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散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

旧産炭地の旅3-赤平

2007年04月30日 14時31分27秒 | 旅日記
12時20分赤平駅に到着。駅は「交流センターみらい」という街一番の大きな建物と合体しているが、とにかく人がいない。大体こういう施設を作ると、訳も無く中高生がたむろしていたりするものだが、それすら見かけないのだ。

【街を圧するその姿】


【でも人はいないよ】


街中を散策するも、赤平市郷土館は休館。図書館も休館。一体どうしろというのだ。結局「みらい」に戻り電車の時間待ちに読書。館内にある街を紹介するビデオシアターも映像は写らない。ショーケースに地元の産物紹介があり、特産品は塊炭飴(これが炭鉱町にはどこにでもあるのだ)、北海道のジャガイモを使った冷凍食品のコロッケ、ティッシュペーパー、木製トレー、足マット、味付け数の子、子持ちししゃも(なぜ海産物が・・・)など。また、加賀から入植した人が赤平を開拓したらしく、その縁で石川県加賀市と友好都市らしい。九谷焼が送られてきていたが、赤平からは何を送ったのであろうか。

「みらい」をたった一人で管理しているオジサンの所に観光客らしき人が「革製品を作っているところがあると聞いたのですが」と質問。オジサンは場所を教えてくれるものの「今日はやってないから。うん、日曜・旗日は休みだから」とのこと。観光客を迎える体制にはなっていないのね。それはそれで良いのだが、市内には「赤平市へようこそ」なんて看板もあったりするから困ったものだ。

今、地方都市では何とか町おこしをしようと、いろいろな名産や観光施設などに頼っている。正直に言って北海道や、さらには日本全体に関わる構造的な問題(人口減)を解決するほどの産物は無いと思うのだが、赤平にはその希望を持つための“何か”すらない(赤平の人、スマン。率直な感想だ)。何だか更に生命力を奪われて、いよいよ富良野へ。
(全然、旧産炭地であったころの姿を見ることもできなかった。資料館や郷土館が開いているのを確認すべきだな)

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