Lukor (ルクソール)滞在3日目に近郊の街 Dendera (デンデラ)へと出かけた。
ここには有名なハトホル神殿がある。
まずバスで Quna (ケナ)(エナ)の街へ(所要1.5時間)。
そこからタクシーでデンデラまでは約30分。このタクシーの運転手たちは人懐っこかった(英語は通じなかったが)。
デンデラのハトホル神殿は、古代エジプトがローマ帝国の支配下に置かれる前(プトレマイオス朝(紀元前306年~紀元前30年)末期)に建造され、その後ローマ時代にも増築された。
もともとはハトホル神殿以外にもこの地にはイシス神殿、ホルス神殿があったのだが、ほとんど破壊されてしまった。しかしハトホル神殿だけはほぼ完璧な状態で保存されている。そのせいかとても神秘的な雰囲気に包まれていた。
また、ルクソールの街に比べ観光客が少なかったこともあり、静かに神殿を見学出来た。
ここで一番有名なのは神殿南側の壁に描かれたクレオパトラのレリーフだ。
しかし、残念ながら写真も撮影していないし、旅日記にも記録していない。おそらく、ここに壁画があることを知らなかったのだろう。
ガイドブックを持っていなかった為、事前の情報収集がきちんと出来ていないと貴重な遺跡を見逃すことがたまにあった。後で気付いて見学しなかったことを後悔した。
ハトホル神殿で印象に残っているのは、ハトホル柱と呼ばれる柱だ(ハトホル柱とは、雄牛の頭部をもつ姿で表されることの多いハトホルを模した柱のこと)。
ハトホルは、古代エジプト神話の愛と幸運の女神で、ホルス(天空と太陽の神)の母(妻ともされる)。イシス(母なる女神)に次いで広く崇拝されており、ギリシャではアプロディーテ(愛と美と性を司る神)と同一視された。
そのハトホル柱を見上げると、天井には太陽航行の図等の天井画が描かれていた。
他にも色鮮やかなレリーフを見ることが出来た。
この日の旅日記に聖書の言葉を書き記している。おそらく当時読んでいた本からの引用の為、聖書のどこに書かれた言葉なのか分からないが、ここに転記させて頂く。
「なんぢの目の前には千年もすでにすぐる昨日のごとく、また夜の間のひとときに同じ。」
日中の暑さにやられた昨日の教訓を活かして早めに出発していたせいか、午前中に遺跡の内外を観光し終わってしまった。
午後の予定を決めていなかったのでとりあえずケナの街に戻った。
ケナの街のモスクに入ると、大の大人達が昼間から横になって寝ていた。日中は暑過ぎて仕事にならないのだろう。
ここで腰を下ろしてしばらく黙想することにした。神に祈りを捧げたのでもなく、瞑想したのでもない。黙想という表現がぴったりだと思う。
扇風機の風が気持ち良かったせいかいつの間にか寝ていたらしい。気付いた時には扇風機は消され汗だくになっていた。異教徒が眠りこけていたので扇風機を消したのかもしれない。
と、こんな感じで時間を使ってしまったが、ここの近郊にあるアドビス遺跡(観光客の自由行動禁止地区、ツアーのみ訪問可)にはフラワー・オブ・ライフ( Flower of Life )の壁画があるらしい。ちゃんとツアーに参加していればもっと有意義な時間を過ごせたかもしれない。
※フラワー・オブ・ライフのおまけ記事はこちら
※地図はこちら
ここには有名なハトホル神殿がある。
まずバスで Quna (ケナ)(エナ)の街へ(所要1.5時間)。
そこからタクシーでデンデラまでは約30分。このタクシーの運転手たちは人懐っこかった(英語は通じなかったが)。
デンデラのハトホル神殿は、古代エジプトがローマ帝国の支配下に置かれる前(プトレマイオス朝(紀元前306年~紀元前30年)末期)に建造され、その後ローマ時代にも増築された。
もともとはハトホル神殿以外にもこの地にはイシス神殿、ホルス神殿があったのだが、ほとんど破壊されてしまった。しかしハトホル神殿だけはほぼ完璧な状態で保存されている。そのせいかとても神秘的な雰囲気に包まれていた。
また、ルクソールの街に比べ観光客が少なかったこともあり、静かに神殿を見学出来た。
ここで一番有名なのは神殿南側の壁に描かれたクレオパトラのレリーフだ。
しかし、残念ながら写真も撮影していないし、旅日記にも記録していない。おそらく、ここに壁画があることを知らなかったのだろう。
ガイドブックを持っていなかった為、事前の情報収集がきちんと出来ていないと貴重な遺跡を見逃すことがたまにあった。後で気付いて見学しなかったことを後悔した。
ハトホル神殿で印象に残っているのは、ハトホル柱と呼ばれる柱だ(ハトホル柱とは、雄牛の頭部をもつ姿で表されることの多いハトホルを模した柱のこと)。
ハトホルは、古代エジプト神話の愛と幸運の女神で、ホルス(天空と太陽の神)の母(妻ともされる)。イシス(母なる女神)に次いで広く崇拝されており、ギリシャではアプロディーテ(愛と美と性を司る神)と同一視された。
そのハトホル柱を見上げると、天井には太陽航行の図等の天井画が描かれていた。
他にも色鮮やかなレリーフを見ることが出来た。
この日の旅日記に聖書の言葉を書き記している。おそらく当時読んでいた本からの引用の為、聖書のどこに書かれた言葉なのか分からないが、ここに転記させて頂く。
「なんぢの目の前には千年もすでにすぐる昨日のごとく、また夜の間のひとときに同じ。」
日中の暑さにやられた昨日の教訓を活かして早めに出発していたせいか、午前中に遺跡の内外を観光し終わってしまった。
午後の予定を決めていなかったのでとりあえずケナの街に戻った。
ケナの街のモスクに入ると、大の大人達が昼間から横になって寝ていた。日中は暑過ぎて仕事にならないのだろう。
ここで腰を下ろしてしばらく黙想することにした。神に祈りを捧げたのでもなく、瞑想したのでもない。黙想という表現がぴったりだと思う。
扇風機の風が気持ち良かったせいかいつの間にか寝ていたらしい。気付いた時には扇風機は消され汗だくになっていた。異教徒が眠りこけていたので扇風機を消したのかもしれない。
と、こんな感じで時間を使ってしまったが、ここの近郊にあるアドビス遺跡(観光客の自由行動禁止地区、ツアーのみ訪問可)にはフラワー・オブ・ライフ( Flower of Life )の壁画があるらしい。ちゃんとツアーに参加していればもっと有意義な時間を過ごせたかもしれない。
※フラワー・オブ・ライフのおまけ記事はこちら
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