米雇用統計はひとまずポジティブだったが、米金利のモメンタムが
所謂「長短金利逆転」へと向かっており極めて不吉である。
前回の長短金利逆転は2007年、リーマンショックの前年だ。
現在の日本経済の「見せかけの好況」はひとえに世界経済、特に米経済成長の恩恵で、
何ら日本経済自身の力強い成長を反映したものではないため、
ひたひたと接近していく米長短金利の逆転がリセッションに繋がれば
B層有権者しか騙せない安物アベノミクスのメッキが剥がれ貧相な本性が露呈されるであろう。
また、いつも威勢のありすぎる右派オピニオン誌の言葉が以前よりも憎悪を強めているのも不吉な兆候だ。
これはかつて太平洋戦争中の「いざ来いニミッツ、マッカーサー 出てくりゃ地獄に逆落とし」という
品性の全くない歌の歌詞と語調がとてもよく似ている。情動的になり情勢を客観視できず、
結果として大敗し日本が危機に陥る前兆と捉えることもできよう。
‥‥いずれにせよ、ともに注視が必要だ。
例えば、米リセッションで化けの皮が剥がれて安倍が放逐されれば
それはそれで日本経済にとってせめてもの朗報になるかもしれない等々。
やっと下落を食い止めたドル、ただ111円まで戻れるかどうか
ユーロも対ドルで漸く底打ちか、新たなレンジ圏の形成範囲を見ておきたい
ポンドも漸く底打ち気配、先週がショートからロングに転換するタイミングだった
(以上のチャートはZAI)
森精機の急落が気になる、設備投資バブルとの疑いが強まった
1552が鎌首をもたげ始めたか、反発力の鈍い人材関連や8698も要注目
(以上のチャートはYahoo)