福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

浄土とは(仏教大辞典による)その9

2013-12-09 | 法話
旧華厳経第二十九寿命品に、
この娑婆世界の釈迦牟尼佛の一劫は、安楽世界の阿弥陀佛刹において一日一夜となし、
安楽世界の一劫は聖服憧世界の金剛仏刹において一日一夜となし、
聖服憧世界の一劫は不退転音声輪世界の善楽光明清浄解開敷佛刹において一日一夜となし、
不退転音声輪世界の一劫は離垢世界の一劫は善灯世界の獅子佛刹において一日一夜となし、
善灯世界の一劫は善光明世界の毘盧遮那仏刹において一日一夜となし、
善光明世界の一劫は超出世界法光明清浄開敷蓮華佛刹の一日一夜となし、
超出世界の一劫は荘厳慧世界の一切光明佛刹において一日一夜となし、
荘厳慧世界の一劫は鏡光明世界覚月佛刹において一日一夜となす。

このごとく次第してすなわち百万阿僧祇の世界にいたり、最後の世界の一劫は勝蓮華世界の賢首菩薩佛刹において一日一夜となす。

普賢菩薩等の諸大菩薩はそのなかに充満すといへるごときは、西方極楽世界に優さる重量の浄土あることを説けるものにして、すなわち浄土論の漸次発達向上せし事実を示すものといふべし。

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