大方の予想通りであろう。安倍政権はできもしない癖に大口叩いた
「待機児童ゼロ」を先送りした。次元の低い政権だから必然の末路だ。
民間企業のトップだったら即刻「クビ」である。
今、有権者が居眠りしていて政治への関心が著しく低下しているので
安倍政権は権力座に居座っていられるが、これは世界経済回復の恩恵に過ぎない。
安倍政権が有能で効果的な経済政策を行っていないことは所得や消費指標で明白だ。
おまけに待機児童対策は完全に「口だけ」、予算を投じても事態は寧ろ悪化している。
安倍政権はこれで完全に「無能」「嘘つき」と定義されることになろう。
族議員を擁している自民党に真の意味での「改革」などできる訳がないのだ。
待機児童問題の根源には原子力利権とよく似た「保育利権」がある。
公費補助を占有し、利権勢力へのカネの流れを維持しようとする強い動機と
利権で生活している勢力がある限り、この歪んだ構造は続くのである。
利権勢力が自民党と選挙・献金で深く結び付いているのだから、
待機児童問題が改善することなど最初からあり得ないのだ。
安倍政権は、こうした利権癒着において待機児童問題を悪化させ、
予算の非効率性を益々高めているが、「罪」はそれだけに留まらない。
安倍政権は少子化対策においても無能なので、
保育所に拘ることによって女性就労を抑制させ経済停滞をも招いている。
配偶者控除を全廃し、全額を現物給付に転換して
保育ママやシッター利用も給付に含めれば待機児童は一気に減少する。
フランスや北欧といった高出生率国がそのような政策を取っているのだから、
レヴェルの低い安倍政権はそうした「先進国」を真似するだけで良いのだ。
ところが己の無能を自覚すらできず、できもしない待機児童ゼロを約束し、
予想通り先送りに追い込まれた。だから「無能で嘘つき」なのだ。
▽ 異常な水準の公費が投入された認可保育所、利用者は30%程度しか負担しない「国家のシロアリ」
安倍政権や自治体の口だけの対策で待機児童は解決する筈がない。
当ウェブログが警告した通りである。因果応報で当然の結末だ。
「全国知事会議が「少子化非常事態宣言」を採択したとのことで、
それはそれで遅きに失したものではあるものの評価できる」
「本当に「思い切った政策」が実行できるのかは甚だ疑問である。
これまでの地方自治体の「実績」から見て期待する方が間違っている」
「そもそも地方自治体は、他所の優れた施策から学ぶ謙虚さが全くない。
もし本気で出生率を引き上げたければ、長野県下條に倣う筈である。
即ち、人件費と公共事業を徹底的に合理化し、育児世帯への現物給付を強化するのである」
「既に素晴らしい結果を出している自治体の模倣すらできずに
「思い切った政策」など実行できるとでも言うのか」
「日本の少子化の原因は「政策の失敗」と「シルバーデモクラシー」である。
それを直視しない限り、必ずコラテラル・ダメージの直撃を受けることになる」
「全国知事会では、少子化対策において劣等の自治体を厳しく批判することはできない。
有効な施策を自ら出せず、国に予算を要求する手段に堕してしまうであろう」
「日経新聞では「高齢者から若年世代への資産移転」という決定的な施策に言及されている。
退職金への税優遇を大幅に縮小すれば容易に予算が出てくるし、
地方税も若干引き上げて育児支援の現物給付に充当すれば確実に効果が出るが、
多くの横並びで凡庸、官公労からの圧力に弱い地方自治体には
そういった「思い切った政策」で率先垂範する能力が決定的に欠けている」
「全国知事会が人口減少対策に提案した内容を知って、
案の定ではあるが強烈な脱力感に襲われた。
幼児に何度も言い聞かせても全く理解していないのとよく似ている」
「この程度で「思い切った政策」と認識しているとすれば、
地方自治体の人口減少は因果応報と言わざるを得ない」
「事もあろうに「贈与税の非課税対象を教育資金や結婚資金に」だそうだ。
政策提案のセンスが悪いにも程がある。
これは事実上、公務や公益企業、医師といった一部の豊かな層だけ優遇する
卑劣な差別政策に他ならない。「貧乏人など知ったことか」という訳である」
「しかも、欧州国の事例から見れば現金給付よりも
現物給付の方が出生率向上の効果が大きい。
知事会が提案した非課税は実質的な現金給付であり、
少子化対策としては効果が低いのである。
(加えて、相続税非課税は資産家層にしか機能しないのではっきり言って最悪の政策である)」
「貧困率が高い根本原因は、日本の社会保障が大きく歪んでいて
現役世代・育児世帯に冷淡であるからだ。(金額を比較すれば一目瞭然)」
「どうも強烈に嫌な予感がする。
人口減少対策など所詮はいつも通りの口実に過ぎず、
少しでも多く予算の原資を獲得するための方便に利用される危険性が高まっている」
「日本が高齢層にバラ撒いている20兆円の10%だけでも育児支援に使えば、
日本の出生率はたちどころに上昇するであろう」
「我が国で「奇跡の村」と呼ばれ「出生率2.0」を実現した長野県下條は、
公務員人件費を削減して育児世帯の現物給付を手厚くしたために出生率が上昇したのである」
「大阪府池田市が、賞賛すべき施策を行っている。
公務員人件費を1億円削減して、その分を認可外保育所の設置と
保育士の人件費に回して育児支援を強化するようだ。
(公費を盛大に浪費する認可ではなく、認可外としたのが評価できる)」
「選挙目当てに育児世帯へカネをバラ撒いて誤摩化そうとしている安倍政権よりも、
現物給付に注力する池田市の方が遥かに賢明で、少子化対策として優れているのは間違いない」
「育児支援で最も大切なことは、口だけで済ます偽善ではなく、
実際に費用を負担し現物給付を充実させること。
子供相手につべこべ偉そうに説教するより遥かに効果がある」
「池田市の公務員人件費総額は50億円強のようだから、
その削減で1億円を工面するのは賞賛に値するものの、
総額の5%~10%(つまり約5~10億円)分の所得移転がないと
「奇跡の村」長野県下條の偉業には届かない可能性が高い」
「日本では家族政策が間違っているだけでなく
それを正そうとせず我が身しか考えない住民や国民が多いことも大問題である」
「杉並区の住民は、区の恥となる利己主義者を追放すべきだ。
周知の通り杉並区で公園を保育所にするかどうかで騒動になっているが、
一部の住民からとんでもない発言が出ている」
「50代の男性は保育所に入れたいなら出て行けばという趣旨の暴言を吐き、
高齢女性は保育所に対し「環境破壊」と形容している」
「ともに、杉並区の恥さらしであり、日本国民としても許し難い。
その50代男性は、他人の苦境への配慮が皆無なのだから自分こそ引っ越せば良い。
国外に出て行けば日本社会がより良いものになるだろう」
「この二人のとんでもない発言から、
日本の少子化問題の元凶が中高年層の利己主義であり、
そこから今日の絶望的な人口動態の劣化が生じたと
断定してもあながち間違いではあるまい」
「日本の子供の貧困率が国際的に見て異常に高いのも
こうした利己主義のせいであろう」
「マナーが悪いのはどう見ても説明会で住民エゴを曝け出し、
日本人としてあり得ない暴言を吐く利己的な一部住民の方である」
「大都市圏においては園庭に制約があろうと駅前・駅ナカ・駅近に保育所を設けるべきである。
杉並区も、駅前・駅ナカ・駅近での保育所計画を立てれば
これほど住民の反対で問題が紛糾することはなかった筈である」
「東京23区の区長が、待機児童問題の深刻化に困り果てているらしく、
何を血迷ったのか「1歳児までの育児休業を原則義務化」などと
ふざけた差別制度を提言してきたらしい」
「自治体の保育政策そのものが間違っているのを棚に上げ、
よくもとんでもない責任転嫁ができるものである」
「税金で産休育休を取得できる正規公務員の立場を当然視した、
思い上がった言い分に他ならない」
「そもそもお前の自治体で非正規公務員全員に育休を認めているのか。
民間の中小企業が育休を取得できるような環境下にあるかどうか分かっているのか。
その程度にも考えが及ばないで、まるで育休制度を整備していない
政府に責任があるかのような、典型的な責任転嫁の話法である」
「杉並区が保育所を増やそうとしているのは悪いことではないが、
高コストの認可が多過ぎるので結局は待機児童問題が深刻化するだろう」
「そもそも問題の元凶は、認可にばかり湯水のような補助金を投入する
差別的な保育政策を展開する自治体なのである」
「自治体の長が屢々、社会福祉法人と深い関係を持っていて、
自治体職員の天下りを受け入れて貰っているのは公然の事実である」
「今の自治体の在り方そのものが待機児童の元凶となっており、
認可保育所にばかり公費補助を集中させるために
ソビエト連邦のような「行列」ができるのである。
(認証保育所も似たようなバラ撒きで、高コストであることに変わりはない)」
「あの出生率の高い「育児支援先進国」のフランスですら
コストの高い保育所に通う子供は少数派である」
「まして日本は重税フランス程の潤沢な財源を持たないのだから、
都市部では保育ママや小規模保育所を重視しなければならないのは明白だ」
「地価や人件費の高い大都市部で充実した保育環境が欲しいなら、
相応のコストを負担しなければただの「利権」でしかない」
「自治体は、愚劣で非効率的な特定保育所の優遇をやめなければならない。
保育バウチャーで公平平等な育児支援に舵を切らなければ
潜在待機児童が次々と増えてきて問題が深刻化するだけだ」
「保育バウチャーを発行し、小規模にも保育ママにも平等に補助を行えば
たちどころに待機児童問題は解決する。何も難しい問題などない」
「首都圏で園庭付きの保育所に預けたければ、本来は適正なコストを払うべきである。
認可外保育所の月7〜10万という保育料こそ「真のコスト」であり、
アメリカも同水準の保育料なのだから、市場価格は日米とも同じである」
「ところが、日本では歪んだ「保育利権」が温存されているからおかしな現象が起きる。
認可保育所とその利用者にばかり巨額の補助金が集中しているのである。
親が認可保育所に入れたがるのは当たり前である」
「だから低年齢から子供を預けようとする動機は単純明瞭だ。
早く認可保育所に入れれば、異常に安い保育料で預けられる。
巨額の公費を貰っているも同然なのだから、皆が「シロアリ」になりたがる」
「待機児童をなくしたければ、希望者全員に平等に同額の補助を与えれば良い。
公平な保育バウチャーを発行し、公費補助を貰っている認可保育所の料金は引き上げるべきである。
高コストの保育所で需要を吸収できる訳がないのだから、
保育ママと小規模保育所で待機児童をなくさなければならない」
「特に保育ママなら初期投資も殆ど必要なく、すぐに待機児童はなくなる。
首都圏の女性の就業率は先進国と思えないほど低く、保育ママになれば自宅かその近くで働ける。
自治体の仕事は質の担保と監督、研修だけになるから一石二鳥、三鳥だ」
「補助金の出し方が根本的に間違っているのだから、
高いコストをかけて保育所を増やしてもあっと言う間に希望者が増える。
今の首都圏の自治体の待機児童対策は、ザルで水をすくっているようなお粗末なものだ」
「首都圏の自治体の長ばかりか、塩崎厚労相も欧州の家族政策を全く理解していない。
日本のような低負担でしかも非正規労働者の多い国で育休を増やすなど、馬鹿馬鹿しいにも程がある」
「また、育休期間が長いドイツは出生率が低い「劣等生」、成長率も日本よりましな程度だ。
根本的に次元の低過ぎる議論は本当に情けない限りで、
保育ママを活用する高出生率・高就業率のデンマークにでも研修に行かせる必要がある」
「待機児童問題は、100%間違いなく政府と自治体の責任である。
予算が足りないという問題はあるが、予算が限定されていてもできることはある」
「我が国では、潤沢な補助金を占有する認可保育所と
天下りと選挙によってそれらの事業者と結託する自治体、
そして安過ぎる料金にたかる利用者の「鉄のトライアングル」が利権化している」
「待機児童が全く改善しない真の理由は、
「認可保育所の事業者と利用者にだけたっぷり恩恵が及ぶ」からであり、
利用者全員に平等な額の現物給付を行なえば待機児童など発生しないのだ」
「アメリカでは保育所の料金は月10万円前後に及ぶのが普通であり、
これこそが保育の「真のコスト」なのである」
「しかし日本では調査によれば利用者の保育料は3万円以下が過半数で、
利用者が毎月5万円以上の税金を受け取っているのに等しい。
つまり、保育所利用者の過半数は負担額より補助額の恩恵の方が大きい。
認可保育所利用者ならば、毎年100万円前後のカネを貰っている筈だ」
「これはとんでもない話である。
高負担高福祉で知られるフランスですら、保育所利用者は全体の半数以下だ。
都市部では保育ママの利用の方が多いというのが実態である」
「日本の保育所利用者は、高コストの保育所を利用し多額の公費を受け取っている上に
フランスより大幅に軽い税負担であるのだからモラルハザード以外の何ものでもない。
「国家のシロアリ」そのものであるとしか言いようがない」
「こうした利権構造があるのだから、何としても認可に入れたがるのは当然であり、
これこそ認可保育所に「行列」ができる真因である」
「そして、大都市部で待機児童問題が深刻になる理由も明白だ。
保育所のコストが高いから施設整備が高額でしかも高齢化した近隣住民の反対が強く、
「保育利権」の価値が一層高まるからである」
「利用者エゴ・自治体エゴ・住民エゴの醜悪な鉄のトライアングルがある限り、
絶対に待機児童問題は解決しないのである」
「世田谷のように不動産価格も人件費も高い地域で保育所に依存する愚行をやめること、
先進国フランスに倣い機動的な保育ママを普及させること、なぜその程度も決断できないのか。
コスト意識が決定的に欠けているとしか言いようがない」
「おまけに育休取得率の高いドイツでなぜ出生率が日本以上に低いのか、
全く理解できていない厚労相が議論をミスリードする始末で、もはや末期的だ」
「待機児童を本気で解決したければ今の施設偏重補助を大転換し、
利用者に平等な現物給付を行い、保育ママの質の管理・評価に舵を切るべきである。
族議員と天下りを守ろうとする官庁も、区長達と同じく待機児童問題の「共犯」だ」
「待機児童問題で三鷹市を訴えた女性が現れたそうだ。
余程困窮しているのだろうかと思って最初は同情していたが、
同情に値するどころか要するに「安い認可保育所を使わせろ」という
限りなく住民エゴに近い、単に利己主義的な主張だった」
「この女性は大学院に通っていて、大学で教鞭も取っているそうだから
有権者の中では比較的リテラシーも高く、有権者としての責任も大きい層だ」
「それなのに、3人の子を認可保育園に預けられたのに、
第4子が選考に漏れて認可外にせざるを得なかったために訴えたのだそうだ」
「大都市圏の認可保育所がとんでもないコストセンターで、
利用者が著しく多額の公費を受けている現状も全く知らず、
ただ自分の財布だけ考えてゴネるのであれば有権者としても恥ずかしい」
「高等教育を受け、良識を持って行動すべき立場であるのに
自分の家計の利益ばかり考えて自治体職員に裁判の負担までかけているのだから、
とんでもない話である。三鷹市にはもっと困窮している育児世帯がたくさんある筈だ」
「当該女性はこれまで三人も認可保育所に預けたそうだから、
高額な公費を受け取っていた「タックスイーター」に他ならない」
「仮に三人の子をそれぞれ三年間認可保育所に入れたとしたら、
概算しても500万円以上の公費を「がぶ飲み」している訳である。
(この額は恐らく、当該期間に夫婦の支払った区民税の総額よりも多い筈だ)」
「納税者の立場で言えば、まさに「自治体のシロアリ」と指弾されるであろう。
もしこの女性がフランス並みに多額の納税をしているのなら話は別だが、
決してそうではない筈だ。ただのモラルハザードである」
「きっと意図的なものではなく、ただの無知であろうと信じている。
女性は裁判に訴えるのではなく、「保育バウチャーで平等に現物給付を」
「フランスのように保育ママ制度の充実を」と主張すべきだったのだ」
「今の利権構造を維持あるいは放置すること自体が待機児童を深刻化させる愚行であり、
他の有権者や困窮する世帯を完全無視して自らの利益ばかり求める
利己主義の発露になるという「不都合な真実」に気付かなければならない」
「「親の会」の代表も、自身がフランス並の重税を負担していないのだから、
本来は納税者の義務として受益と負担の不均衡を指摘すべきである。
不勉強な親を煽って保育利権を当然視させるような誤った情報操作を行ってはならない」
「また、現在の自治体の保育行政の歪みを放置する点で、
訴えた女性も「親の会」もともに重大な責任があることになる」
「賢明な有権者の予想通り、安倍政権の待機児童対策は大失敗となった。
頑張ってますアピールだけは得意で碌に成果の出ない、
極めて「労働生産性の低い」劣等政権であることを自ら立証した」
「安倍政権の失敗の原因は明白で、
保育利権と癒着して既得権層にカネを流す保育政策を
依然として続けているからだ」
「だからこそ2015年に自民党が有権者を裏切り、
既存事業者を優遇する保育所の「認可制」を維持して
票田である社福票を事実上「買収」したのである」
「更に、保育利権に配慮して保育ママやシッターの活用を怠り、
認可保育所にだけ湯水のような公費のカネを蕩尽している始末である。
このざまでは、待機児童が減る訳がないのである」
「またしても口だけで国民を欺く嘘つきの安倍政権は、
待機児童対策において無能をさらけ出したのである」
「しかも厚顔無恥なことに、安倍政権は待機児童の増加を
女性活躍が進んだ政策効果のように騙り、嘘の上塗りを繰り返している」
「安倍政権になってから3年間、実質賃金は低下し続けた。
育児世帯が貧困化したから就労しなければならなかったのは明白である」
「また、若年女性は高学歴化して男性との賃金差も減りつつある。
愚劣なアベノミクスのため男性労働者の実質所得は低迷を続けており、
安倍政権は二重の意味で待機児童を増やした「A級戦犯」に他ならない。
(その証拠に、待機児童数は安倍政権下で急増している)
こうした愚かで無能な政権の存在こそ、待機児童問題深刻化の真因である」
「認可保育所は「シロアリ」「タックスイーター」そのものであり、
0歳児で年500万円、1歳児で年240万円、2歳児で年180万円、3歳児以上でも年100万円以上、
たった1人でもそれだけの公費を使っているのである。待機児童が解決する訳がない」
「認可利用者にだけ湯水のように注がれる公費は希望者全員に均等な現物給付とし、
保育ママやシッターにも使えるようにすべきである。
(3人以上で利用してコストを下げるよう制度設計すれば良い)
配偶者控除は全廃して育児関連バウチャーに転換すべきである。
そうすればあっと言う間に待機児童は減ってゆく」
「朝日新聞の調査によれば、都市圏の自治体の6割以上が
「待機児童ゼロは達成できない」と見ていることが判明したのだ」
「また、日経報道によれば、待機児童問題が深刻な東京都内において
「予定通りに保育所を開設できない」事例が続発している」
「これはつまり愚かな安倍政権と自治体が無能を曝け出し、
保育利権にしがみついて国民を苦しめている図式である」
「キッズラインの経沢社長がいみじくも指摘したように、
都市部において施設保育で待機児童を解決しようとすること自体が間違っているのだ」
「認可保育所に希望者が殺到する理由は明白で、認可保育所そのものが「利権」だからだ。
利用者1人当たりで年間100万円を超えるような膨大な公費が湯水のように投入されている」
「これは高齢者三経費をも超えるとんでもないバラ撒きであり、
余りにも認可保育所の利権が大きいので、利己的な希望者が殺到するのである」
「だから一部の者だけが膨大な公費の恩恵を受けているのだ。
つまり認可利用者が「国家のシロアリ」になっており
他の育児世帯を排除してタックスイーターになる制度と社会構造がある」
「いかに民間企業が保育所を整備しても、
いかに大阪市が「やりすぎ予算」を組んでも、
「シロアリ」が増殖するだけで問題の解決にはならない」
「その利権を欲しがる希望者が次々と増えるだけであるから、
公平な現物給付を実現するために施設保育の特権を撃滅し、
保育ママやシッターも保育所と平等に扱わない限り待機児童はなくならない」
「繰り返すが、「欧州並の負担なくして欧州並みの保育政策はできない」。
公費をがぶ飲みする保育利権の存在自体が、待機児童を生み出す元凶である」
「合理的なフランスから学ぶ謙虚さが欠けた傲慢な施策は、
「認可希望者の急増、急速な財政悪化」という当然の帰結を招くしかない。
政策リテラシーが低いから因果応報で苦境に陥るのだ」
「認定こども園「わんずまざー」で恥知らずな不正が起きたが、
これは起こるべくして起きた事件である」
「現下の日本社会では欧州の「先進国」に学ばない
愚かで非効率的で失敗確実の保育政策が行われており、
一部の施設保育だけに膨大な公費が投入されている、
つまり一部の保育所だけに盛大にカネがバラ撒かれているからこうなるのだ」
「その証拠に、わんずまざーでは年に公費5000万円を受け取っても
子供たちへの保育ばかりか保育士の待遇も劣悪で、
裏口座を設けて蓄財していたと言う」
「事業者側は「遊具など施設整備のため」と称しているが信用できない。
認定園になっただけで多額の公費を貰っているにもかかわらず
保育も保育士待遇も酷い手抜きをしていたのだから、
他にも不正を隠している可能性が極めて高い」
「安全性に問題があるにも係わらず、保護者がこうした不正に手を貸す理由は明白だ。
一部の保育所にばかりカネが流れる「保育利権」があるためだ。
だからこそ利用者は「安く預けることができる」のであり、
わんずまざーが不正を行っても発覚まで時間がかかったのだ」
「つまりこれは、安倍政権と自治体が歪み切った「保育利権」を
いつまでも維持しているための必然の帰結でしかない」
「自分の利害しか考えず、とにかく安い認可保育所に預けさせろと叫ぶ、
利己的な有権者が政府や自治体に圧力をかけるのも、
「保育利権」を肥え太らせる原因となっているのだ」
「日本が保育利権を徹底的に壊滅させ、
保育補助は全員に均等額のバウチャー等の現物給付で行っていれば、
保育所が保育ママと質を競う緊張感を持って保育を行っていれば、
利用者が保育の質を見て判断できるようになり、
わんずまざーのような不正は最初から生じなかった筈なのだ」
「待機児童問題でも、安倍政権ばかりか大手メディアの自己欺瞞が酷い。
この件では政権批判で健闘している週刊誌も話にならない記事ばかりで、
まともな記事を出しているのは「まいじつ」という新興メディアだけだった」
「保育事業者の団体はまさに「利権圧力団体」であり、
選挙に介入し天下りを受け入れて利権を死守しているのは周知の事実である。
「保育の質を守れ」などと叫んで実際には自分達の補助金を守っている利己主義であり、
保育事業者が最近、数々の不祥事を起こしていることからも「利権」の本性が窺われる。
更なる問題は、そうした実態をメディアが報じないことだ」
「読売報道ではおよそ3割の希望者しか保育所を利用できず、
毎日報道では安倍政権の「待機児童ゼロ」が絶望的である実態が分かるが、
両媒体とも、待機児童が増加する根本的な原因が「保育利権」にあること、
つまり認可保育所にだけ異常な水準の公費が投入されているためだと書いていない」
「最悪なのはポストセブンで、待機児童問題に無知な評論家を引っ張り出して
小泉進次郎議員の「こども保険」の陰に厚労省や財務省の策動があり、
新たな利権を狙っているかのような無責任極まりない憶測を載せている」
「こども保険よりも、莫大な公費を占有して数々の不祥事の元凶となっている
「保育利権」の問題の方が遥かに大きいのは明白である」
「また、保育利権は厚労省や自治体の天下りとも密接な関係を持っており、
新たな利権などとつまらない憶測などに時間を空費する以前に
「利権」は今まさに存在し、そのために待機児童問題が深刻化しているのだ」
「安倍政権は本質的に利権癒着政権であるから何ら不思議ではないが、
メディアも評論家も「保育利権」に無知で有権者に真実を伝えていない。
原因は単なる勉強不足であるが、待機児童問題の深刻化に手を貸しているだから罪は重い」
安倍政権も自治体も己の無能と失政を潔く認め、フランスから謙虚に学ぶべきだ。
▽ フランスの出生率が急回復した最大の理由は保育ママであり、保育所整備は高コストの愚策
少子化対策先進国から謙虚に学ぶ姿勢が全くない安倍政権と自治体は、
保育利権を放置して待機児童を深刻化させてゆくしかない。
「横浜市の「待機児童2人」川崎市の「待機児童ゼロ」に対し
市民から非難囂々である。それも当然で、両市の数値は「捏造」に等しく、
「希望しても保育所に預けられない」という声が出ている」
「と言うのも、横浜も川崎も意図的に待機児童数を減らしたのではないかと
疑われるような数字になっており、所謂潜在待機児童は入っていないからだ」
「勿論、横浜市や川崎市にも同情すべき点はある。
どれだけ保育所の定員を増やしても希望者が増え続け、
一向に待機児童が減らないからである」
「少子化対策の「先進国」であるフランスの保育は、
都市部では保育所ではなく保育ママとベビーシッターが主流である。
施設保育が余りに高コストなので、人に予算を使っているのだ」
「横浜や川崎をはじめとする日本の自治体は、
こうした「先進国」の教訓を無視して施設保育に固執し、
愚かにも保育利権を死守して既存事業者の既得権を守っているのだから
待機児童が増えるのは自業自得である。「身から出た錆」に他ならない」
「問題はそれだけではない。
横浜市や川崎市を批判する利用希望者も「同じ穴の狢」でしかなく、
保育料の安い特定保育所に殺到して「保育利権」の分け前を分捕ろうとしている」
「特に認可保育所の利用者はとんでもないタックスイーターで、
年間に100万円以上の公費を蕩尽している「国家のシロアリ」である」
「こうした歪んだ保育利権を撃滅するのが納税者として当然の責務なのだが、
自分の利得だけ見て利権に殺到するから待機児童が深刻化するのだ」
「特定の個人にだけ100万円以上の公費が湯水のように流れるとんでもない構造を廃し、
希望者全員に均等額の現物給付が行なわれ、保育ママもシッターも、
施設と公平平等に保育の質を競う健全な環境をつくるべきである。
そうしない限り、絶対に待機児童問題は解決できない」
「安い認可保育所に固執する住民はコストを全く分かっていない。
自治体がどれだけ保育所に高額な予算を使っているか、突き付けてやった方が良い。
(そうでもしなければ理解できないのだから)」
「川崎市は、歪んだ保育行政を今すぐ改め、フランスのように認定保育ママに切り替えるべきだ。
それならばタワマンでも全く問題がなくなし、希望者が増えても吸収できる。
自治体と住民が生み出す愚かしい「合成の誤謬」を断ち切らなければならない」
有権者が安倍政権と自治体の無責任・誤謬を徹底的に批判しなければ永遠に変わらないのだ。
↓ 参考
横浜や川崎の「待機児童数」は捏造、特定保育所優遇が諸悪の元凶 - 保育料ばかり見る保護者にも責任
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/d4cad5b52422132ed8ff034b005408c7
待機児童の元凶である自治体首長、育休に責任転嫁する -「保育利権」がある限り問題は絶対に解決しない
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/1fd1f9a38f117a117510b880bdd26bff
大阪府池田市が公務員人件費を削減して育児支援に、口だけの元校長と大違い - バラ撒き安倍政権も反省せよ
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/0279c66935359d9c63c72876c45a6d97
「奇跡の村」下條の出生率回復は住宅等の現物給付が主因、行政改革でも卓越 - 低次元の安倍政権と大違い
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/08bd9d382dd2624bd567b845d473189
▽ 愚かな安倍政権は「奇跡の村」下條の大胆な行政改革に遠く及ばない、財源がないのは自業自得
首相、待機児童解消3年先送り表明 20年度に(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF31H0N_R30C17A5EA1000/
日経新聞は官邸と癒着している御用メディアと違い、
はっきりと「先送り」とヘッドラインに明記している。
全くもってその通りだ。
「希望者が予想以上に増えた」などと官邸に媚び諂っている御用メディアもあるが、
安倍政権の対策が非力な上に先見性が著しく劣っているのは明白なのだから、
権力に隷従する「犬」としてつまらない言い訳を垂れ流すのをやめるべきである。
「待機児童ゼロ」3年先送り 今年度末の達成は絶望的(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASK5P5FQLK5PUTFL003.html
朝日新聞はみっともない御用メディアに比べればまだしも「まとも」だが、
フランスをよく研究し、保育所整備の限界を早く理解すべきであろう。
フランスや北欧には配偶者控除などという全時代の遺物が存在しないことも明記が必要だし、
保育三団体が選挙運動に深々と足を踏み入れている実態も記事にしていない筈だ。
待機児童:新財源や保育士の確保あてなく 解消へ新プラン(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20170601/k00/00m/050/126000c.html
毎日新聞は保育士不足の実態を問題視している。
すぐにキッズライン・経沢社長に取材すべきであろう。
保育ママ・ベビーシッターならば遥かに労働環境が良く、機動的で病児保育にも対応し易い。
認可・認証保育所に異常な水準の公費を集中させる愚を明らかにし、
公平平等な現物給付こそが待機児童を減らす鍵である事実を早く報じるべきである。
バラ撒きリベラル派が、負担もなしに「質の確保」ができるかのように
幻想を振りまく善意を装う欺瞞の片棒をかついではならない。
「質の確保」を求めるならフランスや北欧並みの負担が必要と言わないのは偽善者である。
「待機児童ゼロ」を先送りした。次元の低い政権だから必然の末路だ。
民間企業のトップだったら即刻「クビ」である。
今、有権者が居眠りしていて政治への関心が著しく低下しているので
安倍政権は権力座に居座っていられるが、これは世界経済回復の恩恵に過ぎない。
安倍政権が有能で効果的な経済政策を行っていないことは所得や消費指標で明白だ。
おまけに待機児童対策は完全に「口だけ」、予算を投じても事態は寧ろ悪化している。
安倍政権はこれで完全に「無能」「嘘つき」と定義されることになろう。
族議員を擁している自民党に真の意味での「改革」などできる訳がないのだ。
待機児童問題の根源には原子力利権とよく似た「保育利権」がある。
公費補助を占有し、利権勢力へのカネの流れを維持しようとする強い動機と
利権で生活している勢力がある限り、この歪んだ構造は続くのである。
利権勢力が自民党と選挙・献金で深く結び付いているのだから、
待機児童問題が改善することなど最初からあり得ないのだ。
安倍政権は、こうした利権癒着において待機児童問題を悪化させ、
予算の非効率性を益々高めているが、「罪」はそれだけに留まらない。
安倍政権は少子化対策においても無能なので、
保育所に拘ることによって女性就労を抑制させ経済停滞をも招いている。
配偶者控除を全廃し、全額を現物給付に転換して
保育ママやシッター利用も給付に含めれば待機児童は一気に減少する。
フランスや北欧といった高出生率国がそのような政策を取っているのだから、
レヴェルの低い安倍政権はそうした「先進国」を真似するだけで良いのだ。
ところが己の無能を自覚すらできず、できもしない待機児童ゼロを約束し、
予想通り先送りに追い込まれた。だから「無能で嘘つき」なのだ。
▽ 異常な水準の公費が投入された認可保育所、利用者は30%程度しか負担しない「国家のシロアリ」
『社会保障亡国論』(鈴木亘,講談社) | |
安倍政権や自治体の口だけの対策で待機児童は解決する筈がない。
当ウェブログが警告した通りである。因果応報で当然の結末だ。
「全国知事会議が「少子化非常事態宣言」を採択したとのことで、
それはそれで遅きに失したものではあるものの評価できる」
「本当に「思い切った政策」が実行できるのかは甚だ疑問である。
これまでの地方自治体の「実績」から見て期待する方が間違っている」
「そもそも地方自治体は、他所の優れた施策から学ぶ謙虚さが全くない。
もし本気で出生率を引き上げたければ、長野県下條に倣う筈である。
即ち、人件費と公共事業を徹底的に合理化し、育児世帯への現物給付を強化するのである」
「既に素晴らしい結果を出している自治体の模倣すらできずに
「思い切った政策」など実行できるとでも言うのか」
「日本の少子化の原因は「政策の失敗」と「シルバーデモクラシー」である。
それを直視しない限り、必ずコラテラル・ダメージの直撃を受けることになる」
「全国知事会では、少子化対策において劣等の自治体を厳しく批判することはできない。
有効な施策を自ら出せず、国に予算を要求する手段に堕してしまうであろう」
「日経新聞では「高齢者から若年世代への資産移転」という決定的な施策に言及されている。
退職金への税優遇を大幅に縮小すれば容易に予算が出てくるし、
地方税も若干引き上げて育児支援の現物給付に充当すれば確実に効果が出るが、
多くの横並びで凡庸、官公労からの圧力に弱い地方自治体には
そういった「思い切った政策」で率先垂範する能力が決定的に欠けている」
「全国知事会が人口減少対策に提案した内容を知って、
案の定ではあるが強烈な脱力感に襲われた。
幼児に何度も言い聞かせても全く理解していないのとよく似ている」
「この程度で「思い切った政策」と認識しているとすれば、
地方自治体の人口減少は因果応報と言わざるを得ない」
「事もあろうに「贈与税の非課税対象を教育資金や結婚資金に」だそうだ。
政策提案のセンスが悪いにも程がある。
これは事実上、公務や公益企業、医師といった一部の豊かな層だけ優遇する
卑劣な差別政策に他ならない。「貧乏人など知ったことか」という訳である」
「しかも、欧州国の事例から見れば現金給付よりも
現物給付の方が出生率向上の効果が大きい。
知事会が提案した非課税は実質的な現金給付であり、
少子化対策としては効果が低いのである。
(加えて、相続税非課税は資産家層にしか機能しないのではっきり言って最悪の政策である)」
「貧困率が高い根本原因は、日本の社会保障が大きく歪んでいて
現役世代・育児世帯に冷淡であるからだ。(金額を比較すれば一目瞭然)」
「どうも強烈に嫌な予感がする。
人口減少対策など所詮はいつも通りの口実に過ぎず、
少しでも多く予算の原資を獲得するための方便に利用される危険性が高まっている」
「日本が高齢層にバラ撒いている20兆円の10%だけでも育児支援に使えば、
日本の出生率はたちどころに上昇するであろう」
「我が国で「奇跡の村」と呼ばれ「出生率2.0」を実現した長野県下條は、
公務員人件費を削減して育児世帯の現物給付を手厚くしたために出生率が上昇したのである」
「大阪府池田市が、賞賛すべき施策を行っている。
公務員人件費を1億円削減して、その分を認可外保育所の設置と
保育士の人件費に回して育児支援を強化するようだ。
(公費を盛大に浪費する認可ではなく、認可外としたのが評価できる)」
「選挙目当てに育児世帯へカネをバラ撒いて誤摩化そうとしている安倍政権よりも、
現物給付に注力する池田市の方が遥かに賢明で、少子化対策として優れているのは間違いない」
「育児支援で最も大切なことは、口だけで済ます偽善ではなく、
実際に費用を負担し現物給付を充実させること。
子供相手につべこべ偉そうに説教するより遥かに効果がある」
「池田市の公務員人件費総額は50億円強のようだから、
その削減で1億円を工面するのは賞賛に値するものの、
総額の5%~10%(つまり約5~10億円)分の所得移転がないと
「奇跡の村」長野県下條の偉業には届かない可能性が高い」
「日本では家族政策が間違っているだけでなく
それを正そうとせず我が身しか考えない住民や国民が多いことも大問題である」
「杉並区の住民は、区の恥となる利己主義者を追放すべきだ。
周知の通り杉並区で公園を保育所にするかどうかで騒動になっているが、
一部の住民からとんでもない発言が出ている」
「50代の男性は保育所に入れたいなら出て行けばという趣旨の暴言を吐き、
高齢女性は保育所に対し「環境破壊」と形容している」
「ともに、杉並区の恥さらしであり、日本国民としても許し難い。
その50代男性は、他人の苦境への配慮が皆無なのだから自分こそ引っ越せば良い。
国外に出て行けば日本社会がより良いものになるだろう」
「この二人のとんでもない発言から、
日本の少子化問題の元凶が中高年層の利己主義であり、
そこから今日の絶望的な人口動態の劣化が生じたと
断定してもあながち間違いではあるまい」
「日本の子供の貧困率が国際的に見て異常に高いのも
こうした利己主義のせいであろう」
「マナーが悪いのはどう見ても説明会で住民エゴを曝け出し、
日本人としてあり得ない暴言を吐く利己的な一部住民の方である」
「大都市圏においては園庭に制約があろうと駅前・駅ナカ・駅近に保育所を設けるべきである。
杉並区も、駅前・駅ナカ・駅近での保育所計画を立てれば
これほど住民の反対で問題が紛糾することはなかった筈である」
「東京23区の区長が、待機児童問題の深刻化に困り果てているらしく、
何を血迷ったのか「1歳児までの育児休業を原則義務化」などと
ふざけた差別制度を提言してきたらしい」
「自治体の保育政策そのものが間違っているのを棚に上げ、
よくもとんでもない責任転嫁ができるものである」
「税金で産休育休を取得できる正規公務員の立場を当然視した、
思い上がった言い分に他ならない」
「そもそもお前の自治体で非正規公務員全員に育休を認めているのか。
民間の中小企業が育休を取得できるような環境下にあるかどうか分かっているのか。
その程度にも考えが及ばないで、まるで育休制度を整備していない
政府に責任があるかのような、典型的な責任転嫁の話法である」
「杉並区が保育所を増やそうとしているのは悪いことではないが、
高コストの認可が多過ぎるので結局は待機児童問題が深刻化するだろう」
「そもそも問題の元凶は、認可にばかり湯水のような補助金を投入する
差別的な保育政策を展開する自治体なのである」
「自治体の長が屢々、社会福祉法人と深い関係を持っていて、
自治体職員の天下りを受け入れて貰っているのは公然の事実である」
「今の自治体の在り方そのものが待機児童の元凶となっており、
認可保育所にばかり公費補助を集中させるために
ソビエト連邦のような「行列」ができるのである。
(認証保育所も似たようなバラ撒きで、高コストであることに変わりはない)」
「あの出生率の高い「育児支援先進国」のフランスですら
コストの高い保育所に通う子供は少数派である」
「まして日本は重税フランス程の潤沢な財源を持たないのだから、
都市部では保育ママや小規模保育所を重視しなければならないのは明白だ」
「地価や人件費の高い大都市部で充実した保育環境が欲しいなら、
相応のコストを負担しなければただの「利権」でしかない」
「自治体は、愚劣で非効率的な特定保育所の優遇をやめなければならない。
保育バウチャーで公平平等な育児支援に舵を切らなければ
潜在待機児童が次々と増えてきて問題が深刻化するだけだ」
「保育バウチャーを発行し、小規模にも保育ママにも平等に補助を行えば
たちどころに待機児童問題は解決する。何も難しい問題などない」
「首都圏で園庭付きの保育所に預けたければ、本来は適正なコストを払うべきである。
認可外保育所の月7〜10万という保育料こそ「真のコスト」であり、
アメリカも同水準の保育料なのだから、市場価格は日米とも同じである」
「ところが、日本では歪んだ「保育利権」が温存されているからおかしな現象が起きる。
認可保育所とその利用者にばかり巨額の補助金が集中しているのである。
親が認可保育所に入れたがるのは当たり前である」
「だから低年齢から子供を預けようとする動機は単純明瞭だ。
早く認可保育所に入れれば、異常に安い保育料で預けられる。
巨額の公費を貰っているも同然なのだから、皆が「シロアリ」になりたがる」
「待機児童をなくしたければ、希望者全員に平等に同額の補助を与えれば良い。
公平な保育バウチャーを発行し、公費補助を貰っている認可保育所の料金は引き上げるべきである。
高コストの保育所で需要を吸収できる訳がないのだから、
保育ママと小規模保育所で待機児童をなくさなければならない」
「特に保育ママなら初期投資も殆ど必要なく、すぐに待機児童はなくなる。
首都圏の女性の就業率は先進国と思えないほど低く、保育ママになれば自宅かその近くで働ける。
自治体の仕事は質の担保と監督、研修だけになるから一石二鳥、三鳥だ」
「補助金の出し方が根本的に間違っているのだから、
高いコストをかけて保育所を増やしてもあっと言う間に希望者が増える。
今の首都圏の自治体の待機児童対策は、ザルで水をすくっているようなお粗末なものだ」
「首都圏の自治体の長ばかりか、塩崎厚労相も欧州の家族政策を全く理解していない。
日本のような低負担でしかも非正規労働者の多い国で育休を増やすなど、馬鹿馬鹿しいにも程がある」
「また、育休期間が長いドイツは出生率が低い「劣等生」、成長率も日本よりましな程度だ。
根本的に次元の低過ぎる議論は本当に情けない限りで、
保育ママを活用する高出生率・高就業率のデンマークにでも研修に行かせる必要がある」
「待機児童問題は、100%間違いなく政府と自治体の責任である。
予算が足りないという問題はあるが、予算が限定されていてもできることはある」
「我が国では、潤沢な補助金を占有する認可保育所と
天下りと選挙によってそれらの事業者と結託する自治体、
そして安過ぎる料金にたかる利用者の「鉄のトライアングル」が利権化している」
「待機児童が全く改善しない真の理由は、
「認可保育所の事業者と利用者にだけたっぷり恩恵が及ぶ」からであり、
利用者全員に平等な額の現物給付を行なえば待機児童など発生しないのだ」
「アメリカでは保育所の料金は月10万円前後に及ぶのが普通であり、
これこそが保育の「真のコスト」なのである」
「しかし日本では調査によれば利用者の保育料は3万円以下が過半数で、
利用者が毎月5万円以上の税金を受け取っているのに等しい。
つまり、保育所利用者の過半数は負担額より補助額の恩恵の方が大きい。
認可保育所利用者ならば、毎年100万円前後のカネを貰っている筈だ」
「これはとんでもない話である。
高負担高福祉で知られるフランスですら、保育所利用者は全体の半数以下だ。
都市部では保育ママの利用の方が多いというのが実態である」
「日本の保育所利用者は、高コストの保育所を利用し多額の公費を受け取っている上に
フランスより大幅に軽い税負担であるのだからモラルハザード以外の何ものでもない。
「国家のシロアリ」そのものであるとしか言いようがない」
「こうした利権構造があるのだから、何としても認可に入れたがるのは当然であり、
これこそ認可保育所に「行列」ができる真因である」
「そして、大都市部で待機児童問題が深刻になる理由も明白だ。
保育所のコストが高いから施設整備が高額でしかも高齢化した近隣住民の反対が強く、
「保育利権」の価値が一層高まるからである」
「利用者エゴ・自治体エゴ・住民エゴの醜悪な鉄のトライアングルがある限り、
絶対に待機児童問題は解決しないのである」
「世田谷のように不動産価格も人件費も高い地域で保育所に依存する愚行をやめること、
先進国フランスに倣い機動的な保育ママを普及させること、なぜその程度も決断できないのか。
コスト意識が決定的に欠けているとしか言いようがない」
「おまけに育休取得率の高いドイツでなぜ出生率が日本以上に低いのか、
全く理解できていない厚労相が議論をミスリードする始末で、もはや末期的だ」
「待機児童を本気で解決したければ今の施設偏重補助を大転換し、
利用者に平等な現物給付を行い、保育ママの質の管理・評価に舵を切るべきである。
族議員と天下りを守ろうとする官庁も、区長達と同じく待機児童問題の「共犯」だ」
「待機児童問題で三鷹市を訴えた女性が現れたそうだ。
余程困窮しているのだろうかと思って最初は同情していたが、
同情に値するどころか要するに「安い認可保育所を使わせろ」という
限りなく住民エゴに近い、単に利己主義的な主張だった」
「この女性は大学院に通っていて、大学で教鞭も取っているそうだから
有権者の中では比較的リテラシーも高く、有権者としての責任も大きい層だ」
「それなのに、3人の子を認可保育園に預けられたのに、
第4子が選考に漏れて認可外にせざるを得なかったために訴えたのだそうだ」
「大都市圏の認可保育所がとんでもないコストセンターで、
利用者が著しく多額の公費を受けている現状も全く知らず、
ただ自分の財布だけ考えてゴネるのであれば有権者としても恥ずかしい」
「高等教育を受け、良識を持って行動すべき立場であるのに
自分の家計の利益ばかり考えて自治体職員に裁判の負担までかけているのだから、
とんでもない話である。三鷹市にはもっと困窮している育児世帯がたくさんある筈だ」
「当該女性はこれまで三人も認可保育所に預けたそうだから、
高額な公費を受け取っていた「タックスイーター」に他ならない」
「仮に三人の子をそれぞれ三年間認可保育所に入れたとしたら、
概算しても500万円以上の公費を「がぶ飲み」している訳である。
(この額は恐らく、当該期間に夫婦の支払った区民税の総額よりも多い筈だ)」
「納税者の立場で言えば、まさに「自治体のシロアリ」と指弾されるであろう。
もしこの女性がフランス並みに多額の納税をしているのなら話は別だが、
決してそうではない筈だ。ただのモラルハザードである」
「きっと意図的なものではなく、ただの無知であろうと信じている。
女性は裁判に訴えるのではなく、「保育バウチャーで平等に現物給付を」
「フランスのように保育ママ制度の充実を」と主張すべきだったのだ」
「今の利権構造を維持あるいは放置すること自体が待機児童を深刻化させる愚行であり、
他の有権者や困窮する世帯を完全無視して自らの利益ばかり求める
利己主義の発露になるという「不都合な真実」に気付かなければならない」
「「親の会」の代表も、自身がフランス並の重税を負担していないのだから、
本来は納税者の義務として受益と負担の不均衡を指摘すべきである。
不勉強な親を煽って保育利権を当然視させるような誤った情報操作を行ってはならない」
「また、現在の自治体の保育行政の歪みを放置する点で、
訴えた女性も「親の会」もともに重大な責任があることになる」
「賢明な有権者の予想通り、安倍政権の待機児童対策は大失敗となった。
頑張ってますアピールだけは得意で碌に成果の出ない、
極めて「労働生産性の低い」劣等政権であることを自ら立証した」
「安倍政権の失敗の原因は明白で、
保育利権と癒着して既得権層にカネを流す保育政策を
依然として続けているからだ」
「だからこそ2015年に自民党が有権者を裏切り、
既存事業者を優遇する保育所の「認可制」を維持して
票田である社福票を事実上「買収」したのである」
「更に、保育利権に配慮して保育ママやシッターの活用を怠り、
認可保育所にだけ湯水のような公費のカネを蕩尽している始末である。
このざまでは、待機児童が減る訳がないのである」
「またしても口だけで国民を欺く嘘つきの安倍政権は、
待機児童対策において無能をさらけ出したのである」
「しかも厚顔無恥なことに、安倍政権は待機児童の増加を
女性活躍が進んだ政策効果のように騙り、嘘の上塗りを繰り返している」
「安倍政権になってから3年間、実質賃金は低下し続けた。
育児世帯が貧困化したから就労しなければならなかったのは明白である」
「また、若年女性は高学歴化して男性との賃金差も減りつつある。
愚劣なアベノミクスのため男性労働者の実質所得は低迷を続けており、
安倍政権は二重の意味で待機児童を増やした「A級戦犯」に他ならない。
(その証拠に、待機児童数は安倍政権下で急増している)
こうした愚かで無能な政権の存在こそ、待機児童問題深刻化の真因である」
「認可保育所は「シロアリ」「タックスイーター」そのものであり、
0歳児で年500万円、1歳児で年240万円、2歳児で年180万円、3歳児以上でも年100万円以上、
たった1人でもそれだけの公費を使っているのである。待機児童が解決する訳がない」
「認可利用者にだけ湯水のように注がれる公費は希望者全員に均等な現物給付とし、
保育ママやシッターにも使えるようにすべきである。
(3人以上で利用してコストを下げるよう制度設計すれば良い)
配偶者控除は全廃して育児関連バウチャーに転換すべきである。
そうすればあっと言う間に待機児童は減ってゆく」
「朝日新聞の調査によれば、都市圏の自治体の6割以上が
「待機児童ゼロは達成できない」と見ていることが判明したのだ」
「また、日経報道によれば、待機児童問題が深刻な東京都内において
「予定通りに保育所を開設できない」事例が続発している」
「これはつまり愚かな安倍政権と自治体が無能を曝け出し、
保育利権にしがみついて国民を苦しめている図式である」
「キッズラインの経沢社長がいみじくも指摘したように、
都市部において施設保育で待機児童を解決しようとすること自体が間違っているのだ」
「認可保育所に希望者が殺到する理由は明白で、認可保育所そのものが「利権」だからだ。
利用者1人当たりで年間100万円を超えるような膨大な公費が湯水のように投入されている」
「これは高齢者三経費をも超えるとんでもないバラ撒きであり、
余りにも認可保育所の利権が大きいので、利己的な希望者が殺到するのである」
「だから一部の者だけが膨大な公費の恩恵を受けているのだ。
つまり認可利用者が「国家のシロアリ」になっており
他の育児世帯を排除してタックスイーターになる制度と社会構造がある」
「いかに民間企業が保育所を整備しても、
いかに大阪市が「やりすぎ予算」を組んでも、
「シロアリ」が増殖するだけで問題の解決にはならない」
「その利権を欲しがる希望者が次々と増えるだけであるから、
公平な現物給付を実現するために施設保育の特権を撃滅し、
保育ママやシッターも保育所と平等に扱わない限り待機児童はなくならない」
「繰り返すが、「欧州並の負担なくして欧州並みの保育政策はできない」。
公費をがぶ飲みする保育利権の存在自体が、待機児童を生み出す元凶である」
「合理的なフランスから学ぶ謙虚さが欠けた傲慢な施策は、
「認可希望者の急増、急速な財政悪化」という当然の帰結を招くしかない。
政策リテラシーが低いから因果応報で苦境に陥るのだ」
「認定こども園「わんずまざー」で恥知らずな不正が起きたが、
これは起こるべくして起きた事件である」
「現下の日本社会では欧州の「先進国」に学ばない
愚かで非効率的で失敗確実の保育政策が行われており、
一部の施設保育だけに膨大な公費が投入されている、
つまり一部の保育所だけに盛大にカネがバラ撒かれているからこうなるのだ」
「その証拠に、わんずまざーでは年に公費5000万円を受け取っても
子供たちへの保育ばかりか保育士の待遇も劣悪で、
裏口座を設けて蓄財していたと言う」
「事業者側は「遊具など施設整備のため」と称しているが信用できない。
認定園になっただけで多額の公費を貰っているにもかかわらず
保育も保育士待遇も酷い手抜きをしていたのだから、
他にも不正を隠している可能性が極めて高い」
「安全性に問題があるにも係わらず、保護者がこうした不正に手を貸す理由は明白だ。
一部の保育所にばかりカネが流れる「保育利権」があるためだ。
だからこそ利用者は「安く預けることができる」のであり、
わんずまざーが不正を行っても発覚まで時間がかかったのだ」
「つまりこれは、安倍政権と自治体が歪み切った「保育利権」を
いつまでも維持しているための必然の帰結でしかない」
「自分の利害しか考えず、とにかく安い認可保育所に預けさせろと叫ぶ、
利己的な有権者が政府や自治体に圧力をかけるのも、
「保育利権」を肥え太らせる原因となっているのだ」
「日本が保育利権を徹底的に壊滅させ、
保育補助は全員に均等額のバウチャー等の現物給付で行っていれば、
保育所が保育ママと質を競う緊張感を持って保育を行っていれば、
利用者が保育の質を見て判断できるようになり、
わんずまざーのような不正は最初から生じなかった筈なのだ」
「待機児童問題でも、安倍政権ばかりか大手メディアの自己欺瞞が酷い。
この件では政権批判で健闘している週刊誌も話にならない記事ばかりで、
まともな記事を出しているのは「まいじつ」という新興メディアだけだった」
「保育事業者の団体はまさに「利権圧力団体」であり、
選挙に介入し天下りを受け入れて利権を死守しているのは周知の事実である。
「保育の質を守れ」などと叫んで実際には自分達の補助金を守っている利己主義であり、
保育事業者が最近、数々の不祥事を起こしていることからも「利権」の本性が窺われる。
更なる問題は、そうした実態をメディアが報じないことだ」
「読売報道ではおよそ3割の希望者しか保育所を利用できず、
毎日報道では安倍政権の「待機児童ゼロ」が絶望的である実態が分かるが、
両媒体とも、待機児童が増加する根本的な原因が「保育利権」にあること、
つまり認可保育所にだけ異常な水準の公費が投入されているためだと書いていない」
「最悪なのはポストセブンで、待機児童問題に無知な評論家を引っ張り出して
小泉進次郎議員の「こども保険」の陰に厚労省や財務省の策動があり、
新たな利権を狙っているかのような無責任極まりない憶測を載せている」
「こども保険よりも、莫大な公費を占有して数々の不祥事の元凶となっている
「保育利権」の問題の方が遥かに大きいのは明白である」
「また、保育利権は厚労省や自治体の天下りとも密接な関係を持っており、
新たな利権などとつまらない憶測などに時間を空費する以前に
「利権」は今まさに存在し、そのために待機児童問題が深刻化しているのだ」
「安倍政権は本質的に利権癒着政権であるから何ら不思議ではないが、
メディアも評論家も「保育利権」に無知で有権者に真実を伝えていない。
原因は単なる勉強不足であるが、待機児童問題の深刻化に手を貸しているだから罪は重い」
安倍政権も自治体も己の無能と失政を潔く認め、フランスから謙虚に学ぶべきだ。
▽ フランスの出生率が急回復した最大の理由は保育ママであり、保育所整備は高コストの愚策
『子育て支援と経済成長』(柴田悠,朝日新聞出版,2017) | |
少子化対策先進国から謙虚に学ぶ姿勢が全くない安倍政権と自治体は、
保育利権を放置して待機児童を深刻化させてゆくしかない。
「横浜市の「待機児童2人」川崎市の「待機児童ゼロ」に対し
市民から非難囂々である。それも当然で、両市の数値は「捏造」に等しく、
「希望しても保育所に預けられない」という声が出ている」
「と言うのも、横浜も川崎も意図的に待機児童数を減らしたのではないかと
疑われるような数字になっており、所謂潜在待機児童は入っていないからだ」
「勿論、横浜市や川崎市にも同情すべき点はある。
どれだけ保育所の定員を増やしても希望者が増え続け、
一向に待機児童が減らないからである」
「少子化対策の「先進国」であるフランスの保育は、
都市部では保育所ではなく保育ママとベビーシッターが主流である。
施設保育が余りに高コストなので、人に予算を使っているのだ」
「横浜や川崎をはじめとする日本の自治体は、
こうした「先進国」の教訓を無視して施設保育に固執し、
愚かにも保育利権を死守して既存事業者の既得権を守っているのだから
待機児童が増えるのは自業自得である。「身から出た錆」に他ならない」
「問題はそれだけではない。
横浜市や川崎市を批判する利用希望者も「同じ穴の狢」でしかなく、
保育料の安い特定保育所に殺到して「保育利権」の分け前を分捕ろうとしている」
「特に認可保育所の利用者はとんでもないタックスイーターで、
年間に100万円以上の公費を蕩尽している「国家のシロアリ」である」
「こうした歪んだ保育利権を撃滅するのが納税者として当然の責務なのだが、
自分の利得だけ見て利権に殺到するから待機児童が深刻化するのだ」
「特定の個人にだけ100万円以上の公費が湯水のように流れるとんでもない構造を廃し、
希望者全員に均等額の現物給付が行なわれ、保育ママもシッターも、
施設と公平平等に保育の質を競う健全な環境をつくるべきである。
そうしない限り、絶対に待機児童問題は解決できない」
「安い認可保育所に固執する住民はコストを全く分かっていない。
自治体がどれだけ保育所に高額な予算を使っているか、突き付けてやった方が良い。
(そうでもしなければ理解できないのだから)」
「川崎市は、歪んだ保育行政を今すぐ改め、フランスのように認定保育ママに切り替えるべきだ。
それならばタワマンでも全く問題がなくなし、希望者が増えても吸収できる。
自治体と住民が生み出す愚かしい「合成の誤謬」を断ち切らなければならない」
有権者が安倍政権と自治体の無責任・誤謬を徹底的に批判しなければ永遠に変わらないのだ。
↓ 参考
横浜や川崎の「待機児童数」は捏造、特定保育所優遇が諸悪の元凶 - 保育料ばかり見る保護者にも責任
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/d4cad5b52422132ed8ff034b005408c7
待機児童の元凶である自治体首長、育休に責任転嫁する -「保育利権」がある限り問題は絶対に解決しない
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/1fd1f9a38f117a117510b880bdd26bff
大阪府池田市が公務員人件費を削減して育児支援に、口だけの元校長と大違い - バラ撒き安倍政権も反省せよ
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/0279c66935359d9c63c72876c45a6d97
「奇跡の村」下條の出生率回復は住宅等の現物給付が主因、行政改革でも卓越 - 低次元の安倍政権と大違い
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/08bd9d382dd2624bd567b845d473189
▽ 愚かな安倍政権は「奇跡の村」下條の大胆な行政改革に遠く及ばない、財源がないのは自業自得
『奇跡の村 地方は「人」で再生する』(相川俊英,集英社) | |
首相、待機児童解消3年先送り表明 20年度に(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF31H0N_R30C17A5EA1000/
”安倍晋三首相は31日、2020年度末までに待機児童を解消する新プランを発表した。17年度末までの解消を目指していたが女性の社会進出などで受け皿整備が追いつかず、3年遅らせる。待機児童の実態把握が進むにつれ逃げ水のように問題解決が遠のく恐れがあるほか、財源も不透明だ。「これで安心」とは言い難い状況が続く。
厚生労働省は13年に「待機児童解消加速化プラン」をつくり保育の受け皿を整備してきた。策定当初…〔以下略〕”
日経新聞は官邸と癒着している御用メディアと違い、
はっきりと「先送り」とヘッドラインに明記している。
全くもってその通りだ。
「希望者が予想以上に増えた」などと官邸に媚び諂っている御用メディアもあるが、
安倍政権の対策が非力な上に先見性が著しく劣っているのは明白なのだから、
権力に隷従する「犬」としてつまらない言い訳を垂れ流すのをやめるべきである。
「待機児童ゼロ」3年先送り 今年度末の達成は絶望的(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASK5P5FQLK5PUTFL003.html
”認可保育施設に入れない待機児童を解消する時期について、安倍政権は3年遅らせて2020年度末とすることで最終調整に入った。現在は17年度末までに「ゼロ」にする目標を掲げているが、今年4月時点でも待機児童は多く、達成は絶望的だ。安倍晋三首相が31日にも表明したうえで、政府が6月にまとめる「骨太の方針」に盛り込む。
待機児童数は高止まりしている。朝日新聞は20政令指定市と東京23区に加え、昨年4月時点で待機児童が100人以上だったほかの41自治体の計84市区町を対象に調査。今年4月時点の待機児童は、回答した79市区町で計1万4481人いた。解消の見通しについては、神戸市など11自治体が17年度(18年4月を含む)としたものの、26自治体が18年度、11自治体が19年度とし、東京都世田谷区や福岡県春日市が20年度とした。
待機児童解消の見通しが立たないなか、政権は「待機児童ゼロ」の目標期限を先送りする方針。
〔中略〕
新たな計画では、25〜44歳の女性の就業率が16年の72.7%から20年代半ばには80%に伸びると仮定。それに伴って保育施設への入所希望者が増えても対応できるように保育の受け皿を整備していく。施設のほか、保育士らが自分の家などで子どもの世話をする「保育ママ」などの活用を推進していく。
今年4月時点で待機児童が最も多かったのは、昨年まで4年続けて全国一の世田谷区で861人(前年比337人減)。849人の岡山市(同120人増)が続く。一方、待機児童がゼロだったのは、さいたま、川崎、相模原、名古屋、京都、北九州、熊本の各市と東京都千代田区、豊島区の9市区だった。
待機児童の定義のうち、「保護者が育児休業中」の場合は自治体によって判断が分かれる。
〔中略〕
厚生労働省は3月に定義を見直し、「保護者が育休中」の場合も復職の意思があれば待機児童に含めることで統一した。今回の調査では約3割の26自治体が定義を見直さなかったが、18年度からはすべての自治体が適用することになる。そのため、待機児童数はさらに膨らむ可能性がある。(西村圭史、足立朋子)
◇
〈待機児童〉 認可保育施設に申し込んで、入れなかった子どものこと。毎年4月時点で自治体ごとに集計する。昨年は計2万3553人で、2年連続で増えた。施設に入れなかったのに「特定の施設のみを希望」などとして待機児童に含まれない「隠れ待機児童」もおり、昨年は6万7354人だった。”
朝日新聞はみっともない御用メディアに比べればまだしも「まとも」だが、
フランスをよく研究し、保育所整備の限界を早く理解すべきであろう。
フランスや北欧には配偶者控除などという全時代の遺物が存在しないことも明記が必要だし、
保育三団体が選挙運動に深々と足を踏み入れている実態も記事にしていない筈だ。
待機児童:新財源や保育士の確保あてなく 解消へ新プラン(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20170601/k00/00m/050/126000c.html
”待機児童解消に向けて新プランが31日、打ち出されたが、新たな財源や保育士の確保など、実現に向けた課題は山積している。
子育て支援の財源は、消費税率の10%への引き上げ分から7000億円を充てることになっている。しかし、これまでの待機児童対策などにすでに割り当てており、新たなプランに回す分はない。
財源の確保は年末の予算編成まで持ち越される見通し。政府が大きく当て込んでいるのが、中学卒業までの子どもに支給する児童手当の「特例給付」の廃止や縮小だ。特例給付は手当の所得制限(夫婦と子ども2人の世帯で年収960万円未満)を超える世帯に支給されるもので、子ども1人当たり一律月5000円。支給総額は17年度予算で734億円(うち国費490億円)だが、このまま充当できるかは不透明だ。企業が負担する拠出金を増額する案も出ている。
また保育の受け皿拡大に欠かせないのが保育士の確保だ。17年度末までの受け皿整備を40万人分から現行の50万人分まで拡大した際、必要とされた保育士は2万人。新プランでさらに22万人分を整備するには、単純計算で4万人超の保育士が必要になる。
一方、保育士不足は深刻だ。例年ピークとなる1月時点の保育士の有効求人倍率は全国平均2.76倍(東京都は5.66倍)。このため、保育士が確保できず当初の定員を減らすなど苦慮する保育施設は少なくない。
人材確保のため、厚生労働省は今年4月から平均月額約6000円の一律給与アップや、経験年数などに応じた賃金引き上げに取り組んでいる。しかし、全業種の平均給与には遠く及ばず、どこまで効果が上がるかは見通せない。一方、自治体間では、保育士確保のため家賃補助など独自の処遇改善を争う状況も見られる。今後、財政力による自治体間の格差拡大も予想される。
〔中略〕
保育施策に詳しい日本総研の池本美香主任研究員は「質が確保された保育を受けられるよう、女性の就労対策としてだけでなく、子どものための目標設定をすることも必要だ」と話している。【堀井恵里子、藤沢美由紀】”
毎日新聞は保育士不足の実態を問題視している。
すぐにキッズライン・経沢社長に取材すべきであろう。
保育ママ・ベビーシッターならば遥かに労働環境が良く、機動的で病児保育にも対応し易い。
認可・認証保育所に異常な水準の公費を集中させる愚を明らかにし、
公平平等な現物給付こそが待機児童を減らす鍵である事実を早く報じるべきである。
バラ撒きリベラル派が、負担もなしに「質の確保」ができるかのように
幻想を振りまく善意を装う欺瞞の片棒をかついではならない。
「質の確保」を求めるならフランスや北欧並みの負担が必要と言わないのは偽善者である。