ひろかずのブログ

加古川市・高砂市・播磨町・稲美町地域の歴史探訪。
かつて、「加印地域」と呼ばれ、一つの文化圏・経済圏であった。

散歩をしましょう(5) 清水は、稲美の台地の湧き水でできた集落か?

2017-09-16 07:35:41 | 散歩をしましょう

 昨日(9/15)は初めて、明石市を歩きました。明石市といっても平岡町の東隣の明石市清水町です。

 清水町は、印南野台地の真ん中の集落です。

 車を明石西インターの近くに止め、清水町の清水神社まで西国街道を散歩しました。往復で11.838歩になりました.

   清水(明石市市水町)は、稲美の台地の湧き水でできた集落か?

  『加古川市史(第一巻)』にある50~60万年前の地形を想像しています。

 現在の印南野台地は見あたりません。そのはずです。そこは海の底でした。

 この海に周辺(主に加古川)から土砂が猛烈に流れ込みました。

 土砂は、海底では比較的平らに堆積します。

 今度は、地球の大変動が起こりました。

 印南野台地にあたる海底の部分の隆起がはじまりました。

 比較的平らな海底は、徐々に地上に姿を現しました。

 そして、一段高い平らな土地をつくりました。これが印南野台地です。

 いまでも印南野台地の隆起は続いています。

 隆起の速度は、平岡町辺りでは年間0.125mmです。

 この印南野台地は、海底であったため、積もった砂や小石まじりの地層でできており、水はたちまち復流水(地下水)となり地表に大きな川をつくりません。

 そのため、ここは、水が得にくい土地で、長い間住む人を遠ざけてきました。

 でも、清水神社あたりに清水が湧き出していたのでしょう。人々はそこに集落をつくり、やがて集落の名前も「清水」になっていったと想像されます。(no3721)

 *写真:清水神社(明石市市水町)

 ◇きのう(3/15)の散歩〈11.383歩〉

 

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