JA1KIH's Radio Memo

DXとの交流や設備メンテなどをアップしています。

CQMM DX CONTESの紹介

2017年08月30日 | 無線室
下記の様なメールがブラジルから届きました。 無線仲間に紹介してとかいてあるので興味あるかた見てください。 

Dr OM

Have you heard or know the CWJF GROUP ?

We are the largest CW group in South America and since 2011, we are doing worldwide,
the CQMM DX CONTEST, which is already among the 10 largest CW contests in the world.

Visit our website and learn more about our history , our certificates and our contest.

Our Group is also QSL MANAGER of different stations related to expeditions and special callsign.

8R1PY / 7X2DE / 5T1MM / 5T2MM / 5T3MM / CO6CAC / PP8CW / PP8ZAC / PQ4W /
PQ7MM / PQ8KL / PT8CWA / PT8CW / PT8SBR / PT9FH / PW7MM / PYØFA / PY4WAS/PQ8 /
PY4WAS/PU8 / PY4WAS/PV8 / ZP5AJR / ZP5KO / ZP5R / ZP7NIA / ZV8WAS /
ZV92WAS / ZW4WAS / ZY8T / ZZ4W / ZZ4WAS / ZZ8W

See the address of CWJF GROUP ( www.cwjf.com.br ) on our page
and disseminateamong radioamateurs of your Club / Group.

Our page has been visited by more than 1.7 million hams in six continents
(we were visited by 200 different countries), in 10 years.

Join CQMM DX Contest 2018.

Your participation is very important !

73 , Ed - PY4WAS ( President )

and

PY4KL ( Station of CWJF Group )


秋の訪れ 

2017年08月30日 | DXとのおしゃべり
朝8時頃14メガを聞いていたら弱いながらもVEやWの北米からの信号が聞こえていました。RBNで確認したら西海岸から東海岸まで信号は届いていました。 

バンドが開いている可能性が高かったのでダイアルを回していたらK5YQF Cecil がバグキーで楽しそうにラグチュウしているのを聞いて後でコール、久しぶりの14メガ北米とのQSOでした。こちらもバグキーを使いましたが、本当に何ヶ月ぶりかのCWラグチュウでした。 ハリケーンで大洪水になったテキサス州なので聞いてみた海岸からかなり離れたところに住んでいて問題はないとのことで一安心(もっとも洪水にあっていれば電波は出せないですね)。

これから朝方北米~南米に開ける確度が高くなりそうなので注意してワッチしてみましょう。

Working for a Chinese Boss

2017年08月28日 | 社会・経済
CNN ENGLISH EXPRESS 8月号に出ている掲題の記事を読んで色々と考えさせられる内容でした。

米国でGMの様な大企業がオハイオ州にある数千人が働く工場を閉鎖せざるを得なくなったこと、しかしその後を中国企業が購入し設備投資を行い多くの米国人を雇用しMade in U.S.Aを中国企業が行っているのは不思議な感じがします。 

もう少し具体的に言うと、オハイオ州のGMの廃工場を中国企業(Fuyao 中国の大手自動車用ガラスメーカー)が購入し6億ドルをかけ新工場にし、2000人以上の米国人を雇用しアメリカの雇用創出に貢献しているというものです。工場規模として世界1だそうです。 2008年にGMが工場を閉鎖し数千人が解雇されましたがその後中国資本が2000以上の米国人を雇用したことです。 

ガラスメーカの友人から聞いた話では車のフロントガラス(米語ではwindshieldと言います)は特殊な部類に入り身近な例ではラジオやテレビのアンテナを中に組み込んであります。 アメリカにあったガラスメーカはほとん外国に買収され今はないそうなのでFuyaoによって産業が戻ってきたといえます。

又、近未来には自動運転のため外部と電波で接続したりするアンテナや、障害物や標識を認識するセンサーをガラスに組み込むなどが重要な技術となりますが、従来仕様の風をよけるだけのガラスであれば大量生産の巨大メーカーに市場は食われ既存の競争あいても時間とともに淘汰されてしまいます。 アメリカにまさにその巨大メーカが中国資本で操業しているので日本メーカやその他外国メーカも危機感を持たざるを得ないようです。 それにしても人件費の高いアメリカで部品メーカがやっていけるのか疑問に思いますが、中国では圧倒的な市場を持っており、アメリカでも自動車メーカ数社に納入しておりトータルで見れば先行投資しているのだと思います。

アメリカで成功すると次は日本がターゲットになるかも知れません。既にシャープは台湾に、白物家電は中国企業に買収されていますが、日本の基幹産業が中国企業に買収されFuyaoの米国人の様になったらと思うといい気持ちはしません。 まだ時間はあるかもしれませんがT社の様に巨大企業が死に体にならないよう頭のいい経営幹部の人にはいい意味でもっと貪欲になってもらいたいものです。 

送信機データベース(貴方の局免に含まれるリグのデータベース)と新スプリアス

2017年08月28日 | 無線機
現在局免許上第一送信機から第八送信機まで登録されていますが、使わなくなったリグの撤去をすると送信機番号に空きが出来たりするので届け上どう表現すればいいのか関東総通に本日電話で聞きました。 結果は今の工事設計書に撤去する送信機に印をいれると総通の方で番号は繰り上げてくれるそうです。 従い、第5を撤去したら第6が第5にと言う風に修正され、データベースに反映されます。

ここで、データベースというのが出てきましたが、聞くと一局ごとに工事設計書のデータをインプットしてあり、送信機番号とそれに関連した機種名、技適番号、周波数や電波形式、終段の電圧などがすべて記録されています。従い追加や撤去を行うとこのデータベースも修正するので、できれば電子申請と言っていましたが、一方で紙ベースはチェックしやすく捨てがたいとも。 技適番号のない無線機などの場合はリグ名が記載されているものもあれば何も書いていないものもあるとのことで、古いリグでも検索はできるようになっています。 

今まで局免の工事設計書に関して送信機ごとのデータベースは無いと思っていましたが予想外でした(局数x送信機数で想像するだけでも大変な数ですね)。

一方、8台の中には旧技適リグ、新スプリアス対応リグ、TSSで保証認定してもらった(新スプリアス対応になった)リグが有り、このうちTSS保証リグに関して新スプリアス対応で保証認定してもらっているのでH34年以降もOKですねと聞いたら、驚くことに現在本省とTSSで詰めている!?とのこと。→ TSS保証リグが新スプリアス対応になるかどうか協議(詰めている)中とは初めて聞きました。

事の発端は昨年6月末に出たアマチュア局の無線設備の保証に関する要領(一部改正)が関係しているようでした。もう何ヶ月も経つが結論がでていないので結局イエスノーは?で、H34年11月末までそれらリグは使えるしこれから再免許であってもH34年までの条件はついても使えるので答えが出るまで待ってくださいとのことでした。 → しばらく待つしかなさそうです。 




ホンダジェットの成功で思うこと

2017年08月24日 | 社会・経済

既にご存知の様にホンダジェットの快進撃ニュースを見て久しぶりにう嬉しくなりました。 さすがホンダ、小型ジェット市場で世界一はすごいですね。良くここまで頑張ってくれたと思います。(本田の車でよかった) 報道ではエンジンから細部の部品まで開発チームが内製化を図ったことが良かった様です。 
一方同じ国産ジェット機でも、MRJは初飛行から数年経つのに今だ顧客に納入できずもたもたしています。 MRJはエンジンやその他主要部品を海外調達し、そのため設計変更にともなう外注との意志疎通が上手くいっていないのが原因の一つといわれています。

ここで、なるほどと思ったのは、現役の頃聞いた話です。それは競争相手が製品の開発と製造拠点を分離した場合、その会社は相手ではなくなる、なぜなら開発者と製造部門に物理的距離が生じたら必ず意思疎通が上手く行かなくなり製品仕様や納期管理が出来なくなるためと聞きました。 実際製造部門が数百キロも離れたところに移転したことによる時間や人的ロスが某大であったことを思い出します。
今起きている日本の主要産業が世界市場で弱体化している原因の一つは実はここら辺にあるような気がしてなりません。

簡潔にまとめると:

1)製品開発と製造が一体化して同じ場所で設計者と製造や販売現場が一緒だった。その結果、マーケットや顧客対応がすばやくかつ正確な原価計算で市場を制することができた。
2)事業規模が大きくなると販売、開発、製造など部門別に組織が構成されそれぞれのトップ間で意思疎通が阻害されてくる。 
3)各組織はコストダウンが必須となり、下請け依存体質になる。開発部門ではソフト開発子会社などを沢山作るが、それをマネジメントできる人材不足により無駄な工数ばかりとなり製品原価は逆に上がってしまうなどの現象が起き競争力が落ちる。 製造部門でも同じ様に子会社や外注会社が増えるが天下り管理者が増え、業務効率化とはならず競争力が無くなる。
3)更に時間が経つとコストダウンのため製造現場を地方や中国などに移すがその結果更に組織間の壁が高くなりどうしようもなくなる。
4)結果その市場でのメインプレーヤーから撤退せざるを得ずそのビジネスは終わりとなる。

組織論的に言えば、小さな会社があるビジネスでヒットし、事業規模を大きくする過程では社長から末端の従業員まで同じベクトルで動いていても、ある規模を超えると組織の機能別化を行いその結果各組織のベクトルがずれてくる。 更に規模拡大期に入ると自社だけではコストダウンが出来なくなり外注や子会社化を図るが、ベクトルは全く別方向になってくる。特に親会社から子会社に出向や移籍になった人が子会社トップになると結果を追い求めるため親子間の問題が顕在化する。
解決方法はカリスマ的な人材がすべてをマネージすることに尽きますが、そんな人材は(仮にいたとしても)元々そんな組織には入らないので、サラリーマン社長によってその組織は壊死する。これが技実立国日本で起きている現状と言えるのではないでしょうか。他にも理由は多々あり、改善方法も幾つもあると思いますが、それはまた別途。