80年代に貧困のために韓国から米国へ養子に出された、マーク。
そうか、88年。パルパルオリンピックの頃の嬰児だったら30代前半とかだ。
アームレスリング腕相撲の選手の主人公、力作「新感染 ファイナル・エクスプレス」のマ・ドンソク兄貴が主人公。
途中で疑似家族を描いた「万引き家族」を思い出す展開。家族って血の繋がりじゃないんだ。気持ちなんだ。
貧しいひとたちと、金を搾り取るヤクザたち。
良い奴は良い奴、悪い奴は悪い奴。シンプルな設定。
80年代に貧困のために韓国から米国へ養子に出された、マーク。
そうか、88年。パルパルオリンピックの頃の嬰児だったら30代前半とかだ。
アームレスリング腕相撲の選手の主人公、力作「新感染 ファイナル・エクスプレス」のマ・ドンソク兄貴が主人公。
途中で疑似家族を描いた「万引き家族」を思い出す展開。家族って血の繋がりじゃないんだ。気持ちなんだ。
貧しいひとたちと、金を搾り取るヤクザたち。
良い奴は良い奴、悪い奴は悪い奴。シンプルな設定。
戦争によって孤児となった子どもたち、戦後は「政治による人災」ともいえる扱いに激しい憤りを感じた。
1948年に「浮浪児根絶緊急対策要綱」が閣議決定。
>浮浪児を根絶できない大なる理由が、人々が浮浪児に対して安価な同情により又は自己の一時的便宜によって、彼らの浮浪生活を可能ならしめていることにあることを、一般社会人に深く認識せしめ「浮浪児に物をやるな」「浮浪児から物を買うな」の運動を強く展開して浮浪児生活存続の温床を絶つこと。
なんだい、これ。ひどい政府、内閣。
そういうなかで高く理想を掲げて、理想の家庭裁判所を創ろうとしたひとたち。児童施設で百人の嬰児が餓死する時代。知恵を絞る姿に感動する。
また人間扱いされてなかった女たち、憲法、民法への対応にも眼を見開かせられる。
戦争裁判の記録と政府の公文書を閲覧したNHK記者による、丹念な記録。
裁判官を描いた5年前の「法服の王国」で暗澹たる歴史を知ったが、本書は希望を見出す良書。
少年法の改悪のくだりには、怒りを持ちながら読む。
------------- 目次 -----------------
第1章 荒廃からの出発
1 「家裁の父」帰国する
2 みじめな最高裁
3 家庭裁判所の前身
4 「愉快そうなオジさん」
5 BBSの生みの親
6 アイデアマン
7 殿様判事ニューヨークを観る
8 新少年法と「ファミリー・コート」
9 女性法律家第一号
10 「少年」と「家事」の対立
11 進まない設立準備
12 元旦の家庭裁判所発足
第2章 家庭裁判所の船出
1 屋根裏の最高裁家庭局
2 家裁の五性格
3 家裁職員第一期生
4 「高級官吏」調査官を求む
5 二つの雑誌
6 村岡花子と対談
7 戦争被害者のために
8 戦災孤児を救う
9 民間の施設に託す
10 孤児の養子縁組
11 ヒロポン中毒
12 少年審判の心得
第3章 理想の裁判所を求めて
1 日本婦人法律家協会
2 建物の苦労
3 履行確保
4 滝に打たれる
5 日本一の所長さん
6 司法の戦争責任
7 理想の学校
第4章 少年法改正議論
1 多忙な第三課長
2 少年事件の「凶悪化」
3 示された試案
4 「原爆裁判」
5 「少年友の会」発足
6 真っ向からの反論
7 長官を怒らせる
8 「首を絞められてじっとはしない」
9 ゴールト判決
10 もう一つの東大裁判
11 宇田川の遺言
第5章 闘う家裁
1 再結集した人々
2 波乱の幕開け
3 長官の激励
4 烈しい応酬
5 支援する人々の輪
6 「誤算と誤解」
7 水面下の妥協案
8 日弁連の猛反発
9 管理と統制へ
10 「整備・点検の時代」
第6章 震災と家裁
1 烈しい揺れ
2 家庭裁判所は弱者のために
3 被災者に寄り添う
4 少年事件への影響
5 震災孤児を救う
6 家庭裁判所は死なず
ことしは、行ってみよう。----- 以下 転載
と き:11月3日(土・祝)4日(日)
ところ:中野区役所前広場
入場無料/雨天決行
11/3土曜
12:00 開店
14:00 儀式:カムイノミ〜奉納の踊り
15:30 いなほ保育園・けやき組(アイヌの歌と踊り)
15:50 和光小学校/和光鶴川小学校(アイヌの歌と踊り/エイサー)
16:50 ○休憩・飲食・文化ブース紹介
17:10 ○25周年特別トーク
保坂展人(世田谷区長)
金城吉春、當眞嗣光、上里尭(チャランケ祭実行委員会)
17:30 與儀睦美・金城吉春・波照間史(琉舞+地謡)
17:45 シーサーズ&サムイーズ&三鷹テーゲーの会有志(琉球諸島の歌と踊り)
18:05 東京沖縄県人会青年部エイサー隊
18:25 AYNURUTOMTE(アイヌの歌と踊り)
18:45 具志川倶楽部(エイサー)
11/4日曜
10:00 儀式:旗あげ〜シタク
11:00 とおるんぺの会(アイヌの踊り、ほか)
11:20 上石神井琉球エイサー会
11:40 中野七頭舞チャランケ祭有志組(岩手県郷土芸能)
12:05 中野区上鷺宮エイサーかみさぎ舞鼓打人
12:25 ○休憩・飲食・文化ブース紹介・獅子舞
12:55 ○25周年特別トーク
青木峰子、園田洋一(民族舞踊教育研究会)
酒井直人(中野区長)
金城吉春、上里尭、ひやま隆(チャランケ祭実行委員会)
13:25 AYNURUTOMTE(アイヌの歌と踊り)
13:45 和光青年会(エイサー)
14:05 森の踊り衆(日本各地の民俗芸能)
14:30 琉球舞団 昇龍祭太鼓(創作エイサー)
14:55 中野新道エイサー+輪踊り
15:30 ペウレウタリの会+ポロリムセ(アイヌの歌と踊り)
16:00 儀式:旗おろし〜シタク
17:00頃終了
<文化交流>アイヌブース/沖縄ブース/市民活動交流ブース
<飲食>あしびなー/ハルコロ/抱瓶/山横沢/鉄板遊
■会場アクセス
中野区役所前広場:東京都中野区中野4丁目8−1
*JR中央線・中野駅北口より徒歩3分 中野サンプラザの隣
■連絡先 チャランケ祭実行委員会
〒164-0001 東京都中野区中野5-47-5(南国居酒屋aman 内)
TEL:080-5414-2564(実行委員長:上里尭)
セックスワーク・スタディーズ
当事者視点て だいじだよねえ
典型的な事例を読む。コンパニオンをしていた女性がディスコで知り合った男性に強姦されたとして訴えた件。
女性の仕事を理由に、彼女の貞操観念を疑うような発言が裁判のなかでされた。
「一般人から見ればかなり派手な経験の持ち主」「告訴をするか迷っていた時期に、自宅を訪れた交際中の男性がアダルトビデオを見るのを咎めずに許容した上、自らも鑑賞しているかもしれない」「法廷での証言においては概ね上品な言葉使いや態度に終止していたが、時折馬脚を現す言葉使いをしており‥‥」「慎重で貞操観念があるという人物像は似つかわしくない」という発言が認められ、被告人は無罪。東京地裁H8年12月16日判決、判例時報1562号141頁。
なんということだ。昨年に強姦罪が百十年ぶりに改正され、強制性交罪となった今も同じだとの報告に震える。
セックスワーカーが性暴力の被害に逢ったことを主張・立証するハードルは高い。
あのときもそうだ。「総理」という題の本を出したりする提灯持ちマスコミ人強姦者山口敬之、逮捕状まで出てたのに止まってしまった事件。詩織さんがピアノ・バーで働いていたのを、キャバクラだという報道があったな。
「セックスワーク」という言葉は、性風俗における性的サービスの提供を労働として捉える意味合いで使う。当事者の視点で考えた本が出た。
いろいろな立場の報告に、眼を見開かせられる。
児童自立施設施設で働いていると、高校生からガールズバーで働こうかなあと相談される。どう答えるか対話するか、一緒に考える形で検討していく。
パン屋の例え話は、示唆に富む。パン屋って、どんな商売? パンを渡して、こちらが決めた額の代金を客から貰う商売だ。
「金を払ったんだから、パンを載せていた皿もトングも下さい。金を払ったんだからいいでしょ」なんて言ってくる客は滅多にいないし、もしいたら「それは売り物ではないよ」と言って断ればいい。
断っても無理矢理持っていこうとする客がいたら、それは客ではなく強盗。それを言うと、子どもは笑う。あたりまえ過ぎることだから。
ではセックスワークは、どうだろう。客の顔をした強盗が近づいてきた場合は?
チラシ→http://kenpo-9.net/event/181029soredemo_yumeha_aru.pdf
上映作品:「松元ヒロが旅するトランプのアメリカ それでも夢はあるHOPE」
出演:コメディアン・松元ヒロ×リラン・バクレー監督
映画「ザ・思いやり」のリラン・バクレー監督が、テレビに出られない芸人・松元ヒロを道づれに、希望と勇気を探して、あのトランプ政権のアメリカを旅するドキュメンタリー映画!
自由とは?
平和とは?
人権とは?
それでも夢はあるのか?
あきらめない人々と出合う旅!
リラン・バクレー監督の映画『ザ・思いやり』『ザ・思いやり2』は大好評を博しましたが、映画人九条の会は10月29日(月)夜、リラン・バクレー監督の最新作『それでも夢はあるHOPE~松元ヒロが旅するトランプのアメリカ』(90分)の上映会を行います。
上映会にはゲストとしてリラン・バクレー監督も参加される予定です。
ぜひご来場ください。
10・29映画人九条の会上映会
日 時:10月29日(月)18:50~20:40(上映開始19:00)
場 所:文京区民センター・3A会議室
東京都文京区本郷4-15-14
地下鉄丸の内線・南北線「後楽園駅」徒歩5分
都営三田線・大江戸線「春日駅」徒歩0分
地図→https://loco.yahoo.co.jp/place/g-PjfG6ox_w5-/map/
参加費:1000円(前売参加券あります。)
主 催:映画人九条の会
〒113-0033東京都文京区本郷2-12-9 グランディールお茶の水 301号
TEL 03-5689-3970 FAX 03-5689-9585
メール webmaster@kenpo-9.net
画像は、松元ヒロ本
【警戒喚起】すべての闘うみなさんへ(転載歓迎) |
横浜生活保護利用者の会の坂東雄一郎です。
昨日、世話人会を開き、生活保護で闘うために警戒を喚起することを決めました。
私たちは権力の弾圧を撥ね返す意味から、救援連絡センターに連絡先をとして使わせてもらっています。
3月に救援連絡センターの総会とシンポジウムに参加しました(詳細はブログに掲載済みです)。そこで、「水無月社」「山谷日雇労働組合」が大挙して参加してきました。
マスコミでは、「革労協反主流派」と言われています。
まず、始めに注意しておきたいことは、彼らは私たちと共に闘う仲間ではありません。
彼らは救援連絡センターのスタッフを襲撃した張本人たちです。絶対に許すことができません。
彼らは闘う弁護士戦線を襲撃したのです。ファシストと「お友達」関係にある連中です。そのことについて、彼らの機関紙で開き直っているのです。絶対に許すことはできません。明らかに救援連絡センターの目的を逸脱した行為を行ったのです。その責任はきっちりとらせます。
また、明治大学生協を解散させ、労働者を解雇し、組合員から集めたお金を着服しているのです。明治大学当局もこれを容認しているのです。その理事会を「水無月社」を僭称している連中が支配していました。今では、明治大学生協はなく、解雇された労働者や出資金を払った学生・教員などはその補償すら行っていないのです。このような極悪非道の連中なのです。
昨年8月の「山谷夏祭り」の企画として、「山谷日雇労働組合」は「ビール早飲み競争」を行いました。これは、労働者を急性アルコール中毒で殺す攻撃です。山谷の街では、お酒を止めたいけど、止めることができないと苦しんでいる仲間たちが多く住んでいます。その中で彼らは労働者を殺そうとする攻撃に出たことに対して私たちは満腔の怒りをもって弾劾します。
福岡では、「福岡・築港日雇労働組合」を僭称し、「福日労」を「生活保護費を奪い、酒におぼれる連中」と言っているのです。
「福日労」は、原則に則って闘っています。この闘う仲間たちに「ゴロツキ」という悪罵を投げつけたのです。絶対に許せません。
昨年の10・31狭山闘争において、公安の潜入を糾弾した仲間に対して、彼ら「水無月社」は「この人たちは参加者だ」とほざき、公安警察との持ちつ持たれつの関係が明らかになりました。
太宰府市に「つどいの家」という「障がい者」の生活する場所を運営している団体に対して、太宰府市は補助金を全面カットするという「障がい者」差別に踏み切ったのです。これを管轄する太宰府市の担当職員が「水無月社」の連中です。
平気な顔をして救援連絡センター総会に参加していましたが、闘う仲間から多くの弾劾の声が上がりました。
彼ら「水無月社」の連中は、三里塚で闘う仲間を分断しようとしました。そして、反対同盟アピールを偽造することすら行っているのです。そして、反対同盟や支援4党派から追放されたのです。三里塚は、国家権力と闘って48年になります。だけど、今でも勢い衰えることなく、闘い抜いています。そのような闘いを妨害する勢力なのです。
彼らの思想体系や背景を知る立場のない私でも断固として許すことができない悪行を平気な顔して行っているのです。また、各種の集会に潜入し、闘いを破壊しているのも彼らなのです。この闘いは左派勢力同士の「内ゲバ」ではありません。
「水無月社」の連中は、とうも昔に階級移行しています。私たちは彼らを徹底的に弾劾し、解体していく闘いに立ち上がります。
寿地区では、労働組合や町内会館、自治会、保育所、依存症回復支援施設、ホームレス一時宿泊施設、「障がい者」や「失業者」を受け入れるリサイクルショップなど多くの団体が存在しています。
とあるNPO法人は国鉄の「労働組合」である「JR総連」を名乗る連中からお金が流れています。また、その影響力が浸透しつつあります。彼らは北海道での鉄道事故や安全書類の改ざんなど資本と結託した「事故隠し」を行った連中です。
彼らは、「カクマル派」と呼ばれている連中です。40年程前に現在の治安維持法と呼ばれる「破壊活動防止法」で弾圧された仲間の救援を行っていた弁護団を襲撃したのです。
そういった連中が「JR内で最大規模の労働組合」と吹聴しているのです。笑止千万です。彼らは様々な闘いに潜り込み撹乱を図る連中です。
彼らを寿地区から一掃する闘いを推し進めていきます。
当然ながら、彼らはその結成当時から階級移行し、権力に守られながら「アリバイ的」に「左翼」の仮面をかぶっています。彼らは様々な闘いから排除されたにもかかわらず、右翼と一体となって「反ファシズム統一戦線」をと吹聴していますが、相手にする人はほとんどいないのです。
闘う仲間の皆さんには周知のことかもしれません。しかし、彼らを徹底的に暴き、闘いの現場から一掃し、本当の意味で「共闘・共生」を闘っていきます。
彼らの挑発・潜入・僭称・襲撃を粉砕して共に闘っていきましょう。私たち横浜生活保護利用者の会は、先頭に立って非和解・非妥協で闘います。
「セックスワーク・スタディーズ 当事者視点で考える性と労働」
102 売春防止法は、一夫一婦制のための法律
194 強姦 日本の法律における「合意」のひろさ
226 児童自立支援施設からの報告 229 パン屋の例 なるほど
239 東京オリンピックで風俗産業への締め付け 男娼たちは全国に散る64年
-------- 目次 ----------------
第0章 セックスワークという言葉を獲得するまで
―1990年代当事者活動のスケッチ/ブブ・ド・ラ・マドレーヌ
第1部 社会の中のセックスワーク
第1章 誰が問いを立てるのか
―セックスワーク問題のリテラシー/要友紀子
第2章 セックスワーカーとは誰のことか
―社会の想定からこぼれるワーカーたち/宇佐美翔子
第3章 なぜ「性」は語りにくいのか
―近代の成り立ちとセックスワーク/山田創平
第4章 法規制は誰のためにあるのか
―セックスワークをめぐる法の歴史と現在/松沢呉一
コラム トランスジェンダーとセックスワーク/畑野とまと
第2部 セックスワーカーの権利を守るには
第5章 性の健康と権利とは何か
―権利主体としてのセックスワーカー/東優子
第6章 セックスワーカーへの暴力をどう防ぐか
―各国の法体系と当事者中心のアプローチ/青山薫
第7章 どうすれば安全に働けるか
―セックスワーカーの労働相談と犯罪被害/要友紀子
コラム ウリ専経営者から見える業界の今とこれから/篠原久作
第3部 セックスワーカーとの関わりかた
第8章 合意とは何か―性が暴力となるとき/岡田実穂
第9章 当事者とどう向きあうか
―セックスワーカーと表現/げいまきまき
第10章 セックスワーカーにどう伴走するか
―当事者による経験の意味づけ/宮田りりぃ
コラム 児童自立支援施設からの報告/あかたちかこ
付録 用語集 日本の性風俗年表
日本の性風俗産業の構成
SWASH WEB資料案内
浦和、東口前のPARCO、最上階にて。---- 以下 転載
原題は、「中国のゴッホ」。中国の深圳の側の画工村。1万人もいるんだって。そこで20年もの間ゴッホの複製画を描き続けている、 趙小勇。絵を描くのも食事も寝るのも、全て工房の中。毎日まいにちゴッホと接していた彼が、本物を見ようと決心した旅。
自分の絵が8倍の値段で売られているのを見た彼。そして旅は続く。絵も続く。
アンビシャス・ガール、星りょう(後の相馬黒光)を描いた物語。実話に近いようだ。
北村透谷、島崎藤村、明治の文豪って情けない奴らなんだ。げろげろ。国木田独歩とか恋愛模様が凄まじい。あ、有島武郎の心中もあったな。そんななかで独立不羈の主人公、りょう。
cats勝海舟が日清戦争に勝った後の日本の行く末を按じ、米国人の義娘と子どもたち(所謂あいのこ)に「俺が守ってやれないから、米国に行くよう勧める」ところは達見だ。
樋口一葉も出てくる。百年前の女たちに、いろいろ考えさせられる。
新宿中村屋のサロンには、たくさんの芸術家が集った。インドの革命家を応援したりもした、りょう。
案内→http://blog.aoneko-shobou.jp/?p=583
「第3回 ながやまのりおがのこしたもの in 青猫書房 特別展示とトークイベント」
~50年前の少年事件を振り返る~
今年は事件から50年~永山則夫が残したものを考える第3回特別企画。
テーマは、「アルバム」。
トークは、2日間。多彩なゲスト決定! どうぞ、お早めにご予約ください。
☆展示:10月24日(水)~11月5日(月)
☆トークイベント:パート1 10月24日(水)
パート2 11月4日(日)
会場:青猫書房(こどもの本屋。東京都北区赤羽)カフェコーナー
展示:2018年10月24日(水)~11月5日(月) 定休日:火曜日
開場時間:11:00~19:00(最終日は17:00まで)
テーマ:永山則夫の「アルバム」から 写真展
展 示:永山則夫幼児期からの顔写真。育った家。街の上空写真。
犯行時身につけていたもの、自筆のサインなど。
販 売:永山則夫著書、冊子。関連著書、冊子など。
会 場:青猫書房 カフェコーナー
〒115-0045 東京都北区赤羽2-28-8 TimberHouse 1F
TEL 03-3901-4080
JR赤羽駅:北改札、東口から徒歩10分
東京メトロ南北線 赤羽岩淵駅:1番出口から徒歩10分
地図→http://aoneko-shobou.jp/info.html
見 学:無料
●トークイベント:PART2
トーク &「略称・連続射殺魔(1969年)」(86分)上映会
日 時:2018年11月4日(日)
13:00~ 「永山則夫とは(1997年)」DVD上映
13:30~16:00 「略称・連続射殺魔」を上映しながらトーク
ゲスト:足立正生さん(映画監督)
1939年生まれ。
日大芸術学部卒。
1969年未成年の永山則夫の殺害事件をテーマに「略称・連続射殺魔」で、風景論を展開。
多数の作品を手がける。
若松孝二氏と「赤軍-PFLP世界戦争宣言」を制作・上映運動に従事。
現在、多数の国際映画祭や特別上映とシンポジウムに招待されるも、
旅券発給拒否のため日本に閉じ込められている。
参加費:1000円
会 場:青猫書房 カフェコーナー ※要申込み
映画「略称・連続射殺魔」の正式名称
→「去年の秋、4つの都市で同じ拳銃を使った4つの殺人事件があった。今年の春、19歳の少年が逮捕された。彼は連続射殺魔と呼ばれた。」
主催:いのちのギャラリー
問合せ・申し込み:090-9333-8807(市原)
協力:永山子ども基金
~1968年、秋、居場所のない19歳の少年が死のうと思い侵入した米軍基地・・
そこで見つけた拳銃を手に、起こしてしまった深夜の事件~
“人たちよ!俺の叫びを無駄にしないでくれ また出そうとするのか 第2の俺を・・”
・・永山則夫の血の叫びは、生かされたでしょうか?
-------------------------------------
ゲストからのメッセージが届きました。
足立正生さん
「故郷喪失の果てに、連続射殺魔となる」(2018年8月末日)
永山則夫は、中卒で金の卵ともてはやされて青森から上京して働く最初の就職先・果実店の売り子から始めて、30種を超える仕事と働き場を求めて彷徨い続けた。
ただ、居場所を求めていた。
永山の事件の根底にあるのは、社会的な背景も重要だが、それだけではなく、故郷喪失感という心の闇へ向けた発砲だったのではないか。
未だに、その思いが、見せしめに永山の処刑を急いでしまった日本の司法の腐敗した実情への怒りと共に、消し難い。
大学生が銃を拾う、盗む?、占有離脱物横領?? から始まる物語。
銃を包む、白い布。銃を磨く、黒い布。はては銃を入れる革の袋まで用意してしまう青年。
家にしまっておくだけではなく、革袋に入れて持ち歩くようになる。死にそうな猫を撃ってしまう。どんどん、展開していく。
銃から派生してくる、万能感。かつて十代の永山則夫も、そうだったんだろうかと考えながら読む。
今秋、映画化。