Paris (パリ)には多くの美術館があり、観光時間の大部分を美術館巡りに充(あ)てている。
現在も日曜日は美術館割引デーになっているようだが、当時は無料だったと思う。その為、日曜日は一日美術館巡りをした。
また、ルーブル美術館やオルセー美術館は2回訪問している。
訪問した美術館は下記の通り。
・ルーヴル美術館(世界遺産) 世界最大の美術館の一つ。またパリ三大美術館の一つでもある。歴代国王の宮殿だったルーブル宮がフランス革命後の1793年に美術館として一般公開された。じっくり見学しようとすると一日かかる。『ミロのヴィーナス』や『民衆を導く自由の女神』((ウジェーヌ・)ドラクロワ(1798年~1863年)作を見た時は感動した。『モナ・リザ』(レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452年~1519年)作)を見た時は、感動よりも観覧客のマナーの悪さに呆(あき)れてしまった。フラッシュ禁止の立て看板などお構いなしにフラッシュをたきまくっていたからだ(スタッフは諦めて何も言わなかった。自分は馬鹿正直にフラッシュ無しで撮影したが、帰国後現像してみると残念ながらピンボケだった)。外にはガラスのピラミッドもある。
・オルセー美術館 パリ三大美術館の一つで19世紀美術専門の美術館。印象派の作品が多い。1900年の第5回万国博覧会開催に合わせて、建設されたオルセー駅の鉄道駅舎兼ホテルだった建物が現在美術館になっている(1986年開館)。2月革命のあった1848年から、第一次世界大戦が勃発した1914年までの作品を展示しており、それ以前の作品はルーヴル美術館、以降の作品は国立近代美術館という役割分担がなされている。(ジャン・フランソワ・)ミレー(1814年~1875年)の『晩鐘』を間近に見た時には感動のあまり鳥肌が立ち、閉館まで立ちつくしていた。
・ポンピドゥー芸術文化センター 1977年に完成した建物自体が現代アートそのものというべき外観の文化センター。訪問時はリニューアル直後だった。内部には、国立近代美術館もある。
・国立近代美術館 パリ三大美術館の一つ。(アンリ・)マティス(1869年~1954年)を中心としたフォービスム、パブロ(・ピカソ)(1881年~1973年)を中止としたキュビスム、(ワシリー・)カンディンスキー(1866年~1944年)等の抽象派、シュールレアリスムと続き、現代アートに至る作品を紹介している。
・国立ピカソ美術館 ピカソの作品だけでなく、直筆の書簡や写真など収蔵数は約5,000点に及ぶ。また、ピカソが収集した他の画家の作品も展示されている。所蔵品はピカソの遺族が相続税としてフランス政府に物納したもの。建物は、もともと塩税徴収官の邸宅であったことから、【サレ館(塩の館)】と呼ばれている。
・市立近代美術館 パレ・ド・トーキョー(美術館)の東棟にある。国立近代美術館だけでなくこちらもお勧めだ。(ジョルジュ・)ルオー(1871年~1958年)の絵が印象に残っている。
・ロダン美術館 (オーギュスト・)ロダン(1840年~1917年)が亡くなる前の約10年間を過ごした館が美術館になっており、有名な『考える人』などロダンの作品やロダンの収集したコレクションが展示されている。
(クロード・)モネ(1840年~1926年)の『睡蓮』で有名なオランジュリー美術館はこの時改修中の為閉館中だった(2006年開館)。
また予算の問題で、バルビゾン村(ミレーやテオドール・ルソー(1812年~1867年)らバルビゾン派の暮らした村)やヴェルサイユ宮殿(世界遺産)など郊外への観光は断念した。
観光以外で旅日記に書いていることを記録の意味で書き記しておきたい。
・Budapest (ブダペスト)(ハンガリー)以来革サンダルを修理した。移動は徒歩メインの為、傷(いた)むのは仕方ないが、ハンガリーでかかった修理代2ドルに対し、ここでは7ドルと物価の違いを痛感した。
・「手紙・メールにしんどいと書かないこと→自分だけの問題だから」(倹約生活に疲れ果てていたのだろう)
・(地下鉄にて乗客の顔を見て)「みんな考えながら座っている。いったい何を考えているのだろうか。自分の人生だけなら一つ。人の人生も知っていれば、その分人生が楽しくなる。」
後年、映画『アメリ』(ジャン・ピエール・ジュネ監督)を観た時、その映像の中に幾つも自分の知っている光景があった。しかしどこなのか場所の名前は思い出せなかった。
今回パリの記事を書くにあたり、久しぶりにこの映画を観てみたが、更に記憶が薄れていることを実感した。
またいつの日かパリの街を歩いてみたいと思う。パリの街の記憶がなくなる前に。
※映画『アメリ』のおまけ記事はこちら
※地図はこちら
現在も日曜日は美術館割引デーになっているようだが、当時は無料だったと思う。その為、日曜日は一日美術館巡りをした。
また、ルーブル美術館やオルセー美術館は2回訪問している。
訪問した美術館は下記の通り。
・ルーヴル美術館(世界遺産) 世界最大の美術館の一つ。またパリ三大美術館の一つでもある。歴代国王の宮殿だったルーブル宮がフランス革命後の1793年に美術館として一般公開された。じっくり見学しようとすると一日かかる。『ミロのヴィーナス』や『民衆を導く自由の女神』((ウジェーヌ・)ドラクロワ(1798年~1863年)作を見た時は感動した。『モナ・リザ』(レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452年~1519年)作)を見た時は、感動よりも観覧客のマナーの悪さに呆(あき)れてしまった。フラッシュ禁止の立て看板などお構いなしにフラッシュをたきまくっていたからだ(スタッフは諦めて何も言わなかった。自分は馬鹿正直にフラッシュ無しで撮影したが、帰国後現像してみると残念ながらピンボケだった)。外にはガラスのピラミッドもある。
・オルセー美術館 パリ三大美術館の一つで19世紀美術専門の美術館。印象派の作品が多い。1900年の第5回万国博覧会開催に合わせて、建設されたオルセー駅の鉄道駅舎兼ホテルだった建物が現在美術館になっている(1986年開館)。2月革命のあった1848年から、第一次世界大戦が勃発した1914年までの作品を展示しており、それ以前の作品はルーヴル美術館、以降の作品は国立近代美術館という役割分担がなされている。(ジャン・フランソワ・)ミレー(1814年~1875年)の『晩鐘』を間近に見た時には感動のあまり鳥肌が立ち、閉館まで立ちつくしていた。
・ポンピドゥー芸術文化センター 1977年に完成した建物自体が現代アートそのものというべき外観の文化センター。訪問時はリニューアル直後だった。内部には、国立近代美術館もある。
・国立近代美術館 パリ三大美術館の一つ。(アンリ・)マティス(1869年~1954年)を中心としたフォービスム、パブロ(・ピカソ)(1881年~1973年)を中止としたキュビスム、(ワシリー・)カンディンスキー(1866年~1944年)等の抽象派、シュールレアリスムと続き、現代アートに至る作品を紹介している。
・国立ピカソ美術館 ピカソの作品だけでなく、直筆の書簡や写真など収蔵数は約5,000点に及ぶ。また、ピカソが収集した他の画家の作品も展示されている。所蔵品はピカソの遺族が相続税としてフランス政府に物納したもの。建物は、もともと塩税徴収官の邸宅であったことから、【サレ館(塩の館)】と呼ばれている。
・市立近代美術館 パレ・ド・トーキョー(美術館)の東棟にある。国立近代美術館だけでなくこちらもお勧めだ。(ジョルジュ・)ルオー(1871年~1958年)の絵が印象に残っている。
・ロダン美術館 (オーギュスト・)ロダン(1840年~1917年)が亡くなる前の約10年間を過ごした館が美術館になっており、有名な『考える人』などロダンの作品やロダンの収集したコレクションが展示されている。
(クロード・)モネ(1840年~1926年)の『睡蓮』で有名なオランジュリー美術館はこの時改修中の為閉館中だった(2006年開館)。
また予算の問題で、バルビゾン村(ミレーやテオドール・ルソー(1812年~1867年)らバルビゾン派の暮らした村)やヴェルサイユ宮殿(世界遺産)など郊外への観光は断念した。
観光以外で旅日記に書いていることを記録の意味で書き記しておきたい。
・Budapest (ブダペスト)(ハンガリー)以来革サンダルを修理した。移動は徒歩メインの為、傷(いた)むのは仕方ないが、ハンガリーでかかった修理代2ドルに対し、ここでは7ドルと物価の違いを痛感した。
・「手紙・メールにしんどいと書かないこと→自分だけの問題だから」(倹約生活に疲れ果てていたのだろう)
・(地下鉄にて乗客の顔を見て)「みんな考えながら座っている。いったい何を考えているのだろうか。自分の人生だけなら一つ。人の人生も知っていれば、その分人生が楽しくなる。」
後年、映画『アメリ』(ジャン・ピエール・ジュネ監督)を観た時、その映像の中に幾つも自分の知っている光景があった。しかしどこなのか場所の名前は思い出せなかった。
今回パリの記事を書くにあたり、久しぶりにこの映画を観てみたが、更に記憶が薄れていることを実感した。
またいつの日かパリの街を歩いてみたいと思う。パリの街の記憶がなくなる前に。
※映画『アメリ』のおまけ記事はこちら
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