奈良の名所・古跡

行ってみたい所があるといいのですが・・・古墳とか建物とか巨樹とかいろいろ・・・

仏足石とおちゃめ庚申

2007年12月31日 | 石造物
 県下でも数少ない仏足石の一つです 撮影日;2007.12.18

 文化元年(1804)に、本草学者の森野好徳が寄進したそうです

 仏足石とは、釈迦の足跡を石に刻み信仰の対象としたものです
 薬師寺にある日本最古のものが有名ですね^^


「おちゃめ庚申」と呼ばれる石造の青面金剛像です



 他の庚申と比べて、思い切り省略して刻まれています
 ユーモラスな漫画的な戯画風の浮き彫り姿です

 江戸時代末の天保14年(1843)奉納の銘があります

★所在地;宇陀市大宇陀区拾生736
★交通;近鉄榛原駅より バスで大宇陀下車 徒歩2分
★駐車場;「道の駅」の駐車場利用
★入場料;見学自由
★問合せ;0745-83-0325

 ともに、覆屋に納められています


 道の駅『宇陀路大宇陀』の背後にある「大願寺」の境内に有ります

道の駅『宇陀路大宇陀』

2007年12月30日 | 名所
 宿場町をイメージとして建てられています 撮影日;2007.12.18

 観光情報やイベント情報を提供し、観光地のパンフレットや地図もあります

 休憩所の他、会議室・研究室(要予約)、地元の物産展時販売コーナーも有ります

 珍しい≪温泉スタンド≫が置かれています
 (34℃台の源泉が出ています、40リットル100円で販売)

★所在地;宇陀市大宇陀区拾生714-1
★交通;近鉄榛原駅より 大宇陀行きバスで終点下車 徒歩すぐ
★駐車場;無料45台
★入場料;タダです
★休館日;12/29~1/3
★開設時間;9:00~19:00
★問合せ;0745-83-0051

 国道166号線と370号線の交わる位地に有ります

レンタサイクル:利用時間・9時~17時、料金・500円

【甘羅】地元産の宇陀牛を使った喫茶軽食れすとらん
 (11:00~21:00・年末年始休み)
【展示販売所】
 (9:00~19:00・12/29~1/3休み)
 吉野葛、醤油、きみごろも、黒門最中、奈良漬、陶器、筆など
【新鮮野菜直売所】
 9時からあいてます・年末年始休み


 参考;近畿道の駅のページ

岩屋大塚古墳

2007年12月29日 | 古墳
 南側半分は西名阪道に・・・ 撮影日;2007.12.14

 全長79mの前方後円墳です

 築造は古墳時代後期

★所在地;天理市岩屋町
★交通;JR櫟本駅より 徒歩15分
★駐車場;有りません
★入場料;見学自由
★問合せ;

 現在は、道路が縦断して北側半分残しか残っていません
 須恵器、瓦器、土釜が出土しました


 北側に白川ダムが有ります

ウワナリ古墳

2007年12月28日 | 古墳
 前方部は果樹畑になっています 撮影日;2007.12.14

 全長115m、後円部径68m、前方部幅80mの前方後円墳です
 西側のくびれ部に方形の造出しがあり、墳丘には埴輪がめぐり
 急斜面には人頭大の葺石が施されていました

 築造は古墳時代後期

★所在地;天理市石上町坪ケ谷
★交通;JR櫟本駅より 徒歩20分
★駐車場;有りません
★入場料;見学自由
★問合せ;0743-63-5779(天理市教育委員会)

 

 石室は、後円部の中段に開口しています
 全長17mの両袖式の巨大な横穴式石室で、玄室の長さ6.8m、幅3m、高さ4m
 県下で 4番目の大きさだそうです


 ウワナリとは後妻の意味があります

 並んで石上大塚古墳が有ります

石上大塚古墳

2007年12月27日 | 古墳
 古墳時代後期の前方後円墳では見瀬丸山古墳に次ぐ大きさです 撮影日;2007.12.14

 全長127m、北・西・南に空濠があり、外提を設けています

 6世紀前半の築造

★所在地;天理市石上町平尾
★交通;JR櫟本駅より 徒歩20分
★駐車場;有りません
★入場料;見学自由
★問合せ;0743-63-5779(天理市教育委員会)

 

 後円部の南側に開口する横穴式石室は片袖式です
 地元の豪族、物部氏の奥津城とみられています


 すぐ東側にウワナリ古墳があり、2基が寄りそう形から夫婦墓に見たて
 ウワナリを雌塚、石上大塚古墳を雄塚とする説も有ります

東大寺山古墳

2007年12月26日 | 古墳
 かつて東大寺の社領であった小高い丘陵にあります 撮影日;2007.12.14

 全長140m、後円部径84m、前方部幅50m、高さ15mの前方後円墳
 竹林造成のため変形しています

 築造時期;古墳時代前期(4世紀中頃~後半)

★所在地;天理市櫟本町北高塚
★交通;JR櫟本駅より 徒歩10分
★駐車場;有りません
★入場料;見学自由(外観のみ)
★問合せ;0743-63-5779(天理市教育委員会)

☆埋葬施設
 1961年の発掘調査で
 後円部中央に長さ12m、幅8mの墓壙があり、底に排水溝を設けています
 砂利の上に 全長7.4mと推定される割竹形木棺を安置した粘土槨が検出されています
 埋葬施設の周りに、家形、楯形、蓋形などの埴輪が置かれていたようです

☆遺物
 木棺の副葬品は豪華で大量に出土しました
 27点の鍬形石、26点の車輪石、石釧、40点以上の鏃形石製品などの腕飾り、硬玉製勾玉、棗玉、碧玉製管玉などの頸飾り、坩形石製品等々
 棺外からは、銅鏃、巴形銅器、刀剣類
 鉄刀20振、鉄剣9口のうち、5振の銅製装飾環頭太刀と7振の鉄製素環頭太刀は注目されています



赤土山古墳

2007年12月25日 | 古墳
 東大寺山丘陵の南端にある前方後円墳です 撮影日;2007.12.14

 残存する長さは103.5mです
 東端はシャープの工場が建ち、削られた可能性もあります

 築造は古墳時代前期(4世紀末~5世紀初頭)

 1992年12月15日、史跡に指定

★所在地;天理市櫟本町赤土山
★交通;JR櫟本駅より 徒歩12分
★駐車場;有りません
★入場料;見学自由
★問合せ;0743-63-5779(天理市教育委員会)

 1987年からの調査で、後円部先端にあたる墳丘の東側に大型の祭壇(造出し)が見つかっています
 1989年の第2次調査で、後円部南東側の墳丘裾から家形埴輪が出土

 墳丘南側に大規模な地すべりの跡があります
 2001年の調査で、埋没した形象埴輪が口縁部までほぼ完存していたそうです


 近くに和爾下神社「上治道社」が有ります

櫟本墓山古墳

2007年12月24日 | 古墳
 墳丘は江戸時代から地元集落の墓地となっています 撮影日;2007.12.14

 東大寺山から西に延びる丘陵の先端に北西向きに築かれた前方後円墳です

 全長64m、後円部径40m、高さ7m、前方部幅18m

 5世紀末から6世紀前半の築造と見られています

★所在地;天理市櫟本町
★交通;JR櫟本駅より 徒歩5分
★駐車場;有りません
★入場料;見学自由
★問合せ;

 前方部がかなり低くなっていて、葺石や埴輪があったようです

 同じように墳丘を墓地に利用している古墳には
 近くの大安寺墓山古墳や大和萱生の灯篭山古墳があります



奈良公園

2007年12月23日 | 名所
 「奈良公園」は古都奈良の顔です

 東大寺興福寺春日大社があり、国立博物館正倉院等々
 これらをとりまく雄大で豊かな緑の自然美が調和して
 他に類例のない歴史公園とも称される奈良公園となりました

★所在地;奈良市雑司町469
★交通;近鉄奈良駅より 徒歩10分
★駐車場;有料
★入場料;タダです
★問合せ;0742-22-0375(奈良公園管理事務所)

【奈良公園の基礎データ】
名称:奈良県立都市公園 奈良公園
開設年月日:明治13年2月14日
総面積:502.11ha(平坦部:39.55ha、山林部:462.56ha)
観光客数:年間約1300万人
主な動物:シカ(約1200頭)、タヌキ、イノシシ、リスなど
主な植物:マツ、サクラ、モミジ、ナンキンハゼ、アセビ、スギ、サルスベリ、ウメ、クスノキ、ヒノキなど
 (平坦部87種・約10000本、山林部207種・本数不明)
主な施設:奈良公園館(管理事務所)1985㎡、休憩所21ヶ所、ベンチ140ヶ所、池33ヶ所、便所17ヶ所、県営観光自動車駐車場3ヶ所、野外ステージ1ヶ所、等

 参考;奈良公園のホームページ

大安寺墓山古墳

2007年12月22日 | 古墳
 もとは周濠を持つ全長80mの前方後円墳だったようです 撮影日;2007.12.14

 墓地として再利用されてます^^ 

★所在地;奈良市大安寺5
★交通;JR奈良駅より バスで大安寺下車 徒歩3分
★駐車場;有りません
★入場料;見学自由 (くれぐれも墓地ですので、お静かに)
★問合せ;

 墓地のために大きく変形していますが
 中央が高くなっていて、上ってみると墳丘の面影を感じます

 濠跡から人物埴輪片が出土しています


 大安寺の北側にある、杉山古墳から東へ5分ほどの墓地です