やったあ!
ゆうべフランスのオスカーと位置づけられるセザール賞で
ミヒャエル・ハネケの『愛、アムール』が5部門を制覇。
なかでもヒロインのエマニュエル・リヴァ(1958年アラン・レネ監督の『ヒロシマ、モナムール』通称「二十四時間の情事」のヒロイン)が最優秀女優賞。
赤いロングドレスでステージにあがった彼女に
しばらく客席のスタンディングオベーションが鳴り止まず、
わたしもパソコンの前で、じーんと涙がこみ上げましたわ。
リヴァさん、けっこう映画界ではブランクの時代があったので
85才にして、この栄誉はさぞかしだろうなあ、と想像に難くないです。
アメリカのアカデミーの最優秀女優賞にノミネートされている
彼女の取材通訳のため、わたくしもロスに飛ぶんですが、
ドキドキ。お疲れがでてらっしゃらないことを祈ります。
そういえば、ちょうど一年前は「アーティスト」がアカデミーの最優秀作品賞をとり、ミシェル・アザナヴィシウス監督が来日時にもって来られたオスカー像をわたしも触らせてもらったのだった。
それで「これ、ぜんぶ金ですか!」と監督の前でつぶやいたら
「プフっ」という感じで笑われた・・・。あれが全部、金だったらガードマン要りますやんね。
「笑っていいとも」にもいそいそと持って行き、タモリやレギュラーのかたがかわるがわるオスカー像を抱いて謝辞・・というやりとりがありましたね。
懐かし。
今年もオスカー像にタッチ!できることを祈って、出かけます。