千恵子@詠む...................

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シャコ兄が「山本夜羽音」追悼す 救援八面転載するよ

2022年04月22日 | 詠む

救援連絡センター発行「救援」紙、8面より

間違ってるとこ直した。

おおもとが見たいひとは、300円で買ってね。新宿の模索舎に常備だよん。

追悼 山本夜羽音

漫画家の山本夜羽音(本名:山本洋一郎)さんが逝ってしまった。享年55。2022年3月14日、夕暮れの散歩中に倒れたという。

夜羽音さんは『救援』紙の読者でもあったのだが、『救援』読者となったのは、『救援ノート』第六版改訂版を作ろうとしたとき、その表紙用イラストを描いてもらうことになったことに始まる。救援連絡センターは昔も今も貧窮団体なので、画料を支払えるお金がなかった。そこで、表紙を描いてもらう代わりに『救援』を送るということになったのだ。

夜羽音さんの描いた「手錠を、ぶっちぎる少女」のイラストは革命的だったと話題にもなったようだ。かなり〝衝撃的〟だったゆえにか「胸を誇張し過ぎているとクレームが入り、描き直した。」(このモデルは、重信房子さんをイメージしていたみたい)ということもあったようだ。

そうしたもめごともあったなかで、『救援ノート』改訂第六版は、1997年3月10日に発行された。

夜羽音さんは「反天皇制全国個人共闘・秋の嵐」や、表現の自由の問題など、さまざまな運動にも関わっていた。

電車のなかで絡まれていた女性を助けるために行動した(殴られても殴られても、されるまま。それでもしがみつき、しがみつきしながら反撃せず)エピソードを、当時一緒にいた友人が語っていたが、どうにも止まらない衝動のようなもの―助っ人根性がめいっぱいあった人だったろうと気づいた。ここにもいたんだ、助っ人が。

そんな人たちがもっといたら、世直しも現実となる。そして、群がり始めた助っ人たちの「非戦」と「非暴力直接行動」という言葉がどんどん大きくなって、私に迫ってくるようだ。助っ人として生きていくことが私に出来るだろうか。合掌。

夜羽音さん、ごくろうさま。そして、どうもありがとうございました。(シャコ)

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