まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

宮島・弥山への登山道廃止に思う

2018-01-25 13:50:25 | 日常

平成30年1月24日

先日の中機山岳会OB会の時多宝塔コースの登山口にピンクのテープが張られ、通行できないようになっていたが何人もの登山者が下山してこられた。駒ヶ林に登れば引き返すのが面倒でそのまま下りてこられたのでしょう。弥山への登山道は現在認められている大元公園、大聖院、紅葉谷の3コースとロープウエイで獅子岩まで乗っていくコースがあります。いずれも階段と舗装された登山道路です。大勢の登山者があり登山道の維持のためには舗装も階段もやむを得ないと考えます。桟橋で配布されていた案内図にはこの登山道のみ記載されています。観光客が登るのですからこれも適切と考えます。かっては登山者が登る尾根筋の尾根道が3コースありました。博打尾尾根コース、四宮コース、多宝塔から駒ヶ林に登る多宝塔ルートがありましたが今はいずれも通行できなくなりました。なぜ通行禁止になったのでしょうか。通常、登山道が通行禁止になる理由と言えば、通行に支障がある危険が存在する。私有地であり所有者が禁止にする。この尾根道の登山道は長年使用されてきた登山道でそのような危険なところはない。この付近の山林は国有地である。最近新聞に遭難事故が多発との記事が掲載されましたがそれが原因でしょうか。一度その理由を聞いてみたいものです。平成28年度の統計では世界中の登山者数は700万人、そのうち高尾山が260万人で世界一、富士山の夏季の登山期間の登山者は24,8万人、弥山の登山者は27,5万人と多くの人が登り、人気のある山です。宮島の訪問者が400万人と言われますから7%の人が登山したことになります。歩いて登るのではなく、ロープウエイで登れる便利さが人気の一つでしょうか。登山道の維持には手間がかかりますがこれらの廃止された登山道は今までは一切何もなされていません。真砂土の地盤のため土砂が流され荒れております。土留がされればかなり改善されるのに・・このようなことに森林税は使われるべきではないでしょうか。遭難事故の防止には迷わないよう案内標識を設置するなり、安全施設がなく遭難の危険があり経験者以外は登らないように警告板を設けるべきで一律禁止というのは納得できません。登山の楽しみを奪わないでほしいものです。

コメント
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