以前申し込んでいたTOEIC SWセミナー(抽選で390名が受講・・・なぜか今回も当選?)に今日参加してきた。SWテスト(Speaking&Writing)は従来のLR(Listening & Reading)テストとは異なりしゃべる、書くを試すもので、おのおの200点満点で、150点くらいとれれば英語によるコミュニケーションが相当とれるレベル。受けたことはないが、PCとヘッドセットが個人に割り当てられしゃべる、書く問題の回答を即答する。LRテストでは机上の知識があれば高得点がとれるが、SWは実際にしゃべるおよび書くことができないと点数はとれない。 LRテストで満点の人でもSWは140くらいしかとれないのはよくあるケースらしい。
と、ここまではSWテストの宣伝になりましたが、セミナー参加のもうひとつの目的は講演会で役に立つノウハウを聞くことです。今日の講師は 安河内哲也さん(東進ビジネススクール講師で、LR,SW満点、通訳案内士資格など英語のエキスパート)が”英語なんて言葉だ!やればできる!)というタイトルでした。 役に立ちそうな内容を以下メモします。
英語を話せ、書けるようになるための7つのコツ
- シンプルなパターンに当てはめて話す習慣をつけること
- 英文を音読し、自動化する訓練を習慣化すべし
- 他人の英語に対してコメントしない
- インターネットを使ってどんどん発信すること
- 英文を検索してもらうサービスをもつこと
- 自分の周辺情報を語る文章をつくること
- 積極的に外国の友人をつくること
1は短い文章でいいので簡潔に言いたいことが表現できるようにする。 関係代名詞や複雑な構文を考えているとしゃべることができなくなる。 簡単な文章 S+V+X が日本語を介さないで英語が出てくるように訓練する。
2はとにかく英文を声を出して読み黙っていても文章が口から出るように練習する。声を出して反復練習することにより本に書いてある内容が英語でいえるようになる。
3は人がしゃべっているとき発音がどうのこうの、文章がおかしいなどと批評してはならない。コメントするほうもされるほうもしゃべることができなくなる。
4はフェースブックなどで自分の考えなどを発信することは書く力をつける
5は自分がしゃべったまたは書いた英語を添削してくれる友人などをもつととどんどん正しい英語になってゆくと言うこと
6は会話を考えた場合、まずは身近な話題である自分自身や周りの話題を提供できるようあらかじめ文章を練っておく。 ビジネスの場合でもまずは雑談から入る場合が普通なのでそんなとき役に立つ。
7は日本には外国人がたくさんいるので外国人の友人を積極的に作る。 外国人も日本人の友達を欲しがっている
と、これらを実践することにより英語が話せて書けるようになるというものです。 (もちろん聞く読む力があってのことですが)
これらはCWやSSBでDX相手に会話を楽しむのに非常に参考になります。ハムにあてはめると
1は簡潔な文章で言いたいことを表現できる様にする。
2は実際にDXと交信するとき考えられる例文や実際の交信で使われた文章をなんども反復し自由に使えるようにしておく
3は英語による交信で間違った英語をつかっていないかなど恥ずかしいと思わないまた他人を批評しない。
4はブログやフェースブックなどの利用でしょう(英語のブログなどは一番いい情報発信になるでしょう)
5はできればNativeの友人を作り、時々オンエアやメールで文章を添削してもらうと良いでしょう。間違った文章などはどんどん訂正してもらい良くすればいいのです。
6はラバスタから一歩進むにはいい材料です。
7は無線の場合、いつでも聞こえていさえすれば友達をつくることは可能なのでハムの特権ですね。
その他
- 日本人同士でも英語でしゃべることを恥ずかしいと思わない様に(このセミナーでは隣の人とペアを組んで自己紹介などを英語でやります、もちろん日本人同士)、日本人同士で英語をしゃべると会話力がつく(らしい)
- 完璧な英語を目指すと一生英語で楽しい会話や文章によるやり取りはできない。Nativeレベルをターゲットにしない。できるところから実践で使ってゆく。 とにかく人の真似を積極的にやる
- とにかく繰り返しの練習あるのみ(声にだして)
- 思考と話す時間差をどうすればなくせるか? 日本語で考えそれを英語に直している限り時差は生じる。日本語→英語を時差なしでやるには英語で考えるレベルが必要。 音読、暗唱の繰り返し練習が時差を小さくしてくれる。
最後の所は、CWでチャットしているとき、CWで英文を受信→内容を日本語で理解→日本語で返事を作成→CWで返信のステップを取ると、どうしても中身が断片的や間違った理解をして話がうまく進まなくなるケースが発生します。 やはり、CWを聞いて英語で理解して英語で返信できるレベルまで行かないとQRQチャットはできないでしょうね。 よく使う単語や文章であれば最初も文字か語で文脈から後は想像できるので以外とスムーズに行きますが、なれない語や文が入ってくるととたんに理解度が極端に落ちることを経験しますが、これなどは日本語変換が入るからでしょうね。 CWはあくまで道具と考えればやはり、声を出して反復練習をいやと言うほどやり英語で考えているレベルまでもって行くのが急がば回れなのかもしれません。
END