対中牽制策と日本経済発展の国際戦略を兼ねて
アセアンや南アジアとの関係強化を図るべきというのが
当ウェブログの従来からの主張であるが、
実は東欧・中欧諸国も有力候補だ。
ポーランド・バルト三国・ベラルーシ・ウクライナといった国々は
長年強大なロシアに脅かされており、日本と地政学的利害が一致する。
しかも彼らは日本の技術と投資を欲しがっている。
近年はEUの拡大によって東欧は市場としての重要性も増した。
EU市場へ日本企業が浸透するための橋頭堡となり得るのだ。
関係を深めないわけにはゆかない。
大前研一氏は、東欧諸国は優秀な人材の宝庫であり、
特に理数系の学生は質が高いと指摘している。
(グーグル創業者の一人セルゲイ・ブリンがロシア系であるのは有名な話)
妹尾堅一郎氏によれば、
「世界中から優秀な人材を集めて競争力強化」が
現在のアメリカの国家戦略になっているとのこと。
ただでさえ閉鎖的な日本が現状にとどまっていたら、
たちまち二流国、三流国に転落するだろう。
東日本大震災後、それでも日本で学びたい ウクライナ(産経新聞)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110412/erp11041203050001-n1.htm
”【外信コラム】赤の広場で
チェルノブイリ原子力発電所の取材ツアーに参加するため、ウクライナに出張した。
首都キエフで聞いた話からは、東日本大震災のあとも日本で学びたいという若者が
世界中にいるであろうことがうかがえた。
ウクライナでは、大卒以上の人々が日本で行いたい研究計画を提示し複数の選考を
通れば、最長で2年間、日本の国費で訪日して大学院で研究できるプログラムがあ
る。今年度も多くの応募があり、震災発生前に数人が合格を決めた。合格者の大半
は、臆することなく日本で研究する道を選んだという。
震災の影響で、研究生活は思い描いていた暮らしとは異なるものになるかもしれな
い。しかし、訪日する皆さんには日本が受けた被害の大きさと、明日をも知れぬ暮
らしが続く被災者の無念さを実感してほしい。そして、歴史的な危機から立ち上が
ろうとする日本の姿をその目に焼き付け、語り続けてほしい。
同様のプログラムは恐らく、世界各地で実施されているのだろう。いろんな国から
今年も日本に向かう若者がいる。なかにはボランティアで復興支援に直接、携わる
学生もいるかもしれない。
合格者の多くは今月、ウクライナから日本に旅立つ。若者たちの熱い視線が、日本
に注がれている。(佐藤貴生)”
日本はアメリカと違って全世界から人材を吸引する力が弱い。
日本に好意的でかつ経済的に重要な国々を選んで優遇する必要がある。
アセアンや南アジアとの関係強化を図るべきというのが
当ウェブログの従来からの主張であるが、
実は東欧・中欧諸国も有力候補だ。
ポーランド・バルト三国・ベラルーシ・ウクライナといった国々は
長年強大なロシアに脅かされており、日本と地政学的利害が一致する。
しかも彼らは日本の技術と投資を欲しがっている。
近年はEUの拡大によって東欧は市場としての重要性も増した。
EU市場へ日本企業が浸透するための橋頭堡となり得るのだ。
関係を深めないわけにはゆかない。
大前研一氏は、東欧諸国は優秀な人材の宝庫であり、
特に理数系の学生は質が高いと指摘している。
(グーグル創業者の一人セルゲイ・ブリンがロシア系であるのは有名な話)
『衝撃! EUパワー 世界最大「超国家」の誕生』 | |
妹尾堅一郎氏によれば、
「世界中から優秀な人材を集めて競争力強化」が
現在のアメリカの国家戦略になっているとのこと。
ただでさえ閉鎖的な日本が現状にとどまっていたら、
たちまち二流国、三流国に転落するだろう。
『技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか―画期的な新製品が惨敗する理由』 | |
東日本大震災後、それでも日本で学びたい ウクライナ(産経新聞)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110412/erp11041203050001-n1.htm
”【外信コラム】赤の広場で
チェルノブイリ原子力発電所の取材ツアーに参加するため、ウクライナに出張した。
首都キエフで聞いた話からは、東日本大震災のあとも日本で学びたいという若者が
世界中にいるであろうことがうかがえた。
ウクライナでは、大卒以上の人々が日本で行いたい研究計画を提示し複数の選考を
通れば、最長で2年間、日本の国費で訪日して大学院で研究できるプログラムがあ
る。今年度も多くの応募があり、震災発生前に数人が合格を決めた。合格者の大半
は、臆することなく日本で研究する道を選んだという。
震災の影響で、研究生活は思い描いていた暮らしとは異なるものになるかもしれな
い。しかし、訪日する皆さんには日本が受けた被害の大きさと、明日をも知れぬ暮
らしが続く被災者の無念さを実感してほしい。そして、歴史的な危機から立ち上が
ろうとする日本の姿をその目に焼き付け、語り続けてほしい。
同様のプログラムは恐らく、世界各地で実施されているのだろう。いろんな国から
今年も日本に向かう若者がいる。なかにはボランティアで復興支援に直接、携わる
学生もいるかもしれない。
合格者の多くは今月、ウクライナから日本に旅立つ。若者たちの熱い視線が、日本
に注がれている。(佐藤貴生)”
日本はアメリカと違って全世界から人材を吸引する力が弱い。
日本に好意的でかつ経済的に重要な国々を選んで優遇する必要がある。