いつも東京国際映画祭は一作品ほどしか観られないのですが
今年はもう(?)2作品観た!
大江健三郎の芥川賞受賞作「飼育」の舞台を1972年のカンボジアに移したリティー・パニュ監督の『飼育』。
ぐぐぐときましたね。ラストもさりげなくて、70年代の音楽が心に沁みてくる・・。カンボジア出身のパニュ監督はドキュメンタリーで評価の高い監督ですが、IDHEC 出身なんですね。秀才じゃん!
ちょっと気合いを入れてみていただきたい作品です。
囚われの身となる黒人アメリカ兵役のシリルくんは素顔はとてもチャーミング。ティーチインで熱く真摯に語る姿も好感度高し! コードジヴォワール出身のフランス青年です。
で、昨夜はセドリック・カーン監督の「より良き人生」。
こういうタイトルだと絶対に甘い作品になるわけがないのがフランス映画ですが、ラスト近くまで、このお金がなくてどうしようもなくなるカップルの話って明日は我が身?とか思ってしまって(ま、わたしの場合、カップルでさえないんですが!)、けっこうきつかったよ~。
でも、まあ、ラストは、ね!
カーン監督って絶対、飛行機や船が ープラモでも本物でもー 大好きだよ。しかも息子以上に楽しむパパだよ、きっと。って、思いました。そういうシーンは愛情や幸せ感が漂ってます。
さてさて、次はもうちょっと肩の力を抜いて観られる作品を観ようかな。