生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

美しいかたち

2013年04月05日 | 第13章 比較宗教学の視点からの心の旅
昨日、千駄ヶ谷国立能楽堂で社中の大会がありました。素晴らしい場面を沢山拝見出来て感謝しています。そのあと、師匠が宴を開いて下さり、そこで某氏(女性)のお話を拝聴する機会がありました。私からみれば、もう雲の上のかたです。その方が美しい容を舞台で追求する努力の中で、大自然での美しいものを見ると、そこに芸に通じる呼吸みたいなものがあり、ふと、それを心の中で再現出来た時に、自分の芸が少し進んだ気を感じますと非常に謙遜に述べておられました。太極拳の試合でも、柔道、合気道の昇段試験でも、それなりの呼吸があるようです。心理療法のイギリスでの論文に合格する過程でも、自分が企業を辞めて、独立に或程度成功する過程でも、人間関係を美しく保持する過程でも、いづれも共通した成功のタイミングと呼吸は何か共通しています。美しい姿、美しいもの、そこに存在する原型みたいなものを、それなりに追求する過程が人生、そのものかもしれませんし、その追求の過程が生き甲斐になつているようです。真善美の追求に真理がある、とはよく表現された古代人の思想で古代ギリシャでもギルガメッシュの叙事詩でも神話、民話、伝説にも、この美しいかたちから沢山の知恵をいただいています。美しいもの、それを益々大事にしたいなあ、とおもった国立能楽堂での思い出は生涯、大切にしたいと思いました。
:<比較文化・宗教学の視点からの心の旅:90>


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その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。

(3)この記事は6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。


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