悠歩の管理人室

歩くことは、道具を使わずにできるので好きだ。ゆったりと、迷いながら、心ときめかせ、私の前に広がる道を歩いていきたい

観梅ウォークその2

2012-03-17 23:27:13 | ウォーキング

スタートからゴールまで、小雨が降りつづく1日だった。
防水の利かなくなったリュックや雨具は、しっとりと雨を含み、
風邪をひかなければよいがと心配させられた。
申込みコースは25㎞だったが、今日から開催の「小川芋銭展」に寄り道するため、
10㎞コースを歩こうと思っていた。雨の中、出発式を済ませ、スタートした。
南口から北口へ出た辺りで、この一団は25㎞コースだと告げられた。
同行のOさんも歩き出していた。聞くと、かまわないとのこと。
彼は、25㎞コースは初めてという。コンディションが悪く、多少不安であったが、
久しぶりの25㎞コースを歩いてみたい誘惑に負けて、そのまま進むことにした。
終始5㎞強くらいのスピードで歩いたため、18㎞あたりまで問題なく歩けた。
昼食をコンビニの屋根付き駐車場で摂り、再び歩き出したときは、
足指に少し痛みを感じた。
膝は何とか平静を保っていたが、つまずいてたたらを踏んだりすると、痛みを感じた。
千波湖畔の近代美術館で「小川芋銭展」を見学するため、Oさんと別れる。

美術館では雨具を脱ぎ入館する。
80年ほど前に描かれた自然や河童の絵は、今はもう残っていない日本の、原、風景。
老子やだるま大師、芭蕉の句に思いを馳せて描いた絵が多い。
河童の絵も多く描いたので、「河童の芋銭」といわれた。
社会問題には、直接関わらなかったようだが、関心は高かったと思う。
交友関係は、市民とともにあろうとした人びとと、多く関わった。
そのため、官憲ににらまれていた時期があった。住井すゑさん夫婦とも交流を持ち、
夫の犬田卯は、「芋銭作品選集」や「芋銭子名作集」などを編纂している。
去年、復刻版を古書で購入した。貴重な作品集だ。
ここに、住井すゑさんが「蛇足 解題にかえて」を書いている。
4月17日から、展示を全面入れ替えするので、その時にはまた訪れたい。

美術館を後にし、千波湖畔から桜川沿いに駅に向かう。
スタート地点では、水戸歩く会の川上会長、奥様、スタッフが待っていてくれた。
4時が最終ゴール時間であったが、私は3時半となり、最後の一人だったかもしれない。
完歩賞とIVVシールをいただき、少しお話しをしてから水戸を後にした。

<本日の歩行25㎞>~116日目
水戸観梅ツーデーウオーク初日コース25㎞(9:01~15:30)
※茨城県近代美術館で1時間ほど「小川芋銭展」を見学。
販売コーナーで、図録や色紙、色紙用の額を購入した。雨が降り続いているので、
ビニールで梱包してもらい、残り、駅までの1㎞と少しを歩いた。
途中で、「ここは18㎞地点、残り6㎞」と言っていたので、実距離は24㎞かもしれない。
古河駅までの歩行が1.2㎞ほどあるので、今日の歩行は正味25㎞として良いと思う。