歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

不二家は「ずさん」なのか?!

2007年02月02日 | 世間話し
不二家のニュースが気になります。

必ず冒頭で、「枕詞」のように『「ずさん」な「品質管理」で問題の不二家が・・・・・・』と云って始まるのです。

不二家は「ずさん」な「品質管理」が問題なのでしょうか?

「ずさん」を辞書で調べると、「不確か・誤りが多い・いい加減・ぞんざい・手落ち・手抜き」と説明されています。

しかし、不二家は、「規定・基準」も作成し、それに基づき「検査」を「実施」し、不良品を検出しているのです。


「検査もしていない」とか、「誤って不良品」が、「紛れこんだ」とか「出荷」されたとか、そういう事であれば「ずさん」な「品質管理」と云えます。

しかし、不二家の「問題」は「より悪質」です。判って居ながら「やってはいけない」事を承知で行っていた「確信犯」だからです。



        ぺこちゃんが泣いていますよ!


発表の経緯を見ていると、最初は「パート作業者」の「勝って」な判断だと弁明し、「個人の問題」として「逃げ切ろう」としましたが、結局は上司も関わっていた「組織的」な行為であったことを認めました。

そして、現在は「ずさん」な「品質管理」という、「技術論」の「問題」で「逃げ切ろう」としています。しかし、問題は技術論ではなく「企業体質」そのものにあるのは明らかです。

「ずさん」は、「品質管理」に掛かる言葉ではなく、「経営体質」に掛かる言葉です。ここを明確に分けて報道すべきです。

「経営体質」が「まとも」であれば、「技術論」などは「後から勝手」に「付いて」きます。

不二家の「製品」は「賞味期限」が過ぎていましたが、不二家という「企業」は、今回の問題発覚で、完全に「消費期限」が過ぎてしまいました。


追記
それと、今回の「事件」で「大儲け」した事実が明らかになりました。この事件で「不二家の株」が「急落」する「情報」を「事前につかみ」、「借り株」をして数十億円の利益を得た「証券会社」と「個人」がいたそうです。

このこと自体は公にされた事実(あまり大きく報道されていません)ですが、問題なのは「これが」、「インサイダー取引」として、「証券取引等監視委員会」が動くかどうかです。

動かないとしたら、こちらも「消費期限」が「迫って」きているのでしょうね。




コメント
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