テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

レスポールに最適な弦ってどんな感じかな?

2013年11月06日 | 日記
少し間が空いてしまったが・・・

アリアをハイパス化した事をお伝えしたのだ



いわゆる『ハイパス用』と銘打って販売されているコンデンサーは私には少々痛い音に感じられるのだ

トーン用のコンデンサーを流用することは異例の事だと思っていたが・・・

調べてみると意外に多くの人々が実行しているようだ

興味ある方は是非とも試していただきたい


アリアに味をしめた私は一旦は取り外してしまったアイバニーズも再びハイパス化してみたのだ

購入したのはこんな感じのトーン用コンデンサーなのだ



音の差別化という意味であえてオレンジドロップを選択しなかったのだ



フィルム式コンデンサーとセラミック式コンデンサーの音質の違いも実験してみたかったのだ

実際に取り付けた画はこんな感じなのだ



さらに拡大してみた



緑色の豆粒がコンデンサーなのだ


抵抗値はアリアと同様のシングルコイル用をチョイスしてみた



実際に弦を張って音を鳴らしてみたのだがなかなか良い感じなのだ


充分にハイパスの効果を実感できるのだがほど良く耳に痛くない音に仕上がったのだ


オレンジドロップとの比較だが・・

フィルム式のオレンジドロップの方が若干音がマイルドのように感じられた

この辺りも用途と好みだと思う


いずれにしてもハイパス用として販売されているコンデンサーよりも私好みの音に仕上がったのだ




”ハイパスって何?”

という方も多いと思う


詳しくは検索していただきたい

マニアな人のブログにヒットすると思う


私からは一つだけデメリットというか・・注意事項をお知らせしたいのだ

ボリュームポットにコンデンサーを釣りつける事でボリュームのカーブが大きく変わってしまうのだ


フルテンから4辺りまであまり変化しなくなるのだ

もちろんこの間にも若干ではあるが音量も小さくなりゲインも減少はしているのだ


4を下回った辺りから一気に音量が下がるという極端な仕様に変わってしまうのだ

ボリュームを多用する人には少々使い難いという事が言えると思う


ボリュームが下がり始めた頃がハイパスの真骨頂なのだ

音が消えるまで高音域が残り続けるのだ


つまり全域で『使える音』になるのだ

ジャズや一部ブルースのように狙いとしてモコモコした音が欲しい人には向かないようだ

どんなジャンルで使用するか?という部分が重要になってくるのだ


ロック系がメインという人には間違いなくお薦めの改造なのだ


ちなみに私のストラトはデフォルトでハイパスが取り付けられているのだ

しかしながら全域で効いているのではないのだ



ボリュームのボタンを押しこむ事で多彩な音作りが可能なのだが・・・

フェイズなど一部の音の組み合わせのみハイパスが効くように作られているのだ



かなりハイブリッドなストラトなのだ

通常のシングル仕様ではハイパスはスルーする構造なのだ

「壊れた時には修理も大変だろうなぁ・・」

と思うほど複雑なのだ


ちょっとしたお知らせと前置きが長くなってしまったが・・

本題に入りたいと思うのだ


実はレスポールの弦をワンゲージ太くしたのだ



今までは009~042という組み合わせを使っていたのだ


他のギターと弦を揃える事で利便性を狙っていたのだ

今回、新たに購入した弦はダダリオの010~046なのだ


実はトーカイレスポールのネックに問題があったのだ

手持ちのギターの中では一番ネックが太いのだ


本家ギブソンの59年製辺りを意識していると思われる

見た目も丈夫そうだが・・実際にかなり強いネックなのだ


大抵のギターのネックは弦のテンションに負けて順反りするのだが・・

トーカイの場合、009~の弦のテンションよりもネックが起き上がろうとする力が勝るのだ


デフォルトの状態では010~が張られていたのだ

009~に換えた事でネックが逆反り気味になってしまったのだ


トラスロッドで調整するも・・

逆反りにロッドが効かないのだ


これも今まで買ったギターの中では珍しいのだ

ネックが真っ直ぐな状態から順反りする事を前提に仕込まれているようだ


つまりデフォルトの状態でロッドの効きは0状態なのだ

この状態でネックは限りなく真っ直ぐなのだ



010~のテンションを前提にすべてが設計されているように感じられるのだ

概ね009~と010~ではトータルで約7~9kgくらいテンションが違うのだ

10kgの鉄アレイをイメージしていただきたい


丁度そのくらいの差なのだ

この張力をネックが受け止めているのだ


実際に010~を張ってみたところ良い感じなのだ

ネックも良い具合に順反りになったのだ


以前にサドルをすべて同じ方向に組み替えてしまったのだが・・

オクターブ調整の際に再度組み直したのだ



6弦だけ他のサドルと逆方向を向いているのがお分かりいただけるだろうか?



多くのレスポールタイプのギターの場合、デフォルトで3個ずつ逆向きにセットされている

未だにサドルの向きに悩んでいる人も多いようだ


結論的には・・

”どちら向きでも良い・・”

という事になっているのだ


オクターブ調整の際にこれ以上動かない・・という段階で組みかえれば良いようだ

山の向きがあるので頻繁にサドルの向きを入れ替えるのは良くないようだ


弦交換の際に改めてネックの保湿とナットのグリスアップを行ったのだ




これは手持ちの弦なのだ




アリア、ストラト、アイバニーズは009~

トーカイ、グラスのレスポールは010~に変更したのだ


レスポールは『ミディアムスケール』なのだ

設計上の問題でストラト系よりもネックが短いのだ


ストラトに009~を張った場合、レスポールで同程度のテンションを得るには010~を張るというのが一般論なのだ

厳密にはまったく同じにはならない

やはり010~を張ったレスポールの方が重く(チョーキングなどがし難い)感じられるのだ




まぁ、いずれにしても弦を交換した事でかなり弾き易くなったのだ

同時に弦高やピックアップの高さなども微調整したのだ



高級ハードケース付きのギターだけに不具合は私にとっては問題なのだ




グラスルーツのレスポールはレスポールタイプにしては薄いネックなのだ

強度面では若干の不安もあるが・・・


しばらくは010~で様子を見ようと考えているのだ



何故だか、こちらのサドルは同一方向で大丈夫なのだ



実際に弾き易くなったのだ


カッティングなどの際にキレが増したような感じなのだ

改めて感じてしまった・・

「弦って結構大事だね・・」


今さらだが・・


適切な弦を使う事の重要性を知ったのだ




以前にもお話した『弦高センサー』なのだ



単に二枚のピックを貼り合わせただけだが・・


これが優れモノなのだ


一度、弦高やその他のセッティングが完了してしまえば、ピックと弦の隙間だけでネックの反りを感知できるのだ

私の場合、6弦だけではピックを支えられないが・・5弦と6弦ではピックが落ちない

1弦は辛うじてピックが留まる・・


この状態にすべてのギターをセットアップしているのだ

弾き易い弦高をキープする事も可能なのだ


厳密にはフレットの形状(高さ)や使用弦など色々な要素が関係するが・・

概ね、こんな感じで『良い状態』を簡単に再現できるのだ


最近のお気に入りは若干順反り気味、弦高はあまり下げない・・なのだ


速弾きも良いが・・やはりギターが弦楽器なのだ

弦が気持ち良く震動してなんぼだと感じるようになってきたのだ



レスポールに010~という王道を今さらながら実感しているのだ



ギターは本当に楽しい趣味だと思う


実際の音源をお聴きいただけないのが残念だが・・

とりあえず近況のご報告なのだ























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