JA1KIH's Radio Memo

DXとの交流や設備メンテなどをアップしています。

Social Casions (ソーシャルカジノ)、聞いたことありますか?

2019年08月15日 | 社会・経済

8月13日のPBSニュースアワー(アメリカの公共ネットワークであるPBの放送)出ていますが、スマホなどでカジノが楽しめるサービスがあり、それにハマって大金を失った人のことが詳しく報道されています。 概要を紹介しましょう。 導入部分だけ以下引用します。キーポイントの一つはフェースブックが絡んでいることです。 ご存知の様に巨大なIT企業があたかも一国の様な動きをして、登録している人の膨大な情報を利用して(多分)、このゲーム(カジノ)にハマる人を見つけている様です。

Every year, more people are playing games on their phones, and a category of apps called social casinos has quickly become a multi-billion dollar industry. But are game developers targeting vulnerable users, with Facebook’s help and massive trove of personal data? Nate Halverson of Reveal at the Center for Investigative Reporting has the story of this treacherous platform for addiction.

詳しくはPBSニュースのSocial Casinoで検索して実際に40万ドルも使ってしまった人へのインタビューを見ることができます。 フェースブックに登録している人のデータを利用してこのルーレットなどのゲームにどのように反応するのかデータを作りそれをゲームを提供している業者と組んでゲームにハマる人をターゲットにしているようです。 ひどい話ですね。 いずれ日本でも同じことが起きるかもしれませんね。 以下の要約は実際にあった話の様です。

5年前のある日、あるおばあちゃんがテレビを見ていたら、Big Fish Casinoのコマーシャルが目に入ってきた。 それはゲームの宣伝で試しにソフトをダウンロードし、無料のゲームを楽しんだ、が、無料が終わった後、有料になり気が付いたら一か月で8,000ドル(80万円以上)使っていた。 それから9か月後には4万ドル(4百万円以上)使い、これはダメだと思いアカウントのキャンセルを申し出たがBig Fish Casinoはキャンセルしてくれず結局40万ドル(4千万円以上)を使ってしまった。 夫と二人暮らしでリタイアを計画していたが、ネットのカジノにハマってしまい、夫に打ち明けざるを得なくなった。 

ソーシャルカジノを運営している会社は去年5ビリオンドル(5000億円以上)を稼いでいる。 これらの会社はは娯楽を提供しているだけだと言っているが、とても儲かる商売でどこか隠された秘密があるようだ。 突っ込んだ話をBig Fishにしたが返事をもらえなかった。 ソシアルカジノを使っているユーザの内3%程度から運用会社の80から90%の利益を得ている(この3%の人はいわゆるカモですね)。

ここで重要なことはソシアルカジノを運用している会社は利用者のFBの機能を使ってカジノにハマりやすい人かどうか分析して上手く利用している。(どうやってそれをつかっているかはニュースにでています・・・いわゆるカモを逃がさないような仕組みがあるのです)。 

日本ではどうなっているのか、わかりませんが、おそらく同じようなことがおき、多くの人がオンラインゲーム(カジノ)にハマるのではないかと危惧します。 


フランスのミツバチ

2019年08月09日 | うんちく・小ネタ

また、無線とは関係ない話題です。 食料に影響するかもしれないので取り上げてみました。

France24.com というサイトに French Honey at risk as dying bees put industry in danger という記事が出ています。これは今年の6月の記事ですが、最近ニュースで見かけるEUやアラスカの熱波の記事、EUで40度C以上、アラスカで32度C!とも関係するかもしれないのでこの記事をざっと見てみたいと思います。

ミツバチはご存知の様に花粉媒介者でミツバチなしにはリンゴなどはできません。 そのミツバチが大量死したりして農業に大きく影響しているのです。 実際昨年も長野県のリンゴをオーダーしようとしたらリンゴ園からミツバチが減ったので収穫がすくなく箱で販売できる良いものはありません・・・と言われました。

本文トップの英文:

The collapse of honeybee colonies due to climate change and the use of insecticides threatens to ruin another year of French honey harvests, French beekeepers warned on Tuesday.

 

 気候変動と殺虫時の使用により蜂蜜のコロニーが崩壊されたと農家が悲鳴を上げ、ミツバチははなの蜜を全くとってこないので養蜂は壊滅的な状態になって今年は収穫は期待できない。過去にさかのぼると2016年は通常18,000トンから20,000トンの収穫に対し半分の9,000トンだった、そして2017年は収穫が大きくへるだろうと警告していた。 

フランスのミツバチは急激に減っており、1990年代は年率5%程度だったのが直近では30%にもなっており、これは気候変動のためと言われている。 実際、今年は遅い霜と北たから風が吹き。花が乾燥し蜜ができなくなった。 花がなければミツバチがいくら頑張っても蜜は取れない。 5月の霜は多くの植物の成長を止めてしまった。 北風は通常数日間しか吹かないがことしは一か月も吹いた。 

他の分析ではミツバチの減少は殺虫剤が原因ではないかと言われている。これら殺虫剤に含まれている有害物質はミツバチの神経系を直撃しているかもしれない。そのため殺虫剤使用禁止をフランスは決めた。 

ミツバチは8千万年前に地球に現れ、人類は3百年前だ、農業は8千年から1万年前から行われ、本格的な農業はたった70年前からだ。この70年間にわれわれを取り巻く景観や生態系は大きくかわってしまった。 ミツバチは地上の1/3の食糧と関係する花粉媒介者であり保護する必要がある。 もしミツバチがいなくなったら果物や野菜、それに穀物を失くことになり、連鎖して鳥などの動物も失うことになるかもしれない。

人間が関与しているのは殺虫剤などですが、気候変動事態は万年単位で変化しており誰も変えることはできません。しかし、その影響が食料生産に影響するようになれば、食料の取り合いが起きるかもしれませんね。 巨額のお金を使って気候変動や食料生産を研究している研究者はなにをやっているのか大いに疑問を持ちます。