世界の王さんに文化功労者の顕彰

  平成２２年度文化功労者が各界から１７名のかたに決まった。プロ野球からは、王 貞治さんが選ばれた。これは川上哲治さん、長嶋茂雄さんについで３人目である。

  このかたがたには、文化功労者年金法により３５０万円の終身年金が与えられるとのこと。

  その日、文化勲章が７氏に授与されたが、文化勲章は文化功労者から選ばれるそうであり、ノーベル賞受賞者は文化功労者になっていなくても文化勲章与えられ、両方に文化功労者年金が支給される。

  もっとも、生活にこの年金が必要とする方は一人もいないと思われるが、これまでの功績に対する褒賞金の一時払いをさけ、年金にしてもらっていると考えるほうが納得しやすい。

  一方、同じく政府が行うもので春と秋に「叙勲」という制度があるが、ネットで調べられる範囲では年金は出ない。戦前は出ていたようで廃止されたあと復活していない。勲章の他、赤坂御苑での園遊会に招待されることが恩典であろう。

  ８６８本の世界最高の本塁打数のほか数々のプロ野球の記録をあげ、さらには厳しい体調管理のなかで、第１回ＷＢＣワールドベースボールクラシックに見事優勝した王ジャパンの功績は国民は忘れられない。