IC-7300とPW1をオンにし21メガでCQを出そうと電波を出し受信に戻そうとしたところ、IC-7300 の送信ランプが受信に戻らず、当然PW1も送信状態のままとなりました。PW1は電源オフにしましたが、7300は戻りません。Powerオフにはできました。 再現してみたところ同じ現象がでたのでこの組み合わせで何かがいたずらしていると考えました。 7300単体では問題なし。 次にTS-590+PW1を試したところこちらはPW1が送信に切り替わりません。 現在の構成はPW1に7300と590を接続し、7300はCIVで、590はATCをPW1との間にいれPTTとALCをつないでいます。エキサイタの切り替えはPW1でできます。エキサイタ側は問題ないのでPW1のPTT回路に問題があると考え、回路図をチェックしたところ半導体スイッチが2つ入ったICがエキサイタとつながっていて、おそらくこのICの問題だろうと思いICをネットで見つけました。
しかし、どうも現象が今一気になるので、PW1との接続を全部外し、7300だけをつないでみたところ送信から受信に切り替わりません。が、590だけでは切り替わります。7300に何か原因があるのか?と思いさらに調査開始した結果、7300のDC電源電圧が16.8Vまで上がっているのを発見。7300の定格は13.8V±15%なので11.73V~15.87V、完全に定格オーバーです。DC電源はダイアモンドのGSV-3000 を使っていますが、電圧調整VRが時々ガリ?で変化するので開腹し再調整し元に戻しました。その結果、送信から受信に切り替わらない問題はなくなりました。果たして、この過電圧が原因なのか?さらに7300側のPTT回路を眺めないといけませんが、その調査は別途することにしました。
無線機(やその他電子機器)の電源電圧は規定以内に入っていることの確認の重要性を改めて感じました。
21メガでは問題がクリアできましたが、今度は14メガで別な問題(昔の言葉でいえば吸い込みが悪い)が発生、これは無線機の問題でなくアンテナ系の問題ではないかと、ダミーロードではその問題は発生しないので、改めてアンテナ系をチェック予定です。また原因?が分かったらアップしたいと思います。