奈良の名所・古跡

行ってみたい所があるといいのですが・・・古墳とか建物とか巨樹とかいろいろ・・・

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

能峠古墳群

2011年02月14日 | 古墳
 農地造成のため移築保存された古墳群です 撮影日;2011.01.23

 昭和56年7月~昭和58年10月にかけて、県立橿原考古学研究所により発掘調査が実施されています
 大和高原南部地区農地開拓事業にともなう農地造成により消滅することになり
 南山地区の横穴式石室四基・小型横穴式石室八基が移築保存されました

能峠1号墳石室 能峠3号墳
【1号墳】
 東西約13m、南北約14mの円墳です
 埋葬施設は右片袖の横穴式石室で全長約7.1m、玄室長約3.8m、玄室幅約1.9m、羨道幅約1.6m
 玄室内には二つの組合わせ式の箱型石棺が置かれ須恵器、土師器、刀、刀子、鏃、銀環などが出土しています
 6世紀後半に築造され7世紀中葉すぎ頃まで追葬がおこなわれていたようです
 石室内に、平安時代前期の木棺墓、鎌倉時代の火葬場が確認されています
【2号墳】
 径約8mの円墳です
 埋葬施設の横穴式石室は錯乱が著しく、奥壁・側壁の一部が残っているだけです
 石室奥には組み合わせ式の石棺が置かれ、その南にも棺痕跡が有りました
 石室内から刀子、鏃などが出土しています
 築造時期は6世紀後半頃と考えられています
【3号墳】
 主幹屋根の東端に位置した径約12mの円墳です
 埋葬施設は右片袖の横穴式石室で天井石は撹乱のため存在しません
 石室規模は全長約5.7m、玄室長約3.5m、玄室幅1.7m、羨道幅約1.3m
 出土遺物は須恵器、土師器、刀子、鏃、釘など
 6世紀~末に築造され7世紀前半まで追葬がおこなわれていたようです
 石室内で1号墳と同様に平安時代前期の木棺墓が検出されています
【4号墳】
 南斜面の小石室中、東端に位置し周溝があったようです
 小型の横穴式石室がある径約9.5mの円墳です
 石室内及び周辺からは須恵器、土師器、刀、刀子、などが出土しています
 築造時期は7世紀前半と考えられ、小石室群中最初に築かれたものだそうです
【5号~10号墳】
 南山主幹屋根南斜面を中心に位置した小型の横穴式石室群です
 いずれも明確な墳丘を持たない古墳で追葬を伴わない単葬墓でした
 出土遺物はほとんど確認されていません
 築造時期は7世紀中頃と考えられています 
【11号墳】
 主幹屋根西南斜面に位置する右片袖の横穴式石室です
 石室内には組合わせ式の箱型石棺が置かれていました
 石棺の中から金銅装板状品が出土しています
 築造時期は7世紀中頃のようです

★所在地;宇陀市榛原区上井足
★交通;近鉄「榛原」駅より バスで「木綿橋」下車 徒歩10分
★駐車場;有りません
★入場料;見学自由(フェンスが有りますが、鍵はかかっていません)
★問合せ;0745-82-8000(宇陀市役所)


 参考;大和の古墳探索のページ
『奈良県』 ジャンルのランキング
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 丹切古墳群 | トップ | 新陽明門院陵 »
最近の画像もっと見る

あわせて読む