JA1KIH's Radio Memo

DXとの交流や設備メンテなどをアップしています。

CQWW 2018

2018年11月26日 | 無線室
24日午前9時から26日午前9時まで行われたWW CWにプチ参加しました。 目的は80mバンドで未達成の100エンティティーに挑戦すること、160mバンドでどれくらい出来るか試すこと、でした。 80mと160mのアンテナ(逆V給電点17m)を上げ期待していましたが結果は大きくはずれました。 160mは北米やEUが聞こえますが幾ら呼んでも強い局意外は応答ありません。ニューエンティティーはなし、がっかりです。 80mは朝7時前後にアフリカやEUが結構強く聞こえモロッコ(CN)など幾つかニューワンが出来ましたが後一歩で100に届きません。何とか2018-2019年に100を完成をも目論んでいますがさてどうなるか、やる気もだんだん失せて来たので成り行き任せ? 

コンテストで感じたことを幾つかメモしておきます。
①信号レベルはコンデション次第と思いますがそれでもハイレベルですね。
②PC又はリグ内臓のキーヤー操作の局が多いです。
③それでもハンドキーでがんばっている局もいますが、癖のあるキーイングは迷惑です。珍エンティティーから何度も?、待機している局は苛立っているはず。 コンテストにはハンドキー(癖のある)は止めて欲しい、と感じました。
④CQテストを出す局が多いですが、誰からも呼ばれず寂しい思いをするより良くワッチしてコンテストを楽しんだほうがいいのでは。

今回200以上QSOしすぐにCQWWにログをネットで送っておきました。


日銀破綻・・新刊書

2018年11月09日 | 社会・経済
このブログで何度か紹介していますが、日本政府の一般会計予算約100兆円に対し税収は60兆円程度で差分は国債で賄われているので政府の借金は1000兆円オーバーでこの先も突然変異が起きない限り国債発行は継続し、市中銀行経由日銀がどんどん購入するはずです。 と、言われてもではどうすればいいの?となりlayman(素人)では分かりません。 そこで、前回アップした日銀・市中銀行・政府・民間・海外との取引の相関図を作ってみたわけです。 以下再掲します。



この相関図を作るにあたって色々と調べてたいたところ藤巻健史参議院議員の著書に興味を持ち早速購入しました(発行日は11月10日ですが今日9日本屋にありました)。 これからじっくりと読んでみようと思います。 



実はたまたま上記相関図を作成するため調べていたら、藤巻議員のTwitterで色んな人、たとえば政府発行の国債は日銀が買えば政府の借金はチャラになると言う人もいれば、日銀が国債を銀行から買っても日銀の当座預金になるだけで借金は変わらないという人(上記相関図を見れば明らかな話ですが)、が藤巻議員に質問しそれに丁寧に返事されていて、その中でこの本が11月発行されることを知った次第です。 

この類の経済本は、問題点をだらだらと言うだけで、では一般人はどうすればいいの?というのがほとんどありません。 しかしこの本では具体的に巷で言われている話(上記の例もその一つ)の嘘だという理由や、日銀破綻のシナリオとどうなるのかの予測そしてその対応策も書いてあるので参考になるはずです。 国債やそれに関連する経済の仕組みがわからないまま政府の借金はBOJが買えばチャラとか言われても良く分からない、国会ではほとんど議論されない(議論することがタブーなのでしょう)がなんとなく不安に感じるという人もこの本は参考になると思います。

アンテナ工事は気をつけましょう (W0AIH SK)

2018年11月06日 | アンテナ
11月1日のQRZ.comニュース及びARRLサイトでコンテストで有名なW0AIH がアンテナ工事中の事故で10月31日にSKの記事が出ています。 下記にARRLニュースの一部を引用します。





The Reverend Paul Bittner, W0AIH, of Fall Creek, Wisconsin, died doing what he loved on October 31, when a tower-climbing mishap claimed his life at his well-known antenna farm.

W0AIHはコンテストで有名な方ですが、調べたら当局も8回コンテストでQSOしていました、又、アンテナファームでも有名です。 QSLカードには沢山のタワーが建っているのが見えます。またYoutubeでは75mの3エレ八木のブームに乗って作業しているOMが出ています。 84歳だったとのことですが、現役でタワーに上りアンテナ工事をされていたようです。すごいパワーですね。 お悔やみ申し上げます。



タワーやマストそれにルーフタワーに登ってアンテナ工事するのはアマチュア無線では極普通の事ですが、一旦事故になると大事に至るのでとにかく安全第一で絶対無理はしない、危険と思ったら作業をあきらめるなど注意とその場での決断が要求されます。 W0AIHの事故はタワーに登るための道具に不備があったため起きたとコメント欄に出ています。 いつも使っている道具(作業用安全帯)を使うときは必ず動作チェックを行い、タワーに登る時はゆっくり確実にを何時も忘れないようにする必要があります。 又、体力との相談もあるのでプロにお願いするタイミングの判断も重要ですね。 年齢とともに危険な作業をしなくても済むアンテナに変えるのが一番かもしれません。




同一周波数アンテナの相互干渉(Yagi vs Quad)実験

2018年11月03日 | アンテナ
同じ周波数のアンテナが近接距離にある場合相互干渉が予想されますが、具体的にどれくらい影響するのか良くわからないのが現状だと思います。ハンドブックなどには例えば、21メガの八木がタワートップにある場合、その下に7メガフルサイズのワイヤダイポールを設置すると八木の性能が出ないので同居するべきではない(理由は7メガのダイポールは21メガでも動作するので21メガのアンテナが隣接して設置されたと同じことになる) といった記事やクワッドアンテナは八木が近くにあっても影響は受けないといったことが書かれています。 

たまたま14メガ用の4エレ八木(7と14のDual Bander) と2エレクワッド(14から28メガの5バンド)が14mの間隔でほぼ同じ高さに設置してあったので14メガでどんな影響があるのかチェックしてみました。 と、言ってもアンテナのFB比やゲイン測定は無理なので簡単に出来るSWRで評価してみました。 

アンテナの配置は以下の通りです。 両アンテナとも約20mHです。



測定は片方を固定(4エレ八木)を固定して(北に向け)クワッドを回転させクワッドのSWRがどう変化するかチェックしました。 その結果は次の通りです。 


グラフの下に二つのアンテナの向きが分かるようにしてあり、これから分かることは:

1)二つのアンテナが逆方向の場合一番影響を受ける。(理由はよくわかりませんが)
2)向きが90度の場合、影響が一番少ない。
3)同じ方向も影響は余り無い。

配置図からわかる様に2つのアンテナが北向きの場合二つのアンテナは平行に並んでいます。 そこで同じ直線上に二つを配置するとどうなるか試してみました。 すなわち八木とクワッドが同じ線上なので、八木の真後ろに14mのところにクワッドが来る配置です。結果はほぼ同じで逆に向いたときの影響が大でした。 同じ方向に向けると影響はありますが、平行の場合と似た結果でした。

アンテナ自体のゲインやFBそれにFSが異なり又地上高などいろんなパラメータが入るので上記は一例に過ぎませんが、同じ周波数用に作ったアンテナを複数設置する場合どう配置するかの参考になるかもしれませんね。 なお実験した周波数は14.050Mhz付近でした。 又クワッドのその周波数でのSWRは1.2程度まで追い込んでありますが調整は地上高5m位で行いその後タワートップまで上げたとき、既に4エレがあったのでその影響を受け1.5近くまで悪化していました(実はなぜ悪化するのか追求していて上記の結果となりました)。