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「日本の科学技術の競争力が低下」、若手研究者の8割が回答 - 怠惰な安倍政権下で精華大学に逆転された

2018-06-04 | いとすぎから見るこの社会-全般
矢張りモリカケ問題は文教政策を歪め、日本社会が蝕まれている象徴だった。
成長率の無惨な低迷と実質賃金減少が経済面から見た証拠だとすれば、
日本の研究の競争力低下は学術研究面から見た証拠と言える。

安倍政権下で大学の研究レベルが落ち、論文の質と数で地位低下が鮮明になっている。
学術論文の「生産性」では東大が中国の精華大学に逆転されたとすら指摘されているのだ。

安倍とオトモダチであれば優遇され、政策によって擁護されるような
腐った文教政策を行っている国だから、真面目に研究する者が軽視され
国全体の研究競争力も地盤沈下してゆくのである。

日大のアメフト問題で注目された危機管理学部も、
そもそもは安倍の発案による学部で、官僚や警察OBの事実上の「天下り先」だという。
天下り学部を平然とつくるような大学だから「危機管理力」が欠けているのも当然であろう。

経済合理性を無視もしくは全然理解できないような癒着政権が
クローニーキャピタリズム(縁故資本主義)を蔓延させているのだから、
安倍政権の教育政策など効果がないばかりか寧ろ害を及ぼすだけである。

▽ しかもジェンダーの強固な日本の大卒女性の教育投資収益率は、男性の半分程度しかない

『日本の公教育 - 学力・コスト・民主主義』(中澤渉,中央公論新社)


「日本の文教政策は、全く責任を取らず誤摩化しばかりという点で特異である」
と当ウェブログが厳しく批判した通り。大学教育ばかりか研究界も劣化させている!

「愚劣な責任転嫁を平然と行う中教審の議論の「猫の目ぶり」を見れば
 文教政策が頭の悪い「モグラ叩き」でしかないことは明白だ」

「大学乱立は自民党政権時の愚かな規制緩和の必然の結果である」

「日本では教育問題の議論が常に目先のことばかりで
 利害関係者の方では必死に姑息な情報操作を行い、
 しかもメディアや国民がそれを見抜けないという情けない状況にある」

「文科省の審議会や認可が大学の質向上において
 殆ど無意味に近いのは、議論の余地のない明白な事実である」

「だから文科省が認可した大学でも次々と定員割れと経営危機を起こしている。
 最近では法科大学院の惨状は100%間違いなく文科省の制度設計に原因がある」

「計量経済学や計量社会学の専門家を雇い、
 若年人口の変動が大学経営に与える影響を測定し、
 労働市場の変化と人材需要に基づいて政策決定をしなければ
 日本の大学は悲惨な状況に追い込まれてゆくだろう」

「自民党は今年春に「理数系教育の強化」を提唱していたが、
 図に乗ったそうした低次元の論をあざ笑うかのような報道があった」

「PIAAC(国際成人力調査)で日本が世界一となり、
 「数的思考力」もフィンランドを上回りトップだった」

「現代日本の停滞や閉塞の原因が教育にあるとする連中は
 基本的に大嘘つきであると立証されたと言って良かろう」

「そもそも日本の競争力ランキングを見ると教育水準や技術力は
 向上余地はあるものの常に高く評価されている。
 評価が低いのは公共部門(政府・自治体等)の非効率性と財政赤字である」

「PIAACの結果からは日本はブルーカラーや中卒者の高い能力を
 経済分野で活用できていないことが推測されるが、
 これも日本の政治と行政、つまり公共部門の抱える問題点と言える筈である」

「少なくとも「失われた20年」を招いた責任が教育にないことは明らかであり、
 教育を犯人扱いしてきた低能な論者を黙らせる効果はありそうだ」

「確かに日本の高等教育には多くの課題がある。
 しかし日本の病巣は教育ではなく寧ろ程度の低い教育論議と政策にあるのである」

「権力に弱い官僚は、傲慢不遜な自民の圧力に負けて
 人文系学部と大学院の規模を縮小するそうだ。
 己の失態の責任も取らず、よくも若者に責任転嫁できるものだ」

「大学の粗製濫造やロースクールの大失敗は自民党と文科省が「A級戦犯」であり、
 これから確実に問題になるであろうポスドク量産の元凶も自民党と文科省である。
 平然と歳費や給与を得ている厚顔無恥な態度と無神経はおぞましいとすら言える」

「責任を取って役立たずの与党議員の歳費大幅カット、
 キャリア官僚の給与・退職金の大幅カットは理の当然であろう。
 どうして成果も出さずに国民のカネを受け取っているのか」

「これから確実に労働者の需要が増えるのは介護士と保育士、そして観光関連人材だ。
 (全て労働集約型なので、確実に労働力を必要とする)
 基本的にはみな人文系であり、自民と文科省のスタンスは根本的に間違っているのである」

「危険なほど速い少子化を放置して大学の粗製濫造を続けてきた自民党と官僚が、
 己の大失敗を隠して国民に責任をなすりつけている」

「教育・保育分野において雇用を創出したスウェーデンの積極的労働市場政策と比較すると、
 我が国の保守退嬰・自己保身の「選良」達は恥ずかしくなるほど程度が低い」

「福祉関連学部の惨状を見よ。
 労働者を低賃金でこき使い、選挙のためカネを高齢者にバラ撒き、 
 福祉利権と癒着してきた自民党と官庁がこの大失態を招いた元凶である」

「「社会的要請の高い分野」であるにも関わらず学生が集まらないのは、
 明らかに政策の失敗であり、与党政治家と官僚の能力が低く制度設計を間違えたからだ」

「周知のようにロースクールが惨憺たる失敗になりつつあるのに、
 中教審は「専門職業大学」を構想しているらしい」

「理由としては「職業人に求められる能力も高度化・多様化している」とのことだが、
 「実務経験のある教員の配置」やインターンシップのように陳腐なメニューばかりだ。
 なぜ学部学科や課程の改変ではなく「大学」が必要なのか、まともな説明がない。
 そもそも審議会メンバーの能力に疑問があると言わざるを得ない」

「従来の文教政策も中教審の役割も厳しい検証が必要である。
 今までの失敗を誤摩化すために、安倍内閣のように
 新しい政策を打ち出して看板を代えるだけで終わっているなら税の無駄でしかない」

「文科相の「脱ゆとり宣言」も同じような無責任体質の象徴だ。
 「強靭化」というただの言葉遊びに過ぎず指標も数値目標も皆無、
 予算対効果も成果検証の概念も全く理解していない始末だ」

「傲慢で現実を無視した軍上層部が無数の兵士を死なせた
 太平洋戦争とまさに同じ図式である」

「今回の「脱ゆとり」でも「専門職大学」でも
 学習能力のない愚かな失敗を繰り返すしかない」

「英米で欠点が見えつつある制度を、
 いかにもバラ色の素晴らしいものであるかのように偽り、
 日本の粗忽で目立ちたがりの連中が喧伝する事例が多い」

「そうした「政策を売り歩く」輩に騙されて周回遅れで導入、
 見事に大失敗するという愚行はこの日本でよくある話である」

「ゆとり教育もロースクールもそうした失敗の一つで、
 次には専門職大学院とアクティブラーニングも同じ末路に至るだろう」

「安倍政権や文科省がそもそもアクティブラーニングができておらず、
 まともに検証していない政策を有権者受けだけ考えて打ち出すから失敗するのだ」」

「今、英米で問題になりつつあるのは、「オーバーエデュケーション」、
 つまり教育過剰で相応しい職が足りないという問題だ」

「日本も教育をいじくり回せば経済が回復できるように偽る詐欺師たちが大勢いる。
 なぜ日本より大学進学率の高い韓国が経済低迷に陥り、
 日本より大学進学率の低いドイツが日本より成長率も賃金上昇率も高いのか、
 そうした現実を無視している連中だから、絶対に信用してはならない」

「雇用市場の現状を踏まえた教育改革でなければ意味がない。
 そうした本質を教えているのが英米の抱えている問題であるが、
 安倍政権も文科省も視野狭窄で何も見えないまま失敗へ突き進んでいる」

「大卒である必要のある高度な職種がないと大学も意味がない。
 殆どの大学生は研究界ではなく実社会に出て働くことになるからだ」

「まして、安倍政権の失敗により経済低迷、実質賃金マイナスのままの日本では、
 大学教育の投資収益もマイナスになる可能性が極めて高い」

「流行るドラマには、必ずその放映時の社会背景に一致し、
 心理的要求に応える要素が含まれている」

「『逃げ恥』のヒロインは大学院卒で就職失敗、
 家事能力で必要とされて自己承認を得られるという役どころである」

「『逃げ恥』がこれだけ話題を呼んでいるという事実は、
 高等教育を受けていてもそれに相応しい所得や職を得られない、
 何十万人、年百万人という「みくり」(みくお?)がこの日本に存在することを意味している」

「今回の天下りは、と言うよりも今回発覚した「氷山の一角」は、
 明らかに日本社会のためのものではないばかりか、公正でも透明性のあるものでもない」

「自民党政権がバラ撒いている補助金を利用して
 官僚組織上層部の利益と保身のために行われたものである」

「案の定と言うか、こうした天下り隠蔽は霞が関全体に蔓延しており、
 文科省などよりも大規模かつ組織的に行われているとの証言が出ている。
 (少し話を聞いたことのある者なら、大体あそことあそこが酷いのだろうと察しがつく)」

「安倍首相は相変わらず口先だけで、天下りを根絶するかのように大言壮語しているが、
 全くこの天下り問題の構造を分かっていない実態を自ら証明している始末だ」

「国民を欺く欺瞞的な天下りが起き、公益よりも組織益が優先される理由は明白だ。
 代々の自民党政権が補助金バラ撒き政策を実行してきたため、
 官僚組織による裁量余地が大きく拡大したからである」

「文教政策で言えば、場当たり施策を打ち出して検証もせず、
 ポスドクだのロースクールだので死屍累々の結果をもたらした自民党政権が、
 天下り隠蔽工作のチャンスを提供したのである」

「無責任で愚かな歴代自民党政権が、教育政策を散々に振り回してきたため、
 各学校が「ヒラメ」状態になって文科省との結び付きを強めようとしたのだ」

「相変わらず愚かな補助金バラ撒き政策を続ける安倍政権も、
 天下り問題をもたらす不透明な構造を支える犯人の一人である」

「補助金行政が天下りの温床であることが明瞭に分かる。
 いま安倍政権は東京五輪関連分野や「働き方改革」でも補助金バラ撒きを行っているから、
 間違いなく天下りや癒着が今この瞬間も黴のように広がっている筈だ」

「歴代自民党政権が裁量の大きい補助金バラ撒きを行っているから、
 このように隠れた天下りが温存されるのである」

「これまでの見当違いな施策への反省も全くなく、
 経済政策同様に大根芝居と口だけの成果を掲げて誤摩化すであろう。
 天下りもどうせ、一罰百戒で幕引きにするしか芸のない政権なのだから」

「安倍政権の「人づくり革命」の胡散臭さは隠し切れないほどで、
 例えば日経新聞は、改憲を実現するために教育無償化をダシに使うのではないかと
 安倍政権のこれまでの狡賢い手法から裏の狙いを見抜いて牽制している」

「兎に角、権力が大好きで歴史に名を残したいだけの安倍政権の魂胆は、
 今回の「大学無償化」騒動においても見え見えである」

「教育に力を入れているかのようなアピールでバラ撒きを正当化し、
 選挙においてはリベラル寄りの政策によって野党の公約を封じる」

「若者支援、次世代育成に力を入れているかのように見せかけて
 実際には歴代自民党政権が大学を粗製濫造した「大失敗」を糊塗し、
 自民党の支援層である私大経営層に公費をバラ撒いて「買票」を図るのである」

「表面の薄皮一枚はいかにも公益のため、日本の未来のためにと偽装しているが、
 その実態は公費を歪んだ差配で分配し票田に注ぎ込む薄汚い党利党略でしかない」

「加計学園問題を見ても、安倍政権が国益やら公益やらを押し出してくる際には、
 その裏に薄汚い癒着や党利党略が隠れている可能性が高いと考えねばならない」

「これからはエヴィデンスをベースとした政策を行うなどと吹聴しているらしいが、
 断言しておこう。エヴィデンスを偽装した利益誘導政策が出てくるだろう。
 安倍政権の本性が何一つ変わっていないのだから、容易に予想できることだ」

「恐らく近年、歴代自民党政権(実質賃金を減らした安倍政権も同様)の経済政策の失敗と
 同じく歴代自民党政権による大学の粗製濫造政策の結果として、
 日本の大学教育の投資収益率が急速に低下している筈だ。
 大学間の投資収益率も極端に拡大していることも間違いない」

「そうした政策の失敗を直視せず、「不良債権化」した大学に公費を投入するなど、
 とんでもない話である。異常な緩和策に続き、異常なバラ撒きを開始することで、
 目先しか見えない愚かな安倍政権は、近い将来の日本の災厄を極大化させている」

「今のまま大学無償化を行うと、高齢者三経費と同様のバラ撒きにしかならない」

「余り指摘されていないが、現下の奨学金問題の根底には
 大学を増やし過ぎたため大卒の平均賃金が相対的に下落し
 大学教育の投資収益率が著しく低下しているという深刻な現実がある。
 しかも歴代自民党政権の失政が招いた所得低迷によって問題は一層深刻化している」

「無償化は明らかに、経営が苦しい私立大学の経営陣と立地自治体幹部への救済策である。
 加計問題と同じく、自民党を支持する高所得層へのバラ撒きだから最低の政策だ」

「生兵法で他国の制度を猿真似する安倍政権の失敗は、今の段階で容易に予想できる。
 岸氏は出来の悪い大学は潰すべきと主張しているが、
 その前に大学・学部別に投資収益率を調査公表して不採算の大学教育は公費カットした方が良い。
 そうしないと「教育過剰」が深刻化し、第二第三の加計問題が生じるであろう」

「典型的な「B層」愚民大衆が安倍政権を「延命」させるから、世紀の愚行が行われてしまう。
 加計学園の獣医学部新設は、閉鎖が相次ぐロースクールに匹敵する「大失敗」となろう」

「開学前から既に、お粗末な実態が次々と発覚している。
 定員が多く明らかに質を軽視していること(後になってやっと定員を減らした)、
 韓国で「日本で高収入」「韓国で獣医になれる」ととんでもない宣伝を行っているのは、
 教育の質を軽視し、入ってくるカネを最優先している何よりの証拠である」

「そんな無駄遣いのカネがあったら公務員獣医の待遇を改善し、
 獣医学部OBの僅か10%程度しかいない公務員獣医の割合を増やすのが先決である。
 政策の優先順位が根本的に間違っており、浪費以外の何ものでもない。
 (四国の獣医を増やしたければ「一定年限の地域勤務を条件とした奨学金」の方が遥かに効果あり)」

「立派な建前とは逆に、韓国まで行って入学者をかき集めようとする行動の動機は、
 学費関連収入を最大化したいという欲望以外にあり得ない」

「国際教養大も、前橋国際大も、近年になって教育の質の高さで知られるようになった大学は、
 例外なく「定員を絞って教員1人当たりの学生を減らした」という共通点がある。
 加計学園獣医は全く正反対の路線であるから、質が低下するに決まっている」

「これでは、理事長がメディアの取材に応じないのも当然であろう。
 「応じられないような事情や本音が隠れている」と考えるのが常識的な見方だ」

「「疑惑より地方の声考えて」と今治市長がついうっかり本音を喋っているが、
 これは事実上、「こっちにカネが入るなら、疑惑などどうでもいい」という意味である」

「論より証拠、市長は「千人を超える若者が今治に住んでもらえる」と明言している。
 教育の質など関心なく、ただ目先の経済効果を優先している事実がありありと分かる。
 つまり学園も今治市幹部も教育の質を犠牲にし、目先のカネを優先しているのである」

「固より自治体の長は、自治体の公益を優先するのが当然である。
 しかし、目先の利益を優先して将来の災厄を見なかった原発立地自治体は、
 その誤った選択のために今、人口流出と補助金依存によって追い込まれている」

「目先のカネに目の眩んだと言わざるを得ない今治市幹部は、
 市の歴史に残る汚点を残したと後世の歴史家によって断罪されることになろう。
 折角、今治タオルの成功でイメージが良くなっていたのにそれも台無しである」

「つまり国益・公益・地域益の全てにおいてマイナスになる。
 選挙で利権癒着政党に投票したB層有権者も、その愚行の責任を免れることはできない」

「良識ある今治市民の方々へ告げたい。今、引き返さないと今治の歴史に残る汚点となる。
 決して欺瞞的な疑似麗句に騙されず、今治タオルのように地道な努力で質を高めなければならない。
 目先のカネに眩んでボロい儲け話に引っ掛かると、罠に嵌ってそこから抜けられなくなる」

「加計学園獣医は「他の獣医学部に入れなかった学生とカネ目当ての留学生」が集まる場となりつつある。
 最初の動機が歪んでいて、しかも教育以外の薄汚い思惑が絡んでいるのだから、失敗しない訳がない。
 過疎対策で原発を受け入れて、益々人口流出が進んだ自治体と同じような暗い道を歩むこととなろう」

「「世界に冠たる」は只の宣伝文句に過ぎず、
 「どんな手段を使っても一人でも多く学生を集めて収入を増やしたい」が本音だ。
 そうでもなければ、こうした建前と矛盾した行動ができる訳がない」

「大失敗に終わったロースクールは自民党政権下で決まったものである。
 安倍政権だけでなく自民党そのものが日本の教育を歪めている元凶なのだ」

「ロースクール制度の初年度は、次々と参入が相次いで「バブル」を呈した。
 しかし「多額の学費を無駄にする学生」「稼げない弁護士」が続出すると判明し、
 文科省は事実上「路線修正」し、ロースクールが潰れる事例も続出したのである。
 (勿論、一言たりとも責任を認めることも謝罪することもなかった)」

「つい最近のことだから、騙され易い若者以外ははっきり覚えているだろう。
 加計獣医学部の推薦入試でのバブルぶりがロースクール初年度と酷似している」

「また、加計獣医にはロースクールを遥かに上回る不利な材料が山積している。
  1)成績優秀な学生は国立獣医か他の私立獣医に行く
  2)相対的に成績の劣る学生や、宣伝に釣られた留学生ばかりが残る
 3)当然ながら地元に獣医として残る学生はごく僅か、しかも低所得なので高い学費が負担に
 4)世間知らずの学生は周囲の忠告を無視し、ただ獣医になりたい一心で多額のカネを払う
 5)高額な学費を払って獣医師になれない学生や試験を受けさせて貰えない学生が続出
 6)今治で獣医になっても都市部に流出、割の悪い公務員獣医は増えない
   (或いは母国が就職難の韓国学生ばかりが日本円の給与を見て公務員獣医に)
 7)加計学園の他の低偏差値大学のように「学生が集まらない赤字大学」に転落する
 8)加計学園への巨額補助金が問題になり、今治市は加計学園を誘致して大赤字の銚子市の二の舞に

「統計から、獣医は歯科医以上に平均賃金が低いことが分かっている。
 歯科医が「コンビニ並み」に増えて低所得に陥るようになり問題化しているのに、
 更に獣医でも「犠牲者」を増やそうとする政策は、愚劣であるだけでなく罪深くさえある」

「元々獣医師は多くの学生の憧れの対象で、経済的合理性を度外視しても志望する者が多い職種だ。
 (しかも憧れはペット医やアニマルヒーリング辺りで、家畜は不人気である)
 定員を制限することで入学難易度が高止まりし、「犠牲者」を予防できていたのに、
 安倍政権の「口だけ改革」と明らかにビジネスが主目的の加計学園の野心により、
 「犠牲者」が大量に生まれようとしている。(いずれ今治市も犠牲者の中に加わることになる)」

「加計の赤字大学の状況を見れば学園の主目的がビジネスであるのは明白だ。
 高額な学費を徴収されて獣医になれない学生、獣医になっても低所得に苦しむ者が続出する。
 そうした「犠牲者」が確実に増えると予想されるのに、愚劣な決定で
 若者の将来を狂わせる元凶となるのが安倍と加計学園の結託なのである」

「加計学園が獣医学部を必要とした理由が、
 岡山理科大学の志願者にはっきりと表れている」

「獣医は予想通りロースクールの初年度と酷似した「バブル」で、
 益々もって不吉なスタートを切っているが
 国家試験合格率(←操作可能だが、必ずバレる)や卒業生の域外流出率は隠せない。
 実態が明らかになり、いずれ厳しい審判を受けることになろう」

「一方、他の学部は志願者が急減しているため、
 学園の経営上の理由で参入障壁の高い獣医学部が必要とされたことが
 誰の目にも否定し切れない事実として浮き彫りになりつつある」

「この純然たる経営上の理由によって歪められた大学行政は、
 ただ人材育成の質を下げる危険性が高いことだけにとどまらない」

「大量放出される若手獣医が当該労働市場を劣化させ、
 法科大学院や歯科と同じように賃金低下をもたらすであろう」

「加計獣医の新設に賛成した近視眼で愚昧な論者の名前を
 国民はよくよく覚えておくと良い。
 公費の歪みをもたらした元凶として世論の十字放火を受ける可能性が極めて高い」

「設置審の委員は、「最初から4条件を満たしていないと思った」
 「このカリキュラムで(他大学にできないことが)できるのか」と思ったと証言している」

「しかも学生数の多さにも懸念を示しているので、
 最初から質を重視せず、学生数の確保と学園の収入増を図っているとしか思えない。
 これでうまくいくと考える方が間違っているのである」

「加計学園がいかなる手段を用いても獣医学部の新設を急いだ理由は明白だ。
 高等教育市場がシュリンクしてゆくのは必至であり、地方私大は消滅の危機にある」

「公立化するか、政治力を使って獣医学部のような寡占市場に入り込むか。
 学園の経営上は正解であっても、国益や公益と真っ正面からぶつかる「一線」を超えた。
 加計学園と安倍政権は一蓮托生で、たとえ重大な弊害があろうと引き返せないところまで来たのだ。
 どれだけ国益や公益を毀損すると分かっても、どこ迄も開き直って進もうとするであろう」

「所謂モリカケ問題が枝葉末節であり、重要な国政課題ではないように放言する
 思考停止したメディアや評論家には、教育政策を論じる資格などない。
 (正しく論じる能力がそもそも欠けている疑いすらある)」

「安倍と自民党(加計学園から雇われた議員が複数いる)が、
 大学経営層との癒着により文教政策を歪め、
 人的資本を劣化させ利益誘導を行っているから大問題なのである」

「教育投資効果の低い大学の保護はまさに政治的な「利権」に他ならず、
 しかも資源配分を歪め経済を低迷させるものでもある」

「加計学園は、既に千葉科学大学で薬剤師育成に失敗しつつあるから、
 特権的な獣医育成を委ねるなどとんでもない話である。
 確実にニーズの減る獣医学部を新設し、他大学に合格できない生徒を集めるなど失敗確実だ。
 (公務員獣医が必要なら、一定期間の勤務を条件とした奨学金を設けた方が遥かに低コストである)」

「また、加計学園を優遇する露骨なクローニーキャピタリズム(縁故資本主義)の権化、
 安倍と自民党が今まさに碌でもない謀略を巡らせているのも更なる問題である」

「「教育再生実行本部」といういかにも看板倒れの名称の部署の部会が
 (我が国において大学を粗製濫造して高等教育の質を落としたのが自民党自身である)
 「今後さらなる少子高齢化や人口減少が見込まれる」ため「国立大学の規模縮小や学部再編」が必要と
 まさに反社会的な提言を出してきたのである」

「加計学園には新設を許し、多くの研究実績を残してきた国立大を縮小など、
 まさに「国賊的」な提言と言っても過言ではない。
 しかも自民党は、お粗末な政策で少子高齢化を深刻化させた張本人である。
 有権者から世界有数の高額な歳費を受け取っている癖に、ふざけるのもいい加減にしろ!」

「安倍だけでなく羽生田、木曽、野平が縁故資本主義に塗れたレントシーカーであるのは事実に照らして明白だ。
 しかもこの「ぶしつけで極めて失礼」な回答から加計学園の独善性と高慢さが窺える。
 薬剤師教育に失敗して国家試験合格率が低迷し、受験生からそっぽを向かれるのも当然であろう」

「我が国を絶望的な少子高齢化、人口減少に晒している「A級戦犯」は、
 少子高齢化対策をサボり、ガダルカナルのような戦力逐次投入で失敗を重ねた歴代自民党政権である」

「ぼこぼこと大学を粗製濫造して日本の大学教育を劣化させた癖に、
 全く反省なく学生や研究者のせいにしている教育劣化の「A級戦犯」も歴代自民党政権である。
 (長年の経済停滞や所得減少の現実は、自民党政権の大学改革の失敗を証明している)」

「だから「規模縮小」すべきは国立大学ではない。役立たずの上に責任転嫁する自民党であり、
 このようなふざけた反社会的提案を行う議員の歳費は大幅カットするのが社会正義である。
 庶民にはあり得ない相続税の特権を持っている自民の二世議員にも適正な課税を行わねばならない」

「安倍政権の文教政策が完全に間違っているのは、ロースクールの大失敗や
 日本経済停滞・所得低迷で完全に証明されているが、研究分野においても「失敗」が鮮明だ。
 安倍政権下で研究成果が「悪化」しているのだから、責任は明白である」

安倍政権をずるずる「延命」させた愚民有権者は、大学教育ばかりでなく
日本の研究レベルをも劣化させ日本の国益を果てしなく損なっている。

▽ 歴代自民党政権や文科省に長期的視野がないことこそが、日本の大学の劣化や破綻の元凶

『大学大倒産時代 都会で消える大学、地方で伸びる大学』(木村誠,朝日新聞出版)


「安倍政権の「人づくり革命」は最初の第一歩から間違っており、盛大に国益を毀損し始めた」
と当ウェブログが警告した通り、安倍と自民の文教政策は刻々と日本を蝕んでいる。

「低所得弁護士が大量に生み出され、法科大学院の閉鎖も続出と、
 ロースクール制度の大失敗が誰の目にも明らかになり、
 自民党や文科省が真摯に反省するかと思いきや、
 いつもの通りで保身を目的とする誤摩化しを始めた」

「法曹を目指す学生は「3年で卒業」を制度化するそうだ。
 ロースクールの大失敗を糊塗し、自分達の面子を保つのが目的であり、
 日本の大学教育の質の向上など全く考えていないことが分かる。
 これまで大学を粗製濫造して教育の価値を下げてきた大罪に加え、また失態を重ねているのだ」

「こうした無能で何一つ責任を取らない連中こそ、日本の大学界の「癌細胞」である。
 かつて福沢諭吉は訪米した後の報告で、アメリカ人は身分相応に賢いと日本との相違を語ったが、
 日本は上の地位にいる連中の頭が悪く無責任という状況は現在も変わっていないものと見える」

「その典型的な例が大嘘つきの安倍で、B層有権者が惰眠を貪っているのに乗じふんぞり返っている。
 遠からず、歴史家には「前例のないウソつき首相」と断罪されることになろうが、
 日本経済や日本社会を改善させる能力が驚くほど乏しいにも関わらず、
 悪化させ破壊する能力、平然と嘘をつく能力だけは高いのだから延命させるほど害が深刻化する」

「賢い有権者は見ているとすぐ分かるであろう、
 加計学園と安倍が生み出した獣医学部も間違いなくロースクールの二の舞になる。
 カネの無駄になり、獣医の賃金を減らし、僅かな「効果」は学園が延命できるという程度だ」

「自民党と文科省は「不名誉な問題先送りと糊塗策」を選択した。
 安倍と加計に至っては「不名誉な撤退」、或いは「不名誉な失態」に陥りつつある。
 所詮は自業自得だが、日本社会に害を与える点で最も罪深いと言える」

「当ウェブログは何年も前から安倍の本質は「利益誘導」だと断言してきたので
 予想通りの結末ではあるのだが、流石にここまで酷いとは予想できなかった」

「朝日調査から、二つの重大な問題が分かる。
 これだけ稀に見る噓つきの安倍を延命させ、国益を毀損する無気力有権者が大量にいること、
 また、若年層が利己的かつ政治に無関心となり、民主主義国の有権者として劣化していることだ」

「安倍政権は唖然とするほど学習能力が低く、相変わらず口だけの誤摩化しを繰り返している。
 選挙でこうした口だけ政権を抹殺しなかったために、害毒は益々深刻になるであろう」
とした当ウェブログの予言は完璧に的中したと言える。非常に残念なことだ。

 ↓ 参考

「経営難の私大の延命のために公費を投入」- 政策を歪めた安倍と加計学園には、「不名誉な撤退」しかない
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/2984f07ed265addc3147a4f6eba0081c

加計獣医はロースクール以上の大失敗に、他大に入れない学生だけ残る-銚子市と同じ財政赤字・税浪費は必至
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/02971d7e37e6122c1d4955b9083e6bce‎

安倍首相の大学無償化案に不評の嵐、バラ撒きによるFランク大学救済策 -「教育困難大学」を増殖させる
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/215a5a66dd356bdfa7a47bc34aa2fb6a

「逃げ恥」が予言する、日本の大学改革の失敗 - 英国で「大卒者の増加が経済にマイナス影響」との警告も
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/5fd28cdf6aa2f330050b8d3b0db01af5

ロースクールを失敗させた文科省、専門職大学院もアクティブラーニングも同じ運命に - 反省皆無の惨状
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/9a0ef0c26d3a1876f3273a69f83a2156

▽ 北欧では労働市場を踏まえ再構築された大学教育を行う、癒着とカネで動く安倍や自民党と正反対

『スウェーデン・パラドックス』(日本経済新聞出版社)


東大も京大も地盤沈下 データで見る大学の研究力 ニッポンの革新力(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31087040Z20C18A5000000/
”■塗り替わる世界の大学の勢力図
 東京大学や京都大学など日本の大学は世界の中で相対的な地位が低下している。学術論文数と研究の質の関係を見ると、2002~06年の論文数では東大は米ハーバード大学に次ぐ2位、京大も8位につけていた。研究の質でも欧米の有力大学のグループに次ぐ位置につけ、研究活動は世界でも有数だった。ところが12~16年になるとその構図は崩れる。学術論文数、研究の質で欧米の有力大学はその地…〔以下略〕”

詳細な因果関係はよく分からないが、
安倍政権が成立してから論文数と研究の質が低下した事実は明白だ。
安倍政権の文教政策が元凶である疑いがかなり強いと断定できる。


日本の大学 痩せる「知」 東大、中国・清華大に後れ ニッポンの革新力(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31313380T00C18A6MM8000/
日本の大学の研究力の地盤沈下が鮮明になっている。日本経済新聞が国内外の209大学を対象にイノベーション(革新)の創出力を算出したところ、東京大学は学術論文の「生産性」で中国の清華大学に逆転された。米欧の有力大学との差も開いたままだ。先端研究で海外との人的ネットワークが細り、イノベーションの土壌が痩せてきている。
 日本経済新聞は学術出版の世界大手、エルゼビア(オランダ・アムステルダム)、自然科学研…〔以下略〕”

東大と精華大学の立場逆転も安倍政権下で起きている。
そもそも人口比で不利という状況ではあるものの、
安倍政権の責任を否定することはできない。
以下の日経報道を見れば、政策の失敗である事実は明白である。


日本の科学技術 「競争力低下」8割 若手研究者調査 ニッポンの革新力(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30138080V00C18A5EA2000/
”日本の研究現場が活力を失いつつある。日本経済新聞が連載企画「ニッポンの革新力」の一環で20~40代の研究者141人を対象に実施したアンケートで、8割が「日本の科学技術の競争力が低下した」と回答した。不安定な雇用や予算の制約で短期的な成果を求められることを疑問視する声が目立った。世界をリードする業績は若手時代に生まれるケースが多く、イノベーションの土台が揺らいでいる現実が浮かび上がった。
 研究開発で先行する米国やそれを激しく追い上げる中国の存在感が高まるなか、アンケートでは若手研究者の強い危機感が明らかになった。日本の科学技術の競争力について、「低下したと思う」(38.3%)と「どちらかというと低下したと思う」(39.7%)を合わせると約8割が地盤沈下が進んでいるとの認識を示した。
 若手の意識はデータでも裏付けられている。日本の科学技術論文がピークを迎えたのは2000年代前半。この時点で独創性が高いとされる質の高い論文数は米英独に次ぐ4番手につけていたが、直近のデータがある13~15年は中仏に抜かれて9番手まで落ちている。
 研究者にとって40代までにどれだけ独創的な成果を挙げられるかどうかが重要になる。文部科学省によると、戦後に科学技術分野でノーベル賞を受賞した研究者のうち、半数以上が40歳までの業績が受賞につながった。00年以降に受賞ラッシュとなった日本人研究者も例外ではない。
 総務省によると、16年度の科学技術研究費は18兆4326億円で前年度に比べて2.7%減った。米中に次ぐ世界で3位の水準だが、金額は2年連続で減少している。国の予算の制約もあり、研究開発費は当面大きな伸びは見込めない。
〔中略〕
 【調査の方法】調査は未来技術推進協会(東京・港)と日本ロボット学会(東京・文京)の協力を得てインターネットを通じて実施した。3月23日~4月19日に141人が答えた。
 回答者は30代(61.7%)が最多で、40代(21.3%)、20代(17%)と続いた。所属の内訳は大学(56.7%)、民間企業(29.1%)、研究機関(13.5%)、公益財団法人(0.7%)。〔以下略〕”

大嘘をついて公費を占有し、オトモダチの加計獣医を新設している間に
日本の科学技術の競争力低下が鮮明となっている。

加計獣医に費やすカネがあるなら研究予算に回すべきである、
殆どの研究者(加計に雇われて文句の言えない者以外)はそう考えている筈だ。

研究の質を上げるには「若手・女性・外国人」を入れる多様性が重要と指摘される。
日本の大学の人事硬直化(テニュアのバラ撒き過ぎで若手の行き場がない)にも問題はあるが、
安倍政権の文教政策が根本的に間違っていて日本の現状を直視しせず、
腐った利益誘導政策ばかりに血道をあげているのが最大の害悪である。
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