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アサヒビール大山崎山荘美術館

2017-05-11 20:36:16 | 観光スポット
今回は前回からの続きで、聴竹居を出て向かった先は、聴竹居から徒歩で20分ほどの場所で、同じく京都府乙訓郡大山崎町にありますアサヒビール大山崎山荘美術館です。
ここは、ニッカウヰスキー(2014年9月から2015年3月まで放映されたNHK連続テレビ小説『マッサン』でも紹介されましたね)の創業に参画し、その他にもいくつもの会社の設立や経営を行った実業家でもあります加賀正太郎(詳しい事はインターネット等でお調べ下さい)のイギリス風の山荘が元で、昭和初期に自ら建物や、庭園、道路、家具、調度品等も設計されたそうで、平成8年(1996年)に美術館として開館されたんですが、バブル期には建設業者が周辺の土地を買収し、一帯を更地にした後、マンションを建設する計画もあったそうです。
美術館として存続する事が決定した後は、安藤忠雄(詳しくはインターネット等でお調べ下さい)が建築設計・監修を担当し、山荘外部や内装は建築当初の姿に修復され、新しく作られた展示室は地中館「地中の宝石箱」、山手館「夢の箱」という名称をつけられ、安藤忠雄自身が設計されています。
母は1度訪れた事がありまして、私と父は初めてだったんですが、現在‘生誕150年記念 漱石と京都-花咲く大山崎山荘’が開催されていまして、加賀正太郎と親交のあった夏目漱石(この方は有名だとは思いますが、詳しい事はインターネット等でお調べ下さい)の書簡などが展示されていまして、ただ、個人的にはそれよりも加賀正太郎が当時、傾倒していた洋蘭の栽培で、その洋蘭を描いた‘蘭花譜’と呼ばれる木版画等の植物図譜が見事で、私は草花には疎いんですが、この植物図譜の美しさには目を奪われました。
また、この美術館は、アサヒビールの創業者として知られる山本為三郎(この方も詳しい事はインターネット等でお調べ下さい)の収集したコレクションが主でして、ご自身が支援された‘民藝運動’の作家でもある河井寛次郎や濱田庄司、富本憲吉(いずれの方も詳しい事はインターネット等でお調べ下さい)等の陶芸家の作品や、海外の画家としては、フランスの印象派を代表する画家であるクロード・モネ(この方も詳しい事は・・・え、もういいですって)の『睡蓮』等も展示されています。
しかしながら、私はどちらかというと展示物よりも現在、国の登録有形文化財に指定されている建造物の方に目がいってしまって、しかも、安藤忠雄が設計した2つの現代的な建築物とのマッチングも見事で、周囲の景色との調和を乱さない設計は、建築のど素人である私でもさすがだなと思ってしまいました。

さて、ゴールデンウィーク中、後半は本ブログで何度も紹介しています母方の田舎に家族で帰省していまして、私と父母と伯母の4人で、田舎の近辺の観光地へ出掛けて参りましたので、次回はその観光地について書いていこうと思います。