生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

正常と異常の別れ道:現実吟味力はあるか?:その3:第6章:幸福な日々の為の自問自答集

2014年04月09日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
話の途中ですが、あまりにも質問があるので、こう考えたら如何でしょうか?大半の質問は「現実吟味力が無いのは何故?」。人間多分、死ぬまで「吟味力」を練り上げるべく修行する必要があるのですが、ここで大きく2つに分類出来るようです。(1)深刻に思索するタイプ、(2)何事も楽しんでするタイプ。是非、この楽しんで思索するタイプでお願いいたします。楽しんで何事にも挑戦するタイプに共通するものは、生き甲斐の心理学が重視している「3Vの法則」的な楽観主義です。このブログの第8章「人生での願望」で楽しく思索していきますが、答えを自分の中から見出そうとする哲学です。色々の学問は豊かな示唆を与えてくれますので、非常に大事ですが、この生き甲斐の心理学では、常に自分の生育史を大事にしつつ、その生育史から答えを意識化しようとしています。長年の経験から、やはり、答えは来談者の心と身体の中に潜在しているのを私は確信しています。自分の中から答えを得ようとする心理学では「自己分析」をしていきますが、ここでも深刻に自己分析するのではなく、明るく楽しく楽観的に自己分析していかないと、陰湿になつてしまうのです。自己分析を楽しんで下さい。さて、この「3Vの法則」的吟味力とは、いつも自分の夢、理想、計画について、ヴィジョンを描き、言語化し、小さな実行をすることですが、この夢を描き、言語化し、小さな実行をする事自体を馬鹿にしている人がいます。このタイプは多分、現実吟味力はいつまでたちましても、識別力は良くならないでしょう。エリクソンが警告しているnegativeな感情(不信感、疑惑心、罪悪感、劣等感、自己混乱感、停滞感、絶望感)に支配され、いつもその感情に覆いかぶされているので、識別力という知恵の泉が湧きださないからです。生育史の関係で、この感情が強い場合、それに打ち勝つ方法は一つしかありません。この3Vの法則的な夢を燃え立たせる努力です。嫌な感情が生育史の関係で、どうしても湧きだすタイプの人は、本当に辛い人生がありましたので、この傾向を消滅させる努力よりも、真善美的な美しい願望を燃え立たせる努力のほうが遥かに効果があるのです。生育史から必然として生まれてくるNEGATIVEなものを無理に消滅させると神経障害が起きる場合があるのです。それよりも、明るい願望を健康的に爽やかに明るく燃え立たせる人生を選びたいものです。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:244>

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