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窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

霧島神宮

2009年05月21日 | 史跡めぐり


 上の写真は5月16日朝5時半に鹿児島駅から撮影した桜島です。前日より水蒸気が多く出ていました。



 さて、鹿児島駅より特急で約50分、霧島神宮駅よりタクシーで10分、『龍の文明太陽の文明』を読んで以来いつかは訪れてみたいと思っていた天孫降臨の地にやってまいりました。霧島神宮は高千穂峰に降り立った天照皇大神の子孫である瓊々杵尊(ににぎのみこと)を祭っています。



 元々霧島神宮は別のところにあり、後でご紹介する古宮址が1234年(文暦元年)の大噴火で焼失するまでお宮のあったところです。1484年(文明16年)に現在の場所に再興され、現在の残る社殿は1715年(正徳5年)に薩摩藩主島津吉貴によって寄進されたものです。この日の朝は生憎雲がかかっていて見えませんでしたが、本来この社殿の背後に高千穂峰が見えるそうです。



 これは「君が代」にも詠われている「さざれ石」です。さざれ石は「石灰質角礫岩」と呼ばれ、小さな石の集まりがが炭酸カルシウムなどによって凝固し、あたかも一つの大きな石のようになったものです。本当にさざれ石は長い時間をかけて巌となるわけですね。



 社殿前にある御神木です。霧島メアサと呼ばれる杉で南九州一帯の杉の先祖にあたる樹種だそうです。樹齢は800年、高さ37m、幹周りは7.3mもあります。人気もないので御神木の前でしばらく採気をしました。すると...



 多分中国の方なのではないかと思いますが、彼女も「私が本家」、負けじと採気をしていました。似たもの同士、少しお話でもしておけば良かったです。

  繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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吾愛人(わかな)

2009年05月20日 | 食べ歩きデータベース


 鹿児島に来る前、少しだけ鹿児島出身の人にリサーチしたのですが、皆さん共通して出てきたのがこの吾愛人というお店でした。昭和21年開店、豚しゃぶ等郷土料理の老舗らしいです。



 初めての鹿児島ということで「鹿児島」と聞いて連想するものを単品で少しずつ頼むことにしました。



 薩摩地鶏の刺身。僕の鶏好きは既にブログで何度も出てきていますが、何をおいても最優先なのが鶏です。



 きびなごの刺身。きびなごは暖流の魚なので鹿児島、長崎、高知などでは有名ですね。僕は魚の中では光物が好きなので、どんどん進みます。



 極上黒豚の串カツ。鹿児島来てやはり豚を食べないわけには...



 かつおのたたき。大好き



 さつまあげ。普段あまり揚げたてを食べる機会がないので、美味しかったです。因みに鹿児島は醤油が甘いんですね。たまり醤油に似ていますが、別物なのでしょうか?醤油のことはよく知りませんので、どなたかご存知でしたら教えていただければと思います。



 おしまいに。ホテル近くのラーメン屋「めんめん亭」でラーメンを一杯。ラーメン350円というのが驚きです。僕が頼んだのは「海鮮風味辛口ラーメン」ですが、これも390円。豚骨ベースの中に確かに魚のような風味がします。恐らくいりこの粉か何かがスープに入っているのでしょう。

天文館 吾愛人本店
鹿児島県鹿児島市東千石町9-14

http://www.k-wakana.com/index.html



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桜島③

2009年05月19日 | その他


 有村溶岩展望所からは大隈の肝付兼続が薩摩の島津義久に13年に渡り抵抗した早崎の塁跡の山が見えます。いかにも山城がありそうな山です。今でこそここから陸続きですが、桜島と大隈半島が繋がったのは大正の大噴火の後のことなので、当時は城の手前は海だったはずです。非常に攻めにくそうな天然の要害であることが分かります。

 元亀三年(1572年)、肝付・伊地知・称寝の連合軍が島津義久に叛したとき、この早崎の塁は肝付の勇将、川南安芸守が守っていました。島津方は夜陰に紛れて瀬戸を渡り、密かに早崎の塁に迫り、9月27日未明、早坂の塁を急襲しました。不意を突かれた川南軍は断崖に追い詰められ、次々と飛び降りたそうです。その姿がまるで花びらが散るようであったということから、この地は散花平(さんかびら=サックヮビラ)と呼ばれるようになったということです。



 途中、有名な桜島大根が植わっているのを見つけました。



 初めて知ったのですが、大根の種は上の写真のように葉の先に実をつけるんですね。



 天然記念物に指定されている、薩摩鶏です。観賞用の鶏だそうですが通常良く見かける鶏の1.5倍位の大きさがあり、堂々たるものです。



 昭和火口が良く見えるスポットまでやってきました。火口からは水蒸気が上がっています。



 最後に、フェリーの船着場からちょうど島の反対側辺りにある黒神埋没鳥居です。大正の大噴火により、元々3メートルあった鳥居が上1メートルを残して火山灰に埋もれてしまったのだそうです。

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桜島②

2009年05月18日 | その他


 昭和21年の噴火で流出した溶岩によってできた溶岩原、有村溶岩展望所にやってきました。桜島の山と錦江湾を臨む大変景色の良いところで、また溶岩でできた様々な奇岩が多く見られます。例えば、上の写真は女の人のように見える「おごじょ岩」。



 遠吠えする犬?、オットセイ?



 これは三越前のライオン像のようです。



 西郷吉之助が僧月照と入水自殺を図ったとき、吉之助を助けた福岡の志士平野国臣が詠んだ「わが胸の 燃ゆる思いに くらぶれば 煙はうすし 桜島山」の碑です。



 ライオン岩の隣で写真撮影をしていると、うっすらとですが黒い噴煙が上がってきました。

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桜島①

2009年05月17日 | その他


 初めて鹿児島を訪れました。鹿児島といえば桜島ですが、偶々予約したビジネスホテルのすぐ近くが鹿児島と桜島を結ぶフェリー乗り場でした。



 お恥ずかしい話、桜島は遠くから見るものだと思っており上陸できるとは知りませんでした(当然人が住んでいることも)。フェリーは頻繁に出航しており、しかも150円と気軽に乗れるようでしたので、折角ですからフェリーに乗って桜島に渡ってみることにしました。



 桜島に上陸して早々、珍しいものを発見。水色ではなく茶色い看板の「ローソン」です。ローソンだけでなく、桜島ではファミリーマートも茶色の看板をしていました。火山島である桜島の景観に配慮してのことでしょうか。



 町役場(?)に直径1メートル位の溶岩が展示してありました。噴火の際、近くのに落ちたものだそうで重さは4トンもあるそうです。

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繊維リサイクル促進とグレシャムの法則

2009年05月16日 | リサイクル(しごと)の話


  衣類をお出しになる皆様から時々いただくご質問に、「古着のリサイクルは『破れや汚れのない、状態の良いもの』でということだが、ウエスや(綿に戻す)反毛であれば、少々汚れていたり、破れやボタンが取れていたりしていてもリサイクルできるのではないか?」というものがあります。ご家庭に眠っていた衣類を整理し、お出しになるにあたって、そのような疑問をお持ちになるのは至極もっともなことだと思います。確かに、ウエスや反毛であればボタンがついていなかったり多少の破れがあっても製造工程上は問題ありません。しかし、それでもなお「破れや汚れのない、状態の良いもの」とお願いしているのにはいくつか理由があります。

  まず初めに、繊維に限らずリサイクル業が宿命として抱えている難点として「需要に応じて供給を決定できない」という問題があります。通常皆様が想像される仕入と販売の関係では、「販売数量に応じて仕入数量を調整する」ということが可能です。しかし、リサイクル業ではこの関係が成り立たず、需要と供給とが無関係に作用します。簡単にいいますと、廃棄される資源の量はリサイクル品の売れる量と関わりなく決まります。したがって、我々故繊維業者は古着・ウエス・反毛の需要に応じ、集まった衣料の選別方法を微妙に調整することで需給バランスをとらなくてはなりません。

  第二に、特に繊維リサイクルの場合、ご家庭から排出される量に対してリサイクル後の商品需要が圧倒的に小さいということがあります。一般に両者の比率は10:1ないし10:2と言われています。したがって、「破れや汚れのない、状態の良い衣類」に限定したとしても古着・ウエス・反毛等の需要を十分に賄うだけの数量が発生するのです。

  第三に、状態の良い衣類は古着としてリユースすることも、素材によってはウエスにすることも反毛にすることも可能です。つまりリサイクル需要に対して柔軟性があります。一方、状態の悪い衣類は良くてウエスか反毛にしかならず、特にひどい場合にはいずれにも使うことができません。すなわち、需要に対する柔軟性がありません。したがって技術的にはウエスや反毛にできるのだとしても需要が十分になければ、あるいはあまりに状態が悪ければ、せっかく皆様やわれわれがコストをかけて集め、仕分けした衣類がリサイクルできないということが起こりえます。その割合が高くなればなるほどリサイクル効率は低くなるということになります。

  第四に、上記のような理由によりリサイクル不能の衣類が多くなった場合、リサイクル業者はそうした衣類の廃棄処理という全く非生産的な活動にコストを費やさなければならなくなります。採算が悪化すれば業者の数は減り、需要が仮にあってもそこにリサイクル商品の供給がなされなくなります。供給が不足すれば、何か他のもので代替しなければなりませんが、その場合不足を補うために本来不必要な資源やエネルギーを追加投入することになります。その結果、社会厚生としてはリサイクルの縮小と資源・エネルギー投入の増加という二重の無駄を生み出すことになるのです。

  最も効率のよいリサイクルのあり方とは、発生してしまった排出物を極力リサイクルするというだけでなく、リサイクル商品で賄えるものは極力リサイクル商品を消費することにより資源やエネルギーの追加投入を抑えるという二つが両立することです。前者については皆様大変良くご理解されていらっしゃるのですが、意外と後者が盲点になっていることが多いようです。

  確かに状態の悪い衣類ももったいない、使えるものならばできるだけ使って欲しい。お気持ちは大変良く分かりますし、我々も同感です。しかしながら、それがためにリサイクルの需給バランスを崩し、果てはリサイクル需要そのものを縮小させてしまっては元も子もありません。繊維リサイクルは俗に「悪貨は良貨を駆逐する」といわれるグレシャムの法則に陥ってしまいます。

  ごみなど出ないのが一番良いのは言を俟たないのですが、出てしまうのであれば可能な限り再資源化して再活用しなければなりません。皆様の「もったいない」と思うお気持ちを無にしないためにはできる限りリサイクルが効率的に回るようにしなければなりませんし、そのために我々故繊維業者が存在する意義があるのだ考えています。以上のことから、なぜ技術的に活用可能であってもあえて「状態の良い衣類」を優先してお出しいただくようお願いしているのかご理解いただければと思います。

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花のはなし

2009年05月15日 | その他


 昨日の朝6:00、花時計のメンテナンスに行ってきました。



 花も人間と同じく成長の度合いに違いがあり、写真のように飛びぬけて大きくなってしまうマリーゴールドも。そういえば小学生の頃など、頭ひとつふたつ大きい同級生がいましたね。そんな感じです。



 引き続き、植えた苗と苗の間で隙間の目立つ箇所に苗を追加してきました。この作業はもうしばらく続ける必要がありそうです。

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梅☆星さん

2009年05月14日 | その他


 昨日たまたまお会いした、福岡出身のフォークデュオ「梅☆星(うめぼし)」のエリさん(写真左端)としょうこさん(写真左二番目)です。梅は太宰府天満宮に代表されるように福岡の県花、星はスター、福岡から大きく羽ばたいてほしいということで「梅☆星」なのだそうです(事務所の社長さん談)。

 フジテレビ「ライオンのごきげんよう」やテレビ東京「朝はビタミン!」のエンディングテーマ等、幅広く活躍されておられるようですので今度意識的に聴いてみようと思います。

 お会いしたのも何かの縁ですから、ご活躍をお祈りしたいと思います。頑張ってください!

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花の話ばかりで...

2009年05月10日 | その他


 近頃、花の話ばかりですみません。最高気温28度の夏日となった5月10日、朝7時より花時計のメンテナンスに行ってきました。



 植えてから三週間が経過しましたが、程よい降雨と日照に恵まれましたので見た目にも随分成長したように思います。



 この日は午前中いっぱいかけて花時計の隙間が空いていると思われる部分に苗を追加で植えてきました。朝から暑くて汗だくでした。



 体は疲れますが、10時頃になると通行人も増え始め、道行く皆さんが思い思いに記念撮影をしたり、花を見て喜んだりしているのを見ると、われわれも頑張って良かったと思います。



 軍手たちも穴が開くほど働きました。

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2009年4月アクセスランキング

2009年05月01日 | 人気記事ランキング
2009年4月にアクセスの多かった記事、ベスト10です。

1 崩壊する世界 繁栄する日本
2 NHK「古着は世界をめぐる」を観て
3 原口商店の辛子明太子
4 横浜開港150周年巨大花時計プロジェクト
5 活魚 浜んこら
6 リサイクル軍手の工場見学
6 恐慌の黙示録
8 フィリピンの結婚式に出席しました
9 インド料理 ガナパティ
10 三橋貴明さん

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