週刊ダイヤモンドの特集は就職市場分析でした。
全体的なトレンドと新しい変化に重点を置いている印象。
雇用問題として鋭く裏面に切り込んだ先週の東洋経済サブ特集と好対照を見せています。
新卒及びその関係者はダイヤモンド、マクロ経済や雇用政策に関心があれば東洋経済がお薦め。
▽ 比較すると興味深い △
エントリーのサブタイトルに挙げたのはP118のコラムで、
野口悠紀雄氏による「年金積立金不足は将来を映す水晶玉」。
企業年金も含め公的年金の根本的な問題は
運用の失敗ではなく給付水準が高過ぎること
と不都合な真実を明確に指摘した堂々の正論です。
運用利回りと割引率の実態を直視せず、
少しでも年金削減があると「財産権侵害だ!」と叫び出す連中は
恥ずべき利己的な守銭奴と考えてほぼ間違いない。
◇ ◇ ◇ ◇
今週の『週刊エコノミスト』は特集「資源ブームは終わった」でしたが
明らかに「終わった」という程の深刻な状況ではないですね。
中国経済の成長鈍化に気づかず高値掴みした人々が困っているだけです。
P25では交易条件が悪化しても下がらない豪ドルについて触れられており、
資源ナショナリズムの動きを強めるインドネシア経済分析とともに
バブルはないにしろ資源価格は簡単に下がらないことを示唆するものです。
あと2箇所、P84の「山林資源で深刻化する幽霊地主」と、
P104の「信金に訴えられる新銀行東京」にも注目したい。
東京都民があんな人物を知事に選んでしまったために
新銀行東京が信金に提訴されて現在連敗中とか。
本当に馬鹿らしいにも程がある。
◇ ◇ ◇ ◇
週刊東洋経済のアマゾン特集は踏み込みが甘いと思う。
アマゾンのシビアで合理的な低コスト経営と
サードパーティを活用した市場占有戦略の凄みを分かっていないのでは。
…投資家からの評価が高いのはそれなりの理由があるのだ。
▽ こちらなどがより参考になる
◇ ◇ ◇ ◇
来週号はダイヤモンド誌の得意分野である
保険特集で戦いを挑んだ東洋経済に注目したい。
▽ よくあるだけに焦点の絞り込みがポイントとなる生命保険特集
▽ ダイヤモンド誌の特集は内容を見てみないと判断できない
マネー誌と内容が重複しやすい分野をどう工夫するのか?
全体的なトレンドと新しい変化に重点を置いている印象。
雇用問題として鋭く裏面に切り込んだ先週の東洋経済サブ特集と好対照を見せています。
新卒及びその関係者はダイヤモンド、マクロ経済や雇用政策に関心があれば東洋経済がお薦め。
『週刊ダイヤモンド』2012年 12/1号 | |
▽ 比較すると興味深い △
『週刊東洋経済』2012年 11/24号 | |
エントリーのサブタイトルに挙げたのはP118のコラムで、
野口悠紀雄氏による「年金積立金不足は将来を映す水晶玉」。
企業年金も含め公的年金の根本的な問題は
運用の失敗ではなく給付水準が高過ぎること
と不都合な真実を明確に指摘した堂々の正論です。
運用利回りと割引率の実態を直視せず、
少しでも年金削減があると「財産権侵害だ!」と叫び出す連中は
恥ずべき利己的な守銭奴と考えてほぼ間違いない。
◇ ◇ ◇ ◇
今週の『週刊エコノミスト』は特集「資源ブームは終わった」でしたが
明らかに「終わった」という程の深刻な状況ではないですね。
中国経済の成長鈍化に気づかず高値掴みした人々が困っているだけです。
P25では交易条件が悪化しても下がらない豪ドルについて触れられており、
資源ナショナリズムの動きを強めるインドネシア経済分析とともに
バブルはないにしろ資源価格は簡単に下がらないことを示唆するものです。
『エコノミスト』2012年 12/4号 | |
あと2箇所、P84の「山林資源で深刻化する幽霊地主」と、
P104の「信金に訴えられる新銀行東京」にも注目したい。
東京都民があんな人物を知事に選んでしまったために
新銀行東京が信金に提訴されて現在連敗中とか。
本当に馬鹿らしいにも程がある。
◇ ◇ ◇ ◇
週刊東洋経済のアマゾン特集は踏み込みが甘いと思う。
アマゾンのシビアで合理的な低コスト経営と
サードパーティを活用した市場占有戦略の凄みを分かっていないのでは。
…投資家からの評価が高いのはそれなりの理由があるのだ。
『週刊東洋経済』2012年 12/1号 | |
▽ こちらなどがより参考になる
『ウィキノミクス マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ』 | |
◇ ◇ ◇ ◇
来週号はダイヤモンド誌の得意分野である
保険特集で戦いを挑んだ東洋経済に注目したい。
▽ よくあるだけに焦点の絞り込みがポイントとなる生命保険特集
『週刊東洋経済』2012年 12/8号 | |
▽ ダイヤモンド誌の特集は内容を見てみないと判断できない
『週刊ダイヤモンド』2012年 12/8号 | |
マネー誌と内容が重複しやすい分野をどう工夫するのか?