ひろかずのブログ

加古川市・高砂市・播磨町・稲美町地域の歴史探訪。
かつて、「加印地域」と呼ばれ、一つの文化圏・経済圏であった。

ヤマト・タケル物語(6):オトタチバナヒメ

2010-11-22 00:18:21 | ヤマトタケル

オトタチバナヒメ

Bc9a740b  相模で敵をたおしたタケルは、さらに東へ進み、走水(はしりみず)に着き、対岸の上総(かずさ・今の千葉県の南部)に渡ろうとしました。

が、海は大荒れになりました。

舟は木の葉のように揺れ、今にもしずみそうになりました。

その時です。

タケルに従っていた弟橘姫(オトタチバナヒメ)が、「・・・これはきっと海神のたたりです。

私がタケル様の身代わりになって、海神の怒りを鎮めましょう。

どうか、帝の命令を成し遂げられ、無事に大和にお帰りください・・・」と海に菅(すげ)の畳を八枚、皮の畳八枚、それに絹の畳八枚を重ねて海面に敷き、それに飛び乗りました。

大波は、美しい姫をたちまちにのみ込んでしまいました。

海は、嘘のように静まり、タケルは上総に向かって進むことができました。

タケルが上総に上陸して七日目でした。

海岸にオトタチバナヒメの櫛が流れ着きました。

上総では、大和に従わない者どもを征服しました。

この大任をはたしたタケルは懐かしい大和へ帰ろうとしました。

 だが・・・・

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