自由が丘 ワイン処 コッコロ 元店主の美味しいもの日記

ワイン大好き、イタリア大好き、
美味しいもののためなら何処へでも♪

丸亀城

2021年05月29日 | 高松2021
イサムノグチ庭園美術館で、すでに心は満たされ、さて、午後は何する?
直島には昨日行ったし、小豆島に行くには時間がないし天気悪い。
で、結局、3日目に何となく予定をしていた丸亀城を前倒しに。

高松から丸亀までは、電車で30分
丸亀といえば、丸亀製麺?? ランチは今日もうどんかな・・・?
んにゃ、昨日食べ損ねた高松名物、「骨付き鶏」を食べたい。
その一鶴の本店は、丸亀にある。創業70年近い地元民に愛される老舗店。
これは、本店に行け、という何かの思し召しだったのか・・・
丸亀に到着するやいなや、店に向かう。

中に入ると、ノスタルジーを感じるいい感じの店内。 店員もシャツをきちっと来てエプロン姿。
アメリカ映画に出てくるステーキハウスみたいな造り。
ネットで調べてみると、創業者は、ハリウッド映画で、女優がローストチキンをかぶりついているのを見て、骨付き鶏をメニューに加えようと思いついたらしいから、、、なるほどの内装なわけだ。
骨付き鶏 おやどり、ひなどりを一つずつ。
アジの三杯酢、おや天、とり飯をオーダー
ビールを飲みながら、鶏を待つ。

ん? なんかイメージしたのと違うのが出てきたよ~(;^ω^)

アジの三杯酢、イメージでは南蛮漬的な揚げたアジかと・・・
皿には塩焼きのアジに三杯酢をかけたもの。
これがクドくなくて、いい👍 家に帰って、私もやってみた。

そして「おや天」、勝手な想像では、大分の鶏天のようなものかと・・・
が、コリコリの親鶏の軟骨が入ったさつま揚げ(;^ω^)

県民ショーを見ているかのように、所変われば食べ方も変わる。

そうこうしている間に、じゃ~ん

右が親、左がひな

親どり・・・か、硬い(;^ω^) でも味が濃くて辛い。 あごの運動、咀嚼力が求められる(笑)
ひな鶏・・・味はたんぱく、でもやわらかく食べやすい。

香川といえば、うどん。 それしか思いつかない我々だったけど、香川には、我々の知らない食文化があるのね。

最後にとり飯をちょこっとずつ分け合って、程よくおなかも満たされた。


さあ、いざ丸亀城へ♪
丸亀城の天守は、松山城と同じく、日本に現存する12天守の一つ。
日本三大なんチャラとか、現存12天守といわれると、それをクリアしたくなるのは私だけだろうか。
いや、スタンプラリー好きには共感いただけることでしょう(笑)

商店街を歩いていると素敵な建物「秋寅の館」

何だろう? 中をのぞくと、街の休憩所的な?
中にいた方が、中を案内してくれた。

今は、衆会や展示室、習い事などの場になっているらしい。

ここを明けると・・・

防空壕だった場所。中に降りると、意外にコンクリートでちゃんと固められていて、あら?ワインセラーにちょうどいいな~、なんて考えちゃう。

さてさて、商店街を抜け、丸亀城が見えてきた。

石垣の名城といわれるとおり、高~い石垣。 そこにかわいいお城がちょこん。

急な坂道をしばらく歩きます。
ぜいはぁしながら、はあ、近づいてきたそ。

もみじの季節も綺麗だろうね。 ぜいはあ。

来た~

中に入ってみる。
小さな城だけに、階段は少ない。いいね(笑)


このお城の見事な石垣、、、数年前の台風で大きな被害が出て、ただいま修復中でした。
ぐるっと廻って見てみたけど、、、かなり大きな崩落でした(´;ω;`)。

高松へ戻る車窓に、このお城が見えました。
っちっちゃ(^▽^) 本当にかわいいお城でした。(^▽^)








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高松アートの旅二日目 イサム・ノグチ庭園美術館

2021年05月22日 | 高松2021
4月17日(土)

10年近く直島に仕事で来ているYちゃんが、行ってみたいと思いながらも、日程の都合で行けていなかった美術館、イサム・ノグチ庭園美術館。 週に3日程しか開館していないし、街からもちと遠い、しかも完全予約制(ひと昔前は、はがきを出して予約したとか・・・、今はメールを送る)。 我々滞在中では、6月17日土曜日のみが候補日。

興味はあるけど、旅2日目は、島に行ってみたいと思っていた。
でも、天気予報を見ると、雨予報(;・∀・、島へ渡ってもあまり楽しくないだろう。
高松へ向かう飛行機の中で、急きょ、1日目に到着したその足で島へ行ってしまおう。
と前回・前々回に書いた記事となるのだが、
はて、雨の二日目は、どうしよう。 ならば、Yちゃんについていって、イサム・ノグチ庭園美術館へ行こう。
3人ならタクシーで行けばいいし、効率も良い。
この辺のゆるい旅計画は、我々の得意技(笑)

美術館へは、タクシーで約30分。 受付をすませ、案内を待つ。
こんな雨、街からも遠いし、、、予約は我々だけかと思いきや、20人くらいが集まってきた。
庭園を廻るため足元が悪いので、長靴を貸してくださるというので、25cmの女性用長靴をお借りする。
白い長靴、なんだか小学生になった気分で楽しい。ピチャピチャと水たまりを歩きたくなる。
大きな傘もお借りし、いざ、学芸員を先頭に庭園のガイドが始まった。

ここは撮影が許可されていなくて、その美しい光景をお見せできないのだが、、、
唯一許可された場所

石垣が見えるが、この石垣をぐるっとサークル状に積み上げるところから、始まったそうだ。
雨で山がもやっているのも神秘的

このサークルで囲われた場所が、展示スペースになっていて、一本の木がどんと中心にある。 雨に濡れて新緑が鮮やかだ。 屋内の作業場を見学し、日本酒蔵を移築し改装した屋内展示室へ。 ここには、雨風に影響劣化させたくない作品達が展示されている。 私でも何かでみたことある「真夜中の太陽」とう直径2メートルの茶と黒のシマシマでできた石の輪っかがどーんとある。 この昔、酒蔵だったという建物、その酒造りをしていたころの面影が残っていて、凄くいい。
2階には、麹むろがあったのだろう・・・とか、ここで発酵途中の樽をかき回していたんだろう・・とか。

雨は、しとしと、と降り、緑を鮮やかにし、作品の石に艶や動きを出し、すべてを最高の状態にしてくれている。
雨の日に来たのは大正解だ。
このサークル内にある木々、、、もともとあったものを生かしつつ残しつつ、この展示スペースができているんだろうな・・・と思ったら、木もベストな場所に、何十年先を想像しながら植樹されたそうだ。
おおお、いま、その年月が経過し、我々がその時に、ここにいるのだ。

小高い丘が敷地内にあり、そこにも川の流れを表した石の川が作られていたり、桜の木の下の石のステージがあったり、まあるい石が、全体を見渡すように置かれていたり。 彼の住んでいた家も外から見学できる。 土間がある古民家は、木のぬくもりとシンプルな造り、そして和紙でつくられた「あかり」シリーズの照明具。

1969年から約20年にわたり、この地を拠点に、ニューヨークと行き来しながら作品作りをしてきたイサム・ノグチ。
ここを留守にするときは、作品達がいつもベストな状態でいることを確かめて出発していたという。
几帳面な人だったんですね。
1904年に、アメリカ人の母、日本人の父との間に生まれたイサム・ノグチ、日本とアメリカで生きた、戦争やアメリカ人であり日本人でもあった彼には、想像もつかない厳しい時もあっただろう。 でも、晩年の香川での穏やかな日々、なんともドラマチックな一生だ。

はあ、久しぶりに心揺さぶられる感動のひと時だった。 心が満たされ、いざ高松市内に戻ろう。 タクシーも来たし、さて、長靴を脱ごうと思ったら・・・
まずTさんが、抜けずに苦労している。 長靴を私が引っ張って、スポン。
今度は私だ・・・(;・∀・)
抜けない・・・(◎_◎;)
しかも両足。 Tさんに今度は手伝ってもらって、やっとこ抜けた。
もう、涙流して、笑っちゃいましたよ~~。
年取ると、柔軟性がなくなって、スポっと抜けないんですね(笑)

いやはや、最後にオチもついて、タクシーでまた市内に戻りましたとさ。


コメント (2)
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直島 家プロジェクト続きの続き

2021年05月18日 | 高松2021
空いちゃいましたが(;・∀・)、高松の続き♪

お次は、「碁会所」という須田悦弘氏の作品
かつて島の若い衆が、ここに集まって碁を楽しんでいたことから、この作品名とのこと。


彫刻と建物からなる空間

椿の花、木の彫刻です。 経年変化で、鮮やかな赤の椿も、落ち着いた赤に(;・∀・)

リアル椿


そして最後にAndo Museum

古い家屋や塀を保存しながら、中はコンクリート打ちっぱなし・・・の対比
光が天井から入り、明、暗の陰影のコントラスト
安藤忠雄は、25年もの間、直島で美術作品を制作し続けてきたそうです。
ベネッセミュージアム、オーバル、家プロジェクトの南寺、地中美術館・・・
この直島で、海、緑、空、島の人々、くらし、建物、、、いろんなものにインスパイアされて作品をつくり続けてきたんでしょうね。

最後にちらりと直島の銭湯 これも作品

デーハーです(笑)
タオル持っていたら、ひとっ風呂汗を流して来たかったけどね・・・
中も象さんがいたりするらしい。

楽しいけど、そろそろ高松に戻らないと・・・
フェリーの出航ターミナルへ向かう。

港には、草間弥生のかぼちゃ

中に入れます。

意外に中が広い

お、何やら・・・

翌日、直島は、聖火リレーが予定されていて、どうやら町役場の人たちと町長がリハーサル中(笑)
背広姿の方が町長さん。、、、明日は雨らしいよ・・・(;・∀・)

のどが渇いたので、水分補給

四国のビール🍺

は~、海がキレイだ~

しあわせ~。

昼に到着して、今日は、ずいぶん楽しんだな~。
ホテルのチェックインをすませ、すぐにロビー集合、夕ご飯へ。
思考回路は、もう速度がすでに遅くなっている(;^ω^)
フロントでおすすめいただいたお店にしよう。

高松は、骨付き鶏というのが名物らしいので、人気の「一鶴」へ。
グーグルせんせのナビで店に向かう。
しばらく歩いて、お、あった~!
と看板を見つけて、エネルギー切れ(笑)
お店に入って、検温、消毒を済ませ、案内された個室でメニューを見ていると・・・
あれ? 骨付き鶏・・・無い・・・

な、な、なんと、看板の手前の入り口(手前の建物)に入ってしまった~~(◎_◎;)

とてもヘルシーに、串焼き(笑)

あ~あ、目指していた「一鶴」、、外に出ると、もう閉まっている。
どっちにしても、ラストオーダーに間に合わなかった可能性もあるし、間に合っても、相当忙しい食事になったことだろう。ま、結果オーライ\(^o^)/って、ことで。 ポジティブなアラカン達なのでした。(^▽^)/

最後は、部屋でアイス♪

まじめなおかし「ミレービスケット」は、高知のおかし。 マツコも大好きなクッキー♪
中にビスケット入ってました(笑)

このコロナ禍、我々の旅のスタイルは大きく変化しております。
食事のあとは、二次会、三次会と、バーをはしごする・・・ことも無く、早寝、早起き(笑)
部屋酒ならぬ、アイスですよ(笑)












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