みんなの心にも投資 … ソーシャルインベスター(社会投資家)への道

個人投資家の”いとすぎ ”が為替・株式投資を通じた社会貢献に挑戦します。すべてのステークホルダーに良い成果を!

2021年6月第4週チャート

2021-06-27 | 注目投資対象・株価の推移
金曜の米CPIが予想通りで小康状態、
ストックもクロス円も何とかここまで戻してきたが。。

東証の動きがコロナのリバウンド傾向を受けてか弱々しく
ポンドの戻りも弱い。ドルも抵抗を受け続けている形で
依然として要警戒である。原油はじめインフレ傾向は変わっていない。

世界に取り残された賃金デフレ、消費デフレの日本は
アベクロの大失政の下、経済低迷の深刻化により円高圧力が高まるだろう。


ドルはふらふらと上がった形、強い力で押し上げられてはいない


ユーロはここまで戻してきたが、直近のピークまではまだ遠い


気になるポンド、利上げ期待剥落だけでこう崩れるものか?


(以上のチャートはZAI)

9107(勿論9104も)の強さが復活、7261はUBSがBuyに急転した


2038は海運以上に強い、こちらも独走状態


(以上のチャートはYahoo)
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『週刊エコノミスト』6月29日号 - 日本の全産業売上高は10年前より低い、異次元緩和の失敗は明白

2021-06-24 | 『週刊エコノミスト』より
今週のエコノミストの地銀特集は最初、普通かなと思って見ていたが、
後半の方に非常に質の高い分析があって驚いた。
これだからエコノミストは油断できない。

80頁では高田創氏が地銀の預貸ビジネスの惨状を伝えており、
30年間で企業からの利払いが6分の1に激減している。
氏は脱銀行、商社的なビジネスが必要になるとしているが、
勿論のこと愚昧なアベクロの異常な金融緩和策の毒が廻り、
最重要の人口政策をサボった愚行による必然の末路である。

「アベクロの異常な緩和策の毒が回り、全て「負け組」だろう」
と当ウェブログが先週書いた通りだと思われる。

苦境は地銀だけでなくメガバンクもそうで、
マネックスでは数少ない公明正大で聡明な
分析を行う大槻氏が「非金利収入で米銀に遠く及ばず」と
邦銀勢のガラパゴス状態を米銀との比較で明らかにしている。

手数料の差は規制産業であることや国民のデフレ志向で仕方ないところだが
トレーディング収益やコモディティ投資のような多様化で劣るだけでなく
多額のIT投資を行っている米銀と邦銀の差は拡大するばかりだ。。

『週刊エコノミスト』2021年6月29日号


他にも良い記事がある。
61頁では三井物産の岸田英明氏が中国の人口動態を分析し、
2020年代の中頃には人口減少が始まる可能性がある
中国の少子高齢化が想定以上のペースで進んでいると伝えている。

韓国経済は既に90年代後半の日本のように
成長率が急低下しているが、これも人口動態要因である。
あと数年で中国経済には大ブレーキがかかることとなろう!
(10億を超える人口大国の人口減を補い得る移民受け入れは元より不可能)


エントリーのサブタイトルは市岡繁男氏の連載より。
日本経済に関してはこれが最重要で、
GDPと最も相関係数が高いのが全産業売上高なのだが
日本はリーマンショック前の水準にいまだに戻っておらず

異次元緩和は日本経済を成長させていないという事実が証明された。
矢張り愚昧なアベクロの害毒で日本経済が衰退した、
そのような結論しかないということになろう。

しかも大企業の経常益と日経平均との乖離は拡大、
バフェット指数はあのバブル期と並ぶ割高と示唆している。
バブルとする警告が少ないことこそ明白なバブルの証左であり、
今年は本当に最高度に警戒しておかねばならない。。

    ◇     ◇     ◇     ◇

ダイヤモンドはすっかり名物となった決算書特集。
図示するというのが新しい工夫だと思うが
やや眼目に欠けるという印象。

『週刊ダイヤモンド』21年6/26号 (決算書100本ノック 2021夏)


今週号で最も素晴らしいのは62頁である。
大和総研の神田慶司氏が英国の基準を挙げて
全雇用者の賃金の中央値の3分の2、OECDの定義する
低賃金労働者の水準と同じだそうだが、日本に当てはめると
時給947円、政権の掲げる1000円よりも低い。
氏は雇用への悪影響を懸念しているが完全に同感である。

最低賃金引き上げに依存し過ぎると経営者は必ず労働時間と雇用数を削ってくる。
最低賃金引き上げに固執する愚かな原理主義者が低賃金労働者を苦しめるだろう。

    ◇     ◇     ◇     ◇

東洋経済の経済安保特集は期待外れ。
まだ問題の焦点が定まっていない内に
出してしまったので論点が曖昧になっている。

また、最重要点が抜けている。
「経済安保での最大の問題は移民と留学生、つまり自民党が元凶」
であるのにそれが丸々抜けているのは欠陥であり、
仮病で国会から逃げた甘利が経済安保を口にするなど
まさに「愛国心は悪漢の最後の拠り所」の典型であろう。

『週刊東洋経済』2021年6/26号(全解明 経済安保)


佐藤優氏の連載はまた対ロシア楽観論だが、
何となくこれはロシアに向けたサインなのかとも思えてきた。
いずれにせよリアリズムの欠けた思惑の塊であることに違いはない。

    ◇     ◇     ◇     ◇

次週の注目は東洋経済、チャレンジングなのは評価したいが壮大な空振りかもしれない。。

▽ ホンダのFCV販売終了も気になる。

『週刊東洋経済』2021/7/3号 (SDGs 日本を代表する500社 ー非財務情報の決定版ー)


▽ コロナ禍の影響よりも、バブルの証拠に見えるゴルフ特集

『週刊ダイヤモンド』2021年 7/3号 (ゴルフ復活!)


▽ 流石は俊敏なエコノミスト、中国の少子化対策の大失敗をいち早く捉えた!

『週刊エコノミスト」』2021年 7/6号

「無気力な若者」は日本もかなりの程度同じだろうと思う。。
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2021年6月第3週チャート

2021-06-20 | 注目投資対象・株価の推移
ウォール街でも慧眼な者は早期の利上げを警告していた。
当ウェブログもコモディティ市況から見て同様の結論に達していたので
FRBの「変心」は何ら驚きではないばかりか、想定内である。

今年は年頭から繰り返してきた通り「非常に難しい年」となりつつある。
先週は今年の決定的な転換点として語られるようになるかもしれない。

明白な割高であるのに、盲目なB層は今更急落に驚いている。
この油断と慢心こそがバブルの顕著な特徴であり、
当ウェブログが逆指標として注目している大手証券のI氏は
この期に及んで日経3万2000円と豪語していた!
何と不吉極まりないことだ!

陳満咲杜説ではユーロ売りは危ういかのようだったが、結果は逆に出た。
俊敏なゴールドマンは先週の内にユーロ買い推奨を取りやめている。
株式だけでなくユーロも大きく振らされそうだ。。


ドルは比較的堅調だが金利は低下、急反落に注意が必要


ロングポジションが溜まりに溜っていたユーロは当然、急落した


ポンドも急落、チャートは完全に「壊れた」状態に


(以上のチャートはZAI)

9107が年初来高値の直後に大幅反落、注意深いポジションコントロールが必要


こちらは2038の独走続く、FRBの変心を受けて先物がどう動くか注視したい


(以上のチャートはYahoo)
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『週刊エコノミスト』6月22日号-頭打ちのテスラ株は大恐慌前のラジオ株に酷似、ブラックスワンに要警戒

2021-06-17 | 『週刊エコノミスト』より
今週のエコノミストはやや前のめり気味だが随所で良い記事がある。
採掘コストが馬鹿高いメタンハイドレートを取り上げたのは
何かの悪い冗談として(再生可能エネのコスト低下に敗北必至)、
EV関連の希少金属の偏在が改めて確認できる。

銅がかつての石油に代わる重要な意味を持つかどうかには懐疑的だが、
EV相場がヒートアップしてくるなら重要な資料となるだろう。

『週刊エコノミスト』2021年 6/22号


エントリーのサブタイトルは市岡繁男氏の連載より。
丁度FRBが突如として利上げ前倒し姿勢を見せた今、
頭打ちになったテスラ株と大恐慌時のラジオ株のチャートは
不吉極まりない相似形を描いている。
インフレ昂進によるゴールド急騰の可能性ともに、
念頭に置いておくべきリスクシナリオであろう。

    ◇     ◇     ◇     ◇

ダイヤモンド誌の商社特集は先週の東洋経済より鋭い。
商社マンのカテゴライズや匿名座談会では東洋経済が勝るが、
脱炭素で各社に激震が走って特に住商が苦しいこと、
ミャンマーの案件に深入りし過ぎて人権問題化していること、
若手流出が懸念されている(だから中途に力を入れている)こと。
経営面ではダイヤモンドのクリティカルな視点の方が重要であろう。

『週刊ダイヤモンド』21年6/19号 (商社 非常事態宣言)


加藤出氏が英国での白川・前日銀総裁の証言を取り上げている。
まさにその通りで生産性での国際順位は悪化して内部留保は増加、
アベクロの異常な緩和策が日本企業を劣化させたのだ!

    ◇     ◇     ◇     ◇

東洋経済の株式特集は意外と面白い。
先週「市場にとっては不吉」だと断じた通りの内容で、
ペンネームながら現状を「バブル」と断言するコラムがあり
(完璧に同意見である)今週号ではこちらが最も有益な内容だ。

他は可もなく不可もなし、大儲けした投資家の自慢話は
相場が終わってしまった局面の顕著な特徴であり、
初心者は寧ろ警戒信号と解釈すべきである。


……メイン特集よりカルティエのブランド戦略の新刊を出した
長沢氏へのインタビュー記事の方が遥かに素晴らしい。
確かに伝統ある日本の中小企業はブランディングが下手だ。

『週刊東洋経済 』2021年6/19号 (株の道場)


佐藤優氏の連載は相変わらず。
ロシアが二島返還で平和条約を結ぶサインを出しているとか、
向こうの「釣り針」を真に受けるナイーブさは相変わらずだ。

対米関係が悪化した今のロシアの主要な関心は日米の離間策にあり、
プーチンは国内的にハードルの高い二島返還を餌にして
日本から最大限の譲歩(例えば米軍駐留させない約束)を引き出すか
日本が到底呑めない条件(東日本での米軍配備への制約)を吹っ掛けて
ダボハゼのように食い付いてくる日本の面子を潰してくる筈だ。
ロシアの対外交渉が徹頭徹尾レアルポリティークであるのは
彼の国の歴史に照らせば明々白々、どうして氏は理解できないのか。

    ◇     ◇     ◇     ◇

次週の注目もダイヤモンド、トヨタ・東芝・楽天あたりが眼目か。

▽ N高の労基法違反も重要、米国と同じく企業運営学校は違法行為が多発する

『週刊ダイヤモンド』21年6/26号 (決算書100本ノック 2021夏)


▽ 経済安保での最大の問題は移民と留学生、つまり自民党が元凶なのだが編集部はその真相に沈黙。。

『週刊東洋経済』2021年6/26号(全解明 経済安保)


▽ アベクロの異常な緩和策の毒が回り、全て「負け組」だろうと思うエコノミスト特集

『週刊エコノミスト』2021年6月29日号

レポートはワーケーションだが、上手くいっている地域は本当にあるのだろうか。。
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カネと腐敗と保身、国民を裏切る自民党の安全保障政策 - 逮捕された宮古島前市長は菅政権とのパイプ役

2021-06-15 | いとすぎから見るこの社会-対アジア・世界
コロナ禍での不手際のオンパレードで注目されず、
河合夫妻への1億5000万円という「爆弾」ばかり報じられるが
安全保障分野でも自民党の腐敗ぶりを示す大事件が起きていた。

保守系で自公の支援を受けた前宮古島市長が汚職で逮捕され、
しかもそれは陸自配備用地を巡るものだったのである。

その汚職政治家の市長選には菅の秘書官が応援に入り、
政権との繋がりの強さを自他ともに認めるところだった。

自民党や自称保守の安全保障政策がカネと腐敗で汚れている事実を、
汚職政治家は身を以て証明したと言えよう。

御用メディアが賞賛する岸防衛相はいち早く防衛省に落ち度はないと
保身に走ったが、地元では集落に近い用地選定に疑問の声が出ている。

更に、自民党の身内からも「斡旋があったとしか思えない」との指摘があり、
岸にとって早くも脛の傷となりかねない事態となりつつある。

自民や自称保守の杜撰でお粗末な安全保障政策は斯くの如しで、
軍事合理性に乏しく私欲と利権に汚れた国民への裏切りに他ならない。
だからこそ差別的な日米地位協定を放置し国民に隠して米軍にカネを出し続けるのだ。

▽ 日本は今も日米合同委員会との密約による米軍支配下、岸信介は自衛隊の指揮権すら差し出した

『知ってはいけない2 日本の主権はこうして失われた』(矢部宏治,講談社)


「トランプも安倍も「口だけ」」と当ウェブログが前々から警告した通りで、菅も同類である。

「安倍政権の言い分を鵜呑みにして報じたり、碌に批判をしないメディアは、
 官邸の買収工作を受けているものと見て間違いない。
 漏れ聞こえる話では、菅官房長官・萩生田補佐官・世耕副長官が
 メディアを監視する一方、「懇親会」と称して記者を連日接待しているということだ。
 (事実上、官房機密費で彼らを「買収」している訳である)」

「安倍政権の言う「テロ対策支援」が軍事的裏付けを伴っておらず、
 実質的には国益(=安定したエネルギー供給)護持と
 日本企業のビジネス拡大の修辞に過ぎないことは明らかだ。
 そうしたリアリズムが認識されないことこそ重大な問題である」

「安倍首相はせいぜい外務大臣の器でしかないので、
 軽々しくリップサービスを振りまく悪い癖がある」

「米国は東アジアの安全保障政戦略で日本を必要としている。
 (場合によっては中国のミサイル攻撃の「盾」として利用される可能性もある)
 日本の協力を「高く売りつける」ことが正しい目的であった筈だ」

「集団的自衛権容認で忠犬ぶってアメリカに尻尾を振る以外にも
 日米同盟を強化する方法は幾らでもあるという事実を全く理解してないものと見える。
 今回の安倍演説は、集団的自衛権が日本のためではなく米国のためであることを
 図らずも明らかにしたのである。日本国民が疑いの目を向けるのも当然だ」

「そもそも集団的自衛権を認めるかどうかは、中国の脅威に対抗するための必須条件では全くない。
 台湾海峡周辺での有事では、米軍と同時に日本も攻撃を受ける可能性が極めて高いからだ」

「いま北方領土交渉などしている場合ではないことが、どうして分からないのか。
 根本的にリアルポリティークが分かっていないとしか言いようがない。
 本来はアメリカに釘を刺される前に、自ら自制するのが当然だったのだ」

「プーチンは完全に安倍政権を嘲笑し、北方領土の開発を進めている。
 これだけ馬鹿にされているのにプーチン訪日を働きかけるというのは、
 もはや国辱的とも言える範疇に入る。
 外交が分かる者にとって、安倍首相のウクライナ訪問は「自爆」或いは「自滅」行為でしかない」

「この学習能力の欠如にはもはや呆れるしかない。
 北朝鮮に煮え湯を飲まされ、ロシアが平然と北方領土開発を進めて
 日本は面子を潰されているのにまた凝りもせずまた同じ罠にかかっている始末だ」

「ロシアは常に国益(ロシアの利益)のために行動しているのだから、
 対ロ外交で点数を稼ごうとプーチンに媚び諂う安倍政権のスタンスそのものが愚行である」

「安倍政権は不利な条件を呑まされるのが関の山で、
 「北方領土交渉を形だけ行うのと引き換えに経済協力させられる」
 といった無様な結末を迎えるだろう」

「安倍政権は、日露関係の歴史を全く学んでいないものと見える。
 メディアに対し北方領土交渉がいかにも有望であるかのような
 見え透いた情報を流し、またB層を騙そうとしている」

「歴史的に見れば、ロシア側が日本を歓迎するかのような態度を示すのは、
 ロシアの利益のために日本を利用する狙いがある時である。
 (その典型例が、日ソ中立条約の際のモロトフである)」

「逆にロシア側が不利な際には猛々しく敵意を見せて牽制してくることが多い。
 (その典型例が、日露戦争の際のヴィッテである)」

「今回のプーチンがどちらであるかは、火を見るよりも明らかである。
 安倍政権を毛針で釣ってロシアにカネや技術を出させるのが目的だ」

「その証拠に、ロシア外務省は北方四島がロシアに帰属すると明言して
 安倍政権の顔を潰し、同時に着々と千島の軍事拠点化を進めている」

「また、時事通信の報道によれば、ロシアの退役軍人は
 「日本の安保法制成立は脅威」と明言している」

「日本の外交の最大の欠点は、自らの利害や事情に基づく希望的観測を持つことで、
 その甘さはこれまで何度も嘲笑され外国に利用されてきたにも関わらず、治っていない」

「ロシア側はいま日本に妥協する理由が全くないのだから、
 交渉を急ぐ必要もない。日本が焦るのを待って条件を吊り上げれば良い。
 選挙向けの「お土産」が欲しい安倍政権の焦りを利用してより多くの「成果」を狙える」

「今回のいかにも動機の疑わしい北方領土交渉は
 外務省主導で進んでいるのではなく、安倍首相が側近とともに
 「独断専行」して行っているとの情報が複数ある」

「これは、戦前の松岡洋右・白鳥敏夫・大島浩らが外交を誤り、
 自らが賢いと思い上がって独裁国家と友好関係を結べると妄想した結果、
 日本を滅亡の淵にまで突き落とした歴史と酷似している」

「(1)失敗したサハリンプロジェクトの交渉当事者が主導している
 (2)目的が「首相の名を歴史に残すこと」であり、国益や公益を忘却している
 (3)これまでの対ロ交渉の蓄積を持つ外務省の影が薄い
 という悪材料が複数揃っており、益々碌でもない結末が容易に予見できる。
 アメリカに嘲笑されるばかりではなく、安全保障政策に悪影響が及んだらただでは済まない。
 つまらない政治的野心が日本の国益を損なうことに直結するであろう」

「報道によれば首相やその周辺は「ワンマンタイプの大統領や首相に好かれる」などと
 笑止千万な言葉を漏らしたらしい。国際社会の冷厳な現実を理解もせず、
 そうした甘い認識と希望的観測に縋っているから大失態を見せるのである」

「プーチンはそうした能天気な安倍政権を嘲笑うように、北方領土にミサイルを配備した。
 北方領土交渉の前に圧力をかけて、「俺の言う通りにカネを出せ」と言っているのだ」

「ロシアは歴史的に軍事かカネでないと動かないし、動かせない。
 ブレスト=リトフスク条約のような領土割譲は、
 余程追い詰められて存亡の危機に瀕していないと行わない国だ」

「ましてや、小国だった日本に日露戦争で屈辱の敗戦を味わわされた。
 だから日ソ中立条約など自国の都合でいとも簡単に破棄した。
 元々そういう国であるのを、どうして分からないのか。
 安倍政権は日本史も世界史も理解していないのか」

「対中国でロシアを味方につけたいなら、極東での経済開発で
 中国の人口と経済力に脅威を感じるロシアを支え、
 同時にロシア市場への日本企業の浸透を目指すべきである」

「安倍政権が北方領土交渉を優先する動機は、
 選挙に勝って権力の座へ居座り続けるために過ぎず、
 国益のためでは全くないことは明白である」

「北方領土交渉は、アメリカの疑念と冷淡さを招き、
 日本の安全保障においてネガティブに働く。
 我が国の安全保障の「戦略正面」は東シナ海であり、
 北方ではないという現実を安倍政権は理解すべきである」

「「食い逃げはない」と豪語する世耕発言を嘲笑うように、
 プーチンが「領土交渉の前に経済協力」とはっきり断言していることからも、
 安倍政権の「土下座外交」「外交敗戦」に至る運命は既に決定されているのだ」

「岸博幸氏は、トランプ大統領が就任する前の現在の段階で
 トランプがやろうとしている経済政策は「絶対に」うまくいかない
 と断言しているが、全くその通りである」

「ただ、当ウェブログはもっと厳しい見方をしており、
 これだけウォール街を重用した政権はオバマよりレイムダック化が早く
 すぐに有権者から見捨てられると考えている」

「トランプの支持基盤は政治リテラシーが低く短気な層と、
 アメリカ社会の現状に不満な浮動票から成り立つ「呉越同舟」である。
 両方の支持層とも移り気で飽きっぽく、トランプが幾つか失策を見せれば
 あっと言う間に飽きて離れてしまう」

「かと言って伝統的な共和党の政策を行っても、格差が経済成長を阻害している上に
 人口動態が老化してきて低成長化している米経済が甦える筈がない」

「スウェーデン型の高成長を実現できるとしたら民主党だろうが、
 オバマケアにすら強い不満を持つような税嫌い、政府不信のアメリカ国民が
 そうした真の成長政策を選ぶ可能性はゼロに近い」

「トランプのアメリカファーストにレイムダック化が相俟って、
 極東での対中抑止効果が損なわれる可能性が極めて高い」

「元々トランプは東アジアの安全保障には関心が薄く、
 極めて廉価かつ重要な在日米軍基地であるのに駐留経費にばかり文句を言うしみったれだ。
 内政だけで手一杯になってしまうと極東については更に手薄になる筈である」

「国内メディアや御用ジャーナリストが見ない振りをする「不都合な事実」を、
 英フィナンシャル・タイムズがはっきりと記事にしている」

「「プーチン氏の大きな外交的勝利」と安倍外交の惨敗を伝えた
 英FT紙の報道を読売新聞が転載しており、世界的に見ればこれが当然の見方だ」

「官邸に睨まれている朝日新聞は、遠回しではあるものの一矢報いている。
 安倍首相との会談には大幅に遅れたプーチンが
 ロシアへの投資が期待できる孫正義SB社長に対しては
 「肩を抱いて」歓迎の意を大いにアピールしたのを報じているのだ」

「産経も妙なナショナリズムさえ絡まなければ的確な記事を出すので、
 プーチン・安倍会談が失敗(或いは大失望)に終わった後で
 漸くプーチンの安倍首相への扱いが対中国より明らかに劣っていること、
 サハリン2で日本が煮え湯を飲まされた事実を報じている」

「「トランプはくみしやすい」と豪語した菅官房長官は、
 遂に前言を撤回して自らの先見の明の欠如と浅慮を認めた」

「一事が万事で、この国際感覚の乏しさが安倍政権の特徴である。
 国内向けには中身のない空虚な大見得を切っておきながら
 トランプに散々脅されてもへらへら笑って媚び諂う有様なのだから」

「「内弁慶」に加えて、おまけに対米では「太鼓持ち」なのだから
 本当に情けないことこの上ない。国辱ものと言って良かろう。
 対ロ外交でプーチンに媚び諂った無様な様子と全く同じなので何ら驚きはないが、
 国内メディアがこうした国辱外交を批判しないのは驚きである」

「安倍政権は学習能力も著しく乏しいので、
 トランプ就任初日にTPPを破棄されて面目丸つぶれ」

「対中安全保障で米軍が頼みの綱であるので
 何もトランプに文句が言えないという、より決定的な裏事情があるのだ。
 自前の安全保障政策を持たず対米従属を選んだ安倍政権の売国政策がここにも影響している」

「昨年末にトランプから日本に側近が送り込まれており、
 北方領土交渉で経済協力のプランを纏めた安倍側近が
 密かに5兆円を超える巨額の「お土産」を用意したのだと言う」

「それだけの「貢ぎ物」を貰えれば笑顔になるのも当然だ。
 官邸関係者ですら「ジャイアンとのび太」と自嘲するような
 国辱外交が実態だった訳である」

「安倍外交の本質は、海外メディアがはっきり言明している。「媚び諂い外交」である。
 安倍政権は思考の浅い脊髄反射ばかりで、先を見ないで行動するからこうなるのだ」

「断言してもいいが、安倍政権には学習能力がないから選挙で叩き潰されない限り、
 現下の「媚び諂い外交」をやめることはないであろう。
 (理由は単純、カネで脅すかカネを出して朝貢するかしかできからだ)」

「北朝鮮ミサイル騒ぎで見落としている者が多いが、
 予想通り安倍政権の北方領土交渉は「無様な失敗」に終わった」

「ロシアが北方領土に経済特区を設置するという話は以前から出ていた。
 今回の件は、領土返還を哀願する安倍政権が足蹴にされただけでなく、
 日本が返還を望む北方領土に、よりによって中国や韓国の投資が行われることを示唆している」

「日ロ交渉は既に大失敗と決まった、それが正しい認識である。
 それを悟らない限り、大恥をかかされ国益を毀損するだけに終わるだろう」

「更に、対北の封じ込めで協力を要請しても一蹴され、
 まるで子供の使いのような無様な結果である」

「日本の目の前の北方領土で軍事演習を見せつけるような相手と、
 対等に交渉できるなどと妄想しているような間抜けな首相は日本の恥である」

「北朝鮮を封じ込めるなら、ロシア外交などで時間を無駄にしている場合ではない。
 このままでは九州や中国地方へのTHAAD配備の必要に迫られるとして
 中国から北朝鮮への圧力を強化させる巧みな交渉が最優先である」

「日本国内での核配備論の高まりを交渉材料とする高等戦術もある。
 (勿論、費用対効果において著しく劣等なのでブラフであるが)
 しかし問題は、そうした外交能力が安倍政権には完全に欠けていることだ」

「米欧のロシア制裁が北朝鮮のミサイル技術を進歩させ、
 巡り巡って米韓日に向けられた脅威と化している構図は、
 無力で拙劣なアベ外交ごときが打破できるものではない」

「大統領訪日の浮かれ騒ぎの後に、本質が見えてきた。
 トランプはツイッターで「軍事とエネルギーで莫大な発注がある」と呟き、
 日本へのリップサービスも軍事ビジネスでの「カモ」への社交儀礼でしかないと証明した」

「安倍政権が安全保障面でも果てしなく政策リテラシーが低く、
 ミサイル防衛の備えをサボってきたからこうなるのだ」

「台湾海峡での軍事バランスが中国側に傾いてから10年以上も経った。
 その間、自民党はミサイル防衛の重要性すら理解できず、
 改憲ゴッコと安保騒ぎで貴重な時間を無駄にし続けてきた」

「アメリカの軍需企業に高値をふっかけられて国富を損耗するのも、
 はっきり言って自業自得である。民主党ごときが相手で調子に乗るからこうなるのだ」

「更に、対米従属の「ポチ政権」である証拠が次々と発覚しており、
 沖縄のヘリ墜落事故では二週間も過ぎてからやっと米側が謝罪、
 長崎では防衛局の申し入れを無視した夜間航行訓練が行われた」

「安倍政権がアメリカからいいように利用される、みっともない
 「対米従属ポチ政権」であるのは火を見るより明らかだ。
 まさに「お前が国難」と呼ぶのに相応しい弱腰政権である」

「トランプが訪日で愛想良くサービス精神旺盛だったのは、
 「カネをたっぷりアメリカに貢ぐ上客だから」に過ぎない。
 間抜けな人間は高く払わされるという、ごくありふれた話なのだ」

「韓国には文句を言ってもアメリカには何も言えない、
 情けない限りの対米従属政権である。(最初から分かり切った話だが)」

「特殊部隊が難民を装って日本海側に上陸してくる危険性をも考えず、
 暢気に原発を稼働させている愚鈍な政権だから、てんで話にもならない」

「意気込んで東欧を廻った安倍外交は、見事に裏目に出ている。
 中国は「毎年」中東欧の16ヵ国と首脳会合を重ねており、
 目立ちたがり屋の安倍が完全に後手に廻っている形だ」

「また、ロシアに「忖度」して東欧諸国のロシア制裁強化の求めに応えられず、
 「相手国の要望には応えずに自分の要望だけ伝える」微妙な結果に終わった」

「東欧に北のミサイルが届くなどという軍事リテラシーゼロの法螺話を吹聴し、
 ロシアの強大な軍事力を前にしている東欧諸国の現実すら理解できないのである。
 この惨状では、安倍は大学どころか高校に戻って欧州史を頭に叩き込む必要があろう」

「大根役者で口だけの安倍が何を言ったところでロシアには蚊に刺された程度なので
 何をしても嘲笑されるか顔を潰されるだけではあるのだが、それにしても情けない」

「森友問題で中高年男性やいかにも薄情そうな女性が
 「もっと重大な問題が他にある」と森友問題を放置するよう求めるケースがあるが、
 これこそ政策リテラシーの低い、典型的な「B層有権者」である」

「森友問題は、口だけで碌な経済パフォーマンスを出せない癖に
 (経済成長率も実質賃金上昇率も生産性も主要先進国で最低水準の劣等生が安倍である)
 世界経済の好調の恩恵を自分の手柄のように吹聴する噓つきの安倍を
 不似合いな首相の座から放逐するための絶対に外せない好機である」

「この好機を外したら、日本経済が低迷から脱する最後の僅かなチャンスが失われるし、
 完全に「時間の無駄」に終わった北方領土交渉や日韓合意といった
 レヴェルの低過ぎるスタンドプレー外交をやめさせる時期も後ずれする」

「安全保障に至っては、何年も前から進めるべきだったMDが泥縄で、
 北の工作員が簡単に侵入できる若狭湾で原発を稼働させるという、
 果てしなく程度が低く日本の国防を毀損する張本人が安倍である」

「他力本願の安保関連法案ごときで突発的な局地紛争に対応できる訳がなく、
 白昼夢で国民を騙しているのだから、とんでもない話だ」

「あの産経も、安倍がトランプに対し露骨に尻尾を振って媚びても
 EU以下の扱いしか受けなかった事実を認めざるを得ないのだ。
 トランプは要するに自国第一主義なのだから、当たり前の結果であろう」

「トランプに「私はTPPが好きではない」とはっきり言われ、
 安倍外交の虚妄と中身のスカスカな「口だけ外交」がまたも実証された」

「そもそもはアメリカの政財界の要求(要望ではない)によって生まれたTPPに固執し、
 トランプ当選でTPPの可能性が「ゼロ」になり米国抜きのTPP11などという
 馬鹿丸出しのスキーム(握りのない寿司のようなもの)にグレードダウンし、
 トランプからアメリカに有利な日米FTAを突き付けられるという間抜けさである。
 最初から戦略的に敗北しているのがどうして分からないのか」

「安倍があらゆる分野で「口だけ」なのはもはや完全に暴露されたと言えよう。
 どうせ非力だからといっても、イギリスやカナダのようにアメリカに従属せず
 自主独立の外交を行っている国もあるのに、安倍のポチ外交は国辱的ですらある」

「基本的には民主党鳩山政権のように「世間知らず」のレヴェルでしかないのに、
 口だけは達者だからリアルポリティークに無知な連中は騙されるが、
 いかに程度の低いB層国民でも、お粗末な実態に薄々は感づいてきたのではないか」

「安倍と似た「口だけ」トランプはとにかく中間選挙にか頭になく、
 北に妥協して米国民に形だけの「成果」を示そうと「プロレス外交」を展開している」

「安倍が必死で媚び諂ったトランプが大根芝居で北に内情を見透かされ、
 トランプ自身が批判したクリントンと同じ、みっともない敵前退却に逃げるようだ。
 (温存される北のミサイルの前に晒される間抜けな安倍が呆然としている)」

「外交に限らず、もとより安倍は「公言した政策は実現されない」噓つきである。
 デフレ脱却、物価2%、1億総活躍、3年抱っこし放題、女性活躍、待機児童ゼロ。
 安倍が数値目標を掲げたら最後、「達成されないのは確実」なのだ」

「その噓つき二世が「拉致問題前進へ私が司令塔に」と言ったものだから、
 拉致被害者家族が気の毒で仕方がない。平然と嘘をつくこれ迄の「実績」から見て、
 蓮池氏から「言葉と行動がかけ離れている」と痛烈に批判されるのも当たり前だろう」

「安倍が首相の座に居座ってもう何年も経つ。
 これまでの「実績」から見て、蓮池発言は完璧に正しい。
 もし北が被害者を帰国させるとしたら、ごく僅かな人数にとんでもないカネを要求する筈だ。
 それはアベだろうが誰だろうが変わらないのだから、噓で国民を欺くのは大罪である」

「口だけのトランプは似た者同士の差別主義の支持者に「ノーベル賞候補」とおだてられ
 すっかり図に乗っているが、これこそトランプがクリントンの二の舞になった証拠だ」

「トランプはクリントン大統領時代の対北政策を「失敗」と決めつけたが、
 北へのサージカル・ストライクの機会を逃したトランプにクリントンを批判する資格などない」

「結局は北の非核化の空手形に騙され、その実行をずるずる引き延ばされることになり、
 トランプが所詮は軍事介入の決断力に欠ける口先だけの弱い政治家だと見抜かれた末に、
 北による条件闘争を装った時間稼ぎ戦術にしてやられるしかない」

「核実験場はどうせ既に使えなくなった場所を「廃棄」と称するだけだろう。
 北のことだから核開発に費やした費用を取り返せる程のカネやメリットを必ず要求する筈だ」

「日本にとっては考え得る限り最悪の展開で、
 利己主義のトランプはICBM廃棄と非核化の空手形だけで満足し、
 日本に中・短距離のミサイルが向いたまま在韓米軍が削減される展開もあり得る」

「米軍の介入の可能性はかなり低下したように見えるが、
 トランプは中間選挙で目先の票を得ることしか考えていない」

「自らの無責任な行動の結果、東アジアが不安定化しようと
 北の一時凌ぎに乗せられて相手にみすみす時間稼ぎの隙を与えようと
 何も気にせず同盟国にカネを要求し苦境に追いやる最低のポピュリストである」

「かつて朝鮮戦争を招いたアチソンと同様に迂闊で、
 自分の権力と支持層への迎合しか興味のないトランプは
 アメリカを分断させその斜陽を決定づけるだけにとどまらず、
 東アジアの危機を深刻化させ、日本を危うくさせかねない」

「矢張り「史上最大の茶番劇」となった米朝会談、
 言うことだけは立派なトランプはクリントンと同類だった。
 北に妥協してビッグプレゼントを与えるという大失態である」

「かつてバビロン作戦で的確にイラクの原子炉を破壊したイスラエルのように、
 サージカルストライクで脅威を感じさせてから交渉するならまだ話は分かるが、
 見え透いたブラフで交渉しても無駄だ。北に嘘をつかれ、裏切られるのが目に見えている」

「ただクリントンより図々しいのがトランプだから、
 日本にとっては不幸なことに北の非核化にカネを出させられた上に
 米韓合同軍事演習はとりやめ、下手をすると在韓米軍も縮小しかねない」

「「踏んだり蹴ったり」とはまさにこのことで、
 官房長官がミサイルが飛んでこなくなったと愚にもつかない言い訳をするのは
 あまりにも日本にとって不利な結末だから、他の言い方ができなかったためだ」

「その証拠に「内向き」の防衛省は大慌て、トランプだったらやりかねないと
 警戒してリスクシナリオを練っておくべきだったのが、不意を衝かれ動揺している。
 (そもそも安倍自身や政権のレヴェルが果てしなく低いので、仕方ない面もあるが)」

「身勝手なトランプが大統領なのだから、安倍のように必死に媚び諂っても
 日本に被害が及ぶのは避けられないと容易に予想できたことだった」

「THAAD議論で中国を強力に牽制することもできず、
 はなから不可能な北方領土交渉を始めてロシアに借りをつくった安倍外交には
 最初から「不利なカードが配られていた」、より正確に言えば「自分の首を絞めていた」のだ」

「当ウェブログは早くから「日本ひとり負け」「また譲歩を強いられる」
 「トランプはクリントンの二の舞になる」と予言してきたが、
 残念なことに次元の低い安倍ではこれ以外の道はなかったのだ」

「アメリカに幾ら釘を刺しても「暖簾に釘」でしかない。
 ニクソン訪中の際にも身を以て思い知らされた史実ではないか!
 安倍(とその周辺)は、日本の現代史すら理解していないのである!!」

「戦前の大日本帝国の決定的な誤謬となったのが日独伊三国軍事同盟で、
 平沼騏一郎のような視野狭窄のイデオロギストが首相になった日本は
 国際情勢を洞察できず、先見性も欠けていたため国土を灰燼と化した」

「現代の日本社会も戦前回帰と言うより「退化」が進んでいるので、
 国際情勢に疎く独善的な判断に固執しファナティシズムに陥ってしまう点で
 実は戦前とよく似ていて、進歩が見られないという情けない状況である」

「トランプは米国の国益、正確に言えば自分の権力維持のために行動している。
 日本のためではないし、米朝会談で日米の国益を損なうことになっても、
 目先の中間選挙で票が得られれば良いという近視眼である」

「米朝会談の結果に最も喜んでいるのは北朝鮮、ロシアも歓迎で
 中国に至っては米韓軍事演習縮小は自分の主張通りと自慢している。
 米朝合意が結果的に誰を利したものであるかは、誰が見ても明らかだ」

「米朝会談で一番喜んでいるのは北朝鮮だ。
 米朝会談が成功だと道理を歪めて強弁するのは、
 北朝鮮の利害を代弁する愚かで有害な行為である。
 北には核兵器の開発能力があり、いつでも核武装路線に復帰できることを忘れてはならない」

「トランプはどうせ短期間で大統領の座から蹴飛ばされるから
 数年経つとまた元の木阿弥になる。壮大な時間の無駄でしかない」

「このところ北朝鮮がどんどん図々しくなっており、
 老人トランプは完全に北の三代目から舐められている。
 どうせすぐレイムダックになる老害だからそれも無理のない話だが」

「そもそも米朝会談で「国際的な地位確保」と北朝鮮が大々的に宣伝したから
 トランプが掌で転がされて北朝鮮が大勝利を収めたのは明白である。
 トランプは「諂った」と米紙が評したのも至極当然のことであろう」

「つい最近ではポンペオがCVIDではなくFFVDという欺瞞的な言葉を使い始めたが
 老醜トランプが北に妥協して閣僚にCVIDを口にするなと命じたらしい」

「威勢のいいのは口先だけで成果はショボく、
 自己宣伝だけは必死という点で安倍とそっくりの老人だから、
 このコンビが騙され易いB層有権者にしかウケないのも不思議ではない」

「その内弁慶で口だけトランプに巨額の兵器を買わされることになった
 同様に「口だけ」の安倍が貧乏籤を引くはめに陥ったのも何ら不思議ではなく、
 トランプの本質を見抜けなかったため不利なミサイル・ギャップが残ったままだ」

「対中朝のミサイル防衛は何年も前から取り掛かっておくべきだったのに
 唾棄すべき欺瞞に満ちた「平和安全法制」などというみっともないポチ法案で時間を無駄にし
 日本の安全保障を危うくしただけでなく日本外交をレイムダックにした安倍はいい面の皮である」

「MDを着々と強化しつつ中朝の軍備増強を国際広報・牽制し、
 イージスアショアやサード整備案を中露への外交カードとする高度な戦略が必要だが、
 思考停止してポチと化している安倍に期待しても全く意味がないのは言う迄もない」

「北朝鮮の「生命時装置」は中国とロシアだ。
 この二国に圧力を加え、少なくとも片方からの支援を断たなければ
 トランプが何をしても時間の無駄、労力の無駄である」

「利己主義、差別主義、身勝手、無責任、根深い粗暴性、場当たり行動、棍棒外交。
 歴史と照らし合わせれば、トランプが米国のダークサイドを多く体現した人物だと分かる。
 ただ「口だけ」なのがトランプの独自性で、そのため今のところ悪影響は限定的だ」

「こうした老害トランプが大統領になれたのは米国の衰退の証左であると
 当ウェブログは以前より指摘してきたが、中朝にコケにされても自慢話ばかりのトランプは
 相変わらずの自己満と能天気で、いかなる面からも衰退をもたらす大統領にしか見えない」

「トランプは自慢話の才能だけはあるようで、その意味では安倍にそっくりだ。
 共通点は「自分達は素晴らしい、他人は劣っている」という固定観念で、
 当人は大真面目で口にするのだが、後世の物笑いになるだけなのである」

「勿論、こうした老害による「被害」は日本を直撃する。
 北の核武装能力は何一つ損なわれておらず、非核化などやる気ゼロなのは明白だ。
 中朝露のミサイル配備は無傷で残ったまま、寧ろ中国は軍備増強を続けている」

「トランプが中朝から嘲笑されレイムダック化することを前提に、
 日本は安全保障及び外交戦略を考えていかなければならないのだ」

「中間選挙に向けて必死のトランプが、因果応報ながら痛恨の一撃を受けた。
 元選対本部議長のマナフォートが裁判で有罪となっただけでなく、
 トランプからの口止めの指示があったと認めたのだ」

「また、IAEAが「核開発を継続」と名指しされた北朝鮮からは
 完全に舐められており、制裁をやめて朝鮮戦争の終戦を先にしろと要求されている。
 国際社会から残酷な人権侵害を批判されている独裁国家を甘やかし妥協するからこうなるのだ」

「外交史も碌に知らない素人評論家がトランプを擁護して
 トランプによるニクソンのような「マッドマン・セオリー」なのだと
 小賢しい解説をしていたが、彼らがいかに無責任で蒙昧であったかが証明されたと言えよう」

「安倍はまたロシア側に北方領土を諦めろと通告され、
 文句も言わず経済協力だけすればいいと宣告された」

「プーチンに尻尾を振ってポチ外交をいつまでも続けていながら
 国内向けには北方領土が返ってくるかのような頭の悪い宣伝を繰り返した。
 だから無様な失敗に終わるのも理の当然である」

「実際、対トランプの「真珠湾」発言でも国辱的な二枚舌を発揮し、
 トランプから罵倒された事実は報道からも状況証拠からも明白なのに
 骨の髄から噓つきの安倍と菅はぬけぬけと報道を否定した。
 モリカケ問題の時と全く同じであり、安倍や菅の言葉と真相は逆だとすぐ分かる」

「安倍の北方領土交渉は完全な「失敗」に終わった。
 プーチンは安倍に利用価値はないと完全に見下しており、
 北方領土は返さないが平和条約は結べと
 日本の従来の立場を無視して面子を潰す発言を行った」

「上記の図々しいプーチン発言に対し
 安倍は「反論した」と信憑性の低い言い訳を行っていたが、
 ロシアの大統領補佐官は安倍本人から「反応はなかった」と証言している」

「普通は日本人を信じるものだが、安倍はこれまでの「実績」から見て
 信用できる訳がない。(信用する方がどうかしている)」

「中共の幹部が日本に対して突如として融和的になり、
 安倍や財界幹部の訪中を歓迎しているが、その狙いは明白である」

「米中貿易戦争は深刻になるばかりで中国経済が悪化してきており、
 中国としては日本を口先で丸め込んでカネを出させるのが目的だ」

「産経新聞は「日米にくさび 経済低迷のロシア、日本の投資狙う」と
 北方領土交渉の事実上の失敗を認める報道を今年行ったが、
 今回の訪中も同じであることを、いずれ認めざるを得なくなるであろう」

「つまり「日米にくさび 経済悪化の中国、日本の投資を狙う」である。
 中国は中共が白と言えば白、黒と言えば黒の国だ。
 日本の首相が誰であろうと、党の指示に忠実なだけである」

「カントリーリスクは依然として高く、中共の方針がどうなるか全く分からない。
 安倍やその取り巻きは政策リテラシーが限りなく低く先見の明もないから
 近い将来に中国の人口を抜き、人口動態も若いインドがより重要なのを分かっていない」

「安倍は北方領土に米軍基地は置かないと大見得を切ったらしいが、
 ロシア側はぴしゃりと「2島返還」は決まっていないと言い渡した。
 あたかも軽躁に騒ぐお調子者に釘を刺して叱りつけた形である」

「安倍の祖父である岸の生きていた時代に日本政府はアメリカと密約を結んでおり、
 米軍は日本国内のどこにも部隊を自由に配備出来ることになっている」

「プーチンの基本的な対外戦略は、ロシアの国力の劣後を補うため
 欧州の極右政党、米国の共和党やトランプ、日本の安倍といった
 保守勢力に梃入れして西側先進国を内部から分断するというものだ」

「安倍の「二島返還」案がロシア側に否定されて
 大恥をかかされたのは周知のことであるが、
 今度はロシア外務省は日本に米軍撤退まで要求してきた」

「ラブロフは安倍に対し、完全に見下しているのだ。
 「島が欲しいなら、お前はいくらでもロシアの言う通りにしろ」と」

「気紛れな老人トランプは、北朝鮮の非核化を「ゆっくりやればいい」などと
 昨年とんでもない発言を行って独裁者に多大な恩恵を与えた訳だが、
 米大統領がいい加減だと世界の安全保障が揺らぐという典型例となった」

「より間抜けなのは「国難」と称してB層を騙す姑息な選挙を行った安倍で、
 安倍だろうがナベだろうが中国を動かす外交ができない無能な政治家なのだから
 結果的には北の助けを受けて権力の座にしがみつく醜態を晒すことになった」

「「口先だけ」という点で双子のように似ているアベトラコンビが
 国民から飽きられ見透かされてポイ捨てされる時に、
 北の独裁者が「休養十分」な軍事力を見せつけることとなろう。
 その目の前には若狭湾に原子炉を並べている軍事リテラシー皆無の島国がある」

「ところで、やればやるだけロシアに叩かれる北方領土交渉に
 醜い野心のため自ら乗り出した、実行力の限りなく低い安倍だが、
 先日は「正論というのは時を経ても色あせない」と吹聴して
 アメリカから言われたから従った「ポチ法案」安全保障関連法を
 いかにも正しいもののように自慢していたそうだ」

「安保関連法など効果ゼロで北は軍備増強を進め、
 瀬取りで制裁を形骸化させているというのに
 劣化二世は果てしなく今日も世迷い言を繰り返し国益を毀損している」

「この、碌な結果も出さずに手柄を「捏造」して吹聴する点で
 アベトラ・コンビは気持ち悪い程に似ている」

「日米とも国力のピークは既に過ぎた国であるが、
 国が斜陽になり過去の栄光に縋って現実を直視できない場合、
 こうした噓と欺瞞に塗れた劣化政治家が登場するのが歴史の常なのであろう」

「矢張り北方領土交渉は失敗に終わった。
 プーチンは日米安保からの離脱を要求しただけでなく、
 安倍は約束を守ることができないと明言した。
 (腐敗した安倍の本質が完全に見抜かれている)」

「果てしなく口だけの安倍はプーチン(決して目が笑わない)から
 水に落ちた犬のように散々に叩かれただけという訳だ」

「まともな外交政策リテラシーのある者には
 勿論のこと最初から分かり切っていた「末路」だが、
 ロシアが警戒するに決まっている北方領土返還要求ではなく、
 最初から経済協力だけに限定しておけば良かったのだ」

「またプーチンにハードルを上げられ、
 ダボハゼのように食い付いていった浅はかな安倍は
 大恥をかかされた上に国益を盛大に毀損している。
 おまけに安倍の「保証」など信用できないと喝破される始末。
 (安倍は出任せばかりだからプーチンの言う通りで、反論すらできない)」

「内弁慶で怯懦な安倍は、ラブロフからも叱責されて
 「北方領土」発言を自粛するというみっともない媚び諂いを始めた。
 ロシアにそのような小細工など通用しないことが、どうして分からないのか」

「老齢のトランプは遂に認知症の症状が出てきたのか、
 北の独裁者に対し「我々の関係はとても良い」などと耄碌発言を行っている」

「差別やヘイトを助長するだけでなく特大の「老害」ともなりつつあり、
 北が新たにせっせと潜水艦を建造し、抑止の困難なSLBMによって
 アメリカ本土への脅威が増しているというのに暢気なものだ」

「北が核・ミサイル開発を止める訳がなく、
 北の生命線が中国からの物資供給であるのは明白だった」

「だから、北と中国の関係が冷却化した間隙を狙い澄まして
 実力で「警告」を与えなければならなかったのだ。
 現代版バビロン作戦を断行しなかったからこそ北が増長しているのであり、
 韓国が北に擦り寄って余計な騒ぎを引き起こすこともなかった筈である」

「SLBMは射出点が非常に補足し難いという特徴を持つ。
 日本が買わされる陸上イージスは、北の山岳地帯からハワイやグアムに向けて
 ミサイルが発射されることを想定している地点に設置予定だが、
 複数のSLBMとなるとMDの難易度は一気に高まってしまう」

「北が核ミサイル開発を決して止めず、
 アメリカの隙を窺って軍備を整えることは容易に予想できた。
 老人トランプはその程度のことも理解していないのである」

「今回のイラン外交が分かり易い例だ。愚昧なB層以外は誰も騙されない。
 トランプに行けと言われて行き、梯子を外される始末なのだから」

「「安倍の人民日報」に近くなっている御用メディアや
 官邸の「安倍ゲシュタポ」に監視されている左派メディアよりも
 安倍外交を「誰が見ても大失敗」「トランプのパシリ」と痛烈に評する
 タブロイドやスポーツ新聞の方が本質を衝いている」

「相手が朝日新聞ならいきり立って誤報だの捏造だの騒ぎ立てる安倍も、
 「大失敗」「パシリ」と言われても何一つ反論できないでいる。
 馬鹿なB層有権者はSNSの情報操作で騙せるので問題ないと思っているのだろう」

「最近「安倍外交は米国のポチではない」と必死に叫んでいる輩がいるが、
 容疑者が「俺は何もしていない!」と叫ぶのによく似ている。
 ポチ外交であるのが誰の目にも明らかであるので、事実を否定するしかないのだ。
 その苦しさと惨めさには同情するが、はっきり言って因果応報である」

「さて史上最低に迫る投票率で安倍がもたらした
 無気力と無関心が一層際立っている日本社会であるが、
 安倍自民に投票したB層有権者に痛撃となる事実が発覚している」

「秋田と萩のイージス・アショアは米国側が日本に求めたもので、
 米国のミサイル防衛を強化するため日本にカネを出させるものであることが
 米シンクタンクの公開情報から判明してしまったのである」

「ハワイの米軍基地を守るために秋田が決定され、
 グアムの米軍基地を守るために萩と決定された。
 しかも米国側はこれで10億ドル得すると公言している」

「この構図は米軍の東アジア戦略のために沖縄が差し出された構図と全く同じ、
 安倍のもたらすのは「安定」ではなく「保身」であることは歴然としており、
 秋田と萩をアメリカに差し出して目先の「安寧」を選択したのである」

「勿論、中国をはじめ軍備拡大が続くアジアで防衛費は増えざるを得ない。
 しかし忠犬ポチの安倍では主体的な安全保障はまず不可能で、
 アメリカ従属の米国政策しか実行できない(実行する能力がない)のが問題なのだ」

「「ディール」しか能がないビジネスマンに過ぎないトランプは
 遂に北朝鮮から「愚かな妄想」と罵倒されるに至った」

「独裁者に対して口だけの老人の「ディール」など通用しないと、
 自らの愚行によってこの上なく明瞭に証明した訳である」

「しかも中南海は「技能実習生」という抜け穴を使って
 制裁を骨抜きにし、老人トランプを愚弄している始末」

「東アジアの束の間の平和は外交手腕によるものでは全くなく、
 老い先短い老人の欺瞞と問題先送りによる小康状態でしかない」

「一方、外交だけでなく安全保障でもポチ精神全開の情けない安倍だが、
 トランプの口だけ外交の失態によりミサイルの脅威は何一つ変わらず、
 イージスアショアによって米国に「10億ドルの節約」と言われてしまい
 二重に恥をかくというみっともない事態に陥っている。。」

「ボルトンがトランプよりも真実を見抜いていることが分かる。
 軍事オプションについては老人トランプが既に好機を逸しているが、
 これなしで北が態度を変えることはあり得ないことだけは確かだ」

「北への制裁が効かない理由は明白で、中国が陰に陽に庇護しているからである。
 だから当ウェブログが繰り返してきたように対中交渉こそが重要だったのだ」

「「忍耐心を失った老人」と北がトランプを罵倒し、
 碌に言い返せない老醜トランプは実に情けないことだが、
 北にすら「口だけ」であることを見抜かれている訳だ」

「米元国防次官補すら「第2次朝鮮戦争の可能性高い」と指摘し、
 米朝会談が完全に失敗に終わり、口だけトランプの決断力と
 実行力が限りなく低い「プロレス・パフォーマー」に過ぎないことも立証された」

「元々、ドグマに隷属した思考停止の保守層や利己的富裕層、
 そしてポピュリズムに煽動された貧困層しか支持されておらず
 支持率が低迷を続ける不人気大統領(ヘイト大統領?)だから
 遠からず引き摺り降ろされて醜態を晒すのは必定、
 そこを中共や北に見透かされて完全に小馬鹿にされている」

「安全保障を理解していないトランプと安倍が好機を逃したため
 中共が堂々と北を庇うようになってきており、
 口だけパフォーマーのトランプがいなくなった後を睨んで動いている。。」

「おまけに安全保障リテラシーが果てしなく低い安倍と自民党は
 集団的自衛権だのトマホークだの北のミサイルに効果の殆どない寝言ばかり。
 外交でも安全保障でも次元の低さを今日も露呈させているお粗末さだ」

「日本政府が外交においてどのような状況で何を行っているか、
 一つ一つ追ってゆくと、今の政権と官邸の本質がよく分かる」

「まず入国制限の決断が1ヵ月以上も遅れたために日本での感染を広めたのに、
 腰巾着の菅に至っては「適切なタイミング」などと自慢顔で放言した」

「そして、世界各国において日本からの入国制限が次々と増えてから慌てふためき、
 日本政府は米中ロに対して説明(若しくは抗議)するのではなく
 圧力に弱いWHOを恫喝して姑息な工作を始めた」

「勿論、日本国内での感染者は(愚昧な安倍の休校要請など無視で)増えており
 WHOを脅しても世界各国の入国制限が撤回される訳がないのである」

「外務省に至っては日本が「危険な国」だという「イメージ」が世界で広がっているなどと、
 ヒラメ根性全開で官邸から睨まれて左遷されないよう言い訳と保身に奔走する始末だ。
 安倍官邸の周章狼狽と悪しき朝令暮改の「被害」を受けている日本人など眼中になく
 国民無視とはまさにこのことであろう」

「つまり、今回のコロナ禍で露呈したのは日本の首相の決断力の低さ、
 そしてそれを甘やかして益々駄目にする菅や自民党の保身根性の議員、
 そして官邸に睨まれないことだけに汲々としているヒラメ官僚の情けなさなのだ」

「「外交の安倍」は既に死語であり、事実に照らして
 とんでもないフェイクワードなのだが、まだ信奉者がいるのに驚かされる」

「その証拠に、北方領土交渉は完全に失敗でロシア側に開き直られただけ、
 対北交渉でも「核」「拉致」ともに無様なゼロ回答である」

「殆ど成果ゼロに等しい現実を前にしても悟らないならば、
 民主主義に必要なリテラシーすらも欠けているということになろう」

「横田めぐみさんの弟が安倍を庇いメディアを批判するのは
 姉を思う家族の立場としてまだ理解できるしかける言葉もないが、
 真相は蓮池氏が言うように安倍は「無為無策」「拉致問題のおかげで総理になった」のである。
 (元格闘家の高田延彦氏は失望の末に「言ってるだけ」と断罪している)
 ネットでは安倍が拉致被害者を「政治利用」したとの指摘もあるが、結果的にはその通りだ」

「外交無策で口だけの安倍を庇う言説は、
 拉致問題での安倍の無策を見落としている点で問題であるだけでなく
 あらゆる外交において口だけで成果の著しく乏しい安倍を延命させる愚行である」

「対米でも対露でも「ポチ」外交を展開する安倍政権」、
「トランプはクリントンの二の舞に」、「北に嘘をつかれ、裏切られる」。
全て当ウェブログが予言した通りの展開で、安倍の後継である菅も同じである。

▽ 米公式文書では日本は米軍の「兵站」拠点、自民のポチ外交も歴代自民党と同じ「伝統」である

『仮面の日米同盟 米外交機密文書が明かす真実』(春名幹男,文藝春秋)


「愚かな安倍はトランプへの媚び諂いにより日本の国益を損なっている」とも警告したが、
日米関係でも日中・日ロ関係でも常に口だけだった安倍は、菅と実によく似ている。

「ハワイとグアムを守るために秋田と山口にレーダーを置くという
 ポチ外交を絵に描いたようなイージス・アショア構想が事実上崩壊した」

「河野防衛相が涙を浮かべて謝罪したと報じられて
 不誠実極まりない安倍と好対照で寧ろ人気が高まったが
 よくよく聞いたら涙を浮かべたのは秋田や山口の住民にではなく
 落選した自民党議員に対して謝罪したという呆れ果てた始末で、
 寧ろ自民党の国民無視で尊大かつ傲慢な体質に完全に染まったと言うべきではないか」

「しかもポチ外交が崩壊してまともになったかと思えば
 またぞろ「敵基地攻撃能力」とお粗末な議論が始まるようで、
 米軍が何故、北の核施設を攻撃できないかすら理解できない惨状である。
 おまけに仮想敵国の諜報網すらないのだから戦前よりも「退化」している」

「敵基地攻撃能力は、反撃を難しくなる程の打撃を与えられなければ意味がなく
 自民党内の議論はそこが決定的に欠けているのである」

「安倍を含め自民党の安保議論は戦前の「艦隊派」レヴェルにまで後退した、
 そう言っても過言ではないだろう。それでも安倍の安保関連法案が著しく非力で
 我が国の防衛力を殆ど強化していない事実を実質的に白状したに等しい点のみは評価できる」

コロナ対策の失策でトランプのレイムダックは確定した。
「有事があろうがなかろうが、どのみち安倍には「みっともない失態」しかない」
との予言も的中した。菅も失態続きで国益を大きく毀損する始末である。。

 ↓ 参考

ポチ外交のイージスアショアが自滅、自民党の「敵基地攻撃能力」論も稚拙 - 安倍の「口だけ安保」の崩落
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/2a21d83194d1f0763549119f8462c600

対ロ対北で実績ゼロ、「口だけ外交」で終わる安倍 - それを支持してきたB層有権者は面目丸潰れ
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/a9a0ba076d2829aab6f80dd5879364a7

「米国は10億ドルの節約」- 秋田・萩のイージス・アショアは明白なポチ外交、安倍の「売国」の一環
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/250ac6463507cc186bbf771f2f2c0426

北から「利用」された老人トランプ、SLBM開発の余裕を与えただけ - 口だけ外交で安全保障が脆弱に
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/6be400c24c26ebff7f4c4a675d4da5cd

ロシア外務省「日本から米軍の撤退を」- 安倍のポチ外交がまたも失敗、二島返還どころか面汚しに
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/67d06a1d69ac2036b16bd8acb52881aa

米朝会談でのトランプ妥協に喜ぶ北・中国・ロシア、誰が勝者かは明白 - 日米のB層が愚劣な利敵行為
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/75fc996fff6315c67b8db03e9e8bf22c

▽ 第一次安倍政権を含む歴代自民党政権の外交は、米側から「世間知らず」と嘲笑されてきた

『全貌ウィキリークス』(早川書房)


前宮古島市長を収賄容疑で逮捕 陸自配備巡る用地売却で便宜(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20210603/ddp/041/040/005000c.html
”沖縄県宮古島市への陸上自衛隊配備を巡る用地売却に絡み、便宜を図った謝礼として現金約650万円の賄賂を受け取ったとして、沖縄県警捜査2課は12日、宮古島市の前市長、下地敏彦容疑者(75)を収賄容疑で逮捕した。また、賄賂を供与したとして、宮古島市の会社役員、下地藤康容疑者(64)を贈賄容疑で逮捕した。
〔中略〕
 下地敏彦容疑者は1月の市長選で落選するまで市長を3期12年務め、県内の保守系市長でつくる「チーム沖縄」の会長も務めた。1月の市長選では、菅義偉首相の秘書や自民党職員らが応援に入っていた。
 県警によると、下地敏彦容疑者は市長だった2018年5月24日ごろ、宮古島市への陸自配備計画の受け入れを表明したことで、下地藤康容疑者が当時社長だった株式会社「千代田カントリークラブ」所有のゴルフ場の土地を駐屯地用地として国に売却できた謝礼と知りながら、東京都内で現金約650万円を受け取ったとされる。
 当時同社は負債を抱えていたという。県警は、配備地の選定などを巡って下地敏彦容疑者から防衛省に働きかけがあったかについても捜査している。
 宮古島への陸自配備は、中国の海洋進出をにらんだ南西諸島の防衛力強化の一環として政府が計画し、16年6月に下地敏彦容疑者が受け入れを表明。
〔中略〕
 陸自配備に反対してきた「ミサイル・弾薬庫配備反対! 住民の会」共同代表の下地博盛さん(71)は、島の中央部に駐屯地が開設されたことに「集落にも近く、不自然な感じがしていた。市長もその理由を自ら説明しようとしなかった」と指摘。「戦略的な理由ではなく、賄賂で陸自の用地が決められたなら、許せない話だ」と批判した。【竹内望、遠藤孝康】”

自民の汚れた安全保障政策の腐敗した本性が露呈しており、
半永久的に騙され続けるB層有権者は節穴そのものである。


「国策」の陰で私益=「早く着手できなかったか」―沖縄・宮古島の陸自駐屯地汚職(時事通信)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021060200727&g=soc
”沖縄県宮古島市の陸上自衛隊駐屯地の用地売却で業者に便宜を図った見返りに現金を受け取ったとして、下地敏彦前市長(75)が2日、収賄罪で起訴された。陸自配備は、中国の海洋進出などを背景に南西諸島防衛を強化する目的で防衛省が進めてきた。県警の捜査により、「国策」の陰で地元首長が私益を求めていた実態が浮かんだが、前市長が同省に用地選定で口利きをした事実は認められなかった。
〔中略〕
 下地前市長は2016年6月、陸自配備受け入れを表明。国との事前協議で、防衛省側は当初、贈賄側業者が経営していたゴルフ場とは別の旧牧場を推した。前市長は、ゴルフ場と旧牧場への分散配備を提案したが、牧場に地下水汚染の懸念が浮上。受け入れ表明と同時に旧牧場案を「認めない」と主張した。同省はゴルフ場を選定し、20年3月に駐屯地への部隊配置が完了した。
 県警は贈収賄事件として立件を目指し、用地選定に関わった防衛省職員からも聴取。ただ捜査では、同省に前市長がゴルフ場を選定するよう働き掛けた事実は確認できず、岸信夫防衛相も5月14日の記者会見で、選定過程について、「防衛省側に問題はなかった」と強調した。
 だが、市民からは依然疑念の目が向けられており、県の自民党関係者からも「あっせんがあったとしか思えない」との声が漏れる。

 ある県議は、下地前市長の逮捕が、部隊配置が完了し、落選した今年1月の市長選後となったことに「もっと早く着手していたら、陸自配備そのものがなかったかもしれない」といぶかしんだ。”

御用メディアが大好きな岸防衛相の力量にも疑問符がつき始めた。
これは国民にとっても住民にとっても重大な問題であり、
組織防衛や保身のためとしか思えない行動は凡庸でかつ国益を損なうものだ。


米軍訓練移転費 日本政府、根拠なく肩代わり 93~95年(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20210418/k00/00m/040/172000c.html
日本政府が1993~95年、日米の特別協定に盛り込まれていないため予算執行の根拠がなく、本来は負担できない米軍の訓練移転費を在日米軍駐留経費負担(思いやり予算)でひそかに肩代わりしていたことが、米軍の公文書で明らかになった。米軍の要求に応じたもので、名目上は米軍厚木基地(神奈川県)の保守費用を増額する形を取っていた。専門家は年々拡大する在日米軍関係経費の一端を示していると指摘する。
 公文書は機密解除された米太平洋軍(現インド太平洋軍)の部隊史など。山本章子・琉球大准教授(日米関係史)が米シンクタンク「ノーチラス研究所」のホームページに掲載されていた文書を発見した。【宮城裕也】

 ◇在日米軍関係経費
 日本が負担する在日米軍関係経費には、日米地位協定で日本の支出が義務づけられている基地用地の借地料とは別に、5年ごとに更新する特別協定で負担水準などを決める在日米軍駐留経費負担(思いやり予算)▽沖縄県の負担を軽減するため土地返還や騒音軽減を進めるSACO(日米特別行動委員会)関係経費▽在沖米海兵隊のグアム移転など地元の負担軽減につながる米軍再編関係経費――などがある。思いやり予算は1990年代に急増しピークの99年度には78年度の44倍の2756億円(支出済み歳出額)に達した。2000年度以降は日本の景気悪化などを理由に減少に転じたが、一方で米軍再編関係経費は年々増大。〔以下略〕”

自民の安全保障政策は元々カネ塗れで国民を欺く通弊がある。
こそこそ隠れて米軍にカネを払っているのがその典型で、
その事実が米国の公文書館から知らされるのも国辱ものだ!


日米地位協定の抜本的見直し、全国知事会が両政府に提言(日本経済新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASL8G4D3WL8GUTIL014.html
”全国知事会は14日、日米地位協定の抜本的な見直しを日米両政府に提言した。8日に亡くなった翁長雄志・沖縄県知事の「基地問題は一都道府県の問題ではない」との訴えを受け、2年近くかけて提言にまとめ、7月の全国知事会議で全会一致で初めて採択した。
 提言は、航空法や環境法令など国内法の適用や、事件・事故時の基地への立ち入りなどを日米地位協定に明記するよう要請。米軍の訓練ルート・時期に関する情報を事前提供すること、基地の使用状況などを点検して縮小・返還を促すことも求めている。
 この日は同会長の上田清司・埼玉県知事らが外務、防衛両省と在日米大使館を訪問。
〔中略〕
 同行した謝花(じゃはな)喜一郎・沖縄県副知事は「全国知事会としての提言は憲政史上初。画期的で心強い。沖縄県の思いもすべて入っているので、政府は取り組みをお願いしたい」と話した。
 米軍基地を抱える15都道府県でつくる渉外知事会は、沖縄県で米兵による少女暴行事件が起きた1995年以降、日米地位協定改定を求め続けている。日米両政府は補足協定などで運用を見直しているものの、60年の締結以来、一度も改定されていない。(古城博隆)”

おまけにポチ政党、ポチ保守だからいつまで経っても日米地位協定の見直しが進まない。
米軍こそが過大で不公正な「在日特権」を持っていることは事実に照らして明白であり、
真の愛国者はポチ保守やポチ政党を指弾するのが至当であろう。
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