JA1KIH's Radio Memo

DXとの交流や設備メンテなどをアップしています。

パソコンがダウンした ⇒ 復旧方法

2019年11月27日 | ネットワーク

メインで使っているHPのデスクトップPC(Windows10Pro 64bit)に障害発生、いわゆるブルースクリーンが頻繁に出るようになりました。 セキュリティーとメンテナンスでチェックするとハード的な障害の様ですが、問題点を特定できません。 メモリー不良とかの表示が出ますが、何が原因なのかは分かりません。 何度か、強制終了(電源スイッチの長押しでシャットダウン)し、再度立ち上げしばらくは問題ありませんが、また突然シャットダウンします。 今回は特にひどく、電源を入れてもアラーム音がなり、全く立ち上がりません。 数回やってもダメで、ネットで調べた帯電を開放するため電源コードを抜いてしばらく放置しても同じです。

最後に行ったのはPC内部にあるメモリーカードをいったん外し再実装することを試してみました。 ついでにCPUのヒートシンクとCPU間に塗るシリコングリスを新しくし放熱効果を高めました。 その結果、電源オンすると無事立ち上がり今のところ問題は発生していません。 今度再発したらメモリーを取り換えることを試し、それでもだめなら廃棄ですね。 データは全部バックアップしてありますが、WSJTとかハムログとかまたやり直しとなるので面倒です。 


この信号はどこから?

2019年11月26日 | 無線室

14メガをワッチしていると時々50KHz間隔くらいで強烈なジャミングの様な信号に遭遇します。 バンドスコープで見ると14メガ全体に広がっているのではなくSSBバンドから上の方にあるようです。 その信号は連続したジャーという雑音で、そのレベルもS9オーバーでアンテナをまわしてみると北東からきている様です。シベリア? 

下のバンドスコープの様に 14210KHz、14250KHz、14294KHz、14337KHz、14379KHzの5か所に信号があり、14294KHzが最も強い。 この信号を初めて聞いたとき近所の太陽光発電所のパワコンが発生するノイズと思いましたが、パワコンが発生するノイズは約20KHzの倍数になり、バンド全体に出るはずなので、パワコンではないと判断できます。また他のバンドをチェックしてみましたが、全くでていません。

24時間でているかと言えばそうではなく朝の時間帯に聞こえていても昼頃からは聞こえないのでやはり人工的ノイズだと思います。 季節柄14メガの北米が開く時間帯なので迷惑な信号です。

ちなみにCWバンドはほとんど信号はなく、FT8は元気な信号が出ていて、SSBバンドでは北米の局がFBに入感していました。

 


超弱視86歳OTから元気を得る

2019年11月08日 | DXとのおしゃべり

VK2ARZ Maxが今年も日本にやってきました。 彼は現在86歳、元オーストラリア鉄道のエンジニアで訳あって独身、唯一の身内である妹のPamさんは600Km離れたところに住んでいるのでシドニーで独居(老人?)生活、無線が唯一の楽しみだそうです。

彼は1960年代に右目の視力がなくなり義眼、左目も2000年のころ視力が大きく損なわれかろうじて光がかすかに?わかるレベルの超弱視です。 自作と思われるロッドアンテナ(多分)を利用した白い杖を頼りに一人で大方のことはできる様です。  来日の目的は東松山で毎年開催されるウオーキングラリーに参加するためです。しかし、今年は残念ながら台風の影響で中止になってしまいました。 この日本でのラリー前後に韓国と台湾でも同じようなラリーがあり、当初の予定では シドニー ⇒ ソウル ⇒ 東松山 ⇒ 台北 となっていて旅行日程表では東松山に3日間滞在となっていました。

このウオーキングラリーはハンディキャップを持った人もたくさん参加している様で、世界中の多くの町で毎年行われている様です。 ウオーキングラリーはいつから参加しているのか聞いたところ、目のハンディキャップとの関係を語ってくれました。 若いころ、1960年代に右目の視力がなくなり義眼になり、その後2000年までは左目で不自由なく生活していて、元気な内にできることはやろうとグライダーに没頭し、アメリカのNMやニュージーランドで合計数百時間のフライト歴を持っているそうです。一番長距離フライトはNM(ニューメキシコ州)からCO(コロラド州)、風に乗ると一気に数百キロのフライトを楽しめると過去を懐かしむように語っていました。左目も21世紀になったころほとんど見えなくなりグライダーは無理となってしまいました。 しかし目が見えなくても体を動かし、いろんな人とのかかわりを持ちたいとの考えからウオーキングラリー参加を決め、イタリアやハンガリーなどEU各国のラリーに参加、アジアでは台湾や韓国それに日本で定期的に参加しています。一日に5キロから10キロ程度を歩き、そのあと参加者でワイワイ楽しむようです。 ラリー参加者と顔見知りになり(多分弱視者ということで目立つかもしれませんね)楽しい時間が過ごせそれを楽しみにしている様でした。

彼はCWがメインで14メガや7メガでよくQRVしていますが、当局が初めてQSOしたのは2016年1月でした。 その年確か9月頃メールが届き(とは言ってもDisplayが見えないので妹のPamさんの代筆ですが)それから4回来日し、昨年は残念ながらアイボールできませんでしたが、JJ1RZGさんシャック訪問や英語とスペイン語の達者なJA1CORさんとご一緒した秋葉原探索などを思い出します。

電車で移動中色んな話をする時間が持て、以前から疑問だった86歳と高齢に加え弱視で自由に動くのも制約が多いのになぜDXのラリーに参加するのか聞いてみました。答えはシンプルで、今できることをやるだけ・・・。 とは言ってもその実行力には大いに刺激されました。 しかし、話していると後数年はできるかもしれないがこれだけはわからない、その時になったらシドニーの一軒家を引き払って唯一の身内である妹家族の近くに移る考えだと。