』(文春新書、2012)
●『同志社大学神学部』(光文社、2012)
●『人に強くなる極意』(青春新書インテリジェンス、2013)
●『知の武装: 救国のインテリジェンス』(新潮新書、2013)
●『国境のインテリジェンス』(徳間書店、2013 →徳間文庫、2015)
●『地球時代の哲学 池田・トインビー対談を読み解く』(潮出版社、2014)
●『元外務省主任分析官・佐田勇の告白: 小説・北方領土交渉』(徳間書店、2014)
●『先生と私』(幻冬舎、2014/後に幻冬舎文庫、2016)
●『佐藤優の沖縄評論』(光文社知恵の森文庫、2014)
●『「知的野蛮人」になるための本棚 (PHP文庫、2014)
『野蛮人のテーブルマナー 完全版』(講談社、2014)
●『宗教改革の物語 近代、民族、国家の起源』(KADOKAWA、2014)
●『いま生きる「資本論」』(新潮社、2014)
●『修羅場の極意』(中公新書ラクレ、2014)
●『逆境を乗り越える技術』(ワニブックス、2014)
●『「知」の読書術 』(集英社(知のトレッキング叢書)、2014)
●『私の「情報分析術」超入門 仕事に効く世界の捉え方』(徳間書店、2014)
●『創価学会と平和主義』(朝日新書、2014)
●『私が最も尊敬する外交官 ナチス・ドイツの崩壊を目撃した吉野文六』(講談社、2014)
●『佐藤優の10分で読む未来 キーワードで即理解 新帝国主義編』(講談社、2014)
●『日本国家の神髄 ~禁書『国体の本義』を読み解く~』 (扶桑社新書、2014)
●『「ズルさ」のすすめ』(青春新書インテリジェンス、2014)
●『佐藤優の実践ゼミ 「地アタマ」を鍛える!』(「文藝春秋」2015年2月臨時増刊号)
●『世界史の極意』(NHK出版新書、2015)
●『神学の思考 キリスト教とは何か』(平凡社、2015)
●『危機を克服する教養』(角川書店、2015)
●『人生の極意』(扶桑社新書、2015)
●『プラハの憂鬱』(新潮社、2015)
●『国家の攻防/興亡』(角川新書、2015)
●『希望の資本論』(朝日新聞出版、2015)/共著:池上彰
●『危機を克服する教養 ~知の実践講義「歴史とは何か」~』(KADOKAWA、2015)
●『超したたか勉強術』(朝日新書、2015)
●『知性とは何か』(祥伝社新書、2015)
『国境のインテリジェンス』(徳間文庫カレッジ、2015)
●『ケンカの流儀 -修羅場の達人に学べ』(中公新書ラクレ、2015)
●『いま生きる階級論』(新潮社、2015)
●『イスラエルとユダヤ人に関するノート』(ミルトス、2015)
●『知の教室 ~教養は最強の武器である~』(文春文庫、2015)・・・・『佐藤優の実践ゼミ 「地アタマ」を鍛える!』再構成したもの。
●『お金に強くなる生き方』(青春新書インテリジェンス、201)
●『同志社大学神学部 私はいかに学び、考え、議論したか』(光文社新書、2015)
●『官僚階級論 ~霞が関(リヴァイアサン)といかに闘うか』(モナド新書、2015)
●『この国が戦争に導かれる時 超訳:小説・日米戦争』(徳間文庫、2015) 
『「池田大作 大学講演」を読み解く 世界宗教の条件』(潮出版社、2015)
●『佐藤優の「地政学リスク講座2016」 日本でテロが起きる日』(時事通信出版局、2015)
●『外務省犯罪黒書』(講談社エディトリアル、2015)
●『資本主義の極意 明治維新から世界恐慌へ』(NHK出版新書、2016)
●『危機を覆す情報分析 ~知の実戦講義「インテリジェンスとは何か」~』(KADOKAWA、2016)
●『組織の掟』(新潮新書、2016)
●『動因を探せ 中東発世界危機と日本の分断』(徳間書店、2016)
●『自分を動かす名言』(青春出版社、2016)
●『使える地政学 日本の大問題を読み解く』(朝日新聞出版、2016)
●『貧乏物語 現代語訳』(講談社現代新書、2016)
●『世界インテリジェンス事件史』(光文社文庫、2016)
●『現代の地政学』(晶文社、2016)
●『資本論の核心 純粋な資本主義を考える』(角川新書、2016)
●『現代に生きる信仰告白 改革派教会の伝統と神学』(キリスト新聞社、2016)
●『君たちが知っておくべきこと 未来のエリートとの対話』(新潮社、2016)
●『性と国家』(河出新書、2016.11.26)/共著:北原みのり
●『世界観 』(小学館新書、2016.12.1)
●『大国の掟 「歴史×地理」で解きほぐす大国の掟 「歴史×地理」で解きほぐす 』(NHK出版、2016.11.10)
●『秩序なき時代の知性』(ポプラ新書、2016.12.8)
●『知の操縦法』(平凡社、2016.11.28)
『悪いヤツほど愛される 』(講談社+α新書、2017)
『ゼロからわかるキリスト教』(新潮社、2016.10.31)

(2)共著(対談)
●『国家の自縛』(産経新聞出版、2005 →扶桑社文庫、2010)/聞き手:斎藤勉(産経新聞元モスクワ支局長)
●『国家の崩壊』(にんげん出版、2006)/聞き手:宮崎学
●『北方領土「特命交渉」』(講談社、2006 →講談社+α文庫、2007)/共著:鈴木宗男
●『インテリジェンス―武器なき戦争』(幻冬舎新書、2006)/共著:手嶋龍一
●『ナショナリズムという迷宮 -ラスプーチンかく語りき』(朝日新聞社、2006 →朝日文庫、2010)/対談:魚住昭
『アメリカの日本改造計画』(イースト・プレス、2006)/共著:関岡英之・小林よしのり・西部邁ら
『反省 私たちはなぜ失敗したのか?』(アスコム、2007)/共著:鈴木宗男
『国家情報戦略』(講談社、2007)/共著:高永哲
『中国の黒いワナ』(宝島社、2007)/共著:青木直人・西尾幹二
『佐藤優 国家を斬る』(同時代社、2007)/コーディネーター:宮崎学、連帯運動・編
●『国家と人生 寛容と多元主義が世界を変える』(太陽企画出版、2007 →角川文庫、2008)/対談:竹村健一
●『正義の正体』(集英社インターナショナル、2008)/共著:田中森一
●『大和ごころ入門』(扶桑社、2008)/共著:村上正邦
●『ロシア闇と魂の国家』( 文春新書、2008)/対談:亀山郁夫
『情報力―情報戦を勝ち抜く“知の技法”』(イースト・プレス、2008)/共著:鈴木琢磨
『政治を語る言葉』(七つ森書館、2008)/山口二郎・編
●『暴走する国家 恐慌化する世界―迫り来る新統制経済体制(ネオ・コーポラティズム)の罠』(日本文芸社、2008)/共著:副島隆彦、
『第三次世界大戦 左巻 新・帝国主義でこうなる!』(アスコム、2008)/共著:田原総一朗
『第三次世界大戦 右巻 新・世界恐慌でこうなる!』(アスコム、2008)/共著:田原総一朗
●『テロルとクーデターの予感-ラスプーチンかく語りき2』(朝日新聞出版、2009)/対談:魚住昭
●『インテリジェンス人生相談 社会編』、『同 個人編』(扶桑社、2009)
●『知の超人対談 岡本行夫・佐藤優の「世界を斬る」』(産経新聞出版、2009)/ 共著:岡本行夫
●『ぼくらの頭脳の鍛え方 必読の教養書400冊』(文春新書、2009)/共著:立花隆
『徹底討論沖縄の未来』(芙蓉書房出版、2010)/共著:大田昌秀、沖縄大学地域研究所・編
●『猛毒国家に囲まれた日本 ロシア・中国・北朝鮮』(海竜社、2010)/共著:宮崎正弘
『小沢革命政権で日本を救え 国家の主人は官僚ではない』(日本文芸社、2010)/共著:副島隆彦
『週刊とりあたまニュース 最強コンビ結成!編』(新潮社、2011)/共著:西原理恵子
『国家の危機』(KKベストセラーズ、2011)/共著:的場昭弘
●『聖書を語る 宗教は震災後の日本を救えるか』(文藝春秋、2011 →文春文庫、2013)/共著:中村うさぎ
『沈黙より軽い言葉を発するなかれ』(創出版、2012)/対談:柳美里
●『はじめてのマルクス』(週刊金曜日、2013)/共著:鎌倉孝夫
●『世界と闘う「読書術」 思想を鍛える1000冊』 (集英社新書、2013)/共著:佐高信
●『知の武装 救国のインテリジェンス』(新潮新書、2013)/共著:手嶋龍一
『新・帝国主義時代を生き抜くインテリジェンス勉強法』(講談社、2014)/共著:荒井和夫
●『聖書を読む』(文藝春秋、2013)/共著:中村うさぎ
●『新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方』(文春新書、2014)/共著:池上彰
●『喧嘩の勝ち方 喧嘩に負けないための5つのルール 』(光文社、2014)/共著:佐高信
●『賢者の戦略』(新潮新書、2014)/共著:手嶋龍一
●『死を笑う うさぎとまさると生と死と』(毎日新聞社、2015)/共著:中村うさぎ
●『希望の資本論』(朝日新聞出版、2015)/共著:池上彰
●『反知性主義とファシズム』(金曜日、2015)/共著:斎藤環
●『崩れゆく世界 生き延びる知恵』(キャップス、2015)/共著:副島隆彦
●『「殺しあう」世界の読み方 (田原総一朗責任編集 オフレコ!BOOKS)』(アスコム、2015)/共著:田原総一朗・宮崎学
●『とりあたま大学: 世界一ブラックな授業!編』(新潮社、2015)/共著:西原理恵子
●『イスラエルとユダヤ人に関するノート』(ミルトス、2015)
●『国家のエゴ』(朝日新書、2015)/共著:姜尚中
●『異端の人間学』(幻冬舎新書、2015)/共著:五木寛之
●『インテリジェンスの最強テキスト』(東京堂出版、2015)/共著:手嶋龍一
●ニッポン放送「高嶋ひでたけのあさラジ!」編『90分でわかる日本の危機』(扶桑社新書、2015)
●『政治って何だ!? - いまこそ、マックス・ウェーバー『職業としての政治』に学ぶ-』(ワニブックスPLUS新書、2015)/共著:石川知裕
●『大世界史 現代を生きぬく最強の教科書』(文春新書、2015)/共著:池上彰
●『あぶない一神教』(小学館新書、2015)/共著:橋爪大三郎
●『インテリジェンスの最強テキスト』(東京堂出版、2015)/共著:手嶋龍一
●『第3次世界大戦の罠 -新たな国際秩序と地政学を読み解く』(徳間書店、2015)/共著:山内昌之
●『平和なき時代の世界地図 戦争と革命と暴力 単行本』(祥伝社、2015)/共著:宮崎学
●田原総一朗・責任編集『「殺し合う」世界の読み方』(文化放送、2015)/共著:宮崎学
●『マルクスと日本人 社会運動からみた戦後日本論』(明石書店、2015)/共著:山崎耕一郎
●『創価学会を語る』(第三文明社、2015)/共著:松岡幹夫
●『小学校社会科の教科書で、政治の知識をいっきに身につける』(東洋経済新報、2015)/共著:井戸まさえ
●『新・地政学 ~「第三次世界大戦」を読み解く』(中公新書ラクレ、2016)/共著:山内昌之
●『佐藤優さん、神は本当に存在するのですか?』(文藝春秋、2016)/共著:竹内久美子
●『復権するマルクス 戦争と恐慌の時代に』(角川新書、2016)/共著:的場昭弘
『竹中先生、これからの「世界経済」について本音を話していいですか』(ワニブックス、2016)/共著:竹中平蔵
●『21世紀の戦争論 昭和史から考える』(文春新書、2016)/共著:半藤一利
●『世界史の大転換 常識が通じない時代の読み方』(PHP新書、2016)/共著:宮家邦彦
●『右肩下がりの君たちへ』(ぴあ、2016)/共著:津田大介、ほか
●『いっきに学び直す日本史 近代・現代 実用編』(東洋経済新報社、2016)/共著:山岸良二
●『いっきに学び直す日本史 古代・中世・近世 教養編』(東洋経済新報社、2016)/共著:山岸良二
●『21世紀の戦争論 昭和史から考える』(文春新書、2016)/共著:半藤一利
●『世界史の大転換 常識が通じない時代の読み方』(PHP新書、2016)/共著:宮家邦彦
●『右肩下がりの君たちへ』(ぴあ、2016)/共著:津田大介、ほか
●『新・リーダー論 ~大格差時代のインテリジェンス~』(文春新書、2016)/共著:池上彰
●『性と国家』(河出新書、2016.11.26)/共著:北原みのり
●『僕らが毎日やっている最強の読み方―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける77の極意』(東洋経済新聞社、2016.12.16)/共著:池上 彰
『いま、公明党が考えていること』(潮新書、2016)/共著:山口那津男
『トランプは世界をどう変えるか?』(朝日新書、2016.12.26)/共著:エマニュエル・トッド
●『キリスト教神学で読み解く共産主義』(光文社新書、2017.2.20)

(3)訳書
 ゲンナジー・ジュガーノフ(佐藤優/黒岩幸子・共訳)『ロシアと現代世界 汎ユーラシア主義の戦略』(自由国民社、1996)
●J.L.フロマートカ(Josef Lukl Hromadka、日本ではロマドカの名称でも知られる)『なぜ私は生きているか J.L.フロマートカ自伝』(新教出版社、1997)
 アレクサンドル・レベジ(工藤精一郎/工藤正広/黒岩幸子・共訳)『憂国』(徳間書店、1997)
●ヨゼフ・ルクル・フロマートカ (平野 清美・訳/佐藤優・監訳・解説)『神学入門 ~プロテスタント神学の転換点』(新教出版社、2012)
 ヨゼフ・ルクル・フロマートカ (平野 清美・訳/佐藤優・監訳)『人間への途上にある福音 キリスト教信仰論』(新教出版社、2014)
●アモス・ギルボア/エフライム・ラピッド・編(佐藤優・監訳/河合洋一郎・訳)『イスラエル情報戦史』(並木書房、2015)
●『この国が戦争に導かれる時 超訳:小説・日米戦争』(徳間文庫、2015) 
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 【参考】
【佐藤優】の仕事早わかり ~略歴と書誌~
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【旅】長良川の鵜飼 ~漱石・多佳子・三鬼~

2017年02月18日 | 詩歌
 蔵書を処分する前、ざっと読み返した1冊。
 本書は夏目漱石から石田波郷まで、近現代の俳人47家を収録。口絵写真に例えば「匠と鵜」あり、これをめぐって3句が紹介されている。

  鵜飼名を勘作と申し哀れ也  夏目漱石
  つかれ鵜のこゑごゑ鵜匠ききわけて  橋本多佳子
  昼の鵜や鵜匠頭(うしょうのかみ)の指ついばみ  西東三鬼

 漱石句の注にいわく、
 <「鵜飼名を」の句。明治28年作。漱石の句は古く明治22年の作から記録されているが、その多くは手なぐさみという程度にすぎない。漱石の俳句開眼は明治28年松山中学赴任以後といっていい。以下その当時の句。すでに漱石独自の世界を開いている。【安住敦】>

□『俳句集』(日本の詩歌30)(中央公論社、1970)
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 【参考】
【旅】岐阜 ~長良川~
  
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【本】国谷裕子『キャスターという仕事』(岩波新書)

2017年02月18日 | 社会
 
 就任会見で「政府が右ということを左というわけにはいかない」と述べ、政府と寝そべる意向を隠さなかった籾井勝人・NHK会長がようやく退任した。去り際の挨拶が「ハッピーに退任することができました」なのだから、その姿勢を質す声は最後まで届かなかった。『クローズアップ現代』のキャスターを23年間にもわたって務めた著者は、「キャスターである私には、言葉しかなかった。『言葉の持つ力』を信じることがすべの始まりであり、結論だった」と言い切る。「わかりやすい番組」に急ぎ、結果的に為政者が醸す雰囲気に従順になってはいけないと警戒し続けてきた。
 貧困化が進む女性たちの実態を追う回のタイトル案に「ガールズプア」とあるのを見て、国谷は「女性たちが男性目線で扱われている」と指摘、タイトルは変更された。構成表に「なかなか理解が進まない安保法制」を見つければ、「反対=理解していないだけ」との暗黙の示唆を潜ませるのでは、と再考した。雑な言葉が社会を乱すのだ。
 キャロライン・ケネディ前駐日大使へのインタビューでの話。日本国内に第2次世界大戦の歴史解釈を書き換える動きがあるとアメリカメディアが報じたことを問うにあたり、その主語の中に「安倍政権の一員、それにNHKの経営委員や会長の発言によって」と身内を入れた。なかなかできることではない。
 毎日、番組が始まると2分前後、その日のテーマについて国谷による前説が設けられていた。試写を繰り返し、ギリギリまで最適の言葉を練り続けた。最後の放送回の前説で、国谷はこの20年間を「大人たちが信じていたことが変わっていった時代」と位置づけた。言葉で社会を捉え続けた姿勢に敬服する。

□武田砂鉄「言葉で社会を捉え続けた姿勢に感服」(「週刊金曜日」2017年2月10日号)を引用
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 【参考】
【メディア】調査報道がジャーナリズムを変革する ~チャールズ・ルイス/ICIJ創設者~
【メディア】日本国憲法の国際性 ~人権無法国家ニッポンの落日(2)~
【メディア】国谷裕子という人 ~インタビューという仕事(番外編)~
【メディア】フェアなインタビューとは ~インタビューという仕事(3)~
【メディア】テッド・コペルと言葉の力 ~インタビューという仕事(2)~
【メディア】インタビューという仕事 ~「クローズアップ現代」の23年~

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【南雲つぐみ】梅の季節

2017年02月18日 | 医療・保健・福祉・介護
 梅の開花時期は1月中旬から5月の初めまで。「梅は百花の魁(さきがけ)というそうで、春を彩る花々の先頭を切るようにして咲き、約3カ月間もかけて日本列島を北上していく。桜と違って咲き方も散り方もゆっくりなのだ。
 梅の名所は全国全国各地にある。日本三名園のひとつ、偕楽園(水戸市)には、約100品種、3,000本の梅が植えられている。品種によって開花時期が少しずつ違い、3月末ごろまでいろいろな梅を楽しめる。
 京都府城陽市の青谷梅林では約1万本の白梅が、和歌山県みなべ町の南部梅林では、高級銘柄の梅干しで知られる南高梅を中心に、約8万本が広大な敷地に咲き誇るそうだ。
 梅を描いた日本画の名作といえば、尾形光琳作の国宝「紅白梅図びょうぶ」。江戸時代に描かれたもので、最近、デジタル顕微鏡などで解析した結果、びょうぶ全体を占める金地には金箔が用いられていることが確認できたという。収蔵するMOA美術館(静岡県熱海市)では、梅の開花時期に合わせて2月と3月に一般公開している。

□南雲つぐみ(医学ライター)「梅の時期 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年2月11日)を引用
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 【参考】
【南雲つぐみ】皮膚の乾燥やかゆみ ~傾向と対策~
【南雲つぐみ】お菓子の日とビタミンB1
【南雲つぐみ】午の時刻、方位、初午の名物料理
【南雲つぐみ】添加物が気になる時 ~ワカメのみそ汁の効果~
【南雲つぐみ】揺さぶりに注意 ~赤ちゃんの脳震盪や硬膜下出血~
【南雲つぐみ】喉あめの効果 ~唾液分泌~
【南雲つぐみ】静電気を防ぐには ~綿や麻は電子を帯びにくい~
【南雲つぐみ】目の温浴 ~蒸しタオル~
【南雲つぐみ】海苔の日 ~「海の緑黄色野菜」~
【南雲つぐみ】大豆とエクオールは女性にとって健康の秘訣 ~今日は節分~
【南雲つぐみ】体の痛みが示すもの ~臓器の健康~
【南雲つぐみ】飲む乳酸菌の役割 ~明日2月3日は「乳酸菌の日」~
【南雲つぐみ】マスクで花粉症の予防 ~ダイエットにもなる~
【南雲つぐみ】寒灸の習慣 ~関節の痛みやこりを和らげる~
【南雲つぐみ】タイの天ぷら ~徳川家康の死因考~
【南雲つぐみ】アボカドの栄養とその調理法
【南雲つぐみ】フェリチンに注目 ~貧血対策~
【南雲つぐみ】ショウガを飲む ~その薬効~
【南雲つぐみ】ナマコとコノワタ ~三河湾では今が旬~
【南雲つぐみ】寒たまご ~1日2個以上も可~
【南雲つぐみ】安納芋の栄養価と味わい ~焼くか蒸す~
【南雲つぐみ】小正月には小豆がゆ ~むくみによる体重増の対策~
【南雲つぐみ】「おなかの風邪」の予防と事後処理 ~ノロウイルス、「ロタウイルス」~
【南雲つぐみ】食事制限だけのダイエットは危険 ~運動が大事~
【南雲つぐみ】温泉の安全な入り方
【南雲つぐみ】七草がゆ
ミカンのうんちく ~延命長寿の果実~
【南雲つぐみ】鍋で養生 ~今年1月5日は小寒~
【南雲つぐみ】お雑煮の食べ方 ~事故の防止法~
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【南雲つぐみ】皮膚の乾燥やかゆみ ~傾向と対策~

2017年02月17日 | 医療・保健・福祉・介護
 外気の湿度が30パーセント以下になると、皮膚の乾燥が起きやすいという。現代の生活では、エアコンやホットカーペットなどの暖房器具を使用し、キッチンや洗面所でもひんぱんにお湯を使うので、冬はさらに肌が乾燥しやすい状況なのだろう。
 女性は、手、指だけでなくウェストやもものつけ根、胸や背中もかゆみが起きやすい。これは下着やブラジャーの布地がこすれる部分だからだ。うっかりかいてしまうとさらなるかゆみを呼び、炎症を起こして赤黒いしみなどの原因にもなりやすいので、できるだけかかないようにケアしたい。
 米国皮膚科学会では、乾燥肌ケアについての皮膚科専門医のアドバイスを動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信している。ここでは、
 ①シャワーはぬるめのお湯でさっとすませる
 ②水分を丁寧に拭きとり、軟こうなどの保湿剤を塗る
 ③スキンケア製品には、制汗剤や香料など肌に刺激のある成分を含まないものを使う
 ④加湿器で部屋の乾燥を防ぐ
 ⑤荒れがひどいときは寝る前にワセリンを塗る、
などの対策が紹介されている。

□南雲つぐみ(医学ライター)「皮膚の乾燥やかゆみ ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年2月14日)を引用、一部改行変更
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 【参考】
【南雲つぐみ】お菓子の日とビタミンB1
【南雲つぐみ】午の時刻、方位、初午の名物料理
【南雲つぐみ】添加物が気になる時 ~ワカメのみそ汁の効果~
【南雲つぐみ】揺さぶりに注意 ~赤ちゃんの脳震盪や硬膜下出血~
【南雲つぐみ】喉あめの効果 ~唾液分泌~
【南雲つぐみ】静電気を防ぐには ~綿や麻は電子を帯びにくい~
【南雲つぐみ】目の温浴 ~蒸しタオル~
【南雲つぐみ】海苔の日 ~「海の緑黄色野菜」~
【南雲つぐみ】大豆とエクオールは女性にとって健康の秘訣 ~今日は節分~
【南雲つぐみ】体の痛みが示すもの ~臓器の健康~
【南雲つぐみ】飲む乳酸菌の役割 ~明日2月3日は「乳酸菌の日」~
【南雲つぐみ】マスクで花粉症の予防 ~ダイエットにもなる~
【南雲つぐみ】寒灸の習慣 ~関節の痛みやこりを和らげる~
【南雲つぐみ】タイの天ぷら ~徳川家康の死因考~
【南雲つぐみ】アボカドの栄養とその調理法
【南雲つぐみ】フェリチンに注目 ~貧血対策~
【南雲つぐみ】ショウガを飲む ~その薬効~
【南雲つぐみ】ナマコとコノワタ ~三河湾では今が旬~
【南雲つぐみ】寒たまご ~1日2個以上も可~
【南雲つぐみ】安納芋の栄養価と味わい ~焼くか蒸す~
【南雲つぐみ】小正月には小豆がゆ ~むくみによる体重増の対策~
【南雲つぐみ】「おなかの風邪」の予防と事後処理 ~ノロウイルス、「ロタウイルス」~
【南雲つぐみ】食事制限だけのダイエットは危険 ~運動が大事~
【南雲つぐみ】温泉の安全な入り方
【南雲つぐみ】七草がゆ
ミカンのうんちく ~延命長寿の果実~
【南雲つぐみ】鍋で養生 ~今年1月5日は小寒~
【南雲つぐみ】お雑煮の食べ方 ~事故の防止法~

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