国内二位の大手、日本製紙がバイオマス・シフトを鮮明にしている。
国内の紙需要が減少の一途で、製紙業では未来がないのである。
ところが、合理的な木質バイオマス・コージェネではなく
バイオマス発電のみという無駄だらけの状況に陥っている。
これは日本製紙が悪いのではなく、制度設計が間違っているのである。
熱量が低く輸送コストが高いバイオマスを発電のみで用いるのは愚の骨頂であり、
ましてや海外から燃料を使って木率バイオマスを輸入するに至っては犯罪的とすら言える。
太陽光発電ばかりを批判する衆愚メディアは、
根本的にエネルギー政策のリテラシーが著しく低いから、
安倍政権下のバイオマス発電の買取に重大な問題があることすら気付かない。
安倍政権下のバイオマス・バブルはメガソーラーと同等に愚かな政策の帰結であり、
国内の森林資源を無駄にするばかりか、海外から木質バイオマスを輸入して
大量の熱エネルギーを捨てるという最低最悪の政策である。
更に「バイオマス発電への入札制導入」というリテラシー皆無の政策を導入する
安倍政権と経産省の愚行はとどまるところを知らない。
入札制を導入したら、最重要のエネルギー効率など無視し、
海外から無駄な燃料を使ってとにかく安い燃料をかき集め、
大型バイオマス発電所で無駄なエネルギーを垂れ流して発電する大手が勝つ。
入札制の前に固定価格買取をコージェネに限定する方が先であり、
それでこそ収益率の高いエネルギー事業が成立し、
輸入燃料を削減でき、エネルギー効率が改善して地域経済が潤うのだ。
安倍政権も経産省も、日本の省エネの「失われた20年」を全く理解できず、
「失われた30年」に伸ばしかねない最悪の政策を推進しているのである。
▽ 1995年以降に日本の1人当たりCO2排出量はほぼ変わらず、その32%が「発電」から
本当に話にならない状況で、当ウェブログが警告してきた通りの惨状に陥っている。
「バイオマス発電の固定価格買取制度適用は、根本的に間違っている。
バイオマスの最も効率的な利用は熱利用であり、発電は「副産物」に過ぎない。
コージェネレーションでなければ固定価格買取を認めるべきではない」
「大都市部ではバイオマスの運搬コストの問題があり、
ガスコージェネレーションの方が利便性が高いのであるが、
地方経済では圧倒的に木質バイオマスが有利だ」
「従って、固定価格買取をコージェネ限定とするだけでなく、
道路族が占有している特定財源を木質バイオマスに移転すべきである」
「地方では太陽電池による自家発電と組み合わせれば無敵である。
カネまみれの原子力など必要なくなる。
(買収されている連中は原発がないと滅びるので別であろうが)」
「木質バイオマスの熱利用によって地域に広く恩恵が及び、
新たな雇用が生まれて地域外への所得流出が大幅に減る。
利権勢力の一味以外にとっては、良いことばかりだ」
「地方の公共施設は木質バイオマスに最適である。
特に、平均気温が低く暖房需要の大きい地域では、確実な成長分野である」
「生協も、バイオマス発電ではなく熱供給を目指すべきである。
海外から原油を輸入するのとどちらが地域経済に貢献するか、誰が考えてても明らかである。
発電であれば小水力の方が遥かに合理的だ」
「日本各地で放置竹林が問題になっており、
有効な利用先が乏しく困っている地域が多かったが、
「救世主」とも言うべき存在が登場した」
「藤崎電機が、ボイラーの耐久性の問題を解決して
竹を燃料としたバイオマス発電を開始すると発表している」
「竹の伐採は木材よりもコストが安く済むので、大いに期待できる。
(恐らく、素人でも少し研修すればできるレベルである)
嵩張る割に熱量が少ないというデメリットはあるが、
身近な場所に資源があるという長所は非常に大きい」
「惜しむらくは我が国のFITに重大な欠陥があり、
コージェネを優先していないため膨大な熱と資源のロスになってしまうので、
その点は早期に改善して欲しいものである。
(原子力利権と癒着している自民党が制度改善を妨害する可能性があるので要注意だ)」
「竹バイオマス発電でも木質バイオマス発電と同様、
コージェネにして熱利用を主としなければコスト面で持続可能ではない。
宿泊施設や集合住宅、製麺工場といった熱需要地の近くで
竹バイオマス・コージェネレーションを行うようにしなければならない」
「大手事業者のバイオマス混焼を排除するとともに、
バイオマスの固定価格買取はコージェネのみに限定すべきである」
「民間企業では、ローソンがバイオマスと太陽光発電と省エネにより
驚くべき電力コストの大幅カットに成功したが、
まだまだそうした先駆的な試みを行う企業は少数派である」
「ローソンも本来は、バイオマスコージェネを行って
熱供給により二重の収益を得ることが可能な筈だ。
日本企業には、まだ成長余地が確実に残っている」
「バイオマスバブルとも言われるほど
バイオマス発電への新規参入が増えている」
「しかし愚かしいことに、国内の木材資源を無駄にして
海外からパーム(椰子殻や油)を輸入するという意味不明の挙に出ているようだ」
「政策リテラシーが限りなく低い安倍政権がその辺りを理解できる訳がなく、
たっぷり献金してくれる原子力利権勢力を延命させるのに必死だから
バイオマスも太陽光発電と同様の愚かな「焼畑農業」状態に陥るであろう」
「利権勢力の息のかかった「第五列」の狙いかもしれない。
固定価格買取制度を歪んだ、質の悪いスキームで放置していればバイオマス普及は進まず、
原発再稼働を急ぐ格好の口実になるからだ」
「この「質の悪いスキーム」とはつまり、現行の固定価格買取制度のことだ。
バイオマス発電を高い価格で買い取っているので、
嵩張っていて輸送コストのかかるバイオマスをわざわざ海外から輸入して
膨大な熱を捨てて電力しか利用しないという馬鹿馬鹿しい状況なのだ」
「そのような非効率的なバイオマスであれば、
天然ガスをコージェネで利用した方が遥かにましである」
「エネルギー効率で言えば{ コージェネ > 熱利用 > 発電のみ }なのだから、
コージェネでも熱利用でもないバイオマス発電は壮大な無駄で、本来は禁止すべきなのだ」
「バイオマス資源は化石燃料よりも輸送コストが高い。
そして、大型火力で発電のみではエネルギーロスが大きい」
「そうした特性から言って、バイオマスは木材生産地の近くにおける
木質燃料の熱利用もしくはコージェネとしなければならないのは明白である」
「燃料価格が上昇しているのは、高い買取価格を狙って
経済合理性に反する非効率的な発電を行なっているからだ」
「ソフトバンクのバイオマス発電所は無駄の塊だ。
燃料は海外からの輸入、しかも熱を捨てている。
バイオマスは地域分散型でなければ非効率という実態が分かっていないのだ」
「三菱製紙のバイオマスも結局、海外からの輸入という無駄の多いやり方だ。
木質資源を発電だけで使用するという江戸時代にも劣るエネルギーの垂れ流しを行っていては、
バイオマス利用は無駄の多いメガソーラーと同様の悲惨な末路を迎えることとなろう」
「再生可能エネルギーにおいて、風力もバイオマスも技術革新が進んでいるが、
決定的に違うのは固定価格買取制度の「質」である」
「風力は元々コストが低い優良エネルギーなので、
よく中傷される不安定にしても今の電源シェアでは問題になる訳がない。
原子力でカネを稼ぎたい既存事業者の妨害だけがネックになる」
「しかしバイオマスは、根本的に買取制度が間違っているので、
エネルギーロスの多い発電を促進しているという最悪の制度になっている」
「バイオマスは、ドイツのようにコージェネレーションを優先しなければならない。
馬鹿みたいに発電しか見ていないので、大量の燃料を無駄にしている始末だ」
「次元の低い安倍政権がまともなエネルギー政策を展開する訳がないから、
暫くの間はバイオマス分野でも壮大な無駄が増え続ける運命にある」
「福島原発事故で目の覚めた地方自治体が域内のエネルギー収支を調べると、
電力大手に依存することにより地方自治体は巨額の富を失っている事実が分かった。
地域で自給できる筈のエネルギーを他所から買い取っているので、カネが流出しているのだ」
「風力とバイオマス・コージェネ(若しくは熱利用)は、
地方自治体にとって富の流出を抑止し地域を豊かにする資源なのだが、
安倍政権のエネルギー政策や買取制度の歪みのために
折角の資源が活かされないまま無駄になりつつある」
「恐れていた事態になってきた。安倍政権の無知と利権癒着のため、
日本の木質バイオマス・エネルギーは膨大な無駄を垂れ流し、
稀に見る壮大な愚行と失敗へと驀進している」
「バイオマスの固定価格買取制度が根本的に間違っている中で、
電力大手がバイオマス発電に参入してきている。
燃料は海外から調達という、メガソーラー並みの愚劣さである」
「海外から安い燃料(嵩張るのでコストが高い)を輸入して熱を垂れ流しにし、
既存事業者が利益を占有して政治家にカネを廻すといういつもの腐った構図である」
「原発のようにエネルギーロスの垂れ流しになる、
バイオマス発電のみの買い取りは反社会的な行為でしかない」
「日本企業はバイオマスでも技術力はあるのだ。
正しいインセンティブ、正しい制度設計があれば活躍のフィールドが広がる。
日本で活躍できないのは、両方とも間違っているためだ」
「潜在エネルギー資源を豊富に持つ地方が豊かになれないのは、
安倍政権と官庁のエネルギー政策が根本的におかしいからである。
特に平均気温の低い北日本は、燃料輸入を大幅にカットして豊かになれる筈なのだ」
「中部電力が初めてバイオマス発電を行うと言うので
非常に嫌な予感がしたのだが、案の定だった」
「考え得る限り最低のスキームで、熱は捨てるだけ、
地域に恩恵が殆ど及ばずに事業者だけが儲かり、
しかもパームヤシ殻をわざわざ燃料を費やして輸入してくるという、
二重三重にエネルギーの無駄を増やす結果が容易に予想できる」
「専門家なら自明のことだが、バイオマスは発電ではなく熱利用が当然である。
コージェネにできるのならなお良いが、立地にかなり制限がある」
「集合住宅やホテルの給湯をバイオマス・コージェネとして
熱供給・発電の両方で利益を出さなければならない筈だ」
「エネルギー効率を考慮すると、以下のような序列になるのだが。。
{ コージェネ > 熱利用 > 発電のみ > 輸入燃料の混焼発電 }
エネルギー効率が高いほど事業の採算性が高まり、
エネルギーを消費する企業や国民のコスト負担も低くなる」
「つまり、輸入燃料を混焼し発電しかしないバイオマス火力は、
(電力大手のバイオマスは殆どこの無駄の多い形態である)
国富の損失であるばかりか、消費者に負担させて事業者だけが儲ける、
「最低のバイオマス利用スキーム」なのだ」
「国内の木質バイオマス資源は、近隣地のボイラーでただ熱利用する方が
電力大手のバイオマス火力よりも遥かに安価で遥かに効率的に利用できるのだ。
このまま放っておくと、無駄だらけの電力大手のバイオマス火力に資源を奪われ、
安価で効率的なバイオマス熱利用も困難になる可能性が高い。
(寧ろ、それが大手事業者の真の狙いですらあるかもしれない……)」
「バイオマスは、今すぐに「発電のみ」の買い取りは禁止すべきである。
バイオマス火力はエネルギーロスが大きいだけでなく、メガソーラーと同じく市場を歪ませる。
コージェネ以外の固定価格買取は公益に反するのだから、絶対に許してはならない」
「日本のエネルギー政策の大問題は、技術はあるのに
制度が歪んでいて既存大手事業者を儲けさせる欠陥があることだ」
「しかし、北海道下川町や群馬県川場村で、
バイオマスコージェネ事業が始まるとも報じられている」
「安倍政権の歪んだエネルギー政策よりも、
賢い自治体が主導して進めるバイオマスコージェネの方が遥かに優れている。
熱電併給だから「完璧」であり、エネルギー垂れ流しの電力大手の発電の倍以上の効率性である。
北海道だけでなく、東京以北ではどこでもこうしたエネルギー自給で地域は豊かになれるのだ」
「制度が大きく歪んでいてもこうした新しい胎動があるのだから、
一刻も早く固定価格買取制度を是正することが急務である。
電力大手の無駄だらけのバイオマス発電を完全排除し、
エネルギー効率の高いコージェネだけを買い取る制度に変えなければならない」
「元々、森林資源に恵まれた日本では木質バイオマス利用のポテンシャルが高い。
しかし、折角の木質バイオマスも発電のみで利用するのは愚劣であるばかりか害悪でもある。
(電力大手の輸入バイオマス発電はエネルギー効率の面で「最悪」の選択)」
「林業の効率性を高めつつ国産材利用を推進し、端材やチップを
森林に近い地域で熱もしくはコージェネ利用するでなければならない」
「北日本のある自治体では、電力大手から電気を買うことで何と30億円の富を失っているという。
現下の間違った固定価格買取制度は日本経済にとっても地域経済にとっても害悪で、
林業を支え地域経済を豊かにするために固定価格買取はコージェネに限定すべきである」
「そうしなければ、太陽光発電と同様に魑魅魍魎がたかってきて
バイオマス産業を大きく歪ませ、既存大手事業者にカネをやるだけの
とんでもない結果に終わってしまうであろう」
「都市圏でも、郊外はバイオマス熱利用やコージェネでエネルギーコストが低下する。
ガスコージェネでも同様であり、エネルギー政策がおかしいから日本国民が貧しくなるのだ。
(国民が貧困化するのと引き換えに、既存大手事業者が安定収益を得ているのである)」
「北海道下川町や群馬県川場村など各地の自治体において
エネルギー効率が高く合理的なバイオマス・コージェネが始まっているが、
それに比べて話にならないのが大手事業者のバイオマス利用である」
「最近は「バイオマス・バブル」とも言われるほど
バイオマス発電が増殖しているが、愚の骨頂としか言いようがない。
これは「再生可能エネルギー」などではない。
言うなれば「持続不可能エネルギー」以外の何ものでもない」
「直近の案件をレーティングしてみると、以下のようになる。
(立地) (方式) (評価)
広島県海田: 石炭バイオマス混焼 / エネルギー効率最悪、輸入燃料、CO2排出増
山形県酒田: 輸入バイオマス発電 / エネルギー効率悪い、主に輸入燃料
宮城県仙台: 輸入バイオマス発電 / エネルギー効率悪い、国産燃料も使用
静岡県富士: バイオマスコージェネ / エネルギー効率良い、熱も利用
「これを見ただけで日本のバイオマス政策が「大失敗」であることが分かる。
以上の4件の内、「合格」は静岡県富士市の案件だけだ。
あとは悉くエネルギーの無駄を垂れ流す「失敗」である」
「民主党政権時の固定価格買取制度も欠陥があったが、
安倍政権はその欠陥をより一層深刻にしている点でより一層、罪が重い」
「無駄だらけのバイオマス発電をコージェネなしでも買い取ること自体が論外なのに、
安倍政権下では輸入バイオマスを発電だけで用いるという「制度改悪」を行ったようだ。
これはもう完全に「馬鹿丸出し」と言わざるを得ないだろう」
「燃料コストを下げられる大手事業者が儲かるだけの話で、
国内資源を合理的に利用することもせず、
輸入燃料費をカットすることもできなのだから、
日本経済や地域経済に及ぼす恩恵は果てしなく低くなる」
「矢張り、安倍政権が既得権層へ利益誘導する腐った政権で、
根本的に政策リテラシーが低い無能な政権であることは完璧に立証されたと言える。
(だからこそ経済低迷、消費低迷、地方衰退が続くのである)」
「矢張り安倍政権下での「制度改悪」の影響が覿面である。
民主党政権下で決まったバイオマス発電のFITには欠陥があったが、
安倍政権下において輸入バイオマスの利用を拡大させる変更があったようだ」
「各地で燃料を無駄にして輸入したバイオマスを発電に使うだけという
壮烈なエネルギーの食い潰しが行われるようになった」
「果ては「石炭火力混焼バイオマス」という最低の方式も続いている。
(違法行為で裁判にかけられた犯人がボランティアで刑期短縮を図るのに似ている)
そのような言い訳がましい意味不明の発電を行う位なら、ガス火力の方が遥かにましだ」
「只でさえ無駄だらけの日本のバイオマス利用が、
これで輪をかけてひどいエネルギーロスを生み出すこととなろう」
「経産省はバイオマス発電の買い取りに「入札制」導入を検討中だそうだが、
根本的に発想が間違っている。発電のみの買い取りは「全廃」すべきなのだ」
「経産省が大慌てだが、はっきり言って自業自得である。
幹部を減給することすら検討対象となろう。
輸入バイオマス燃料での発電を容認したら、とんでもない歪みが生じるに決まっている」
「昨年の段階で悪しき前兆が生じていた。経産省の制度設計の失敗と不作為の罪は大きい。
省内では、この問題に気付いていた賢明なキャリアは必ずいた筈である。
産業界に迎合する安倍政権へのつまらぬ忖度で問題が深刻化した可能性が高い」
「国内のバイオマスを、注意深く効率的に熱・コージェネで利用していれば、
各地でこのような新しいイノベーションが勃興し、地方経済を潤したであろうに。
輸入バイオマスを急増させて大企業の儲けだけを増やした安倍政権は「地方経済の敵」である」
「そもそも、日本の二酸化炭素排出の3分の1はエネルギー転換(発電)で発生している。
利権団体はいかにも家庭部門での排出が多いかのように嘘をついているが、
とんでもない話である。大型発電所でエネルギーの無駄を垂れ流しているから
日本のエネルギー効率の改善が進まず、低成長なのにエネルギー消費が減らないのだ」
「非効率的なメガソーラー発電とバイオマス発電のみの固定価格買い取りは、
持続可能ではなく「持続不可能」であり、国富を損耗する害悪ですらある」
「売電用のメガソーラーと、発電のみのバイオマスは余りにも無駄が多い。
本来ならば絶滅させるべき「無駄の塊」なのだ。
安倍政権も経産省もエネルギー効率の概念を全く理解していない」
「バイオマスの熱利用やコージェネを推進しないから地方経済が衰退するのだ」と
当ウェブログが予言した通り、エネルギーの無駄が増えて経済効果は萎んでいる。
▽ 資源を活用せず大型発電所の電気を使うと、地方自治体では数十億円規模もの富が域外流出する
「安倍政権を選挙で叩き潰さないと、地方経済が病み衰えるばかり」と警告した通りである。
「とんでもない話である。無駄の塊でしかないバイオマスの輸入を放置してきた
安倍政権+経産省のコンビは、己の重大な責任を自覚することすらできず、
只でさえ無駄だらけのバイオマス発電に入札制を導入することになりそうだ。
小細工と言うか小手先と言うか、またしても姑息な糊塗策である」
「バイオマスは化石燃料に比べて嵩張るので輸入コストがかかる。
これだけでも国富を損耗する愚行中の愚行であって許し難いことだが、
世界から見ると安倍政権と経産省は「間抜け」ですらある」
「廃棄物を輸出して儲かる東南アジア等は日本を「食い物」にできて大喜びだ。
日本の技術力により現地で有効利用するなら尊敬もされようが、
今回は阿呆な制度で無駄を増やし、ただ富を流出させ嘲笑されるだけである」
「安倍政権も経産省も根本的にエネルギー効率の概念を理解せず、
無駄な制度改悪で国富を損耗させる重大な反社的政策を行っている」
「嵩張るバイオマスを海外から輸入するなど頭の悪過ぎる愚行であり、
バイオマスを発電だけで利用するなど「犯罪的」と言っても過言ではない。
(エネルギーの半分以上を捨てているのだから)」
「バイオマスで利用する木材は単価が極端に安い上に
熱利用しなければエネルギーの過半をポイ捨てだから、大した効果は生じない」
「エネルギーをポイ捨てし、日本の富を毀損している安倍政権と経産省は、
今すぐバイオマス資源の輸入を禁止すべきである。
そしてバイオマス発電のみの買い取りを即刻止めなければならない」
「最善策はコージェネ、次善策は熱利用である。(最低最悪が発電のみ)
発電ではなく熱利用にインセンティブを付けるのならまだ話は理解できる」
「事実、今年の事例で言えば穴吹グループが焼酎の醸造過程で生じる
廃液と残滓を燃料化する実証実験を開始している。
処理コストがかかっていたのを逆に収益源にできるのだから、
愚かな安倍政権や経産省よりも遥かに合理的で賢いと言える」
「エネルギー効率の概念すら理解していない安倍政権とそれに媚び諂うヒラメ官僚は、
日本の地域に埋もれている潜在資源を浪費し、地域経済を立ち枯れさせかねないのだ」
安倍政権も経産省もエネルギー効率の概念すら理解しておらず、
カネをバラ撒いて無駄を増やし、地方を病み衰えさせている。
↓ 参考
バイオマス発電への入札制導入は下の下策、安倍政権と経産省が「元凶」- エネルギー効率を全く理解していない
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/3e4a5f021b62e65ec035bfb6a09bb4be
急増する「バイオマス発電」は失敗確実、輸入燃料や混焼ばかりで最悪の状況 - 根本的に制度がおかしい
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/5bbd97cfaf45167b1fac4ac4bc8ab1cb
「竹バイオマス発電」山口県で開始、年6億円超の収入に - 藤崎電機が国内で10万kWを超える発電事業計画
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/886c1c945e7c2c8f3b6ee0ba7af3fb7d
木質ペレット使用で電気代500万円超カット、1500万円の収益 - バイオマスの本流は発電ではなく熱
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/d035182138a98a3abeb8e84da604b8f
使用率はたった「1%」、東北電力の詐欺的なバイオマス発電 - エネルギーロスが余りに多過ぎる
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/b33bcc3ded959352a719167775284ea6
▽ バイオマスで何万人もの雇用を創出したドイツは、日本と違いコージェネを買取対象としている
日本製紙、3工場で洋紙生産停止 7期ぶり赤字転落へ(朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASL5X5F5NL5XULFA028.html
製紙各社は、今後はエネルギー事業に活路を見出さざるを得ない。
国内でのICTの進歩だけでなく、人口動態の老化を見れば結論は明白であろう。
それに、内需を衰えさせる安倍の「悪政」が追い討ちをかけているのだから。
日本製紙、北海道でバイオマス発電 木質系で国内最大(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30211450Y8A500C1TJ2000/
しかし如何せん、エネルギー政策が最悪のため
持続可能性も収益性も低い「発電のみ」の施設にしてしまっている。
新潟・長岡市に木質バイオマス発電所 林業活性化狙い(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28377940Q8A320C1L21000/
大型発電所にするとエネルギー垂れ流しの無駄な施設になる。
本来は小型の施設で近隣から燃料を確保しなければならない。
ただ、この案件も安倍と経産省の政策が根本的に間違っているので
コージェネになっていない。コージェネにすれば経済効果は飛躍的に増えるのだが。。
九電みらい、山口県でバイオマス発電 300億円投資(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27141310Q8A220C1LX0000/
地域にとって最悪のパターンはこちらである。
国内の木質バイオマス資源は使われず、熱エネルギーは捨てられる。
しかも燃料を使って資源を輸入するという、最悪のパターンである。
「持続不可能エネルギー」と断言しても良く、まともな政府なら禁止して然るべきだ。
(その政府がエネルギー効率の「エ」の字も分からない暗愚だから困るのだが。。)
国内の紙需要が減少の一途で、製紙業では未来がないのである。
ところが、合理的な木質バイオマス・コージェネではなく
バイオマス発電のみという無駄だらけの状況に陥っている。
これは日本製紙が悪いのではなく、制度設計が間違っているのである。
熱量が低く輸送コストが高いバイオマスを発電のみで用いるのは愚の骨頂であり、
ましてや海外から燃料を使って木率バイオマスを輸入するに至っては犯罪的とすら言える。
太陽光発電ばかりを批判する衆愚メディアは、
根本的にエネルギー政策のリテラシーが著しく低いから、
安倍政権下のバイオマス発電の買取に重大な問題があることすら気付かない。
安倍政権下のバイオマス・バブルはメガソーラーと同等に愚かな政策の帰結であり、
国内の森林資源を無駄にするばかりか、海外から木質バイオマスを輸入して
大量の熱エネルギーを捨てるという最低最悪の政策である。
更に「バイオマス発電への入札制導入」というリテラシー皆無の政策を導入する
安倍政権と経産省の愚行はとどまるところを知らない。
入札制を導入したら、最重要のエネルギー効率など無視し、
海外から無駄な燃料を使ってとにかく安い燃料をかき集め、
大型バイオマス発電所で無駄なエネルギーを垂れ流して発電する大手が勝つ。
入札制の前に固定価格買取をコージェネに限定する方が先であり、
それでこそ収益率の高いエネルギー事業が成立し、
輸入燃料を削減でき、エネルギー効率が改善して地域経済が潤うのだ。
安倍政権も経産省も、日本の省エネの「失われた20年」を全く理解できず、
「失われた30年」に伸ばしかねない最悪の政策を推進しているのである。
▽ 1995年以降に日本の1人当たりCO2排出量はほぼ変わらず、その32%が「発電」から
『週刊東洋経済』2017年9/23号 (流通新大陸の覇者 メルカリ&ZOZOTOWN) | |
本当に話にならない状況で、当ウェブログが警告してきた通りの惨状に陥っている。
「バイオマス発電の固定価格買取制度適用は、根本的に間違っている。
バイオマスの最も効率的な利用は熱利用であり、発電は「副産物」に過ぎない。
コージェネレーションでなければ固定価格買取を認めるべきではない」
「大都市部ではバイオマスの運搬コストの問題があり、
ガスコージェネレーションの方が利便性が高いのであるが、
地方経済では圧倒的に木質バイオマスが有利だ」
「従って、固定価格買取をコージェネ限定とするだけでなく、
道路族が占有している特定財源を木質バイオマスに移転すべきである」
「地方では太陽電池による自家発電と組み合わせれば無敵である。
カネまみれの原子力など必要なくなる。
(買収されている連中は原発がないと滅びるので別であろうが)」
「木質バイオマスの熱利用によって地域に広く恩恵が及び、
新たな雇用が生まれて地域外への所得流出が大幅に減る。
利権勢力の一味以外にとっては、良いことばかりだ」
「地方の公共施設は木質バイオマスに最適である。
特に、平均気温が低く暖房需要の大きい地域では、確実な成長分野である」
「生協も、バイオマス発電ではなく熱供給を目指すべきである。
海外から原油を輸入するのとどちらが地域経済に貢献するか、誰が考えてても明らかである。
発電であれば小水力の方が遥かに合理的だ」
「日本各地で放置竹林が問題になっており、
有効な利用先が乏しく困っている地域が多かったが、
「救世主」とも言うべき存在が登場した」
「藤崎電機が、ボイラーの耐久性の問題を解決して
竹を燃料としたバイオマス発電を開始すると発表している」
「竹の伐採は木材よりもコストが安く済むので、大いに期待できる。
(恐らく、素人でも少し研修すればできるレベルである)
嵩張る割に熱量が少ないというデメリットはあるが、
身近な場所に資源があるという長所は非常に大きい」
「惜しむらくは我が国のFITに重大な欠陥があり、
コージェネを優先していないため膨大な熱と資源のロスになってしまうので、
その点は早期に改善して欲しいものである。
(原子力利権と癒着している自民党が制度改善を妨害する可能性があるので要注意だ)」
「竹バイオマス発電でも木質バイオマス発電と同様、
コージェネにして熱利用を主としなければコスト面で持続可能ではない。
宿泊施設や集合住宅、製麺工場といった熱需要地の近くで
竹バイオマス・コージェネレーションを行うようにしなければならない」
「大手事業者のバイオマス混焼を排除するとともに、
バイオマスの固定価格買取はコージェネのみに限定すべきである」
「民間企業では、ローソンがバイオマスと太陽光発電と省エネにより
驚くべき電力コストの大幅カットに成功したが、
まだまだそうした先駆的な試みを行う企業は少数派である」
「ローソンも本来は、バイオマスコージェネを行って
熱供給により二重の収益を得ることが可能な筈だ。
日本企業には、まだ成長余地が確実に残っている」
「バイオマスバブルとも言われるほど
バイオマス発電への新規参入が増えている」
「しかし愚かしいことに、国内の木材資源を無駄にして
海外からパーム(椰子殻や油)を輸入するという意味不明の挙に出ているようだ」
「政策リテラシーが限りなく低い安倍政権がその辺りを理解できる訳がなく、
たっぷり献金してくれる原子力利権勢力を延命させるのに必死だから
バイオマスも太陽光発電と同様の愚かな「焼畑農業」状態に陥るであろう」
「利権勢力の息のかかった「第五列」の狙いかもしれない。
固定価格買取制度を歪んだ、質の悪いスキームで放置していればバイオマス普及は進まず、
原発再稼働を急ぐ格好の口実になるからだ」
「この「質の悪いスキーム」とはつまり、現行の固定価格買取制度のことだ。
バイオマス発電を高い価格で買い取っているので、
嵩張っていて輸送コストのかかるバイオマスをわざわざ海外から輸入して
膨大な熱を捨てて電力しか利用しないという馬鹿馬鹿しい状況なのだ」
「そのような非効率的なバイオマスであれば、
天然ガスをコージェネで利用した方が遥かにましである」
「エネルギー効率で言えば{ コージェネ > 熱利用 > 発電のみ }なのだから、
コージェネでも熱利用でもないバイオマス発電は壮大な無駄で、本来は禁止すべきなのだ」
「バイオマス資源は化石燃料よりも輸送コストが高い。
そして、大型火力で発電のみではエネルギーロスが大きい」
「そうした特性から言って、バイオマスは木材生産地の近くにおける
木質燃料の熱利用もしくはコージェネとしなければならないのは明白である」
「燃料価格が上昇しているのは、高い買取価格を狙って
経済合理性に反する非効率的な発電を行なっているからだ」
「ソフトバンクのバイオマス発電所は無駄の塊だ。
燃料は海外からの輸入、しかも熱を捨てている。
バイオマスは地域分散型でなければ非効率という実態が分かっていないのだ」
「三菱製紙のバイオマスも結局、海外からの輸入という無駄の多いやり方だ。
木質資源を発電だけで使用するという江戸時代にも劣るエネルギーの垂れ流しを行っていては、
バイオマス利用は無駄の多いメガソーラーと同様の悲惨な末路を迎えることとなろう」
「再生可能エネルギーにおいて、風力もバイオマスも技術革新が進んでいるが、
決定的に違うのは固定価格買取制度の「質」である」
「風力は元々コストが低い優良エネルギーなので、
よく中傷される不安定にしても今の電源シェアでは問題になる訳がない。
原子力でカネを稼ぎたい既存事業者の妨害だけがネックになる」
「しかしバイオマスは、根本的に買取制度が間違っているので、
エネルギーロスの多い発電を促進しているという最悪の制度になっている」
「バイオマスは、ドイツのようにコージェネレーションを優先しなければならない。
馬鹿みたいに発電しか見ていないので、大量の燃料を無駄にしている始末だ」
「次元の低い安倍政権がまともなエネルギー政策を展開する訳がないから、
暫くの間はバイオマス分野でも壮大な無駄が増え続ける運命にある」
「福島原発事故で目の覚めた地方自治体が域内のエネルギー収支を調べると、
電力大手に依存することにより地方自治体は巨額の富を失っている事実が分かった。
地域で自給できる筈のエネルギーを他所から買い取っているので、カネが流出しているのだ」
「風力とバイオマス・コージェネ(若しくは熱利用)は、
地方自治体にとって富の流出を抑止し地域を豊かにする資源なのだが、
安倍政権のエネルギー政策や買取制度の歪みのために
折角の資源が活かされないまま無駄になりつつある」
「恐れていた事態になってきた。安倍政権の無知と利権癒着のため、
日本の木質バイオマス・エネルギーは膨大な無駄を垂れ流し、
稀に見る壮大な愚行と失敗へと驀進している」
「バイオマスの固定価格買取制度が根本的に間違っている中で、
電力大手がバイオマス発電に参入してきている。
燃料は海外から調達という、メガソーラー並みの愚劣さである」
「海外から安い燃料(嵩張るのでコストが高い)を輸入して熱を垂れ流しにし、
既存事業者が利益を占有して政治家にカネを廻すといういつもの腐った構図である」
「原発のようにエネルギーロスの垂れ流しになる、
バイオマス発電のみの買い取りは反社会的な行為でしかない」
「日本企業はバイオマスでも技術力はあるのだ。
正しいインセンティブ、正しい制度設計があれば活躍のフィールドが広がる。
日本で活躍できないのは、両方とも間違っているためだ」
「潜在エネルギー資源を豊富に持つ地方が豊かになれないのは、
安倍政権と官庁のエネルギー政策が根本的におかしいからである。
特に平均気温の低い北日本は、燃料輸入を大幅にカットして豊かになれる筈なのだ」
「中部電力が初めてバイオマス発電を行うと言うので
非常に嫌な予感がしたのだが、案の定だった」
「考え得る限り最低のスキームで、熱は捨てるだけ、
地域に恩恵が殆ど及ばずに事業者だけが儲かり、
しかもパームヤシ殻をわざわざ燃料を費やして輸入してくるという、
二重三重にエネルギーの無駄を増やす結果が容易に予想できる」
「専門家なら自明のことだが、バイオマスは発電ではなく熱利用が当然である。
コージェネにできるのならなお良いが、立地にかなり制限がある」
「集合住宅やホテルの給湯をバイオマス・コージェネとして
熱供給・発電の両方で利益を出さなければならない筈だ」
「エネルギー効率を考慮すると、以下のような序列になるのだが。。
{ コージェネ > 熱利用 > 発電のみ > 輸入燃料の混焼発電 }
エネルギー効率が高いほど事業の採算性が高まり、
エネルギーを消費する企業や国民のコスト負担も低くなる」
「つまり、輸入燃料を混焼し発電しかしないバイオマス火力は、
(電力大手のバイオマスは殆どこの無駄の多い形態である)
国富の損失であるばかりか、消費者に負担させて事業者だけが儲ける、
「最低のバイオマス利用スキーム」なのだ」
「国内の木質バイオマス資源は、近隣地のボイラーでただ熱利用する方が
電力大手のバイオマス火力よりも遥かに安価で遥かに効率的に利用できるのだ。
このまま放っておくと、無駄だらけの電力大手のバイオマス火力に資源を奪われ、
安価で効率的なバイオマス熱利用も困難になる可能性が高い。
(寧ろ、それが大手事業者の真の狙いですらあるかもしれない……)」
「バイオマスは、今すぐに「発電のみ」の買い取りは禁止すべきである。
バイオマス火力はエネルギーロスが大きいだけでなく、メガソーラーと同じく市場を歪ませる。
コージェネ以外の固定価格買取は公益に反するのだから、絶対に許してはならない」
「日本のエネルギー政策の大問題は、技術はあるのに
制度が歪んでいて既存大手事業者を儲けさせる欠陥があることだ」
「しかし、北海道下川町や群馬県川場村で、
バイオマスコージェネ事業が始まるとも報じられている」
「安倍政権の歪んだエネルギー政策よりも、
賢い自治体が主導して進めるバイオマスコージェネの方が遥かに優れている。
熱電併給だから「完璧」であり、エネルギー垂れ流しの電力大手の発電の倍以上の効率性である。
北海道だけでなく、東京以北ではどこでもこうしたエネルギー自給で地域は豊かになれるのだ」
「制度が大きく歪んでいてもこうした新しい胎動があるのだから、
一刻も早く固定価格買取制度を是正することが急務である。
電力大手の無駄だらけのバイオマス発電を完全排除し、
エネルギー効率の高いコージェネだけを買い取る制度に変えなければならない」
「元々、森林資源に恵まれた日本では木質バイオマス利用のポテンシャルが高い。
しかし、折角の木質バイオマスも発電のみで利用するのは愚劣であるばかりか害悪でもある。
(電力大手の輸入バイオマス発電はエネルギー効率の面で「最悪」の選択)」
「林業の効率性を高めつつ国産材利用を推進し、端材やチップを
森林に近い地域で熱もしくはコージェネ利用するでなければならない」
「北日本のある自治体では、電力大手から電気を買うことで何と30億円の富を失っているという。
現下の間違った固定価格買取制度は日本経済にとっても地域経済にとっても害悪で、
林業を支え地域経済を豊かにするために固定価格買取はコージェネに限定すべきである」
「そうしなければ、太陽光発電と同様に魑魅魍魎がたかってきて
バイオマス産業を大きく歪ませ、既存大手事業者にカネをやるだけの
とんでもない結果に終わってしまうであろう」
「都市圏でも、郊外はバイオマス熱利用やコージェネでエネルギーコストが低下する。
ガスコージェネでも同様であり、エネルギー政策がおかしいから日本国民が貧しくなるのだ。
(国民が貧困化するのと引き換えに、既存大手事業者が安定収益を得ているのである)」
「北海道下川町や群馬県川場村など各地の自治体において
エネルギー効率が高く合理的なバイオマス・コージェネが始まっているが、
それに比べて話にならないのが大手事業者のバイオマス利用である」
「最近は「バイオマス・バブル」とも言われるほど
バイオマス発電が増殖しているが、愚の骨頂としか言いようがない。
これは「再生可能エネルギー」などではない。
言うなれば「持続不可能エネルギー」以外の何ものでもない」
「直近の案件をレーティングしてみると、以下のようになる。
(立地) (方式) (評価)
広島県海田: 石炭バイオマス混焼 / エネルギー効率最悪、輸入燃料、CO2排出増
山形県酒田: 輸入バイオマス発電 / エネルギー効率悪い、主に輸入燃料
宮城県仙台: 輸入バイオマス発電 / エネルギー効率悪い、国産燃料も使用
静岡県富士: バイオマスコージェネ / エネルギー効率良い、熱も利用
「これを見ただけで日本のバイオマス政策が「大失敗」であることが分かる。
以上の4件の内、「合格」は静岡県富士市の案件だけだ。
あとは悉くエネルギーの無駄を垂れ流す「失敗」である」
「民主党政権時の固定価格買取制度も欠陥があったが、
安倍政権はその欠陥をより一層深刻にしている点でより一層、罪が重い」
「無駄だらけのバイオマス発電をコージェネなしでも買い取ること自体が論外なのに、
安倍政権下では輸入バイオマスを発電だけで用いるという「制度改悪」を行ったようだ。
これはもう完全に「馬鹿丸出し」と言わざるを得ないだろう」
「燃料コストを下げられる大手事業者が儲かるだけの話で、
国内資源を合理的に利用することもせず、
輸入燃料費をカットすることもできなのだから、
日本経済や地域経済に及ぼす恩恵は果てしなく低くなる」
「矢張り、安倍政権が既得権層へ利益誘導する腐った政権で、
根本的に政策リテラシーが低い無能な政権であることは完璧に立証されたと言える。
(だからこそ経済低迷、消費低迷、地方衰退が続くのである)」
「矢張り安倍政権下での「制度改悪」の影響が覿面である。
民主党政権下で決まったバイオマス発電のFITには欠陥があったが、
安倍政権下において輸入バイオマスの利用を拡大させる変更があったようだ」
「各地で燃料を無駄にして輸入したバイオマスを発電に使うだけという
壮烈なエネルギーの食い潰しが行われるようになった」
「果ては「石炭火力混焼バイオマス」という最低の方式も続いている。
(違法行為で裁判にかけられた犯人がボランティアで刑期短縮を図るのに似ている)
そのような言い訳がましい意味不明の発電を行う位なら、ガス火力の方が遥かにましだ」
「只でさえ無駄だらけの日本のバイオマス利用が、
これで輪をかけてひどいエネルギーロスを生み出すこととなろう」
「経産省はバイオマス発電の買い取りに「入札制」導入を検討中だそうだが、
根本的に発想が間違っている。発電のみの買い取りは「全廃」すべきなのだ」
「経産省が大慌てだが、はっきり言って自業自得である。
幹部を減給することすら検討対象となろう。
輸入バイオマス燃料での発電を容認したら、とんでもない歪みが生じるに決まっている」
「昨年の段階で悪しき前兆が生じていた。経産省の制度設計の失敗と不作為の罪は大きい。
省内では、この問題に気付いていた賢明なキャリアは必ずいた筈である。
産業界に迎合する安倍政権へのつまらぬ忖度で問題が深刻化した可能性が高い」
「国内のバイオマスを、注意深く効率的に熱・コージェネで利用していれば、
各地でこのような新しいイノベーションが勃興し、地方経済を潤したであろうに。
輸入バイオマスを急増させて大企業の儲けだけを増やした安倍政権は「地方経済の敵」である」
「そもそも、日本の二酸化炭素排出の3分の1はエネルギー転換(発電)で発生している。
利権団体はいかにも家庭部門での排出が多いかのように嘘をついているが、
とんでもない話である。大型発電所でエネルギーの無駄を垂れ流しているから
日本のエネルギー効率の改善が進まず、低成長なのにエネルギー消費が減らないのだ」
「非効率的なメガソーラー発電とバイオマス発電のみの固定価格買い取りは、
持続可能ではなく「持続不可能」であり、国富を損耗する害悪ですらある」
「売電用のメガソーラーと、発電のみのバイオマスは余りにも無駄が多い。
本来ならば絶滅させるべき「無駄の塊」なのだ。
安倍政権も経産省もエネルギー効率の概念を全く理解していない」
「バイオマスの熱利用やコージェネを推進しないから地方経済が衰退するのだ」と
当ウェブログが予言した通り、エネルギーの無駄が増えて経済効果は萎んでいる。
▽ 資源を活用せず大型発電所の電気を使うと、地方自治体では数十億円規模もの富が域外流出する
『里地里山エネルギー - 自立分散への挑戦』(河野博子,中央公論新社) | |
「安倍政権を選挙で叩き潰さないと、地方経済が病み衰えるばかり」と警告した通りである。
「とんでもない話である。無駄の塊でしかないバイオマスの輸入を放置してきた
安倍政権+経産省のコンビは、己の重大な責任を自覚することすらできず、
只でさえ無駄だらけのバイオマス発電に入札制を導入することになりそうだ。
小細工と言うか小手先と言うか、またしても姑息な糊塗策である」
「バイオマスは化石燃料に比べて嵩張るので輸入コストがかかる。
これだけでも国富を損耗する愚行中の愚行であって許し難いことだが、
世界から見ると安倍政権と経産省は「間抜け」ですらある」
「廃棄物を輸出して儲かる東南アジア等は日本を「食い物」にできて大喜びだ。
日本の技術力により現地で有効利用するなら尊敬もされようが、
今回は阿呆な制度で無駄を増やし、ただ富を流出させ嘲笑されるだけである」
「安倍政権も経産省も根本的にエネルギー効率の概念を理解せず、
無駄な制度改悪で国富を損耗させる重大な反社的政策を行っている」
「嵩張るバイオマスを海外から輸入するなど頭の悪過ぎる愚行であり、
バイオマスを発電だけで利用するなど「犯罪的」と言っても過言ではない。
(エネルギーの半分以上を捨てているのだから)」
「バイオマスで利用する木材は単価が極端に安い上に
熱利用しなければエネルギーの過半をポイ捨てだから、大した効果は生じない」
「エネルギーをポイ捨てし、日本の富を毀損している安倍政権と経産省は、
今すぐバイオマス資源の輸入を禁止すべきである。
そしてバイオマス発電のみの買い取りを即刻止めなければならない」
「最善策はコージェネ、次善策は熱利用である。(最低最悪が発電のみ)
発電ではなく熱利用にインセンティブを付けるのならまだ話は理解できる」
「事実、今年の事例で言えば穴吹グループが焼酎の醸造過程で生じる
廃液と残滓を燃料化する実証実験を開始している。
処理コストがかかっていたのを逆に収益源にできるのだから、
愚かな安倍政権や経産省よりも遥かに合理的で賢いと言える」
「エネルギー効率の概念すら理解していない安倍政権とそれに媚び諂うヒラメ官僚は、
日本の地域に埋もれている潜在資源を浪費し、地域経済を立ち枯れさせかねないのだ」
安倍政権も経産省もエネルギー効率の概念すら理解しておらず、
カネをバラ撒いて無駄を増やし、地方を病み衰えさせている。
↓ 参考
バイオマス発電への入札制導入は下の下策、安倍政権と経産省が「元凶」- エネルギー効率を全く理解していない
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/3e4a5f021b62e65ec035bfb6a09bb4be
急増する「バイオマス発電」は失敗確実、輸入燃料や混焼ばかりで最悪の状況 - 根本的に制度がおかしい
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/5bbd97cfaf45167b1fac4ac4bc8ab1cb
「竹バイオマス発電」山口県で開始、年6億円超の収入に - 藤崎電機が国内で10万kWを超える発電事業計画
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/886c1c945e7c2c8f3b6ee0ba7af3fb7d
木質ペレット使用で電気代500万円超カット、1500万円の収益 - バイオマスの本流は発電ではなく熱
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/d035182138a98a3abeb8e84da604b8f
使用率はたった「1%」、東北電力の詐欺的なバイオマス発電 - エネルギーロスが余りに多過ぎる
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/b33bcc3ded959352a719167775284ea6
▽ バイオマスで何万人もの雇用を創出したドイツは、日本と違いコージェネを買取対象としている
『日本林業はよみがえる―森林再生のビジネスモデルを描く』(梶山恵司,日本経済新聞出版社) | |
日本製紙、3工場で洋紙生産停止 7期ぶり赤字転落へ(朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASL5X5F5NL5XULFA028.html
”製紙業界2位の日本製紙は28日、北海道など3工場の洋紙生産設備を2020年1月までに停止すると発表した。19年3月期決算に固定資産の減損損失などとして特別損失約200億円を計上。純損益は180億円の赤字となる。赤字転落は7期ぶり。
〔中略〕
今後、バイオマス発電や家庭紙生産などへの転換を検討する。停止設備に関わる従業員約350人の雇用は継続する。
国内の洋紙需要は減少が続き、同社は生産設備の縮小を進めている。今回発表した計画と今月停止した秋田など2工場とあわせ、年間の洋紙生産量の18%分にあたる76万トンを削減することになる。”
製紙各社は、今後はエネルギー事業に活路を見出さざるを得ない。
国内でのICTの進歩だけでなく、人口動態の老化を見れば結論は明白であろう。
それに、内需を衰えさせる安倍の「悪政」が追い討ちをかけているのだから。
日本製紙、北海道でバイオマス発電 木質系で国内最大(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30211450Y8A500C1TJ2000/
”日本製紙は北海道苫小牧市で、木質系の燃料を燃やすバイオマス(生物資源)発電所を建設する計画だ。出力は7万4900キロワットと、木質燃料だけを燃やす施設として国内最大級。
〔中略〕
紙の需要が減る中、売電事業を広げて収益を増やす。
国内の大手企業と共同で出資する計画。日本製紙が持つ苫小牧市の製紙工場内につくる。同社は売電目的で全国で7カ所の発電所を運営中だ。”
しかし如何せん、エネルギー政策が最悪のため
持続可能性も収益性も低い「発電のみ」の施設にしてしまっている。
新潟・長岡市に木質バイオマス発電所 林業活性化狙い(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28377940Q8A320C1L21000/
”長岡市の建設会社や森林組合などが同市に木質バイオマス発電所を建設する。発電能力は一般家庭700世帯分を賄える2000キロワット前後とし、固定価格買い取り制度(FIT)を活用して大手電力会社に売電する計画だ。12月にも稼働する。未利用の間伐材を使って発電し、担い手が減少している林業の活性化につなげる。
事業主体は建設業のダイエープロビス(長岡市)やネクスト(同)、中越よつば森林組合(同)などでつく…〔以下略〕”
大型発電所にするとエネルギー垂れ流しの無駄な施設になる。
本来は小型の施設で近隣から燃料を確保しなければならない。
ただ、この案件も安倍と経産省の政策が根本的に間違っているので
コージェネになっていない。コージェネにすれば経済効果は飛躍的に増えるのだが。。
九電みらい、山口県でバイオマス発電 300億円投資(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27141310Q8A220C1LX0000/
”九州電力の完全子会社の九電みらいエナジー(福岡市)は20日、山口県下関市でバイオマス発電事業を行うと発表した。約300億円を投じ、発電所を建設する。九電グループが調査から建設、運転まで一貫して行う。
敷地面積は約4万4000平方メートルで、下関市が一部を所有する。タイとカナダから輸入する年間30万トンの木質ペレットを燃料に利用し、発電所の出力は7万4980キロワット、年間発電量は約5億キロワット時と一般家庭の約14万世帯相当。
〔中略〕
九電みらいのほか、西日本プラント工業(福岡市)、九電産業(福岡市)の共同出資で下関バイオマスエナジー(山口県下関市)を設立した。発電した電力は固定買い取り制度により中国電力に全量を販売する。九電みらいの木質バイオマス発電所は3カ所目となる。”
地域にとって最悪のパターンはこちらである。
国内の木質バイオマス資源は使われず、熱エネルギーは捨てられる。
しかも燃料を使って資源を輸入するという、最悪のパターンである。
「持続不可能エネルギー」と断言しても良く、まともな政府なら禁止して然るべきだ。
(その政府がエネルギー効率の「エ」の字も分からない暗愚だから困るのだが。。)