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【告知】生誕100年 彫刻家佐藤忠良展 (4月13日~5月26日、札幌)

2013年04月16日 13時21分34秒 | 展覧会等の予告
 半年にわたる改修期間を終え、札幌芸術の森美術館復活の第一弾は、佐藤忠良展です。
 出身は仙台ですが、夕張、札幌で育ち、戦後日本を代表する具象彫刻家となった人として、おなじみでしょう。パリでも大規模な個展が開かれ、好評だったと聞きます。美術に縁のない人でも、「おおきなかぶ」の挿絵を描いた人といわれれば、なるほどと思うのではないでしょうか。

「彫刻約70点のほか、素描、絵本、挿絵、教科書、関係資料などを豊富に展示し、その全貌を紹介します。2011年に逝去後初めて全国巡回した大規模な追悼展に、北海道との関わりを示す内容を加味して開催します。」
とのことです。

 また、4月14日付の北海道新聞によると、展示作品の大半を所蔵する宮城県美術館の学芸部長さんは
「10年ほど前から展覧会を準備していたが、亡くなられた後にアトリエから作品資料を選び、構成が大幅に変わった」
と話しておられたそうです。


 どうでもいい話ですが、主催が「札幌芸術の森美術館(札幌市芸術文化財団)、STV札幌テレビ放送、北海道新聞社」の3者です。
 STVと道新は、北海道内の美術展ではしのぎを削るライバル同士ですから、この両者がおなじ展覧会に主催として名を連ねているのは非常に珍しいと思います。

 ただし、以前も書いたことですが、佐藤忠良展は昨年、旭川美術館で開かれたばかりです。
 旭川でやったから札幌でやるなとは言いませんが、ちょっともったいない気はします。


2013年4月13日(土)~5月26日(日)9:45am~入場4:30pm、4月15・22日休み(それ以降の月曜もあいています)
ツイッターアカウント: @mshop_managers
前売りは一般800円、高大生500円、小中学生300円
当日は一般1000円、高大生600円、小中学生400円

□STVの公式サイト http://www.stv.ne.jp/event/churyo/index.html


 関連行事(会場が異なるものがあります。注意を)
「生誕100年 彫刻家佐藤忠良展」ギャラリーツアー
=4月17日(水)、27日(土)、5月4日(土)、15日(水)各日2pm(約40分)、札幌芸術の森美術館。
要観覧券、予約不要

特別ギャラリーツアー「忠良先生と作品」
=4月20日(土)11am、札幌芸術の森美術館
講師は札幌西高の後輩で、生前交流があった彫刻家の鈴木吾郎さん(小樽在住)。要観覧券

●特別ワークショップ「テラコッタ彫刻づくり」
=4月20日(土)1~4pm、札幌芸術の森・佐藤忠良子どもアトリエ。
粘土による彫刻制作を通して忠良作品の魅力を考える。講師は鈴木吾郎さん。1500円。対象は中学生以上。011・591・0090で受け付け、先着20人

絵本の読み聞かせ「生誕100年 彫刻家佐藤忠良展」
=4月27日(土)、5月4日(土)、19日(日)各日11:30amと2:30pm、札幌芸術の森・佐藤忠良子どもアトリエ。野外美術館観覧料が必要(中学以下無料)。
忠良の挿絵で有名な「おおきなかぶ」など絵本や紙芝居を劇団員が読む

佐藤忠良探偵団
=4月27日(土)、28日(日)、5月4日(土)、5日(日)、11日(土)、12日(日)各日10:30am、11:30am、1:30pm、2:30pmの4回、札幌芸術の森美術館
子ども向けギャラリーツアー。要観覧券。各30分前から受け付け


関連ファイル
生誕100年/追悼 彫刻家・佐藤忠良展-“人間”を探究しつづけた表現者の歩み (2012年)

佐藤忠良「鶴」 釧路の野外彫刻(30)
彫刻家・佐藤忠良さん死去

「気どったポーズ」(網走)
「道東の四季・夏」(釧路)
「女・夏」(札幌芸術の森)
「緑」(新千歳)

札幌第二中学の絆展 本郷新・山内壮夫・佐藤忠良・本田明二(2009年)




・地下鉄南北線「真駒内」駅ターミナルの2番乗り場から出るバスは全便、「札幌芸術の森入口」に停車します。(2系統のバスという意味ではない)
※バスは、ウィズユーカードが使え、乗り継ぎ割り引きも適用されますが、1dayカードは使用できません。


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