葬儀の最中に妻のサラに亡くなった、今、まさに葬儀を上げている夫のジム・キットウェルから電話がくる。
たちの悪いいたずら電話かと思われるが、海軍の妻は機密で夫がどこでどんな仕事をしているかも判らない。
電話の声は夫だからだったという妻にNCISが動き出す。
しかしもう1人一緒に亡くなったと言われるピアリーの妻のリサも、遺体は密封された棺で帰ってきて死因も教えてもらえないと訴える。
上官という男から事情を聴くが、機密任務にかかわっていて、その最中に現地の文化に溶け込むために…。
要は売春宿で、女と揉めて毒殺されたという。だから妻にも言えないという。
ギブスは彼らの給料明細を取り寄せろという。
いくら機密任務と言っても、危険手当など細かいことが載っているから、どこで何をしていたか判るという。
お役所仕事も役に立つのねというケイトにトニーは自分より多くもらっていると怒る。
そこへ再びジムからの電話があったと妻のサラとずっと入隊した時から一緒だったという海軍兵が訪ねてくる。
電話がかかった日はサラに電話がかかった日と同じだったが、バタバタしてて留守電に入っているのに気づかなかったという。
アビーが家庭用ビデオに残っているジムの声と比較する。
電話は声を一定範囲に置き換えて、安定させようとするから普通の会話の電話より解析が少し難しくなる。
だから、電話の声が少し変わって聞こえることになる。
私もオペレーターのアルバイトをしてた頃、かかってくる人の声が全員同じに聞こえて、みんないたずらで同じ人が電話してきてからかってるのかしらと思ったもんだ。
場合によってはかけてる側には虫の声が聞こえてもかかっている方には周波数の範囲が違って聞こえないという現象が起こるわけだ。
そしてジムの声と一致するという結果が出た。
調べている最中にもう1人の亡くなったピアリーの妻のリサから聞き込みに来られている、私も疑われているの?とギブスに電話がくる。
ギブスが捜査員の名前を聞くとディノッゾだというが、とうのディノッゾことトニーはギブスのそばで仕事をしている。
隠された何かがあると調べていく。
そして密封されてジムの棺を開けるが、そこにいたのはジム本人だった。
しかし、ダッキーの検視から綺麗に防腐処理がされているが、生きたまま処理された、亡くなったのは4日前だという。
葬儀は8日前だ。
ということは、ジムは電話をかけてきたときは生きていたことになる。
そうすると、まだピアリーも生きているかもしれないということになってくる―――――。
ギブスが4回離婚しているとか、射撃の練習で当てなければいいと言って、トニーとケイとの大事なものを的に張ったりする。
ケイトはそれにギブスの船に放火してやると言い出すとトニーもそれに乗るという。
この頃は会話が意表をついていてかなり面白いし、ギブスも若い分だけお茶目な振る舞いが多い。
サブタイトルの「死者からの電話」っていうのもなんとなく時代を感じる(2003年度の放送)