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固定電話、雑音、切断 の対処方法

2022年12月15日 | うんちく・小ネタ

近所の独居老人宅は固定電話しか使えないのでこの電話は基本インフラの一つです。ところが最近身内や病院に行くためタクシー会社に電話するとき雑音が出る様になり、時々電話が不通になる現象が出て、とても不安になっていました。

この相談から、電話機の不良、回線の不良の両面からチェックした結果は以下の通りです。もし、ご近所に似たような境遇の方がおられたら参考にしてください。

事象:NTTの固定電話を使って知人などに電話しているとき、雑音が混入する又は時々接続できない事象が発生する。

原因:電話局から加入者宅まで銅線でつながれていますが、そのケーブルが何らかの原因でロスを発生させている、その結果雑音や回線自体が断となり、電話が使えない。また、電話機自体の不良や宅内(家の中の電話線配線不良)の問題など加入者側の問題が想定されます。

対処方法:まずNTTに雑音や回線が接続できないことを連絡すると、NTTは加入者線のチェックを行ってくれます。宅内側かそれともNTTが提供している回線側の問題かを調べてくれます。 なのでまずはNTTの故障担当部署に連絡する必要があります。ネットでい検索すると113に電話する方法とネットを使う方法があります。どちらでも良いので早くつながる方法で現状を連絡してください 社会インフラの電話なので最短で対応してくれるはずです。

今回の事案: NTTの回線チェックの結果、繋がらない事象は確認でき、それが宅内側かNTT側かは現場チェックが必要とのことだったので現場チェック日時を決め来てもらうことにしました。 保安器、宅内とNTT側のインターフェース、でチェックしたところNTT側と判明し、結論として電話局と加入者宅を結んでいるペアケーブル(銅線)の問題であることが確認でき、問題のない銅線に切り替え、復旧しました。

思ったこと; 2024年に現在使用されている銅線を使った固定電話はすべて光ケーブルを使ったインターネット回線に変更されます。その時は宅内には光ファイバー様の回線終端装置が設置されます。事前の案内もきています。 一方、高齢者、特に独居老人の場合固定電話以外の選択肢はないので固定電話は社会との接点です。 これ程重要でも定期的チェックはなく問題が起きてからの対応となっています。これでいいのでしょうか? 

高齢者にスマホを使って電話のみならずメールサービスを使えてと言っても、それは空しいだけです。従い、小さなコミュニティーであっても高齢者が電話を安心して使えるよう定期的な回線チェックなどをNTTにやってもらいたいと思います。