歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

「海街diary」見終わって静かにゆっくりと手を叩きたくなる心がやわらかくなる是枝監督の代表作に?

2015年07月28日 | 映画の話し

先日の日曜日、連れ合いと一緒に観て来ました。

結論から言います。とても、とても、ヨカッタです。

わたし的には、是枝裕和監督の代表作になると思っています。

まあ、とは云っても、これまで是枝監督の作品は、『誰も知らない』、『歩いても 歩いても』、『そして父になる』の三作しか観てはいませんけど・・・・・・。

『誰も知らない』は衝撃的事件の映画化で、それなりに衝撃的でした。『歩いても 歩いても』はビデオで見たのですが、あまり印象には残っていません。

『そして父になる』はお金を払って映画館で観たのですが、何で今頃、こんなテーマで、こんな役者で、こんな作品なの?でした。

そして、今回の『海街d i a r y 』は、見終わって、静かに、ゆっくりと手を叩きたくなる、こころが、とても、とても、やわらかくなる作品でした。




そして、観ている途中で、何か、小津安二郎の作品を観ている気がしてきたのです。

舞台が鎌倉で、衝撃的事件が起きる訳でもなく、いまと云う時代を意識している訳でもなく、それでも、家族のひとり一人を、その繫がりを、丁寧に描くことで、それなりの時代が撮し込まれていたりして・・・・・・。

物語は“鎌倉”を舞台に描かれるのですが、鎌倉でなければ、絶対に物語りとして成立しない作品だと思います。北千住や、麻布や、広尾では物語にならないと思いました。

四人姉妹の住む、昭和の匂い漂う、木造の二階家、裏山の風景、庭の梅の木、このロケーションが鎌倉的で小津的。

そして、登場する食べ物、おはぎ、竹輪のカレーライス、アジフライ、アジの南蛮漬け、生しらす丼、しらすトースト、そして、梅酒。これらが旨く、巧く、物語に絡まってくるのも、鎌倉的で小津的。

それで、上映時間が11時25分からで、昼食前で観ていて、とても、とてもお腹が空いてきて、食べたくなったりしたのです。特に“おはぎ”は堪りませんでした。

綾瀬はるか、こんな役柄を演じる歳に・・・・・・、と思ったり。

長澤まさみ、その顔、その名前、見たような、聞いたような、と思ったり。

夏帆、こんな面白い?女優が居たの、と思ったり。

広瀬すず、ホント! 健気で、可哀想で、可愛いい、と思ったり。

兎に角、みんなヨカッタです。

兎に角、イイ作品でした、連れ合いも、そう云ってます。

詳しい話しは、次回。


それでは、また。







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