JA1KIH's Radio Memo

DXとの交流や設備メンテなどをアップしています。

リニアアンプの追加や交換時の注意

2018年02月28日 | 無線機
以前投稿していますが、現在ハイパワー免許を受けている局が新たにリニアアンプを追加や交換する場合注意が必要です。 これは昨年12月までは旧スプリアス時代のアンプでも一旦許可されても新スプリアスへの全面切り替えまで5年以上ある次の再免許まで旧スプで許可されるためでした。 しかし既に今は5年をきっているため新スプスペックを満たさないアンプを追加交換届けをした場合問題が生じるようです。 理由はリグ(エキサイタ)とアンプのセットで新スプリアスを満たしているかどうか確認する必要があるからです。(理屈では旧スプ期限のH34年11月末まで旧スプとして免許を受けるという手もあるかもしれませんが)

リグだけの場合は保証認定で該当旧リグは新スプ対応で許可されますが、アンプをつないでいるハイパワー局はそうは行かないようです。 すなわちそのアンプを使ってリニアの出口で規格を満足していることを証明する必要が出てきます。 国内メーカ製の規格のはっきりしているアンプの場合は問題ないとのことですが、外国製アンプは幾らスペックがしっかりしていても何らかの裏付けが要るかもしれません。自作アンプの場合はデータなしでは厳しいかもしれません。

すべて新規に検査を受ける場合はどんなリグとアンプの組み合わせでもスプリアスは実測されるので問題はないと思われますが、既存のハイパワー局がアンプを追加すしたり交換する場合は事前に総通のハイパワー担当の方に相談されたほうがいいようです。 


新生児、日本は世界一安全な国

2018年02月24日 | 社会・経済
新生児の生後一ヶ月間の死亡率ランキングがCNNに出ていました。 元ネタは1990年から2016年のデータを纏めたUNICEFですが、それによると危険な順では(生後一ヶ月の死亡率が高い国)以下の様になっており、一番危険な国はパキスタンで新生児22人に一人亡くなっています。

Pakistan
Central African Republic
Afghanistan
Somalia
Lesotho
Guinea-Bissau
South Sudan
Côte d'Ivoire, or Ivory Coast
Mali
Chad

逆に安全な国は以下の様になっており何と日本が一番(1,111新生児に一人)です。

Japan
Iceland
Singapore
Finland
Slovenia
Estonia
Cyprus
Republic of Korea, or South Korea
Norway
Luxembourg

安全な水や施設が完備しているかなどによって決まってくるので、さすが日本は衛生的な国のトップとなっています。

収入の高い国ではこの死亡率は平均333人に一人で、アメリカは270で平均より少し劣っています。 アメリカの州ごとの分析も行われており、それを見ると中部アメリカが一番悪く、東海岸そして西海岸となっています。 

どの国の誰から生まれるかは運で決まる?のでたまたま日本人から生まれるとほとんど全員ラッキーとなりますが、パキスタンなどにまかり間違って生まれると生まれてすぐこの世からサヨナラとなるわけです。 誰が一体何処の誰から生まれるように采配を振るっているのでしょうね? もっとも無事生まれてきても親の虐待にあう不幸な子供もいるので成人するまでの mortality rate を見ると少しは違うかもしれません。

ラグチュウの話題にでもつかってください。


ベネズエラのハイパーインフレ

2018年02月19日 | 社会・経済
ベネズエラの通貨危機については以前投稿していますが、最近読んだCNNでは更に悪化しており、ついに現地通貨ボリバールはほぼ価値がなくなってしまったようです。

CNNを見てもらえれば分かりますが、アメリカ1ドルが 2017年1月には3,164ボリバール、11月には41,290、年末には103,024、そして今年1月には182,492ボリバールとなっています。 1995年頃現地で仕事をしていた頃は確か1ドルは1000ボリバール程度でした。 今は当時から180倍以上になっているということです。 日本円で言えば1ドルが100円だったのが18000円(18,000円)になったということですね。 

なぜこうなったかは社会主義政策を進めたチャベス元大統領が国民に石油で手に入れたお金をジャブジャブ国民に配ったためです。 国民は無料で住宅から食料を国(石油収入ですよ)からもらい働かなくても生活出来ました。所が石油価格が下がるととたんにそれが出来なくなり、その結果全部輸入に頼っていた医療品などは無くなり病院は何も出来なくなり国民は危機に陥りました。 幾らガソリンが水より安くても食料や薬が輸入出来なくなったら生活出来ません。

日本ではそんな可能性は低いですが、今政府が進めている高等教育無償化や社会保障の税金で足りないところを国債で賄うなどは、ベネズエラとどこか似ている感じがしませんか? 今のところ日本は輸出で外貨を稼いでそれで石油や食料を買えていますが、輸出が出来なくなったらどうなるのか? ベネズエラは石油収入に100%頼ってそれを当てにした社会主義者が結局国民を甘やかしその結果アホな国民を大量生産結果が今の状況です。もともとカリブ海に面した気候も良く土地は豊なので又海産物資源も豊富でありまじめにやっていれば食うに困る国ではありません。これは半年以上現地で生活した体験からも言えます。 結局石油収入が人間を狂わせたということでしょう。 

国債を毎年何十兆円も発行しそれを日銀に買わせている国がいつまで持つのか、興味ある実験の感じがします。もし無限に国債で賄えるならこれほど心地よい環境はないかもしれませんね。 国債と言う麻薬みたいなものが人間にとって良いものかどうか分かりませんが、クリアな説明はいろんな本やネットで見ても分かりません。 多分答えはないのでしょうね? 時が来たとき初めて分かるのでしょう。 それにしてもこれほど重要な課題が国会でも議論されず、ましてメディアはわざと取り上げないのは一体どうしたことでしょうか? 不思議な国です

FT8その後と使用モードの変化

2018年02月18日 | 無線室
FT8の変更届け後7メガと14メガで実際に運用して見ると;

・弱い信号でもデコードできればQSO出来る
・沢山のエンティティからQRVしている、カリブエリアから沢山でているのには驚きました
・小電力でもQSO可能・・・通常はアウトプット10ワット程度で十分なようです
・CWやSSBで信号が聞こえていなくても沢山でている・・これはなぜでしょう?
・リグとのセッティングはCATなしでも周波数が決まっているのでOK
・7041は国内の局が沢山でているのでAJDは簡単
・通常使っているハムログとの連携ソフトのセッティングが出来ていないので一々ハムログに入れる必要がある

とにかく簡単に国内やDXとQSO出来ますね。

強いて言えば、ラグチュウが出来ないのはストレスを感じますが、ラバスタをCWやSSBでやるのであればFT8の方がデジタルモードと割り切って楽しめるので違和感は少ないです。 ラグチュウをやるのであればSSBで十分楽しめます。ここ数週間のログを見るとCWがほとんど無くなりFT8が中心で時々SSBと言うパターンになってしまいました。


団塊の後、三度目の日本 堺屋太一著

2018年02月11日 | 社会・経済
経済関係の本は巷にあふれていますが何が本当なのか素人にはわかりません。 政府の借金は中央銀行が日本円をじゃぶじゃぶ刷ればチャラになるとか、借金の対GDP比を下げればいいとか、発行済みの国債は永久債に書き換えれば政府の借金は無くなるとか、ハイパーインフレが起きて預金封鎖が起きて一夜にして皆さんの預金がなくなるとか、資産家は国外に資産を移しているとか、・・・・・・・・・・???????。

本屋さんで何時もの様に本を見ていたら、堺屋太一著 団塊の後、三度目の日本 と言う本ば目に入りました。 サブタイトルとして 夢ない、欲ない、やる気ない の低欲社会 こそ危機だ! と言う本を発見、すぐ手に入れて読んでみました。 この小説は政府の借金がどんどん膨らんで今にでも崩壊しそうな202X年の日本を予測しています。 詳しくは是非手に取って読んでもらいたいと思いますが、最初に書いた様な理屈本ではなく別な角度から世の中を見ているところに面白さがあります。 

行き過ぎた欲が資本主義をおかしくしていると言う見方もありますが、この本に書かれている様に欲がなくなってしまうのも困ったものです。 いずれ何かが起きてリセットされるような感じがしますが、それが来るまでせめて頭を使って議論が出来ればいいなと感じました。
  
繰り返しになりますが、ぜひ一読してみてください。 出たばかりの本なので在庫はあると思います。