8月13日のPBSニュースアワー(アメリカの公共ネットワークであるPBの放送)出ていますが、スマホなどでカジノが楽しめるサービスがあり、それにハマって大金を失った人のことが詳しく報道されています。 概要を紹介しましょう。 導入部分だけ以下引用します。キーポイントの一つはフェースブックが絡んでいることです。 ご存知の様に巨大なIT企業があたかも一国の様な動きをして、登録している人の膨大な情報を利用して(多分)、このゲーム(カジノ)にハマる人を見つけている様です。
Every year, more people are playing games on their phones, and a category of apps called social casinos has quickly become a multi-billion dollar industry. But are game developers targeting vulnerable users, with Facebook’s help and massive trove of personal data? Nate Halverson of Reveal at the Center for Investigative Reporting has the story of this treacherous platform for addiction.
詳しくはPBSニュースのSocial Casinoで検索して実際に40万ドルも使ってしまった人へのインタビューを見ることができます。 フェースブックに登録している人のデータを利用してこのルーレットなどのゲームにどのように反応するのかデータを作りそれをゲームを提供している業者と組んでゲームにハマる人をターゲットにしているようです。 ひどい話ですね。 いずれ日本でも同じことが起きるかもしれませんね。 以下の要約は実際にあった話の様です。
5年前のある日、あるおばあちゃんがテレビを見ていたら、Big Fish Casinoのコマーシャルが目に入ってきた。 それはゲームの宣伝で試しにソフトをダウンロードし、無料のゲームを楽しんだ、が、無料が終わった後、有料になり気が付いたら一か月で8,000ドル(80万円以上)使っていた。 それから9か月後には4万ドル(4百万円以上)使い、これはダメだと思いアカウントのキャンセルを申し出たがBig Fish Casinoはキャンセルしてくれず結局40万ドル(4千万円以上)を使ってしまった。 夫と二人暮らしでリタイアを計画していたが、ネットのカジノにハマってしまい、夫に打ち明けざるを得なくなった。
ソーシャルカジノを運営している会社は去年5ビリオンドル(5000億円以上)を稼いでいる。 これらの会社はは娯楽を提供しているだけだと言っているが、とても儲かる商売でどこか隠された秘密があるようだ。 突っ込んだ話をBig Fishにしたが返事をもらえなかった。 ソシアルカジノを使っているユーザの内3%程度から運用会社の80から90%の利益を得ている(この3%の人はいわゆるカモですね)。
日本ではどうなっているのか、わかりませんが、おそらく同じようなことがおき、多くの人がオンラインゲーム(カジノ)にハマるのではないかと危惧します。