今朝からCQ WW電話部門が始まっています。 28メガは朝は北米から南米、その後夕方にヨーロッパが信じられないくらい強く入感しています。 夕方のEUの信号をキャプチャしました。 SSBバンドは各局の信号で埋め尽くされています。出る隙間が無いくらいです。FT8も相変わらずにぎやかですが、CWもペディションのためか結構信号が見えます。 来年もこのコンデションが続くのでしょうか?
FBなコンデションの28メガSSBでワシントン州のKL7OFとQSO,QRZドットコムを見ると何やら光るラックタイプの無線機があったので聞いてみました。そうすると、その無線機は200ワット出力のAM送信機で、光っているのは100THと言う送信管で、下側に見えるのは813と言うAM変調用の球でした。その送信機は次の様な大きな?ラックに実装されています。
詳しく聞くと、送信可能な周波数は75m、40m、20m,15mそして10mの5バンド仕様でバンドごとのプラグインコイルで周波数を切り替える様になっています。 813は807の親分格で2本並べると500ワットアンプができますが、この送信機ではAM変調に使っています。100THは名前は聞いたことがありますが、実際どんな真空管なのか調べてたら The Valve Museum と言うサイトに写真と説明がありました。
良い恰好?の真空管ですね。 今となっては貴重品だと思いますが、KL7OF Steveは毎日この無線機に電源を入れAMを楽しんでいる様でした。US全土とカナダそれにメキシコにAM愛好家がいて 3870/3885 , 7295/7293, 29000/29100KHzでアクティブな様です。 時間帯によっては日本でも受信できるかもしれません。29メガAMもコンデションが上がってきているので沢山DXとQSOできている様です。
更にこのラックの両脇にある機器について聞いたらGATESと言う送信機メーカーのAM放送局用の1KW?送信機とのことでした。どう使うのかまで聞いていませんがアマチュア的にはもっとパワーが出そうな送信機ですね。
KL7OFのQRZドットコムを見ると写真一枚にAM from: Naknek, AK、Tum Tum, WA そして Bouse, AZ と記載あるのみでしたが、写真をネタにAM時代のことを思い出しながらQSOできました。
今朝の28メガFT8 下から上までぎっしり、出る隙間がありません。 SSBも沢山北米から南米が強く聞こえています。
WSJTXのウオーターフォール
その時28メガ帯の全体は次の様に見えます。 SSBも沢山の局が出ています、左のスパイクはFT8です、FT4も沢山でていますね。 28.0から28.9MHzまでです。
CW FT8 FT4 SSB
FT8を拡大してみると;
28.074 28.077
28メガ: 早朝の北米から南米、夕方のEUがVFBです。 CWもSSBも沢山の局でバンドスコープが埋まっています。勿論FT8は言うまでもなく沢山の局が楽しんでいます。100ワットにDPやバーチカルの信号もSメータが今まで示したことのないゾーンまで振っています。
24メガ:このバンドのCW&SSBはQRVしている局数は少ないですが、EUが沢山入感しています。FT8と言えば下記に示すように出るところがないくらい多くの局で埋まっています。 ヨーロッパの奥深いところも沢山でています。 28メガはこの比ではなくもっと沢山でています。今年から来年にかけサイクル25のピークかもしれません。
10月11日夕方の24メガFT8です。信号で埋まっています!!
ドイツ、イギリス、スペイン これはごく一部のCQを出している局です。この他もっと沢山でています。QRPにホイップでも十分楽しめると思います。
WD6W Chrisさんから2021年の結果が送られてきました。 彼はこの調査を Work 100 Different Rigs Quest と呼んでいます。2021の結果は次の通りです。
それにしてもIC-7300 とFT-991Aが圧倒的に多く使用されています。 中国のXiegu690も使われだしたようです。 FTDX-101MPは2022年の結果にはありませんが、2021年にはFTDX-101Dと同じ数となっています。合計するとFTDX-101は人気機種になっているのが分かります。ビンテージリグ無線機もまだまだ現役で使われています。