奈良の名所・古跡

行ってみたい所があるといいのですが・・・古墳とか建物とか巨樹とかいろいろ・・・

愛宕さんのケヤキ

2012年06月19日 | 巨樹
愛宕さんのケヤキ
 地域の人々には神社の神木として崇められてきました 撮影日;2012.06.10

 株立ちのため正確な幹周りは分かりませんが、総幹周12mといわれています
 樹高は30mほどあります
 平成9年に県の保護樹に指定されました

 ケヤキの北側根元に「愛宕山大地蔵権現」と刻まれた神石が祀られています 

幹 愛宕さん
★所在地;宇陀市榛原赤瀬
★交通;近鉄榛原駅下車 徒歩45分
★駐車場;有りません
★入場料;見学自由
★問合せ;

 1.5kmほど東へ行くと山部赤人の墓が有ります


愛宕さんのケヤキ全景

五代松鍾乳洞

2012年06月18日 | 天然記念物
五代松鍾乳洞の旧登り口
 県の天然記念物に指定されている鍾乳洞です 撮影日;2012.06.10

 昭和4年に赤井五代松(ごよまつ)氏により発見され、親子2代にわたり10余年の歳月をかけて探洞されました
 洞内には全国に誇る鍾乳石や石筍が、夢の宮殿を形造り見事な様相をみせています

 全長約80m、2層構造の鍾乳洞です
 (2000m以上の奥行きが有るとする地質学者もおられるそうです)
 最も広い洞室は横幅約8m・高さ約6m
 洞内には高さ8mの「大黄金柱」と名付けられた石柱をはじめ、20~30cmの鍾乳石・3~4mの石筍・石柱が発達し、比較的良く保存されています
 簾状・木肌状・幕状等の石筍様堆積物などもあり、変化に富んでいます 

モノレールの駅(訪れた時はちょうど午前の受付が終了した所で、残念ながら入洞できませんでした★所在地;吉野郡天川村洞川
★交通;近鉄下市口駅より バスで洞川温泉下車 徒歩40分
★駐車場;有料(300円)
★入洞料;大人400円(モノレール:大人300円)
★休洞日;毎週水曜日、冬季休業(12月1日~3月中旬)
★営業時間;9:00~11:00、13:00~16:00
★問合せ;0747-64-0188(ごろごろ茶屋)、0747-64-0333(洞川温泉観光案内所)


 

土倉庄三郎翁銅像

2012年06月17日 | 名所
土倉庄三郎翁銅像
 木をこよなく愛した人です 撮影日;2012.06.10

 土倉家の屋敷跡に銅像が建てられています
 (その生家は、昭和34年の伊勢湾台風で倒壊したようです) 

 土倉庄三郎翁は、「土倉式造林法」をあみだし日本の造林王と称されました
 吉野・川上林業に残した功績は大きく、植林・育林・伐採さらには運搬にまで心を配る広い視野で郷土の主幹産業として林業を確立させました
 還暦には山県有朋から「樹喜王」の祝号を贈られています

 天保11年(1840)川上村大滝の生まれ

土倉庄三郎翁説明版
★所在地;吉野郡川上村大滝
★交通;近鉄大和上市駅より バスで大滝下車 徒歩すぐ
★入場料;見学自由
★問合せ;

 大滝ダムの1kmほど北、国道169号線が大きく蛇行する所、駐在所のお隣に銅像が立っています
 そこから少し北、吉野川の対岸に「土倉翁造林頌徳記念」と白い文字で刻まれた鎧掛岩が有ります
 (一文字の大きさは2m四方・刻字の深さ36cm)


津風呂神社のサカキカズラ

2012年06月16日 | 天然記念物
津風呂神社本殿横のサカキカズラ
 津風呂春日神社の周囲に見られます 撮影日;2012.06.10

津風呂神社境内左手のサカキカズラ この辺りで見られるのは珍しく、奈良県では初めての発見地だそうです
 昭和28年に県の天然記念物に指定されています

 『サカキカズラ』
 暖地性のキョウチクトウ科の常緑つる性低木です
 台湾・九州・四国・本州の海岸沿の暖地性のみに分布する典型的な暖地性植物です
 参考;サカキカズラ 

★所在地;吉野郡吉野町津風呂
★交通;近鉄大和上市駅より バスで「入野」下車 徒歩25分
★駐車場;有ります
★問合せ;0742-22-1101(奈良県教育委員会)

 津風呂湖は釣の名所です


西田家住宅(西吉野町)

2012年06月09日 | 文化財
西田家住宅
 江戸時代前期の建築と考えられています 撮影日;2012.06.03

 17世紀半ばの建築と伝えられ、建物の内部に黒い板壁が多いのが特徴です
 正面11.5m、側面8.3mの入り母屋造り
 茅葺き屋根で、現在はトタンがかぶせてあります

 国重要文化財に指定されています
 以前は「西の坊」という寺だったそうです 

西田家住宅説明版 西田家住宅裏庭

★所在地;五條市西吉野町鹿場6
★交通;近鉄下市口駅より 城戸行きバスで「十日市」下車 徒歩12分
★駐車場;なし
★入場料;無料
★開館時間;運が良ければ見学できます(不在のときが多いそうです)
★問合せ; 0747-22-4001(五條市教育委員会)


森物語村

2012年06月08日 | 名所
森物語村
 黒滝川のほとりに広がるリゾートヴィレッジです 撮影日;2012.06.03

 「森の交流館(宿泊施設)」「山幸工房」「森の子プール」「御吉野の湯」「黒滝吊橋」等からなる山里型のリゾート施設です
 高野槇の薬湯風呂やサウナルームも楽しめます
 食材持込でバーベキューもできます 

 参照;黒滝・森物語村のホームページ

森の交流館 黒滝吊橋と庄屋の家

 黒滝吊橋は吊床版式では日本最長級
 地上35m・長さ115mあり、橋の上から黒滝・森物語村が一望できます

★所在地;吉野郡黒滝村粟飯谷1
★交通;近鉄下市口駅より バスで「黒滝案内センター」下車 徒歩15分
★駐車場;有ります(無料)
★入場料;無料
★休村日;無休
★問合せ;0747-62-2770


黒滝吊橋

黒滝村旧役場「黒滝村民俗資料館」

2012年06月07日 | 文化財
黒滝村旧役場
 明治時代末期の建築です 撮影日;2012.06.03

 昭和54年に県指定文化財となり、平成7年に「森物語村」に移築されています

 明治43年に吉野材木黒滝郷組合事務所として建設されました
 大正2年から昭和53年までは村役場として使われていました
 その後、郷土資料館や集会所として使われていました

 洋風2階建の建物に平屋建ての和館が付属したモダンな建物です
 建築当時、大工の日給が70銭の時代に、総工費8000円で建てられたそうです

 建物の横に、貯木場建立記念の碑が建てられています
貯木場建立記念の碑
 江戸時代末期から黒滝の山で伐採した木は、筏流しにより丹生川・吉野川・紀の川を経て和歌山の海岸まで運び、海路で京阪神へ販売されていた。
 この石碑は和歌山市湊地区に建立されていたが、諸般の事情で平成十年四月に移築したものである。
 明治三十四年(1901)から同三十六年にかけて黒滝郷・西奥郷(西吉野村と旧丹生村の一部)が共有で貯木場を造成した事実が記されており、約三万坪(九ヘクタール)の広大な貯木場に集積された吉野材の取引で活況を呈した当時の様子がしのばれる。

★所在地;吉野郡黒滝村粟飯谷1(森物語村)
★交通;近鉄下市口駅より バスで「黒滝案内センター」下車 徒歩15分
★駐車場;有ります(無料)
★入場料;タダです
★休館日;毎週火曜日、年末年始
★開館時間;11:00~16:00
★問合せ;0747-62-2770


ごろごろ水

2012年06月06日 | 名所
ごろごろ水
 鍾乳石で磨きあげられた水です 撮影日;2012.06.03

 大峰山に湧く天然水で、半世紀の時をかけて湧出するという名水です
 五代松鍾乳洞の真下から湧き出る水は、古来より「ごろごろ水」と呼ばれてきました
 「水神山の神」を祀り、地元では古くから万病に効く「神の水」として保全されてきました

ごろごろ水採水場
 洞川のむかし話 =其の七= 名水ごろごろ水
 古くは、「仏水秘水」と呼ばれ、大峯参りの行者たちが、この水でのどを潤したと言う。
 この前を通ると、一瞬の涼しさを感じるとともに岩の間より『ごろごろ』と言う音が聞こえた。いつしか地元の人々は、この水のことを『ごろごろ水』と呼ぶようになり、今日まで大切に守ってきた。
 今では、すばらしい名水として、多くの人たちに利用されている。
 
★所在地;吉野郡天川村洞川686
★交通;近鉄下市口駅より バスで「洞川温泉」下車 徒歩20分
★駐車場;有ります(有料300円)
★入場料;駐車料金だけ
★問合せ;0747-64-0188(ごろごろ茶屋)
★定休日;無休
★営業時間;9:00~18:00

 『ごろごろ茶屋』ではごろごろ水を使って淹れたコーヒーなどがいただけます


参考;名水の里 ホームページ

河鹿の滝

2012年06月05日 | 
河鹿の滝
 小さな滝ですが、きれいな流れです 撮影日;2012.06.03

 ごろごろ水から母公堂の間の渓流沿いに遊歩道が有ります
 落差5mもない小さな渓流瀑です

 薄茶色の硬くて滑らかな岩盤に特徴がある滝です
 この辺りの岩は「花崗閃緑岩」というそうです 

渓流・河鹿の滝 河鹿の滝説明板

★所在地;吉野郡天川村洞川
★交通;近鉄下市口駅より バスで「洞川温泉」下車 徒歩30分
★駐車場;有ります(有料)
★入場料;見学自由
★問合せ;