昨日(9/15)は初めて、明石市を歩きました。明石市といっても平岡町の東隣の明石市清水町です。
清水町は、印南野台地の真ん中の集落です。
車を明石西インターの近くに止め、清水町の清水神社まで西国街道を散歩しました。往復で11.838歩になりました.
清水(明石市市水町)は、稲美の台地の湧き水でできた集落か?
『加古川市史(第一巻)』にある50~60万年前の地形を想像しています。
現在の印南野台地は見あたりません。そのはずです。そこは海の底でした。
この海に周辺(主に加古川)から土砂が猛烈に流れ込みました。
土砂は、海底では比較的平らに堆積します。
今度は、地球の大変動が起こりました。
印南野台地にあたる海底の部分の隆起がはじまりました。
比較的平らな海底は、徐々に地上に姿を現しました。
そして、一段高い平らな土地をつくりました。これが印南野台地です。
いまでも印南野台地の隆起は続いています。
隆起の速度は、平岡町辺りでは年間0.125mmです。
この印南野台地は、海底であったため、積もった砂や小石まじりの地層でできており、水はたちまち復流水(地下水)となり地表に大きな川をつくりません。
そのため、ここは、水が得にくい土地で、長い間住む人を遠ざけてきました。
でも、清水神社あたりに清水が湧き出していたのでしょう。人々はそこに集落をつくり、やがて集落の名前も「清水」になっていったと想像されます。(no3721)
*写真:清水神社(明石市市水町)
◇きのう(3/15)の散歩〈11.383歩〉