尾澤裁判 傍聴できず さいたま地裁いぢわる
韓国サンケンの労働争議で、彼らが定期的に埼玉サンケン電気本社前で支援スタンディングをしているのは知っていた。
昨年の五月、韓国地労委からの朗報「話し合いを」提案があり、本社に勧告を伝えようと受付に近づく。しかし警備員に阻止され、まるで打ち合わせていたように多数の警官によって逮捕された事件だ。
七三歳の尾澤孝司さんは七月半も監獄に入れられ、十キロ痩せた。まさに老人虐待。
(老人虐待については、ご本人からダイエット作戦だったと真相を教えて貰った、次号の救援参照)
火曜の休みと重なったので、さいたま地裁に行く。正午に事前集会。なにやら高齢者わさわさ。平均年齢六六歳って感じ。あは、じぶんの年を基準にして勝手に想定してみた。
裁判所と書かれたジャンパー姿、背広、警備員とか過剰にいる役人ども。わしの税金が、もったいない使われ方をしている。
集会の司会は尾澤さん。温厚な爺さまは、とても暴行犯には見えない。
関西生コン労組の西山さんが発言してたけど、「さいたま地裁は、東京地裁より酷い」んだって。
尾澤邦子さんが要望書を配っている。なになに。大法廷で行え、開いてるのに吝嗇。傍聴できないじゃないか。証言台に遮蔽壁を置かずに、傍聴席の空席を無くせ。傍聴整理券の発行は、通常通り三十分前にしろ。いずれも切実な訴え。予断と偏見に満ちた法廷で、公平な審理ができるのか。
いぢわる。さい地。結局、籤に外れて傍聴できなかったじゃないか(怒)。
鈴木警備員の証言は聞けなかった。社民党会館で開かれた報告集会に参加した。十六時に行ったら、浅野史生弁護士の話が終わるとこだった残念。
他の発言、質問を聴きながら、つらつら考えた。暴行だと弱いので威力業務妨害を足したもよう。
それも会社の業務じゃなくて、警備員の業務を妨害なんだって。屁理屈っぽいというか無理矢理というか。
双方、小さな押し合いで終始し怪我人もいなかった。暴行罪は広い概念を持っていて、暴行を加えて相手が脅威を感じたら怪我をしなくても暴行罪が成立。怪我をすれば障害罪なのだそうだ。
来年六月の「論告求刑、最終弁論」には駆けつける予定。嗚呼、でも「いぢわる地裁」だから入れないのかなあ。負けないぞ。
★ レイバーネットTV「韓国サンケン問題とはなにかーテント籠城現場とつないで」二月放送分アーカイブ 現地は若さ溢れる
★他にも映像が多々
(正義の女神、わたしのツイッター画像)