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待機児童ゼロの公約を先送りに、完全に嘘付きで無能な安倍政権 - 矢張り異次元緩和と同じ口だけ

2017-05-31 | いとすぎから見るこの社会-少子化問題
大方の予想通りであろう。安倍政権はできもしない癖に大口叩いた
「待機児童ゼロ」を先送りした。次元の低い政権だから必然の末路だ。
民間企業のトップだったら即刻「クビ」である。

今、有権者が居眠りしていて政治への関心が著しく低下しているので
安倍政権は権力座に居座っていられるが、これは世界経済回復の恩恵に過ぎない。
安倍政権が有能で効果的な経済政策を行っていないことは所得や消費指標で明白だ。
おまけに待機児童対策は完全に「口だけ」、予算を投じても事態は寧ろ悪化している。

安倍政権はこれで完全に「無能」「嘘つき」と定義されることになろう。
族議員を擁している自民党に真の意味での「改革」などできる訳がないのだ。

待機児童問題の根源には原子力利権とよく似た「保育利権」がある。
公費補助を占有し、利権勢力へのカネの流れを維持しようとする強い動機と
利権で生活している勢力がある限り、この歪んだ構造は続くのである。

利権勢力が自民党と選挙・献金で深く結び付いているのだから、
待機児童問題が改善することなど最初からあり得ないのだ。

安倍政権は、こうした利権癒着において待機児童問題を悪化させ、
予算の非効率性を益々高めているが、「罪」はそれだけに留まらない。

安倍政権は少子化対策においても無能なので、
保育所に拘ることによって女性就労を抑制させ経済停滞をも招いている。

配偶者控除を全廃し、全額を現物給付に転換して
保育ママやシッター利用も給付に含めれば待機児童は一気に減少する。

フランスや北欧といった高出生率国がそのような政策を取っているのだから、
レヴェルの低い安倍政権はそうした「先進国」を真似するだけで良いのだ。

ところが己の無能を自覚すらできず、できもしない待機児童ゼロを約束し、
予想通り先送りに追い込まれた。だから「無能で嘘つき」なのだ。

▽ 異常な水準の公費が投入された認可保育所、利用者は30%程度しか負担しない「国家のシロアリ」

『社会保障亡国論』(鈴木亘,講談社)


安倍政権や自治体の口だけの対策で待機児童は解決する筈がない。
当ウェブログが警告した通りである。因果応報で当然の結末だ。

「全国知事会議が「少子化非常事態宣言」を採択したとのことで、
 それはそれで遅きに失したものではあるものの評価できる」

「本当に「思い切った政策」が実行できるのかは甚だ疑問である。
 これまでの地方自治体の「実績」から見て期待する方が間違っている」

「そもそも地方自治体は、他所の優れた施策から学ぶ謙虚さが全くない。
 もし本気で出生率を引き上げたければ、長野県下條に倣う筈である。
 即ち、人件費と公共事業を徹底的に合理化し、育児世帯への現物給付を強化するのである」

「既に素晴らしい結果を出している自治体の模倣すらできずに
 「思い切った政策」など実行できるとでも言うのか」

「日本の少子化の原因は「政策の失敗」と「シルバーデモクラシー」である。
 それを直視しない限り、必ずコラテラル・ダメージの直撃を受けることになる」

「全国知事会では、少子化対策において劣等の自治体を厳しく批判することはできない。
 有効な施策を自ら出せず、国に予算を要求する手段に堕してしまうであろう」

「日経新聞では「高齢者から若年世代への資産移転」という決定的な施策に言及されている。
 退職金への税優遇を大幅に縮小すれば容易に予算が出てくるし、
 地方税も若干引き上げて育児支援の現物給付に充当すれば確実に効果が出るが、
 多くの横並びで凡庸、官公労からの圧力に弱い地方自治体には
 そういった「思い切った政策」で率先垂範する能力が決定的に欠けている」

「全国知事会が人口減少対策に提案した内容を知って、
 案の定ではあるが強烈な脱力感に襲われた。
 幼児に何度も言い聞かせても全く理解していないのとよく似ている」

「この程度で「思い切った政策」と認識しているとすれば、
 地方自治体の人口減少は因果応報と言わざるを得ない」

「事もあろうに「贈与税の非課税対象を教育資金や結婚資金に」だそうだ。
 政策提案のセンスが悪いにも程がある。
 これは事実上、公務や公益企業、医師といった一部の豊かな層だけ優遇する
 卑劣な差別政策に他ならない。「貧乏人など知ったことか」という訳である」

「しかも、欧州国の事例から見れば現金給付よりも
 現物給付の方が出生率向上の効果が大きい。
 知事会が提案した非課税は実質的な現金給付であり、
 少子化対策としては効果が低いのである。
 (加えて、相続税非課税は資産家層にしか機能しないのではっきり言って最悪の政策である)」

「貧困率が高い根本原因は、日本の社会保障が大きく歪んでいて
 現役世代・育児世帯に冷淡であるからだ。(金額を比較すれば一目瞭然)」

「どうも強烈に嫌な予感がする。
 人口減少対策など所詮はいつも通りの口実に過ぎず、
 少しでも多く予算の原資を獲得するための方便に利用される危険性が高まっている」

「日本が高齢層にバラ撒いている20兆円の10%だけでも育児支援に使えば、
 日本の出生率はたちどころに上昇するであろう」

「我が国で「奇跡の村」と呼ばれ「出生率2.0」を実現した長野県下條は、
 公務員人件費を削減して育児世帯の現物給付を手厚くしたために出生率が上昇したのである」

「大阪府池田市が、賞賛すべき施策を行っている。
 公務員人件費を1億円削減して、その分を認可外保育所の設置と
 保育士の人件費に回して育児支援を強化するようだ。
 (公費を盛大に浪費する認可ではなく、認可外としたのが評価できる)」

「選挙目当てに育児世帯へカネをバラ撒いて誤摩化そうとしている安倍政権よりも、
 現物給付に注力する池田市の方が遥かに賢明で、少子化対策として優れているのは間違いない」

「育児支援で最も大切なことは、口だけで済ます偽善ではなく、
 実際に費用を負担し現物給付を充実させること。
 子供相手につべこべ偉そうに説教するより遥かに効果がある」

「池田市の公務員人件費総額は50億円強のようだから、
 その削減で1億円を工面するのは賞賛に値するものの、
 総額の5%~10%(つまり約5~10億円)分の所得移転がないと
 「奇跡の村」長野県下條の偉業には届かない可能性が高い」

「日本では家族政策が間違っているだけでなく
 それを正そうとせず我が身しか考えない住民や国民が多いことも大問題である」

「杉並区の住民は、区の恥となる利己主義者を追放すべきだ。
 周知の通り杉並区で公園を保育所にするかどうかで騒動になっているが、
 一部の住民からとんでもない発言が出ている」

「50代の男性は保育所に入れたいなら出て行けばという趣旨の暴言を吐き、
 高齢女性は保育所に対し「環境破壊」と形容している」

「ともに、杉並区の恥さらしであり、日本国民としても許し難い。
 その50代男性は、他人の苦境への配慮が皆無なのだから自分こそ引っ越せば良い。
 国外に出て行けば日本社会がより良いものになるだろう」

「この二人のとんでもない発言から、
 日本の少子化問題の元凶が中高年層の利己主義であり、
 そこから今日の絶望的な人口動態の劣化が生じたと
 断定してもあながち間違いではあるまい」

「日本の子供の貧困率が国際的に見て異常に高いのも
 こうした利己主義のせいであろう」

「マナーが悪いのはどう見ても説明会で住民エゴを曝け出し、
 日本人としてあり得ない暴言を吐く利己的な一部住民の方である」

「大都市圏においては園庭に制約があろうと駅前・駅ナカ・駅近に保育所を設けるべきである。
 杉並区も、駅前・駅ナカ・駅近での保育所計画を立てれば
 これほど住民の反対で問題が紛糾することはなかった筈である」

「東京23区の区長が、待機児童問題の深刻化に困り果てているらしく、
 何を血迷ったのか「1歳児までの育児休業を原則義務化」などと
 ふざけた差別制度を提言してきたらしい」

「自治体の保育政策そのものが間違っているのを棚に上げ、
 よくもとんでもない責任転嫁ができるものである」

「税金で産休育休を取得できる正規公務員の立場を当然視した、
 思い上がった言い分に他ならない」

「そもそもお前の自治体で非正規公務員全員に育休を認めているのか。
 民間の中小企業が育休を取得できるような環境下にあるかどうか分かっているのか。
 その程度にも考えが及ばないで、まるで育休制度を整備していない
 政府に責任があるかのような、典型的な責任転嫁の話法である」

「杉並区が保育所を増やそうとしているのは悪いことではないが、
 高コストの認可が多過ぎるので結局は待機児童問題が深刻化するだろう」

「そもそも問題の元凶は、認可にばかり湯水のような補助金を投入する
 差別的な保育政策を展開する自治体なのである」

「自治体の長が屢々、社会福祉法人と深い関係を持っていて、
 自治体職員の天下りを受け入れて貰っているのは公然の事実である」

「今の自治体の在り方そのものが待機児童の元凶となっており、
 認可保育所にばかり公費補助を集中させるために
 ソビエト連邦のような「行列」ができるのである。
 (認証保育所も似たようなバラ撒きで、高コストであることに変わりはない)」

「あの出生率の高い「育児支援先進国」のフランスですら
 コストの高い保育所に通う子供は少数派である」

「まして日本は重税フランス程の潤沢な財源を持たないのだから、
 都市部では保育ママや小規模保育所を重視しなければならないのは明白だ」

「地価や人件費の高い大都市部で充実した保育環境が欲しいなら、
 相応のコストを負担しなければただの「利権」でしかない」

「自治体は、愚劣で非効率的な特定保育所の優遇をやめなければならない。
 保育バウチャーで公平平等な育児支援に舵を切らなければ
 潜在待機児童が次々と増えてきて問題が深刻化するだけだ」

「保育バウチャーを発行し、小規模にも保育ママにも平等に補助を行えば
 たちどころに待機児童問題は解決する。何も難しい問題などない」

「首都圏で園庭付きの保育所に預けたければ、本来は適正なコストを払うべきである。
 認可外保育所の月7〜10万という保育料こそ「真のコスト」であり、
 アメリカも同水準の保育料なのだから、市場価格は日米とも同じである」

「ところが、日本では歪んだ「保育利権」が温存されているからおかしな現象が起きる。
 認可保育所とその利用者にばかり巨額の補助金が集中しているのである。
 親が認可保育所に入れたがるのは当たり前である」

「だから低年齢から子供を預けようとする動機は単純明瞭だ。
 早く認可保育所に入れれば、異常に安い保育料で預けられる。
 巨額の公費を貰っているも同然なのだから、皆が「シロアリ」になりたがる」

「待機児童をなくしたければ、希望者全員に平等に同額の補助を与えれば良い。
 公平な保育バウチャーを発行し、公費補助を貰っている認可保育所の料金は引き上げるべきである。
 高コストの保育所で需要を吸収できる訳がないのだから、
 保育ママと小規模保育所で待機児童をなくさなければならない」

「特に保育ママなら初期投資も殆ど必要なく、すぐに待機児童はなくなる。
 首都圏の女性の就業率は先進国と思えないほど低く、保育ママになれば自宅かその近くで働ける。
 自治体の仕事は質の担保と監督、研修だけになるから一石二鳥、三鳥だ」

「補助金の出し方が根本的に間違っているのだから、
 高いコストをかけて保育所を増やしてもあっと言う間に希望者が増える。
 今の首都圏の自治体の待機児童対策は、ザルで水をすくっているようなお粗末なものだ」

「首都圏の自治体の長ばかりか、塩崎厚労相も欧州の家族政策を全く理解していない。
 日本のような低負担でしかも非正規労働者の多い国で育休を増やすなど、馬鹿馬鹿しいにも程がある」

「また、育休期間が長いドイツは出生率が低い「劣等生」、成長率も日本よりましな程度だ。
 根本的に次元の低過ぎる議論は本当に情けない限りで、
 保育ママを活用する高出生率・高就業率のデンマークにでも研修に行かせる必要がある」

「待機児童問題は、100%間違いなく政府と自治体の責任である。
 予算が足りないという問題はあるが、予算が限定されていてもできることはある」

「我が国では、潤沢な補助金を占有する認可保育所と
 天下りと選挙によってそれらの事業者と結託する自治体、
 そして安過ぎる料金にたかる利用者の「鉄のトライアングル」が利権化している」

「待機児童が全く改善しない真の理由は、
 「認可保育所の事業者と利用者にだけたっぷり恩恵が及ぶ」からであり、
 利用者全員に平等な額の現物給付を行なえば待機児童など発生しないのだ」

「アメリカでは保育所の料金は月10万円前後に及ぶのが普通であり、
 これこそが保育の「真のコスト」なのである」

「しかし日本では調査によれば利用者の保育料は3万円以下が過半数で、
 利用者が毎月5万円以上の税金を受け取っているのに等しい。
 つまり、保育所利用者の過半数は負担額より補助額の恩恵の方が大きい。
 認可保育所利用者ならば、毎年100万円前後のカネを貰っている筈だ」

「これはとんでもない話である。
 高負担高福祉で知られるフランスですら、保育所利用者は全体の半数以下だ。
 都市部では保育ママの利用の方が多いというのが実態である」

「日本の保育所利用者は、高コストの保育所を利用し多額の公費を受け取っている上に
 フランスより大幅に軽い税負担であるのだからモラルハザード以外の何ものでもない。
 「国家のシロアリ」そのものであるとしか言いようがない」

「こうした利権構造があるのだから、何としても認可に入れたがるのは当然であり、
 これこそ認可保育所に「行列」ができる真因である」

「そして、大都市部で待機児童問題が深刻になる理由も明白だ。
 保育所のコストが高いから施設整備が高額でしかも高齢化した近隣住民の反対が強く、
 「保育利権」の価値が一層高まるからである」

「利用者エゴ・自治体エゴ・住民エゴの醜悪な鉄のトライアングルがある限り、
 絶対に待機児童問題は解決しないのである」

「世田谷のように不動産価格も人件費も高い地域で保育所に依存する愚行をやめること、
 先進国フランスに倣い機動的な保育ママを普及させること、なぜその程度も決断できないのか。
 コスト意識が決定的に欠けているとしか言いようがない」

「おまけに育休取得率の高いドイツでなぜ出生率が日本以上に低いのか、
 全く理解できていない厚労相が議論をミスリードする始末で、もはや末期的だ」

「待機児童を本気で解決したければ今の施設偏重補助を大転換し、
 利用者に平等な現物給付を行い、保育ママの質の管理・評価に舵を切るべきである。
 族議員と天下りを守ろうとする官庁も、区長達と同じく待機児童問題の「共犯」だ」

「待機児童問題で三鷹市を訴えた女性が現れたそうだ。
 余程困窮しているのだろうかと思って最初は同情していたが、
 同情に値するどころか要するに「安い認可保育所を使わせろ」という
 限りなく住民エゴに近い、単に利己主義的な主張だった」

「この女性は大学院に通っていて、大学で教鞭も取っているそうだから
 有権者の中では比較的リテラシーも高く、有権者としての責任も大きい層だ」

「それなのに、3人の子を認可保育園に預けられたのに、
 第4子が選考に漏れて認可外にせざるを得なかったために訴えたのだそうだ」

「大都市圏の認可保育所がとんでもないコストセンターで、
 利用者が著しく多額の公費を受けている現状も全く知らず、
 ただ自分の財布だけ考えてゴネるのであれば有権者としても恥ずかしい」

「高等教育を受け、良識を持って行動すべき立場であるのに
 自分の家計の利益ばかり考えて自治体職員に裁判の負担までかけているのだから、
 とんでもない話である。三鷹市にはもっと困窮している育児世帯がたくさんある筈だ」

「当該女性はこれまで三人も認可保育所に預けたそうだから、
 高額な公費を受け取っていた「タックスイーター」に他ならない」

「仮に三人の子をそれぞれ三年間認可保育所に入れたとしたら、
 概算しても500万円以上の公費を「がぶ飲み」している訳である。
 (この額は恐らく、当該期間に夫婦の支払った区民税の総額よりも多い筈だ)」

「納税者の立場で言えば、まさに「自治体のシロアリ」と指弾されるであろう。
 もしこの女性がフランス並みに多額の納税をしているのなら話は別だが、
 決してそうではない筈だ。ただのモラルハザードである」

「きっと意図的なものではなく、ただの無知であろうと信じている。
 女性は裁判に訴えるのではなく、「保育バウチャーで平等に現物給付を」
 「フランスのように保育ママ制度の充実を」と主張すべきだったのだ」

「今の利権構造を維持あるいは放置すること自体が待機児童を深刻化させる愚行であり、
 他の有権者や困窮する世帯を完全無視して自らの利益ばかり求める
 利己主義の発露になるという「不都合な真実」に気付かなければならない」

「「親の会」の代表も、自身がフランス並の重税を負担していないのだから、
 本来は納税者の義務として受益と負担の不均衡を指摘すべきである。
 不勉強な親を煽って保育利権を当然視させるような誤った情報操作を行ってはならない」

「また、現在の自治体の保育行政の歪みを放置する点で、
 訴えた女性も「親の会」もともに重大な責任があることになる」

「賢明な有権者の予想通り、安倍政権の待機児童対策は大失敗となった。
 頑張ってますアピールだけは得意で碌に成果の出ない、
 極めて「労働生産性の低い」劣等政権であることを自ら立証した」

「安倍政権の失敗の原因は明白で、
 保育利権と癒着して既得権層にカネを流す保育政策を
 依然として続けているからだ」

「だからこそ2015年に自民党が有権者を裏切り、
 既存事業者を優遇する保育所の「認可制」を維持して
 票田である社福票を事実上「買収」したのである」

「更に、保育利権に配慮して保育ママやシッターの活用を怠り、
 認可保育所にだけ湯水のような公費のカネを蕩尽している始末である。
 このざまでは、待機児童が減る訳がないのである」

「またしても口だけで国民を欺く嘘つきの安倍政権は、
 待機児童対策において無能をさらけ出したのである」

「しかも厚顔無恥なことに、安倍政権は待機児童の増加を
 女性活躍が進んだ政策効果のように騙り、嘘の上塗りを繰り返している」

「安倍政権になってから3年間、実質賃金は低下し続けた。
 育児世帯が貧困化したから就労しなければならなかったのは明白である」

「また、若年女性は高学歴化して男性との賃金差も減りつつある。
 愚劣なアベノミクスのため男性労働者の実質所得は低迷を続けており、
 安倍政権は二重の意味で待機児童を増やした「A級戦犯」に他ならない。
 (その証拠に、待機児童数は安倍政権下で急増している)
 こうした愚かで無能な政権の存在こそ、待機児童問題深刻化の真因である」

「認可保育所は「シロアリ」「タックスイーター」そのものであり、
 0歳児で年500万円、1歳児で年240万円、2歳児で年180万円、3歳児以上でも年100万円以上、
 たった1人でもそれだけの公費を使っているのである。待機児童が解決する訳がない」

「認可利用者にだけ湯水のように注がれる公費は希望者全員に均等な現物給付とし、
 保育ママやシッターにも使えるようにすべきである。
 (3人以上で利用してコストを下げるよう制度設計すれば良い)
 配偶者控除は全廃して育児関連バウチャーに転換すべきである。
 そうすればあっと言う間に待機児童は減ってゆく」

「朝日新聞の調査によれば、都市圏の自治体の6割以上が
 「待機児童ゼロは達成できない」と見ていることが判明したのだ」

「また、日経報道によれば、待機児童問題が深刻な東京都内において
 「予定通りに保育所を開設できない」事例が続発している」

「これはつまり愚かな安倍政権と自治体が無能を曝け出し、
 保育利権にしがみついて国民を苦しめている図式である」

「キッズラインの経沢社長がいみじくも指摘したように、
 都市部において施設保育で待機児童を解決しようとすること自体が間違っているのだ」

「認可保育所に希望者が殺到する理由は明白で、認可保育所そのものが「利権」だからだ。
 利用者1人当たりで年間100万円を超えるような膨大な公費が湯水のように投入されている」

「これは高齢者三経費をも超えるとんでもないバラ撒きであり、
 余りにも認可保育所の利権が大きいので、利己的な希望者が殺到するのである」

「だから一部の者だけが膨大な公費の恩恵を受けているのだ。
 つまり認可利用者が「国家のシロアリ」になっており
 他の育児世帯を排除してタックスイーターになる制度と社会構造がある」

「いかに民間企業が保育所を整備しても、
 いかに大阪市が「やりすぎ予算」を組んでも、
 「シロアリ」が増殖するだけで問題の解決にはならない」

「その利権を欲しがる希望者が次々と増えるだけであるから、
 公平な現物給付を実現するために施設保育の特権を撃滅し、
 保育ママやシッターも保育所と平等に扱わない限り待機児童はなくならない」

「繰り返すが、「欧州並の負担なくして欧州並みの保育政策はできない」。
 公費をがぶ飲みする保育利権の存在自体が、待機児童を生み出す元凶である」

「合理的なフランスから学ぶ謙虚さが欠けた傲慢な施策は、
 「認可希望者の急増、急速な財政悪化」という当然の帰結を招くしかない。
 政策リテラシーが低いから因果応報で苦境に陥るのだ」

「認定こども園「わんずまざー」で恥知らずな不正が起きたが、
 これは起こるべくして起きた事件である」

「現下の日本社会では欧州の「先進国」に学ばない
 愚かで非効率的で失敗確実の保育政策が行われており、
 一部の施設保育だけに膨大な公費が投入されている、
 つまり一部の保育所だけに盛大にカネがバラ撒かれているからこうなるのだ」

「その証拠に、わんずまざーでは年に公費5000万円を受け取っても
 子供たちへの保育ばかりか保育士の待遇も劣悪で、
 裏口座を設けて蓄財していたと言う」

「事業者側は「遊具など施設整備のため」と称しているが信用できない。
 認定園になっただけで多額の公費を貰っているにもかかわらず
 保育も保育士待遇も酷い手抜きをしていたのだから、
 他にも不正を隠している可能性が極めて高い」

「安全性に問題があるにも係わらず、保護者がこうした不正に手を貸す理由は明白だ。
 一部の保育所にばかりカネが流れる「保育利権」があるためだ。
 だからこそ利用者は「安く預けることができる」のであり、
 わんずまざーが不正を行っても発覚まで時間がかかったのだ」

「つまりこれは、安倍政権と自治体が歪み切った「保育利権」を
 いつまでも維持しているための必然の帰結でしかない」

「自分の利害しか考えず、とにかく安い認可保育所に預けさせろと叫ぶ、
 利己的な有権者が政府や自治体に圧力をかけるのも、
 「保育利権」を肥え太らせる原因となっているのだ」

「日本が保育利権を徹底的に壊滅させ、
 保育補助は全員に均等額のバウチャー等の現物給付で行っていれば、
 保育所が保育ママと質を競う緊張感を持って保育を行っていれば、
 利用者が保育の質を見て判断できるようになり、
 わんずまざーのような不正は最初から生じなかった筈なのだ」

「待機児童問題でも、安倍政権ばかりか大手メディアの自己欺瞞が酷い。
 この件では政権批判で健闘している週刊誌も話にならない記事ばかりで、
 まともな記事を出しているのは「まいじつ」という新興メディアだけだった」

「保育事業者の団体はまさに「利権圧力団体」であり、
 選挙に介入し天下りを受け入れて利権を死守しているのは周知の事実である。
 「保育の質を守れ」などと叫んで実際には自分達の補助金を守っている利己主義であり、
 保育事業者が最近、数々の不祥事を起こしていることからも「利権」の本性が窺われる。
 更なる問題は、そうした実態をメディアが報じないことだ」

「読売報道ではおよそ3割の希望者しか保育所を利用できず、
 毎日報道では安倍政権の「待機児童ゼロ」が絶望的である実態が分かるが、
 両媒体とも、待機児童が増加する根本的な原因が「保育利権」にあること、
 つまり認可保育所にだけ異常な水準の公費が投入されているためだと書いていない」

「最悪なのはポストセブンで、待機児童問題に無知な評論家を引っ張り出して
 小泉進次郎議員の「こども保険」の陰に厚労省や財務省の策動があり、
 新たな利権を狙っているかのような無責任極まりない憶測を載せている」

「こども保険よりも、莫大な公費を占有して数々の不祥事の元凶となっている
 「保育利権」の問題の方が遥かに大きいのは明白である」

「また、保育利権は厚労省や自治体の天下りとも密接な関係を持っており、
 新たな利権などとつまらない憶測などに時間を空費する以前に
 「利権」は今まさに存在し、そのために待機児童問題が深刻化しているのだ」

「安倍政権は本質的に利権癒着政権であるから何ら不思議ではないが、
 メディアも評論家も「保育利権」に無知で有権者に真実を伝えていない。
 原因は単なる勉強不足であるが、待機児童問題の深刻化に手を貸しているだから罪は重い」

安倍政権も自治体も己の無能と失政を潔く認め、フランスから謙虚に学ぶべきだ。

▽ フランスの出生率が急回復した最大の理由は保育ママであり、保育所整備は高コストの愚策

『子育て支援と経済成長』(柴田悠,朝日新聞出版,2017)


少子化対策先進国から謙虚に学ぶ姿勢が全くない安倍政権と自治体は、
保育利権を放置して待機児童を深刻化させてゆくしかない。

「横浜市の「待機児童2人」川崎市の「待機児童ゼロ」に対し
 市民から非難囂々である。それも当然で、両市の数値は「捏造」に等しく、
 「希望しても保育所に預けられない」という声が出ている」

「と言うのも、横浜も川崎も意図的に待機児童数を減らしたのではないかと
 疑われるような数字になっており、所謂潜在待機児童は入っていないからだ」

「勿論、横浜市や川崎市にも同情すべき点はある。
 どれだけ保育所の定員を増やしても希望者が増え続け、
 一向に待機児童が減らないからである」

「少子化対策の「先進国」であるフランスの保育は、
 都市部では保育所ではなく保育ママとベビーシッターが主流である。
 施設保育が余りに高コストなので、人に予算を使っているのだ」

「横浜や川崎をはじめとする日本の自治体は、
 こうした「先進国」の教訓を無視して施設保育に固執し、
 愚かにも保育利権を死守して既存事業者の既得権を守っているのだから
 待機児童が増えるのは自業自得である。「身から出た錆」に他ならない」

「問題はそれだけではない。
 横浜市や川崎市を批判する利用希望者も「同じ穴の狢」でしかなく、
 保育料の安い特定保育所に殺到して「保育利権」の分け前を分捕ろうとしている」

「特に認可保育所の利用者はとんでもないタックスイーターで、
 年間に100万円以上の公費を蕩尽している「国家のシロアリ」である」

「こうした歪んだ保育利権を撃滅するのが納税者として当然の責務なのだが、
 自分の利得だけ見て利権に殺到するから待機児童が深刻化するのだ」

「特定の個人にだけ100万円以上の公費が湯水のように流れるとんでもない構造を廃し、
 希望者全員に均等額の現物給付が行なわれ、保育ママもシッターも、
 施設と公平平等に保育の質を競う健全な環境をつくるべきである。
 そうしない限り、絶対に待機児童問題は解決できない」

「安い認可保育所に固執する住民はコストを全く分かっていない。
 自治体がどれだけ保育所に高額な予算を使っているか、突き付けてやった方が良い。
 (そうでもしなければ理解できないのだから)」

「川崎市は、歪んだ保育行政を今すぐ改め、フランスのように認定保育ママに切り替えるべきだ。
 それならばタワマンでも全く問題がなくなし、希望者が増えても吸収できる。
 自治体と住民が生み出す愚かしい「合成の誤謬」を断ち切らなければならない」

有権者が安倍政権と自治体の無責任・誤謬を徹底的に批判しなければ永遠に変わらないのだ。

 ↓ 参考

横浜や川崎の「待機児童数」は捏造、特定保育所優遇が諸悪の元凶 - 保育料ばかり見る保護者にも責任
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/d4cad5b52422132ed8ff034b005408c7

待機児童の元凶である自治体首長、育休に責任転嫁する -「保育利権」がある限り問題は絶対に解決しない
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/1fd1f9a38f117a117510b880bdd26bff

大阪府池田市が公務員人件費を削減して育児支援に、口だけの元校長と大違い - バラ撒き安倍政権も反省せよ
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/0279c66935359d9c63c72876c45a6d97‎‎

「奇跡の村」下條の出生率回復は住宅等の現物給付が主因、行政改革でも卓越 - 低次元の安倍政権と大違い
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/08bd9d382dd2624bd567b845d473189

▽ 愚かな安倍政権は「奇跡の村」下條の大胆な行政改革に遠く及ばない、財源がないのは自業自得

『奇跡の村 地方は「人」で再生する』(相川俊英,集英社)


首相、待機児童解消3年先送り表明 20年度に(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF31H0N_R30C17A5EA1000/
”安倍晋三首相は31日、2020年度末までに待機児童を解消する新プランを発表した。17年度末までの解消を目指していたが女性の社会進出などで受け皿整備が追いつかず、3年遅らせる。待機児童の実態把握が進むにつれ逃げ水のように問題解決が遠のく恐れがあるほか、財源も不透明だ。「これで安心」とは言い難い状況が続く。
 厚生労働省は13年に「待機児童解消加速化プラン」をつくり保育の受け皿を整備してきた。策定当初…〔以下略〕”

日経新聞は官邸と癒着している御用メディアと違い、
はっきりと「先送り」とヘッドラインに明記している。
全くもってその通りだ。

「希望者が予想以上に増えた」などと官邸に媚び諂っている御用メディアもあるが、
安倍政権の対策が非力な上に先見性が著しく劣っているのは明白なのだから、
権力に隷従する「犬」としてつまらない言い訳を垂れ流すのをやめるべきである。


「待機児童ゼロ」3年先送り 今年度末の達成は絶望的(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASK5P5FQLK5PUTFL003.html
”認可保育施設に入れない待機児童を解消する時期について、安倍政権は3年遅らせて2020年度末とすることで最終調整に入った。現在は17年度末までに「ゼロ」にする目標を掲げているが、今年4月時点でも待機児童は多く、達成は絶望的だ。安倍晋三首相が31日にも表明したうえで、政府が6月にまとめる「骨太の方針」に盛り込む。
 待機児童数は高止まりしている。朝日新聞は20政令指定市と東京23区に加え、昨年4月時点で待機児童が100人以上だったほかの41自治体の計84市区町を対象に調査。今年4月時点の待機児童は、回答した79市区町で計1万4481人いた。解消の見通しについては、神戸市など11自治体が17年度(18年4月を含む)としたものの、26自治体が18年度、11自治体が19年度とし、東京都世田谷区や福岡県春日市が20年度とした。
 待機児童解消の見通しが立たないなか、政権は「待機児童ゼロ」の目標期限を先送りする方針。
〔中略〕
 新たな計画では、25〜44歳の女性の就業率が16年の72.7%から20年代半ばには80%に伸びると仮定。それに伴って保育施設への入所希望者が増えても対応できるように保育の受け皿を整備していく。施設のほか、保育士らが自分の家などで子どもの世話をする「保育ママ」などの活用を推進していく。
 今年4月時点で待機児童が最も多かったのは、昨年まで4年続けて全国一の世田谷区で861人(前年比337人減)。849人の岡山市(同120人増)が続く。一方、待機児童がゼロだったのは、さいたま、川崎、相模原、名古屋、京都、北九州、熊本の各市と東京都千代田区、豊島区の9市区だった。
 待機児童の定義のうち、「保護者が育児休業中」の場合は自治体によって判断が分かれる。
〔中略〕
 厚生労働省は3月に定義を見直し、「保護者が育休中」の場合も復職の意思があれば待機児童に含めることで統一した。今回の調査では約3割の26自治体が定義を見直さなかったが、18年度からはすべての自治体が適用することになる。そのため、待機児童数はさらに膨らむ可能性がある。(西村圭史、足立朋子)
     ◇
〈待機児童〉 認可保育施設に申し込んで、入れなかった子どものこと。毎年4月時点で自治体ごとに集計する。昨年は計2万3553人で、2年連続で増えた。施設に入れなかったのに「特定の施設のみを希望」などとして待機児童に含まれない「隠れ待機児童」もおり、昨年は6万7354人だった。”

朝日新聞はみっともない御用メディアに比べればまだしも「まとも」だが、
フランスをよく研究し、保育所整備の限界を早く理解すべきであろう。

フランスや北欧には配偶者控除などという全時代の遺物が存在しないことも明記が必要だし、
保育三団体が選挙運動に深々と足を踏み入れている実態も記事にしていない筈だ。


待機児童:新財源や保育士の確保あてなく 解消へ新プラン(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20170601/k00/00m/050/126000c.html
”待機児童解消に向けて新プランが31日、打ち出されたが、新たな財源や保育士の確保など、実現に向けた課題は山積している。
 子育て支援の財源は、消費税率の10%への引き上げ分から7000億円を充てることになっている。しかし、これまでの待機児童対策などにすでに割り当てており、新たなプランに回す分はない。
 財源の確保は年末の予算編成まで持ち越される見通し。政府が大きく当て込んでいるのが、中学卒業までの子どもに支給する児童手当の「特例給付」の廃止や縮小だ。特例給付は手当の所得制限(夫婦と子ども2人の世帯で年収960万円未満)を超える世帯に支給されるもので、子ども1人当たり一律月5000円。支給総額は17年度予算で734億円(うち国費490億円)だが、このまま充当できるかは不透明だ。企業が負担する拠出金を増額する案も出ている。
 また保育の受け皿拡大に欠かせないのが保育士の確保だ。17年度末までの受け皿整備を40万人分から現行の50万人分まで拡大した際、必要とされた保育士は2万人。新プランでさらに22万人分を整備するには、単純計算で4万人超の保育士が必要になる。
 一方、保育士不足は深刻だ。例年ピークとなる1月時点の保育士の有効求人倍率は全国平均2.76倍(東京都は5.66倍)。このため、保育士が確保できず当初の定員を減らすなど苦慮する保育施設は少なくない。
 人材確保のため、厚生労働省は今年4月から平均月額約6000円の一律給与アップや、経験年数などに応じた賃金引き上げに取り組んでいる。しかし、全業種の平均給与には遠く及ばず、どこまで効果が上がるかは見通せない。一方、自治体間では、保育士確保のため家賃補助など独自の処遇改善を争う状況も見られる。今後、財政力による自治体間の格差拡大も予想される。
〔中略〕
 保育施策に詳しい日本総研の池本美香主任研究員は「質が確保された保育を受けられるよう、女性の就労対策としてだけでなく、子どものための目標設定をすることも必要だ」と話している。【堀井恵里子、藤沢美由紀】”

毎日新聞は保育士不足の実態を問題視している。
すぐにキッズライン・経沢社長に取材すべきであろう。

保育ママ・ベビーシッターならば遥かに労働環境が良く、機動的で病児保育にも対応し易い。
認可・認証保育所に異常な水準の公費を集中させる愚を明らかにし、
公平平等な現物給付こそが待機児童を減らす鍵である事実を早く報じるべきである。

バラ撒きリベラル派が、負担もなしに「質の確保」ができるかのように
幻想を振りまく善意を装う欺瞞の片棒をかついではならない。
「質の確保」を求めるならフランスや北欧並みの負担が必要と言わないのは偽善者である。
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安倍政権の口だけ対抗策、北朝鮮に完全に無視される - 根本的に安全保障も軍事も理解していない

2017-05-30 | いとすぎから見るこの社会-対アジア・世界
対北朝鮮で何一つ必要な対策を行っていない安倍政権が、
完全に北朝鮮に馬鹿にされて「在日米軍基地以外も標的」と言われている。
大方の予想通りではあるが、実に情けないことだ。

何年も前からミサイル防衛に力を注ぐべきだったのに、
それを怠り安保関連法案で時間を無駄にしてきただけではない。
(安保関連法案で安全保障は「強化されない」と見抜いた国民の方が正しかった)

安倍政権よりはトランプの方がまだしもまともで、
中国に圧力をかけて北朝鮮を静かにさせようとしているが、
安倍政権は北朝鮮の「生命維持装置」である中国を動かそうとすらしてない。
動かそうとする意志も能力も欠如しているとしか思えない。

安保関連法案が「張り子の虎」で、国防には碌に効果がないという事実は
北朝鮮のミサイル開発によって早速暴かれた訳で、
安倍政権の安全保障政策がいかに間抜けか事実によって証明されつつあるのだ。

おまけに北のミサイルの格好の標的である若狭湾の原発を稼働させて
自らリスクを高めている始末で、この次元の低さはまさに害悪とすら言える。

所詮はアメリカのパシリを務めるポチ政権でしかない。
安全保障と軍事のリアリズムを理解しない点で民主党政権と同類である。
口では偉そうに吹聴する分、国民を欺く能力だけはあるから始末が悪い。

▽ 日本は「最高の兵站基地」で「非常に気前がいい」と、アメリカ側に見下されている

『仮面の日米同盟 米外交機密文書が明かす真実』(春名幹男,文藝春秋)


前々から当ウェブログが警告している通り、安倍政権は口だけで無能だ。

「各媒体の世論調査が興味深い傾向を示している。
 集団的自衛権をはじめとする安倍内閣の安全保障政策への支持率は低く
 概ね半数を割り込んでいるが、自衛隊に対する世論は対照的だ」

「自衛隊への信頼度は安倍内閣支持率より高く、印象も良い。「自衛隊を強化すべき」も過去最高だ。
 つまり安倍内閣の安全保障政策より自衛隊への支持率の方が歴然と高いのである」

「人よりコンクリートにカネを使い、土建バラ撒きで寧ろ復興を妨害している安倍内閣より
 震災や災害で泥をかぶり必死で生存者やご遺体を探す自衛隊の方が
 国民に支持されているのは極めて当然である」

「現代における安全保障は国力すなわち経済力に裏付けられたものであり、
 自衛隊が最前線で何とか優位を保っていられるのも過去の経済成長の「遺産」である。
 無意味な異次元緩和でゼロ成長、若者は急減して財政悪化は依然として変わらない日本が、
 減速しつつあるとはいえ5~6%成長で10倍の人口を擁する中国に対し、
 互角以上に相対していくことには重大な困難がある」

「安倍内閣が集団的自衛権に拘るのは、国益のためではない。
 根本的には「普通の国」を目指す単細胞なドグマに基づいたものであり、
 リアルポリティークの観点から言えば米国やその同盟国の利益に貢献するものである」

「その証拠に、安倍首相がアメリカから国賓待遇で招かれている。
 米国の意向に沿って東アジア安全保障により積極的に関与し、
 カネも装備も兵力も出すと言っているのだから、
 そうした「忠犬」ぶりを愛でて「ご褒美」を与えられたということに過ぎない」

「経済政策における安倍政権の「次元の低さ」はマイナス成長の数字で完全に証明されたが、
 安全保障政策における「次元の低さ」もまた、証明されつつある」

「特にメディア界には安倍政権の裏工作をじっと観察している者が多い。
 当ウェブログの見るところでは2016年か17年には政府の無策による経済悪化で
 安倍政権が馬脚をあらわして支持率が沈没する可能性が高い」

「安全保障問題においても原発再稼働問題においても、
 安倍内閣は支持されていない。
 (それでも支持率が下がらないのは、ひとえに民主党政権の失態のおかげである)」

「日本の安全保障論議における最大の問題は、
 実際に起こり得るケースに即したリスクシナリオの想定分析と、
 費用対効果を踏まえた現実的な対抗策が殆ど論じられていないことだ」

「経済政策ばかりか安全保障政策においてもお粗末で「上げ底」の安倍政権は
 「アメリカの戦争に巻き込まれることはない」「自衛隊のリスクは増えない」
 と安全保障の「あ」の字も理解していない馬鹿馬鹿しい発言を行っている」

「安倍政権よりも国民の方が遥かにまともだ。
 そもそも国民の多数派が「集団的自衛権を認めても脅威は低下しない」と考えており、
 安倍政権と自民党は、安全保障政策が国民から支持されていない現実を潔く認めるべきである」

「集団的自衛権を認めたら自衛隊のリスクが高まるのは「当たり前」であり、
 「アメリカの戦争に巻き込まれる」可能性も当然ある。
 ただでさえ日本はアメリカの忠実な「子分」と見られているのだから」

「失態まみれの民主党政権のお蔭で政権が転がり込んだだけであることすら理解できず、
 増長した安倍政権は世論を無視してドグマに基づく勝手な政策を推進している。
 世論調査や選挙で叩きのめされない限り、彼らが決して目が覚めることはない」

「もし東シナ海で地域紛争が生じるとしたら確実に「フォークランド紛争」型になる。
 中国の脅威を正しく認識しているなら、ミサイル戦への備えと
 人民解放軍の伝統的なドクトリンである飽和攻撃への対処を考えなければならない。
 (あの米軍でさえ装備の劣る人民解放軍に朝鮮戦争で苦戦させられたのを忘れてはならない)」

「数量に劣る米軍が日本を守り切れない最悪のシナリオを考え抜いていないから、
 集団的自衛権に固執して程度の低い安全保障政策を「プロモーション」する醜態を見せるのだ」

「また、自衛官を無駄にリスクに晒しかねない法案を通したため
 大方の予想通り自衛官の志望者が減り、防大の任官拒否も増えている」

「国民の反対の強い法案を通し、国民の反対の多いオペレーションに派遣されかねない
 自衛官に対する、安倍政権の傲慢不遜が根底にある。
 重大な危険に晒される自衛官の命を何だと思っているのか」

「2011年は「国民のヒーロー」として輝いていた自衛隊だったが、
 安倍政権の失策のために今は必死に募集活動せざるを得なくなりつつある。
 これは決して、景気が良くなったから公務員人気が低下したということではない。
 真に国民に支持される存在であれば、募集に苦労する筈がないのだから」

「我が国の自衛官、そして一般国民の多くの者も、
 本当に日本の安全保障が危機に陥ったら間違いなく自ら志願して危地に赴く。
 太平洋戦争の数々の悲惨な戦いを見れば明白である」

「寧ろ我が国の近現代史が教えているのは、
 政治指導層が衆愚的で国政の判断を誤り、世界情勢を正しく認識できなかったために
 この日本が焦土と化し、多くの国民を虫けら同然に死なせたという事実だ」

「東シナ海で本当に人民解放軍との武力衝突が起きたら、
 解放軍が米軍の援護が来る前に勝負をつけようとするのは明白である」

「圧倒的な飽和攻撃に対し独力で即時に対処する方策や戦備を真剣に考え抜かず、
 集団的自衛権が護符であるかのように強弁し妄想する思考停止は重大な欠陥だ」

「それというのも東アジアの軍事リアリズムと在日米軍基地の意味を、
 安全保障でも次元の低い安倍政権が全く理解していないからだ」

「日本政府が賢ければ、解放軍のミサイルの射程に入っている沖縄からの
 戦力分散を進めつつ巧みにアンダーセンにも誘導し、
 「思いやり予算」をカットして対ミサイル戦備に使うべきなのである」

「あのランド研究所は、アンダーセン基地が人民解放軍の
 中距離弾道ミサイル・DF26の射程圏内に入りつつあり、
 ファーストストライク(第一撃)を受けると11日間も
 大型機の離発着ができなくなると警告している」

「これは、日本国内の米軍基地は横田や三沢を含めほぼ全てが
 中国のミサイルの潜在的な脅威を受けているということを意味する」

「集団的自衛権の容認で日本の安全保障が強化されると偽る安倍政権が、
 いかに軍事を理解していないかが益々明瞭に事実によって証明されたわけだ」

「安保法案や辺野古移設にばかり必死になっているのは、
 視野狭窄で我が国の安全保障の真のリスクに無知だからだ」

「戦力の質において圧倒し東アジアに睨みをきかせる米軍でも、
 中国の安価なミサイルの飽和攻撃には対抗することが難しい」

「中国のミサイルの第一撃を想定し、沖縄に集中し過ぎた戦力を分散させること、
 中日本から東日本の後方支援機能を強化することが喫緊の課題となりつつある今、
 日本の東アジア有事への備えは明らかに不充分である」

「韓国でのTHAAD配備にすら中国政府は猛反対している。
 まして東シナ海に配備しようとしたらその反発は強烈なものとなろう。
 つまり沖縄は中国のミサイル攻撃に対し剥き出しの無防備にならざるを得ないのだ」

「更なる問題として、人民解放軍の持つ中距離弾道ミサイルは
 射程が長くなってきている上に、迎撃が難しい点が挙げられる」

「集団的自衛権ばかりに固執する安倍政権の無能さがまた証明された。
 北朝鮮が明らかに日本国内の米軍施設を狙ったミサイル実験を成功させ、
 安倍政権は探知すら出来ないという無様な醜態を晒したのだ」

「安倍政権の無駄な政治ゴッコで、日本の安全保障環境は悪化している。
 リアルポリティークを理解していないのだから、自業自得だ」

「今回の北朝鮮のミサイル実験の狙いは明白だ。
 一つは日本国内の米軍施設を先制攻撃できるかどうか、
 (先制攻撃の能力が実証されれば対米交渉の強力なカードになる)
 一つは北朝鮮の重要な輸出品である兵器の性能を証明するためである」

「だから、無力な安倍政権が何と言おうがミサイル実験は止められない。
 「輸出産業」だから実際に日本の漁船や建物に命中させる可能性は極めて低いが、
 安倍政権がその必要性を声高に叫んだ集団的自衛権が効果ゼロであるのは明白だ」

「日本国民が安倍政権の魂胆を疑って、集団的自衛権では
 安全保障は強化されないと思っていたが、それは正しかったのである」

「当ウェブログが何度も指摘しているように、軍事リアリズムの観点から言えば
 空疎な集団的自衛権などより対ミサイル防衛の方が先である」

「安倍政権は、北朝鮮のミサイル実験への対処でも失敗するであろう。
 (常時破壊命令でお茶を濁そうとしている泥縄ぶりからも用意に予想できる)」

「「輸出産業」としてミサイル開発を進める北朝鮮よりも
 リアルリスクは遥かに多数かつ高度なミサイル配備を行っている人民解放軍である。
 我が国の戦略正面が東シナ海であるのを忘れてはならない」

「すぐにでも対北朝鮮でTHAAD配備の必要性があると中国に明確に伝えて揺さぶり、
 中南海から北に圧力をかけさせつつ、ミサイル防衛の強化を図る必要がある。
 標的になりかねない脆弱な原発の稼働もやめさせなければならない」

「御用メディアとまともなメディアの違いは、
 「今回のミサイルを撃墜できたかどうか」に言及しているか否かだ」

「PAC3が万能ではないのは既に知られている通りで、
 「日本のミサイル防衛能力が充分ではない」のが真の問題なのである」

「安価で効果的な兵器であるミサイルを、日本のような人口密集地で防ぐのは非常に難しい。
 安倍政権がまともな頭脳を持っていれば真剣にミサイル防衛を考え抜くであろうが、
 元々の認識も初動も間違っているのだから、残念ながら全く期待できない」

「時事通信の世論調査で、安倍政権が全く信用されていないことが明らかになった。
 安倍首相がいつもの軽々しい口調で安保法案の有効性を吹聴したのに対し、
 日本国民の過半数が「海外の戦争に巻き込まれる危険が高まった」と考えている」

「愚かで内向きな安倍政権よりも、有権者の方が賢い。
 安保法案で日本の安全保障が強化される、抑止力が高まるなどと馬鹿馬鹿しい言葉を
 平気で言い放つ者は、根本的に安全保障を理解していない」

「「抑止力」発言を国民に信用されていな上に、北朝鮮のSLBM実験で大慌て。
 最重要のミサイル防衛を怠り、安保法案で時間と税金を空費した安倍政権の罪は重い」

「支持率と株価の操作ばかりに血眼になって、
 いい加減な安全保障政策を打ち出すからこうなるのだ」

「ミサイル戦力で言えば中国人民軍のそれは、
 北朝鮮など比較にならないほど充実している「真のリスク」である。
 新型ヘリ空母すら東シナ海に近づけない程の数量に達している」

「その認識すら浅く、今は対北のミサイル防衛に大わらわ、
 実用化されてもいないレールガンの研究まで始める始末で、
 またしてもアメリカから高額な兵器をたっぷり買わされるであろう」

「日本がどのような目でアメリカに見られているか、
 米議会で忠犬ポチのような演説を行った二世政治家は全く理解していないのだ。
 矢張り軍事面でも、リアルポリティークの欠如が深刻な政権である」

「北は貧しく、人口密度が低い。更に人権など歯牙にもかけない独裁国家だから、
 ミサイル開発では日本側が圧倒的に不利なのは自明の理である」

「今すぐ米軍・自衛隊基地を中心にミサイル防衛網を強化しなければならないし、
 ミサイルの絶好の標的となる原発を全停止して核燃料を撤去しなければならない」

「しかも、安倍政権は数量質とも北よりも遥かに上回る対中国の
 ミサイル防衛を完全に手抜きしている。
 日本全土が中国のミサイルの射程に入っていることを忘れ、
 北のSLBMで大騒ぎしている安倍政権の狼狽は非常に深刻な事態と言える」

根本的に安全保障のリテラシーに欠ける安倍政権は、更なる無力を曝け出すであろう。

▽ 人民解放軍のミサイル戦力は北朝鮮よりも遥かに強力、安倍政権はこちらでも後手に回っている

『米軍と人民解放軍 米国防総省の対中戦略』(布施哲,講談社)


当ウェブログの指摘通り、「北のミサイルに対し安倍政権は何一つまともな対策ができない」のだ。

「安保関連法案で日本の安全保障が強化されるかのように
 嘘八百を撒き散らしてきた安倍政権の無力が曝け出された」

「北朝鮮のミサイルの脅威に対し、「敵基地攻撃能力」などと
 軍事リアリズムを全く理解していない馬鹿丸出しの案が出ている」

「空爆でミサイルに対抗するには、アメリカのように圧倒的な航空戦力と
 大量の兵器を輸送できる大型爆撃機が必要である」

「また、兵器は地下に隠すことができるので、
 最新鋭の誘導ミサイルをもってしても破壊することは困難だ。
 (ユーゴスラビアの内戦で証明されている)
 たとえ日米が北朝鮮国内に諜報網を持っていたとしても簡単に破壊できるものではない」

「かつてバビロン作戦で原子炉をピンポイントで破壊したイスラエルは、
 世界最強とも言われる諜報機関モサドが正確な情報を得て攻撃している」

「北のミサイルは動かせない原子炉一つよりも遥かに破壊が難しく、
 しかも日本には正確な情報も最新鋭攻撃機もない。
 イスラエルの足下にも及ばない程度の低い安倍政権が敵基地攻撃など成功できる訳がない。
 身の程を弁えて、「下手な考え」が時間の無駄だということを認識すべきである」

「日本は、ミサイル攻撃に脆弱な人口密集地が多数ある上に、
 日本海側に原発が並ぶという世界最悪水準の状況にある。
 軍事リアリズムを理解しているスウェーデンのような核シェルターもない」

「安倍政権も自民党も最優先で整備すべきミサイル防衛や
 原発稼働停止や核燃料の移動といった死活的に重要な施策を怠り、
 間抜けなことに安保関連法案で貴重な時間を空費してきた」

「つまり軍事史を全く知らないネトウヨみたいな連中と同類で、
 軍事リアリズムが全く分かっていないのである。
 本気で敵基地攻撃能力が必要と思うなら、5年以上前から研究して
 自衛隊による敵基地攻撃がいかに愚劣で無意味が理解している筈だ」

「安倍政権が「北のSLBMに備えは皆無」だと当ウェブログは批判したが、
 まさにその通り、話にもならない無様で情けない醜態を見せている」

「ミサイルの脅威が迫ってから「敵基地攻撃」を議論する馬鹿馬鹿しさで、
 このままでは北に脅された末に、アメリカの高価な防衛兵器を
 とんでもない高額で買わされることになろう」

「いずれアメリカにTHAADを勧められて西日本と東日本に配備せざるを得なくなるだろう。
 機先を制し九州へのTHAAD配備をちらつかせて中国に対北の圧力を迫れば良いものを、
 安倍政権と自民党は軍事リテラシーだけでなく外交力も果てしなく低い」

「アメリカでは使えない兵器とされつつあるレールガンを
 売りつけられるといった恥晒しな結末すらあり得る」

「北のミサイルですらこの惨状なのだから、
 人民解放軍のミサイル飽和攻撃を受けたらひとたまりもない」

口だけの安倍政権は、安全保障でも民主党政権と大差ない。

 ↓ 参考

安倍政権と自民の末期的症状、ミサイルの脅威を受けてから「敵基地攻撃」と騒ぐ - 軍事リテラシー皆無
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/12be64163224b338a4b45d650d60aba8‎

国民の55%が「安保法案で危険が高まった」- 勘違いの上に無力な安倍政権、北のSLBMに備えは皆無
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/9ae9be4e48827e3ec7adde99332d2c81

グアム島のアンダーセン空軍基地にも脅威、中国のDF26ミサイル - 安倍政権の安全保障政策は時代遅れ
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/9d5bcc4be238d87e2b9a37f05a932253‎

支持されない安倍政権の安全保障政策、自衛隊を信頼する真因は「中国の脅威」- 経済的劣位も重要
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/52b252f68c5939b0364eff4664767cf0

▽ 米軍は対テロの「非対称戦」で消耗しており、東アジアでは日本に負担を増やして欲しいというのが本音

『勝てないアメリカ――「対テロ戦争」の日常』(大治朋子,岩波書店)


北朝鮮「日本は意地悪い」 在日米軍基地以外も攻撃示唆(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASK5Z36H2K5ZUHBI007.html
”北朝鮮外務省は29日、日本の対北朝鮮政策を非難し、「今までは日本にある米国の侵略的軍事対象(米軍基地)だけがわが軍の照準に入っていたが、日本が米国に追従して敵対的に対応するなら、我々の標的は変わるしかない」とし、米軍基地以外への軍事攻撃を示唆する談話を発表した。
〔中略〕
 談話は、主要7カ国首脳会議(G7サミット)などでの日本の対応について「我々の自衛的措置に言い掛かりをつけて意地悪く振る舞っている」と主張。「米国と追従勢力が正しい選択をするまで高度に精密化、多種化された核兵器と核攻撃手段をさらに多く製造する」と改めて強調した。(ソウル=牧野愛博)”

「吠える犬は弱い」ので、北から先制攻撃は考えられないが、
(貧しい北にとって中露のコピー兵器でもミサイルは重要な輸出品である)
北のミサイル性能が向上すれば豊かで人口が密集する日本への脅威は加速度的に増大する。
無能な安倍政権が権力の座に居座っていれば尚更である。


「中国に無礼」と北朝鮮批判=弾道ミサイル発射で―トランプ氏(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017052901021&g=prk
”【ワシントン時事】トランプ米大統領は29日、ツイッターで「北朝鮮は弾道ミサイルをまた発射し、隣国の中国に対して大変無礼なことをしている」と述べ、北朝鮮を批判した。
 米国は北朝鮮に核・ミサイル計画を放棄させるため、中国に影響力を行使するよう求めており、トランプ氏は「中国は一生懸命やっている!」と強調。引き続き中国に努力を促す方針だ。”

このツイートを見ても、トランプは単なる暴言家ではない。
中国に恥をかかせて北に圧力をかけるよう促している。
そうした点が分かっているだけでも安倍政権より知能は上だ。


北ミサイル 露外務次官「露中は日韓の米MD参加許容せず」(産経新聞)
http://www.sankei.com/world/news/170529/wor1705290058-n1.html
”【モスクワ=黒川信雄】ロシアのモルグロフ外務次官は29日、「ロシアと中国は韓国、また将来的に日本が、米国の世界的なミサイル防衛(MD)システムに加わることは許容できない」と発言し、米軍による韓国への最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」配備や、日本による新たなMDシステム導入に向けた動きを強く牽制(けんせい)した。
〔中略〕
 北朝鮮による弾道ミサイル発射に関連した発言。露中は北朝鮮の核・ミサイル開発問題を理由に、米国が北東アジアにおいてMD網を拡充させる事態を強く警戒している。両国外相は26日、モスクワでの共同記者会見で、朝鮮半島周辺での米軍の軍事プレゼンス拡大の動きを批判していた。”

このように、中国もロシアも日本のMDシステム導入を嫌がっている。
MD導入をちらつかせて中国やロシアを動かし、
小国に過ぎない北を大人しくさせるのが当然であろう。
安倍政権はそうした外交能力すらないのだから、もはや論外である。
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「地位に恋々とした」統幕長にはご褒美、安倍政権の醜悪な二枚舌 - 中共と同類であると自ら証明した

2017-05-29 | いとすぎから見るこの社会-全般
矢張り、安倍政権は中共の同類だと自ら証明した。
菅官房長官が「地位に恋々としていた」と前川元文科次官を批判したのに、
(批判したと言うより、北朝鮮の国営放送のように罵倒したのである)
同じく地位に恋々として首相におべっかを使い、定年延長された幕僚長には何も言わない。

この醜悪な二枚舌の理由は明白である。
安倍政権の意向に従順な「忠犬ポチ」にはご褒美、
安倍政権に不都合な存在には罵詈雑言を浴びせる、
ただそれだけの器の小さい、利己的な権力主体なのだ。

自分に忠実な相手にはご褒美を与え、
敵対的な相手や異論には品のない罵声を浴びせるのは、
近年すっかり思い上がった中共の得意とするところである。

中共を内弁慶にしたような安倍政権の本性は、
「権力に恋々とする」劣化した「自称」保守である。
日本のためでなく、権力を握るための「保守」だ。

だから奇怪な事件や不祥事が続発しているにも関わらず、
一国の首相がニヤケ顔で公然と開き直るである。
(国会での薄ら笑いに、政治家としての本性が露呈されているのだ)

国益など無視して近傍に忠実なイエスマンばかり揃え、
ただひたすら権力を死守する亡者であることが、
これ迄の行動から明瞭に見て取れる。

▽ いかに言論で飾っても、自称保守の独善性とイデオロギーへの隷属は隠せない

『日本会議 戦前回帰への情念』(山崎雅弘,集英社)


当ウェブログの予言通りの展開で、まさに末期的と言えよう。

「各媒体の世論調査が興味深い傾向を示している。
 集団的自衛権をはじめとする安倍内閣の安全保障政策への支持率は低く
 概ね半数を割り込んでいるが、自衛隊に対する世論は対照的だ」

「自衛隊への信頼度は安倍内閣支持率より高く、印象も良い。「自衛隊を強化すべき」も過去最高だ。
 つまり安倍内閣の安全保障政策より自衛隊への支持率の方が歴然と高いのである」

「人よりコンクリートにカネを使い、土建バラ撒きで寧ろ復興を妨害している安倍内閣より
 震災や災害で泥をかぶり必死で生存者やご遺体を探す自衛隊の方が
 国民に支持されているのは極めて当然である」

「ただ、そうした「支持率格差」が生じるのは他に重大な理由がある。
 戦後の日本が、歴史上初めて安全保障上の脅威を実感しているからだ。
 それは言う迄もなく、中国の軍事力強化と膨張主義である」

「そうした現実を理解できず、世論を読めていない保守と安倍政権支持派は
 安倍内閣への支持率の主因が「他に人がいない」「民主よりはまし」である事実も見えておらず、
 現下の日本の安全保障問題についても誤った認識を持っている」

「現代における安全保障は国力すなわち経済力に裏付けられたものであり、
 自衛隊が最前線で何とか優位を保っていられるのも過去の経済成長の「遺産」である。
 無意味な異次元緩和でゼロ成長、若者は急減して財政悪化は依然として変わらない日本が、
 減速しつつあるとはいえ5~6%成長で10倍の人口を擁する中国に対し、
 互角以上に相対していくことには重大な困難がある」

「しかも脆弱極まりない原発銀座を抱え、狭い国土に人口が密集している日本が、
 ミサイル戦になったら致命的に弱いという事実も益々明らかになってきている」

「日本の保守はイデオロギーに浸潤されて根本的に戦前の歴史への理解が乏しい。
 偉大な明治の先人が立脚していたリアリズムを捨ててしまい、
 狂信的なナショナリズムに従った結果があの焼け野原であることを分かっていない」

「メディアからの異論反論にいちいち感情的に言い返すのは
 いかに論理的に弱く知的に劣っているかの証左である」

「帝国議会で「黙れ!」とどなった佐藤賢了や、
 東條の悪評高い取り巻きである三奸四愚のように
 論敵を論破できず、権力と暴力で沈黙させようと図るメンタリティが現代に生きている」

「自民党議員の中には、昭和の悪しき言論弾圧の歴史に無知な輩が確実にいる。
 そのような連中が教育を論じるなどとんでもない傲慢不遜である。
 (日本史を学んだ高校生にすら劣っている訳だから)」

「中共がメディアを操って日本企業を「懲らしめ」ているのは公然の事実であり、
 中共と完全に同じ体質の議員が自民党の中に棲息していることになる」

「「保守」政治家の最大の特徴は、口先では公益や愛国を掲げながら
 実際には権力や自己利益(自分の支持基盤の利益を含む)への固執が強いことだ」

「だから、戦後日本の「政治とカネ」の問題はほぼ全て自民党に絡んでいるし、
 財界や原子力利権勢力からカネを貰って利益誘導を行っている常習犯も自民党である」

「今回の、馬鹿みたいにカネのかかる新国立競技場の問題も、
 問題の源を辿っていくと森・石原という自民党政治家・保守政治家に行き着く」

「自民党の長尾議員は「反社会的な行動をする人がいる」と放言したが、
 そうした言葉は自党の長老である森喜朗やOBの石原慎太郎に向けるべきであろう。
 それが出来ないと言うなら、二枚舌であることを自ら証明したことになる」

「更に言えば、新国立競技場に限らず現下の日本で建設コストが急騰しているのは
 建設業界と癒着した自民党の「国土強靭化」が元凶である。
 政権そのものが国民の税金と借金(国債)にたかる獅子身中の虫と言うべきであろう。
 そうした本性が発覚して「駆逐」されるのは時間の問題である」

「日本で最も体質が中共に近いのは、間違いなく自民党である。
 利益誘導、株価操作、金権体質、情報操作、非妥協的な傲慢。
 まさに双子のように似ているではないか」

「安倍首相は情勢悪化を受けて参院選の目標を「下方修正」し、
 (程度の低いアベノミクスと全く同じ運命である)
 自民党の公約からは遂に金融政策が姿を消した」

「「大胆な金融緩和」「異次元緩和」「次元の違う金融政策」「デフレマインドの一掃」
 などと馬鹿丸出しの誇大広告を展開した上で、見事な大失敗に終わった訳だ」

「手詰まりに焦った悪あがきでしかないマイナス金利政策も悪評芬々で、
 賞賛するのは御用メディアと太鼓持ちエコノミストだけという惨状だ」

「おまけに民主党と中韓のおかげで首相の在任期間が伸び過ぎたため、
 安倍政権の害悪は今や取り返しのつかない程に深刻な域に達した。
 2010年代後半は、程度の低いアベノミクスで日本経済が病み衰えるフェーズになるだろう」

「政権がB層のマインドコントロールのためメディア統制にばかり必死になった末に、
 自己洗脳の毒が政権自身にまで回ってしまったものと見える」

「現代の軍事は経済力と不可分であるから、安倍政権はその経済政策の失敗により
 我が国の安全保障の基盤すら脅かしているのである」

「2015年は予想通り「保守自滅」の年となったが、
 2016年は安倍政権の「終わりの始まり」になるかもしれない」

「植松容疑者は犯行直前に「安倍首相を尊敬している」との趣旨の言葉を
 友人に対して語って驚かれていたそうだ。
 普段は政治に対して関心がないかのような人物が突然そのような話を始めたのである」

「これでは、非理性的で粗暴、かつ攻撃的な精神を、
 安倍政権が惹き寄せている可能性が高いと言わざるを得ない」

「現代の日本では、まるで戦前の日本のような
 「日本賞賛」の書物や言説が溢れていると指摘される。
 人間の精神迄もが戦前回帰しているとすれば大変なことだ」

「事実、戦前の歪んだ国家主義社会に親和性の高い日本会議の論客、
 小川榮太郎は以下のような言葉をわずか2年前に残している」

「「保守は安倍政権の支持率アップに向けて毎日策謀の限り、
 宣伝広報の限りを尽くさなければなりません」」

「つまり愚民大衆へのマインドコントロールを堂々と宣言している訳だ。
 今まさにファナティシズムの土壌が養成されている、ということなのだろうか」

「金権体質にファナティシズムが加わったら、
 非常に危険な社会になりかねない」

「戦前の歴史が証明しているように、
 経済低迷は極右の台頭と白色テロをもたらす。
 人口動態から見て可能性はかなり低いものの、警戒しなければならない」

「終戦の日に「深い反省」と述べられた陛下に対し、
 安倍首相は無礼なことにそれを完全無視した式辞を述べた。
 両者を比較すれば、数段違う「人品」の大差は明らかであった」

「陛下は幼少期に、同世代の国民が大勢戦争で亡くなったのを心から悲しまれている。
 かつての戦地においても、被災地においても、国民の悲しみに寄り添い、
 少しでもその痛みを共にしようとされてきたことは全日本国民の知るところである」

「そうした陛下の深甚たる思いを完全無視した首相の独善的な態度は、
 必ずや首相自身に報いとなって返ってくることは間違いない。
 政治家として不名誉極まりない、惨憺たる終わりを迎えることになろう」

「かつて、国際協調を重んじ、国益の面から対米戦争を避けようとされた昭和天皇に対し、
 嘘をつき欺いて自らの野心や思惑のために利用しようとした松岡・大鳥・板垣、
 優柔不断で自己弁護ばかり繰り返し日本を誤った道へと陥れた近衛、
 彼らは因果応報とは言え汚辱の中で生涯を終えることとなった」

「安倍首相も同じである。この日本を、国民を思う陛下の心に背いた者に未来はない」

「首相周辺の無礼者は、陛下に対して「国体の破壊者」ととんでもない陰口をたたいていると言う。
 彼らの日頃の言動から見て何ら不思議はないが、こうした連中こそ真の「反日」「反社」である」

「陛下は安倍政権になってから「深い反省」を使われるようになった。
 「平和の存続を切望する国民の意識」に言及されたのも懸念の裏返しであり、
 安倍政権に対する深い憂慮があることは明白である」

「安倍政権は何よりも権力第一で、有権者に本音が漏れて選挙で負けるのを何より恐れている。
 陛下のお言葉が直接国民に届いてしまったので今頃は地団駄を踏んでいるのだろう」

「あとの展開は予想がつく。有権者に醜い本音がバレないように
 委員会やら審議会やらで時間を引き延ばし、うやむやにしようとする筈だ」

「原理主義者達が、天皇陛下は「種」や「存在」だけで良い、
 つまり何も主張せず彼らにとって操りやすい「傀儡」になった方が良いと
 考えているのは明白だと言えよう」

「有権者は、安倍政権の意を受けた代弁者の醜い本音をよくよく見ておいた方が良い。
 昭和天皇にテロの危険すら感じさせた戦前・戦時下のファナティシズムは、
 こうしたイデオロギーに隷属した原理主義者たちが主導したものである」

「つまり、日本を滅亡の淵まで追いやった「亡霊」が、安倍政権とともに甦ったのだ。
 彼らは「愛国」を自称して天皇陛下に逆らい、自由な言論を攻撃して
 メディアを統制化に置き、悪しき道へと戦前の日本を導いたのである」

「日本の歴史をよく知る者なら、今回の生前退位の件が
 戦前に問題になった「天皇機関説」とよく似ていることが分かるだろう」

「「不敬」と称して暴力と罵倒で他者を弾圧した原理主義者たちは、
 実際は昭和天皇のお考えに真っ向から背いていた連中だった」

「今回も全く同じである。原理主義者が陛下のお考えに背き、
 己のイデオロギーを貫こうと不遜な言動を繰り返している」

「しかし、幸いなことに世論はこうした原理主義者に同意していない。
 戦前は原理主義者に煽動された白色テロが横行する危険な社会だった。
 現代は、原理主義者のファナティシズムと危険性が察知されているので、
 世論調査では生前退位への賛成が圧倒的多数を占める」

「そもそも原理主義者の言う「伝統」など皇室の歴史に反する嘘っぱちでしかない。
 日本の歴史を偽る嘘つきが有識者会議に複数棲息しているのは間違いなく、
 今上陛下を敬愛する日本国民は、こうした歪んだ有識者会議の欺瞞を暴き、
 選挙で安倍政権に厳しい審判を下さなければならない」

「日本経済が絶頂であった時代はヘイトスピーチなど存在しなかった。
 実際にあるかどうかすら分からない「在日特権」が狂ったように攻撃されることもなかった。
 中国や韓国に対する原理主義的な批判や敵意は欠片も存在しなかった。
 日本にはそれだけの余裕があったが、今はそのような余裕はなくなったのだ」

「二国関係が悪化したアジア人に対してだけでなく、
 沖縄に対しても、国内の弱者に対しても容赦なくなった。
 自らの抱える不満を誰かにぶつけたい不機嫌な大衆が多くいる」

「安倍政権が成立して以来、明らかにイデオロギストが増えた。
 この悪しき風潮を座視するのは亡国への道である」

「…日本の近現代史における事実が語っているのは、
 外国に敵意剥き出しの日本は身の程知らずで敗北に次ぐ敗北を重ね、
 外国から謙虚に学ぶ日本は飛躍的な進歩が可能になり強いということだ」

「最近になってやけにリベラル或いは左派が攻撃されるようになったが、
 日本が高度経済成長を実現し、勤勉さと技術力によって尊敬された時代は
 リベラル或いは左派が強かった、というのが史実である。
 (個人的には日本のそれはリベラルではなくバラ撒き派と思うが)」

「逆に、右派が強い時代は粗暴かつ独善的で、碌なことがない。
 典型的なのが昭和初期で、白色テロの嵐が吹き荒れただけでなく、
 野心の強い軍人達が出しゃばって日本を焼け野原にし、
 日本史に消すことのできない汚辱を残した時期であった」

「今になって明治を賞賛する言説が出てきつつあるが、
 史実を無視するイデオロギストがとんでもない嘘をつき、
 明治時代の日本の躍進が国際協調とナショナリズム抑制によって実現したことを語らない」

「明治は政府が国際協調なのに粗暴な民間のナショナリズムが強く、
 日比谷焼き討ち事件や海軍司令官自宅への投石事件が起きた時代だ」

「そうした史実の教訓を忘却したところに、昭和初期の増長と
 国力を弁えない覇権主義とが存在するのである」

「悪しきナショナリズムに感染したイデオロギストには論理は通じない。
 あれこれ理屈をつけ自らの敵意と憎しみを正当化し、
 法の網をかいくぐって日本社会を腐蝕させ続けるであろう」

「軍部の横暴と粗暴に脅かされながらも日本を平和へと導いた昭和天皇、
 戦争の惨禍を決して忘れない今上陛下こそ日本の宝であり、良心そのものだ。
 その心に背く叛逆的な自称保守が跳梁跋扈するのを、決して許してはならない」

「『日本会議の研究』の菅野氏が、非常に興味深い記事を書いている。
 数年前の稲田防衛大臣が、靖国神社で本音を漏らしたと思われる
 演説をしており、その内容が極めて無礼で尊大なのである」

「これだけで大臣としてはクビ間違いない程のレヴェルである。
 何しろ、現職の裁判官を「視野が狭窄」「とても左翼的な集団」
 「今の憲法が正しいと信じている憲法教という新興宗教」と侮辱しているのだから。
 これは「一部」とかそういう慎重な表現でもなく、完全に否定しているから始末が悪い」

「菅野氏は、稲田大臣の父があのチャンネル桜に関わっていたことも指摘しており、
 稲田大臣は「チャンネル桜の子」とでも言えるような存在な訳だ」

「予想通りだが、稲田大臣は野党に手柄を上げさせて辞任するか、
 安倍首相の手厚い庇護を受けてやっとのことで大臣の地位に齧り付くかしかなくなっている。
 口だけで勇ましいことを言って一部支持層にウケてもこのような結末しかない訳だ」

「国会では今、自業自得であろうが野党から締め上げを食らっており
 安倍首相が助けてやらないと炎上寸前という醜態である。
 こんな大臣の元で海外において命を失いかねない自衛官の方々はどのような思いであろうか。
 (そもそも政治的野心のために、自衛官を国民が賛成しない海外に送るような首相も大問題であるが)」

「そもそもこの南スーダン問題は、愚かな安倍首相の政治的野心から始まった。
 現実を無視して「国際貢献のため自衛隊を海外に送った首相」として
 歴史に残りたい、自民党の所謂「普通の国」願望を叶えたいとの
 あさはかな思いから発した愚行の一端でしかないのである」

「稲田大臣の支持層こそ、日本社会に相応しくないこうした
 排外主義的・攻撃的・狭量な資質を備えた警戒すべきものである。
 国益のためにも公益のためにも、注意深く監視する必要がある」

「個人的には、塚本幼稚園を御用メディアがやたら賞揚していた時から
 怪しい匂いを感じていたが、最近になって見事に炎上し始めた。
 (異様に規律化された身体運動といかにも虚飾重視のアピールが中国や北朝鮮と酷似)」

「産経報道によれば安倍首相はトランプと「メディアに勝った」と意気投合したらしいが、
 その直後から朝日報道を発端に森友問題で散々な目に遭うことになり、
 どもったり声を荒げたり、国会で醜態を晒したのは自業自得と言うべきであろう」

「小学校用地の問題も突っ込みどころ満載で今後も「延焼」必至だが、
 理事長夫妻の言動も非常にユニークなものであり
 翁長沖縄県知事を「中共の手先か」とネットで中傷していたらしい。
 これだけでも人間性が実によく理解できようというものだ」

「日本の自称保守は中韓の原理主義勢力と同類であり、
 共存共栄の関係にあると当ウェブログは指摘してきたが、
 森友学園が自らそれを証明しつつあるのかもしれない」

「自称保守はカネと権力が大好きだ。
 保守系政権が長く続くと脇が甘くなって「自滅」するようになる」

「2015年は予想通り「保守自滅」の年になった訳だが、
 2017年は「保守轟沈」の年となりつつあるようだ」

「これから数年は中国と韓国が人口動態の老化により経済低迷に陥る時期だ。
 中韓が内政混乱と経済対策に必死にならざるを得ないから、
 日本国内の自称保守も「燃料」が不足して大人しくなると予想される。
 日本社会にとっては良い傾向である」

「沖縄県知事が「中共に従いたいと心から思っている」「中共の手先かも」などと
 HPにとんでもないデマを書いていた森友学園理事長が
 矢張り因果応報と言うべきか、愈々追い詰められている」

「これから森友学園理事長に司法の手が迫るのは必至であるから、
 安倍政権は更に苦しい立場に追い込まれるであろう」

「理事長夫妻は安倍政権や自民党議員の「裏切り」に激怒しており、
 散々褒め称えておきながら情勢急転を見るや否や掌を返して
 「裏切った」産経新聞に対しても強い不快感を持っているからだ。
 (だからこそ会見で朝日と並んで産経を攻撃したのである)」

「まるで「スターリンのオルガン」のように安倍政権に向け三連砲を乱射する可能性が高い。
 今回の件での「裏切り」は多いが、最も悪質なのが安倍・稲田コンビだからだ」

「しかも、言わば「応援団」だった産経からも「裏切られた」形になったのだから、
 憎悪に近い域にまで憤っていると考えた方が自然であろう。
 何せあれだけ思い入れの強いファミリーであるから、何も反撃せずに済むとは考えられない」

「ただこれで、「愛国心」を標榜して政治的野心のために利用してきた
 自称保守や自称愛国者の本性が日本国民の目の前で明らかにされるので、結構なことである。
 言わばこれが、日本社会の自己浄化作用と言えるであろう」

「今回の森友学園問題で、教育勅語が注目されることにより
 またしたも墓穴を掘った自称保守の自滅が進んでいる」

「歴代の防衛大臣の中でも最低の評価になるとほぼ確定している稲田防衛相が、
 「日本は道義国家を目指すという教育勅語の精神」という「迷言」を発し、
 大臣ではなくもはや「元大臣」になる時期が近いことを衆目に示したのである」

「教育勅語のどこに「道義国家」などという文言があるのか、
 どうして現代にいちいち教育勅語を持ち出す必要があるのか、
 教育勅語が天皇とともに「政治利用」された悪しき戦前の歴史を本当に理解しているのか、
 理解不能な発言を行う大臣は、大学か高校に戻って日本史を学び直す必要があるだろう」

「稲田防衛相は、勅語が政治利用されていた戦前の歴史ばかりか、
 山県有朋が必死で藩閥政府の舵取りを行っていた明治時代の歴史すら理解していない、
 そのような結論になるであろう。(教育勅語と軍人勅諭の関係すら分かっていないのだから)」

「国会答弁で党勢低迷の民進党に対してすら「敗色濃厚」、
 以前の勇ましい言動とのみっともない不一致だけでなく
 南スーダン問題でも森友問題でも集中砲火を受けて轟沈寸前、
 次元の低い口だけの安倍政権がいずれ馬脚を現して崩壊するのは必至だから
 相次ぐ稲田大臣の失態は安倍政権崩壊が始まる契機として認定されることとなろう」

「森友学園問題について、日本社会が「自浄力」を発揮しつつある兆しであると
 当ウェブログは指摘したが、まさにその通りの展開で慶賀の至りだ。
 (良識ある有権者がもっと早く気付き、安倍政権の息の根を止めておけば良かったのだが)」

「心ある日本国民は、教育勅語を改竄して政治利用し、
 自らの野心を遂げようとするとんでもない連中を監視しなければならない」

「戦前回帰を求める独善的勢力の情報操作は、強く警戒すべき域に達していると言えよう。
 彼らは教育を統制して子供に歪んだドグマを注入しようとしているのだから」

「独善的な彼らが愛国を僭称し、粗暴で攻撃的な言動により「良心の沈黙」を狙い
 彼らの好む抑圧的社会体制に導こうと画策するのを断じて許してはならないのだ。
 彼らの求める戦前回帰は、かつてこの日本を滅亡の淵まで追い込んだのだから」

「森友問題で「他人のふり」をしている自称保守は、絶対に逃げられない。
 仲間を裏切って潔白をアピールしても、本質的に森友的要素を帯びているために
 日本国民の圧倒的多数を占める良識派に本性がバレてしまいつつあるからだ」

「教育勅語の歪んだ解釈や「改竄」に至る素地は、実は日本国内に確実に存在する。
 日本会議と深い関係を持つ組織がどう考え、何と言っているかを見れば明白である」
 何しろ、自分達は正しい日本の歴史や文化、伝統を理解していて、
 他人に「国家の基本を理解してもらおう」という思考なのだから!」

と当ウェブログは批判したが、そろそろ有権者が目覚めないと
安倍政権の権力中毒のため政府がおかしくなるばかりである。

▽ 安倍政権が異常なほどメディア統制と世論誘導に熱心なため、必然的にボロが出る

『安倍官邸とテレビ』(砂川浩慶,集英社)


碌でもない経済政策しか出させない安倍政権には元々存在価値などない。

「断言しても良いが、安倍政権への「忖度」は間違いなくある。
 「忖度」と言うよりも寧ろ、内閣人事局に睨まれた官僚上層部が
 我も我もと胡麻擂りに奔走したために起きた政治腐蝕である」

「官邸に気に入られれば出世、睨まれれば降格なのだから、
 官邸の意向を先回りして実現させておくのが使命、
 霞が関は公僕ならぬ「官邸の下僕」となっているのだ」

「これは森友問題に限らない。
 南スーダンの日報隠蔽問題も、まるで中共のような教科書検定もそうだ」

「当ウェブログは、メディア統制が大好きな安倍政権の本質は
 中露のような独裁国家に近いと指摘してきたが、
 本性を隠せない安倍政権が自らそれを証明したと言える」

「権力に不都合な情報は「隠蔽」する、
 教科書につべこべ干渉して子供を洗脳し自らに好都合な国民にしようとする、
 (集団的自衛権の件では安倍政権の言い分をそのまま掲載させる始末)
 中南海とよく似たやり口を展開するのはもはや「病気」とすら言える」

「但し、安倍政権にとっては不都合なことに日本は民主国家で情報統制に限界があるため、
 森友問題や教科書検定への「干渉」が国民にバレるのは避けられず、
 安倍政権やその取り巻きの独善的な本性が露見してしまう」

「そもそも文科省自身が「考え、議論する」こともせず
 ひたすら「官邸の意向に従う」ことに必死なのだから、
 日本の教科書や学校教育をロボット化したいということなのであろう。
 だからこそ、大学の定員割れや法科大学院の失敗といった惨状に陥るのだ」

「安倍政権下で日本の教科書は「韓国化」「中国化」している。
 安倍政権に都合の良い内容ばかり満載の、「国民を欺く」教科書である。
 こうした「教育統制」の強化こそ、安倍政権の「夢の実現」なのであろう」

「今、南スーダン日報隠蔽問題や森友問題が露見して見苦しい言い訳を繰り返すのは
 まさに安倍政権の自業自得であり因果応報でしかないと言える」

「愚かで傲慢不遜な安倍政権は下手な隠蔽や圧力を選択するであろうから、
 森友問題は間違いなく今後も尾を引き、「誘爆」を起こすであろう」

「だから安倍政権やそれに媚び諂う取り巻きにとってメディアは「敵」である。
 (政権に媚び諂い、好都合な報道ばかり垂れ流す御用メディアは「下僕」である)
 逆に言えば、メディアが情報統制に抗して健全な報道ができるかどうかが
 日本社会の命運を左右すると言うべきであろう」

当ウェブログの予言通り森友問題は「誘爆」した。
政府の質を劣化させ、国益を毀損している安倍政権は一刻も早く消滅すべきだ。

 ↓ 参考

官邸へのゴマスリ競争が森友問題を生み、日報隠蔽や言論統制に繋がった - 諸悪の根源は内閣人事局の強権
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/4d8d97787381541070917fb16d812f23

今上陛下の言葉を平然と無視した安倍首相、「反省」すらできない政治家に未来なし - 醜い本音を隠す怯懦
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/d3c72bf85dc1b6380809ae4bd5772871

2015年は「保守自滅」、渡辺喜美・百田尚樹・曽野綾子みな炎上 - 中韓が静かになると失速しかない
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/939ea08753fef63361ba7185d73a1aec

フランスの英雄は国歌を歌わず、ドイツの教員は国歌1番を歌うとクビ - 日本の保守論者が語らない現実
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/df28d76a69d85e4c61fe550c985c0b39

▽ 自称愛国の原理主義者には、言論の自由を憎み異論を攻撃してきた「実績」がある

『太平洋戦争と新聞』(前坂俊之,講談社)


前川前事務次官:菅氏「地位に恋々としがみついていた」(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20170526/k00/00m/010/097000c.html
菅義偉官房長官は25日の記者会見で、加計学園問題に絡んで「総理の意向」と記した文書を「本物」と認めた前川喜平前文部科学事務次官を強く非難した。文科省の天下り問題の責任を取り今年1月に辞任した前川氏について、菅氏は「地位に恋々としがみついていた」と指摘した。菅氏が特定の個人を強く非難するのは極めて異例だ。
 菅氏は前川氏の行動について、「自身が責任者の時に、そういう事実があったら堂々と言うべきではなかったか」と批判した。さらに「天下りの調査に対し問題を隠蔽(いんぺい)した文科省の事務方の責任者で、本人も再就職のあっせんに直接関与していた」と指摘した上で、「当初は責任者として自ら辞める意向を全く示さず、その後に世論からの極めて厳しい批判などにさらされて、最終的に辞任された方だ」と語った。前川氏個人を非難することで、証言の信頼性に疑問を投げかける狙いもあるとみられる。
 菅氏は文書については「文科省が行った調査で存在が確認できなかった」と従来の説明を繰り返した。獣医学部新設計画への安倍晋三首相の関与も「指示は一切なかった」と改めて否定した。【田中裕之】”

安倍政権に滅亡の前兆が現れたと言えよう。
たかが元事務次官、既に退職している一官僚をここまで罵倒するのは、
いかに安倍政権が焦っているか、読売にスキャンダルをリークする迄に慌てているか、
官房長官が直々に白状しているも同然である。

もし安倍政権側が正しいのであれば、前川氏の立場を思いやった余裕の態度でいた筈だ。
ここまで口汚い言葉を使うのは、追い詰められているか増長しているかのいずれかだ。


中国、韓国旅行を全面中止 旅行会社へ通達 THAAD配備の報復か(sankeibiz)
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/170303/mcb1703031941032-n1.htm
”■ロッテにはサイバー攻撃
 【ソウル=桜井紀雄】中国当局が国内旅行社に対し、韓国旅行商品の販売を全面的に中止するよう指示したと、韓国メディアが一斉に報じた。THAADの韓国配備に対する本格的な報復の一環とみられ、系列ゴルフ場を配備地に提供した韓国ロッテグループへの狙い撃ちも相次いでいる。
 複数の韓国メディアによると、中国国家観光局は2日、北京の旅行社に対し、団体、個人を問わず、15日から韓国への旅行商品の販売をやめるよう口頭で通達した。
〔中略〕
 昨年韓国を訪れた中国人旅行者は約800万人とされ、外国人旅行者の半数近くを占める。航空券の個人購入を除いて韓国渡航が制限されることになり、旅行者が400万人程度減るとも危惧されている。
 一方、ロッテがTHAAD配備先に関して国防省と契約した2月28日、同社の中国向けホームページがダウンした。今月2日にはロッテ免税店のサイトが一時利用できなくなった。中国からのサイバー攻撃とみられている。
 また、中国大手通販サイトのロッテのコーナーが突然閉鎖されたほか、ロッテの店舗や系列会社への中国当局の一斉点検も繰り返されている。
 中国の報復とみられる動きに対し、大統領権限を代行する黄教安(ファン・ギョアン)首相は3日、与党との会議で「必要な対策を講じる」と述べた。”

陰湿な手段で「報復」する点では、安倍政権と中共は酷似している。
独善性と増長、国民軽視の権力志向において共通しているからであろう。


河野統幕長の定年再延長=制服組トップで異例―防衛省(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017052501237&g=prk
”防衛省は25日、制服組トップの河野克俊統合幕僚長(62)の定年を、自衛隊法に基づき来年5月27日まで1年間、再延長することを決めた。
〔中略〕
 制服組トップの定年再延長は異例。安倍晋三首相や米海軍から信頼が厚く、北朝鮮対処や安全保障関連法の運用に向けた体制作りが必要なことなどから再延長されるとみられる。
 河野氏は憲法9条への自衛隊明記案をめぐり「一自衛官としてありがたい」と発言。自衛隊法は隊員の政治的行為を制限しており、野党から批判を浴びている。

このように、河野統幕長は前川氏よりも遥かに「地位に恋々として」いる。
首相発言に賛同するだけで定年が延長されるのだから、
幕僚長が所謂「ヒラメ」であればまさに「ありがたい」話である。


統幕長:定年再延長 野党、「ありがたい」発言批判(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20170526/k00/00m/010/094000c.html
”防衛省は25日、自衛隊トップの河野克俊統合幕僚長(62)の定年を来年5月27日まで1年間延長すると発表した。28日付。
〔中略〕
 同省によると統幕長の定年が2度延長されたのは初めて。安倍晋三首相の改憲提案を「ありがたい」と歓迎した河野氏の発言を野党が批判する中、異例の定年延長はさらに波紋を広げそうだ。
 稲田朋美防衛相は25日の参院外交防衛委員会で、河野氏の発言について「憲法という高度な政治問題を『統幕長の立場で申し上げるのは適当でない』と明確にしつつ、個人の感想を述べた。(憲法99条の)憲法順守義務との関係では問題ない」と擁護した。
 一方、共産党の井上哲士参院幹事長は同委で「自衛隊の服務宣誓も憲法順守を明記している。統幕長を罷免すべきだ」と批判。民進党の蓮舫代表も記者会見で「望ましい発言とは決して思わない。責任ある立場で、こうした発言は厳に慎むべきだ」と苦言を呈した。
 河野氏は25日の会見で「発言に全く政治的意図はない」と説明した。自衛隊法は自衛官の定年を最大で3年延長できると規定。河野氏は自衛隊内でも米軍と特に太いパイプを持つとされ、安倍政権内で評価が高い。【木下訓明、前谷宏】”

こちらも中共とそっくりだ。言っていることと実態とが全く違う。
南シナ海で中共が「平和」を連呼するのと同じで、
政治的意図がないなどと言い訳するのは白々しい。
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2017年5月第4週チャート

2017-05-28 | 注目投資対象・株価の推移
ロイターは米利上げが円高を招いたと伝えている。
2015年12月以来、アメリカが三度利上げしたが10円の円高になった。
よくあるパターンなので、太鼓持ち評論家に騙されないようにしたい。

さて先週は後半の米金利低下の打撃が大きく、
金曜日の米GDP好転の恩恵は驚くほど限定的だった。
今週は雇用統計の前に、金利低下を警戒しておこう。


ドル円は強い下方圧力を確認


ユーロは比較的ましな状況


ポンドは急激に崩落、世論調査で与党が野党の急追を受けている



暫くは6141と5384のロングに要注意だろう


6027は続伸、小型の旬は短いのでここから注意も必要では


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『週刊ダイヤモンド』5月27日号-人気取りのための「働き方改革」、安倍政権の真の狙いは改憲と思想教育

2017-05-26 | 『週刊ダイヤモンド』より
今週の『週刊ダイヤモンド』のメイン特集は凡庸だなあと思っていた。
しかし、後半を見て驚いた。これはいい特集だ!

エピローグに「安倍官邸の真意」という記事があり、
これだけ目を通せば「働き方改革」のいかがわしい正体が分かるのである。

この記事によれば、安倍政権の「働き方改革」は当初、
格差解消・生産性向上・賃上げが柱となる予定だった。

ところが電通の事件が起きたため「長時間労働の抑制」の議論ばかりが増え、
安倍政権は犠牲者を利用して働き方改革をアピールし、
中長期のビジョンは何一つ決まらないまま放置されたのである。

しかも許し難いことに安倍政権では「働き方改革」は「もう終わったテーマ」であり、
次の人気取りテーマは「教育」で、本音としては「思想教育」なのだがそれは隠し、
真の狙いである改憲を実現するという思惑なのだと言う。

安倍政権は日本経済を停滞に追い込む元凶で、口だけ改革ばかり。
見え透いた大根芝居が多いのでそんなところだろうと思っていたが、
矢張り歴史に残る屑政権と言えよう。
有権者が今のように居眠りばかりしていると、経済危機は不可避である。

『週刊ダイヤモンド』2017年 5/27号 (人事部vs労基署)


メイン特集は、民間委託に大反対している労基署の視野狭窄に斬り込んでいないが、
(労基署が人手を増やしたければ自らドイツ並みの税金を払うか、他省庁に頭を下げるのが筋だ)
最後のエピローグが非常に素晴らしいので高く評価できる。


ただ、サブの観光特集で「民泊で観光大国になれる」かのように偽っているのは大減点。
スイスやスペインのような観光先進国は民泊が生まれる前から観光先進国であり、
寧ろ民泊を厄介者扱いにしている程なのだ。いい加減なことを書くべきではない。

    ◇     ◇     ◇     ◇

『週刊東洋経済』の半導体特集も悪くなかった。
後半をよく読むと日本の半導体は負け続けてきたことが分かる。

「刻々と進む日本企業の地盤沈下、異次元緩和では絶対に誤摩化せない」と
当ウェブログが先週書いた通りの結末だ。

時代遅れの国家プロジェクトで世界の変化に付いていけず、
ファブレスにもファウンドリーにも対応できなかった。
まさに「負けるべくして負けた」というところだ。
図表を見ると、2000年代にじりじりとシェアを減らして2010年以降に急激な落ち込み、
安倍政権下でも勿論のこと衰退に拍車をかけている状況である。

『週刊東洋経済』2017年5/27号 (半導体の覇者 熱狂する世界、沈む日本)


他には、露光装置でニコン、キヤノンが苦境に陥っているのが気になる。
日本企業の経営力は、アベノミクスなどという茶番に関わりなく低下している。

    ◇     ◇     ◇     ◇

『週刊エコノミスト』の長期投資特集は今一つだろう。
今迄の投資特集と比較すると眼目に欠けるような。。

……あとタイミング的には何となく嫌な予感がする。

『週刊エコノミスト』2017年05月30日号


ケネス・ロゴフへのインタビューよりも、
熊野英生氏の「増える現金」の方が評価できる。

タンス預金が増え続けているのは周知の通りだが、
安倍政権下でタンス預金の増加に拍車がかかっている。
(経済政策が根本的に間違っているのだから当然だ)


熊野氏は高齢単身女性に焦点を当てており、
調査で嘘を付いているのではないかと推測している。

ある調査では日本の高齢女性は家族よりもお金を当てにすることが判明しているので、
予想通りと言えば予想通りというところだ。この点においても、
富裕高齢層への余計な公費投入をやめない安倍政権のバラ撒き失政が確認できよう。
(本当に困窮している層だけに限定しないから壮大なバラ撒きになるのだ)

    ◇     ◇     ◇     ◇

次週はダイヤモンドの鋭い取材に期待、先週の東洋経済と比較したい東芝特集。

▽ サブ特集「総務省vs自治体 ふるさと納税 仁義なき戦い」も面白そうだ

『週刊ダイヤモンド』2017年 6/3号 (三流の東芝 一流の半導体)


▽ ダイヤモンドより出遅れ気味の東洋経済データ特集、リポート「コールセンターの流転」の方が良いかも

『週刊東洋経済』2017年6/3号 (今すぐ始めるデータ分析)


▽ エコノミストは、日本ではいまいち不発?のフィンテック特集

『週刊エコノミスト』2017年06月06日号

またしても「年金は破綻しない」という詭弁が出るようだが、「給付切り下げれば破綻しない」に決まっている。
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